JPS62204898A

JPS62204898A - 曝気装置

Info

Publication number: JPS62204898A
Application number: JP61047863A
Authority: JP
Inventors: Yukio Kanbara; 蒲原　幸生
Original assignee: Zeniya Ocean Service Engineering Ltd
Current assignee: Zeniya Ocean Service Engineering Ltd
Priority date: 1986-03-04
Filing date: 1986-03-04
Publication date: 1987-09-09
Also published as: JPH0336599B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は　養魚池、観賞池あるいはダムとかその他一
般の貯水池など、において、水中の溶存酸素が不足する
のを防止するための曝気装置に関する。

（ロ）従来の技術従来源等の曝気装置として一般に噴水が用いられている
。

しかし、従来の噴水は単に水を高く上げてこれを池面に
散水落下させるだけのものであるため、表層水の溶存酸
素の状態は良好に保てても、深層水の溶存酸素の不足を
解消させる力は殆んどなかった。

特に夏季は表層水と深層水との間の温度差が大きくなっ
て、中間に躍層が形成され、表層水と深層水との間の自
然環流が阻害される傾向が強まるため、深層水部の溶存
酸素状態が非常に悪くなるのが常であった。

このような深層水部の溶存酸素不足状態が続くと、沈殿
した有機物質や微生物が　嫌気状態となって、有害なガ
スを発生したり、植物性プランクトンの異状発生を促し
て、魚類の生息を脅かし、また、水質の悪化による悪臭
の発生をみるなど水域環境を悪化させていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点この発明は、噴水によって曝気した水を深層水部に送り
込み、深層水部と表層水部との間の、自然環流を促し、
池水全体を良好な溶存酸素保有状態にする曝気装置を提
供することを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明の構成を、第１図に示す実施例を参照しながら
説明する。

図中（１）は水槽で、その外周側に装着された浮力体（
２）によって、水面に上部が浮上するようにして適当な
位置に設けられる。

（３）は水槽（１）の中央部に装着された噴水ポンプで
噴出した水か水槽（１）自船こ平等に散水落下するよう
に設けたものである。

（４）は取水管で、その取水口（４′）が躍層（５）の
下方に開口するようにポンプ（３）に取付けられる。

（６）は水槽（１）の底部に装着された　長手の放水管
で、その放水口（６′）は深層水部に開口するよう構成
される。

（ホ）作用以上において、ポンプ（３）を駆動すると、溶存酸素の
不足勝ちな深層部の水が、取水管（４）の取水口（４′
）から吸引されて、ポンプの噴出孔から水槽（１）の上
空にｈの高さ噴出され曝気される。

曝気された水は水槽（１）内に平等に散水落下して、水
槽（１）内の水位を、池面の水位よりＩＩだけ高くする
。この水頭■の圧力で曝気された水は、放水管（６）を
通じて深層水部に送出される。

このようにして、ポンプ（３）を駆動することにより溶
存酸素の不足している深層水が逐次汲み上げられて曝気
され再び深層部に送り込まれて、池水全体の溶存酸素状
態を良好なものとする。

（へ）実施例第グ図は断面が漏斗状をした水槽（１）の外周側にポン
プ（３）を装着し、水槽（１）の外周上繰上に噴出管（
３′）を円環状に配設したもので、ポンプ（３）により
汲み上げた水を水槽（１）の外周側から水槽（１）内に
均等散水落下させるようにしたものである。

第６図は第２図例のような構造のものにおいて、ポンプ
（３）の取水管を短くし、表層水を汲み上げて一気し、
これを深層部に送り込むようにした全層曝気型例を示す
。

尚、本例では、沈錘（７）、係留索（８）を用い、曝気
装置全体を池の所定位置に固定させるようにした構造例
であるが、このようなことは第１図例、第２図例のいず
れにも適用できるものである。

第４図は水槽■を金属管等からなる骨格枠（１′）とキ
ャンパス製周側壁（１“）で構成した具体例を示すもの
で、組立・分解・運搬・格納等が容易な曝気装置例であ
る。

上側の散水方法や水槽の構成ならびに取水の位置につい
ては、適用する池やダムの状況に応じて適当なものを採
用すればよいことはいうまでもない。

（ト）発明の効果この発明は、表層水あるいは深層水を取水して噴出曝気
し、これを確実に深層水部に送り込み上下環流させるの
で、池水全体の溶存酸素状態を常に良好に保たせること
ができる。

従って魚類の養殖池の水質改善や、水域環境の良好な保
全維持に効果を発揮する。

また、装置は簡便な構成から成っていて、多様性にも富
んでいる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は噴水ポンプを水槽の中央部に設は取水管を深層
水部に配した曝気装置の切断正面図、第２図は噴水ポン
プを水槽の周側に配した曝気装置の切断正面図、第３図
は第２図例において取水管を表層水部に配し、水槽を沈
錘に係留するようにした曝気装置の切断正面図、第４図
は第３図の具体例を示す一部切断正面図である。特許出願人　　　ゼニャ海洋サービス株式会社図　　　
面第　１　図皓２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

水面に浮上する水槽に、表層水あるいは深層水を取水し
、これを該水槽内に散水落下させる噴水ポンプと、水槽
の底部から深層水部に至る放水管とを設けて構成したこ
とを特徴とする曝気装置。