JPS62207255A - 4−トリフルオロメチル−β−ラクタム類およびその製造法 - Google Patents

4−トリフルオロメチル−β−ラクタム類およびその製造法

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JPS62207255A
JPS62207255A JP61048582A JP4858286A JPS62207255A JP S62207255 A JPS62207255 A JP S62207255A JP 61048582 A JP61048582 A JP 61048582A JP 4858286 A JP4858286 A JP 4858286A JP S62207255 A JPS62207255 A JP S62207255A
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JP
Japan
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formula
group
trifluoromethyl
hydrogen atom
residue
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JP61048582A
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English (en)
Inventor
Chikara Kaneko
金子 主税
Shinya Katagiri
片桐 信弥
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な4−トリフルオロメチル−β−ラクタム
類、およびその製造法に関するものである。
β−ラクタム類は抗菌剤として医薬等に広く用いられて
いる。最近、β−ラクタム類の抗菌性の向上などを目的
として、β−ラクタム環にトリフルオロメチル基を導入
することが検討されている(R、F 、 Beu i 
lacguaらJ、Org、Cbem、 、49゜14
30(1984);   G、Guanti  ら、 
SynthlComsun、。
809(1985) 、 Lかしながら、従来の方法は
、多段の1程を要し、収率が不充分であったり1合成し
うる誘導体の種類が限られるなどの難点があった。
−・方、木発明者は、含窒素複素環のN=C結合にケテ
ン類を付加し、β−ラクタム環を形成する反応において
、N=C結合の炭素原トにトリフルオロメチル基が存在
するとケテン類の付加が極めて容易に起ることを見い出
した。得られるトリフルオロメチル基を有するβ−ラク
タム類は抗菌性物質合成の中間体として有用であると考
えられる。しかし、この反応により得られるトリフルオ
ロメチル基を有するβ−ラクタム類は、そのβ−ラクタ
ム環が出発物質の含窒素複素環と縮合環を形成している
ため、それより種々の誘導体を合成する際にその誘導体
の種類が限られるという問題がある。
本発明者はE記問題を解決すべく研究検討した結果、β
−ラクタム環と縮合している複素環の特定部位を開裂す
ることにより、独立した(即ち、他の環と縮合していな
い)β−ラクタム環を有する新規なβ−ラクタム類が得
られることを見い…した0本発明は、この新規なβ−ラ
クタム類とその製造法に関する下記の発明である。
下記式[IJで表わされる4−トリフルオロメチル基を
有するーβ−ラクタム類。
R1、R2、同一・あるいは異り、水素原子、ハロゲン
原子、あるいは ′ アルキル基、その他の1価の 有機基 R3:0位に含窒素残基あるいは含 酸素残基を有するアリール基 R4、水素側r−あるいはアルコール 類の残)S 下記式[II]で表わされる化合物の=C(O)−Z−
間の結合を開裂し、必要により加水分解などを行うこと
を特徴とするL温式[I]で表わされる4−トリフルオ
ロメチル−β−ラクタム類の製造法。
R’ 、R2: k温式[I]の1111.1172 
に同じA :NとZが隣接部位(0位)に 結合したアリーレン基 Zニー〇−あるいは−N(R)−(ただし、Rは水素側
f−あるいはL 価の有機基) まず、式[II]で表わされる化合物について説明する
0式[II]で表わされる化合物は、下記式[m]で表
わされる化合物と下記式[IV]で表わされるケテン類
とを[2+21付加反応で反応させることにより得られ
る。
A、 Zは式[II]のA、 Zに同じR1,R2は式
[II]のRIに’ に同じこの付加反応は光の存在下
で行われ、光が存在しない場合にはほとんど反応は起ら
ない、また、N=C結合の炭素原子にトリフルオロメチ
ル基が存在しない場合もまたこの付加反応はほとんど起
らない、光としては約200〜500n腸、特に約30
0nm以上の光を使用し1反応時間は約0.5〜10時
間で行うことが好ましい。また、反応は溶媒中で行うこ
とが好ましく、溶媒とじてはベンゼンやトルエンなどの
炭化水素系溶媒やアセトンなどのケトン系溶媒が好まし
い、ざらにケテン類の使用量は式[mlで表わされる化
合物に対し、大過剰量使用することが好ましく、特に約
30倍モル以北の使用量が好ましい。
れるO−ヒドロキシ芳香核アミンに67)化プロピレン
オキシドを反応させることにより得られる。
弐L■」で表わされる化合物におけるR1 、R2はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、あるいはアルキル基、
その他の1価の有機基より選ばれる。特に、R1,R2
のいずれか一方が水素原子であり、他方が水素原子、ま
た不活性な置換基を有するか有しないアルキルが好まし
い、アルキル基としては、特に低級の(炭素数4以下の
ものをいう)アルキル基が好ましい、最も好ましくは 
R1、R2はいずれも水素原子である。Aはアリーレン
基、特に不活性な置換基を有するか有しないO−フェニ
レン基が好ましい。Zは一〇−(エーテル結合)あるい
は−N(R)−(イミノ結合)であり、Rとしては水素
原子、またはアルキル基やアシル基などの1価の有機基
が好ましい、1価の有機基としては、特に低級アルキル
基と低級アシル基が好ましい。
式[II]で表わされる化合物の一〇C0)−Z−間の
結合の開裂は加溶媒分解法で行われることが好ましい、
溶媒としては水やアルコール類が適当であり、さらにこ
れらと他の溶媒との混合溶媒も使用しうる。たとえば、
R5−DHで表わされるアルコール類の存在下に開裂を
行うと、−C(0)−0RIとH−2−なる基が生成す
る。加溶媒分解のために反応性の溶媒としては特に低級
アルカノールが好ましいが、これに限られるものではな
く他の1価アルカノールやその他のアルコール類も使用
しうる0反応は通常アルコール類や水を含む溶媒中に溶
解した式[II]で表わされる化合物を加熱することに
よって行われる。特に、溶媒の還流下に反応を行うこと
が好ましい0反応時間は特に限定されるものではないが
、約数時間以上、特に約3〜lO時間が好ましい、なお
、この加溶媒分解の条件によってはβ−ラクタム環の開
裂が副反応として起る場合がある。特に、水素イオン濃
度が高い場合にβ−ラクタム環の開裂が起り易い、従っ
て、力n溶媒分解は酸性の強い条件下で行うことは好ま
しくなく、特に中性の条件下で行うことが好ましい。
生成する式[I]で表わされる4−トリフルオロメチル
−β−ラクタム類において、R1およびR2は前記式[
INで表わされる化合物の好ましいR1とR2であるこ
とが好ましく、特にいずれも水素原子であることが好ま
しい、 R3は0位にZが結合した前記式[R3の化合
物のAに由来するアリール基であり、特に0位にR2−
なる基を有するフェニル基が好ましい、 R4は水素原
子あるいは加溶媒分解に使用したアルコール類の残基が
好ましく、特に低級アルキル基が好ましい、さらに、上
記の一次生成物は必要により加水分解等を行ってR3や
R4などを他の基に変換してもよい、たとえば、R3中
のR2−なる基の水素原子を他の基に変えることができ
る。即、ち、それが水酸基である場合にはアルコキシ基
などに変えることができ、それが7ミノ基である場合に
はアミン塩やアミドに変えることかでJ、それがRがア
シル基であるアミドの場合にはアミ7基に変えることが
できる。また、たとえばR4がアルキル基の場合、加水
分解により−GOOR4をカルボキシル基に変えること
ができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限られるものではない。
[実施例] 実施例1 1(2−7セトアミドフエニル)−4−メトキシカルボ
ニル−4−トリフルオロメチル−7ゼチジンー2−オン
(式[I]でR1==)li’:l、U 3−トリフルオロメチルキノキサリン−2(IH)−オ
ン(428mg、 2mmol)の無水ベンゼン溶液(
200ml)に大過剰のケテンを導通しながら30分光
照射する。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し12÷21付加体である
Za−トリフルオロメチル−1,3−ジオキソ−1,2
,2a、3−テトラヒトl:l−48−アゼト[1,2
−al キノキサリン418i+g(収率82%)が得
られた。
この化合物(111mg、0.4amol)を無水Me
OH(2ml)中8.5時間加熱還流する。溶媒除去後
シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる生成を行い
、表題化合物33■g(収率25%、原料の回収率を考
血すると33%)を得た。融点79−79.5℃高分解
滝)IS  (!/り  M・330.0850(計算
[330,0826) ’H−NMR(CDCh)、ζ 2.1B(3H,g)
 、3.48(2)1.s) 。
7.1−−7.80(3H,+w)、  8.09(I
H,brd、J−7,5Hz)。
8.42(ILbrs)。
実施例2 l−(2−ヒドロキシフェニル)−4−メトキシカルボ
ニル−4−トリフルオロメチル−アゼチジン−2−オン
(式[I]中、R1=R2=H1実施例1の3−トリフ
ルオロメチルキ/キサリン−2(IH)−オンの代りに
3−トリフルオロメチル−1,4−ベンズオキサジンを
用いて同様の操作を行った表題化合物が全収率81%で
得られた:  ’H−NMR(CDCh)、ζ3.47
(2H,s) 、3.95(3H,s)。
8.110−7.35(4H,腸) 元素分析値 C,49,68; H,3,54; N、
4.88(、計’t’s イーI      C,49
,84;  H,3,49;  N、4.84)へjl
11人女四:(iに夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式[ I ]で表わされる4−トリフルオロメ
    チル−β−ラクタム類。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] R^1、R^2:同一あるいは異り、水素原子、ハロゲ
    ン原子、あるいはアルキル基、その他の1価の有機基 R^3:o位に含窒素残基あるいは含酸素残基を有する
    アリール基 R^4:水素原子あるいはアルコール類の残基
  2. (2)下記式[II]で表わされる化合物の−C(O)−
    Z−間の結合を開裂し、必要により加水分解などを行う
    ことを特徴とする下記式 [ I ]で表わされる4−トリフルオロメチル−β−ラ
    クタム類の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] R^1、R^2:同一あるいは異り、水素原子、ハロゲ
    ン原子、あるいはアルキル基、その他の1価の有機基 R^3:o位に含窒素残基あるいは含酸素残基を有する
    アリール基 R^4:水素原子あるいはアルコール類の残基 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[II] R^1、R^2:上記式[ I ]のR^1、R^2に同
    じA:NとZが隣接部位(o位)に結合したアリーレン
    基 Z:−O−あるいは−N(R)−(ただし、Rは水素原
    子あるいは1価の有機基)
JP61048582A 1986-03-07 1986-03-07 4−トリフルオロメチル−β−ラクタム類およびその製造法 Pending JPS62207255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107353287A (zh) * 2017-05-26 2017-11-17 重庆文理学院 一种喹喔啉并杂氮环丁酮类化合物的制备及其在抗肿瘤中的应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107353287A (zh) * 2017-05-26 2017-11-17 重庆文理学院 一种喹喔啉并杂氮环丁酮类化合物的制备及其在抗肿瘤中的应用
CN107353287B (zh) * 2017-05-26 2019-11-05 重庆文理学院 一种喹喔啉并杂氮环丁酮类化合物及其在抗肿瘤中的应用

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