JPH0626455U - 海中自動エア供給装置 - Google Patents

海中自動エア供給装置

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JPH0626455U
JPH0626455U JP064109U JP6410992U JPH0626455U JP H0626455 U JPH0626455 U JP H0626455U JP 064109 U JP064109 U JP 064109U JP 6410992 U JP6410992 U JP 6410992U JP H0626455 U JPH0626455 U JP H0626455U
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JP
Japan
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water tank
discharge pipe
air supply
seawater
air
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Application number
JP064109U
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English (en)
Inventor
昌憲 中田
大樹 加藤
Original Assignee
昌憲 中田
大樹 加藤
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 海中にエアを供給するにあたり特別な動力源
を使わず、しかもエア供給装置の維持が容易で安価にエ
アを海中に供給できる装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 海水を受け入れる水槽と、水槽を浮遊させる
フロートと、水槽を海水中の一定以上の高さにならない
ように係留するアンカーロープと、水槽に下方に向けて
接続した放流管と、放流管内に一端を臨ませ他端を大気
中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近で放流
管を開く作動弁とよりなる海中自動エア供給装置であ
る。海水を受け入れる水槽と、水槽を上下方向において
一定高さに支持する護岸などの支持体と、水槽に下方に
向けて接続した放流管と、放流管内に一端を臨ませ他端
を大気中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近
で放流管を開く作動弁とよりなる海中自動エア供給装置
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海中自動エア供給装置に関し、特に、海底のヘドロ中にエアを供給 し、海底の浄化をし、あるいは養殖の魚にエアを供給して魚の成育を助けたりす るなどの海中自動エア供給装置についてのものである。 海面養殖漁場全体、特に養殖イケスの底は、魚の排泄物や餌の残りが堆積、腐 敗して無酸素状態になって、飼育環境が悪化している。
【0002】 一方、赤潮の発生の原因ともなっているこうした海底に堆積したヘドロにエア を供給し、酸素でヘドロを曝気すると、酸素を必要とする好気性微生物が増殖、 これがヘドロの内部に入って行き、ヘドロを良質な活性汚泥に遷移させ、ヘドロ 浄化の種付役を果たす。 また、養殖場の海中に直接エアを供給することで、過密養殖で欠乏しがちな海 中溶存酸素を補給し、養殖魚の飼育を助けることができる。
【0003】
【従来の技術】
海底中にエアを供給しようとすると従来は、ポンプを用いてエアを供給してい た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
海中にエアを供給するにあたり特別な動力源を使わず、しかもエア供給装置の 維持が容易で、安価にエアを海中に供給できる装置が存在していない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、海における満潮時と干潮時の水位の段 差エネルギーを利用して水槽内に海水を蓄え、海水を放流する際、海水の流れに 伴ってエアを流入させ、海中の底層面にエアを注入させようとするものである。 海中にエアを供給するにあたり、干満の潮位の落差エネルギーを水圧に返還す るので、装置類にはいっさい動力源は使わないようにし、維持費、保守費が掛か らないので人手もいらず、安価にエアを海中に供給できる装置を提供しようとす るものである。
【0006】 海水を干満の差を利用して海水を蓄え放流するために、海水を受け入れる水槽 と、水槽を浮遊させるフロートと、水槽を海水中の一定以上の高さにならないよ うに係留するアンカーロープと、水槽に下方に向けて接続した放流管と、放流管 内に一端を臨ませ他端を大気中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近で 放流管を開く作動弁とよりなる海中自動エア供給装置である。
【0007】 また、水槽を護岸などの支持体により上下方向において一定高さに支持させた 、海水を受け入れる水槽と、水槽を上下方向において一定高さに支持させる護岸 などの支持体と、水槽に下方に向けて接続した放流管と、放流管内に一端を臨ま せ他端を大気中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近で放流管を開く作 動弁とよりなる海中自動エア供給装置である。
【0008】
【作用】
水槽にはフロートが付設され、その上、水槽が海水中の一定高さ以上にならな いようにアンカーロープにより係留されているので、水槽を一定高さに保持でき 、干潮時には満潮時に充満した海水が水槽より放流管をへて放流される際、空気 供給管よりエアを吸入し海中にエアを供給する。
【0009】 また、固定式の水槽では上下方向において一定高さに支持する護岸などの支持 体に支持させているので、常時一定の高さを維持し、しかも満水時に充満された 海水は干潮時には自動的に放流され、その放流に伴いエアが空気供給管に吸入さ れ海中に供給される。
【0010】
【実施例】
本願考案の実施例を、添付する図面に示す具体的な実施例に基づいて以下詳細 に説明する。 図1において、水槽1には上方に海水が流入する流入孔2が穿設してあって、 水槽1の下方に水槽1を浮遊させるためのフロート3が設けられている。このフ ロート3は水槽1を浮遊させるに適した体積を有するように設定する。水槽1を 一定の高さにするため、フロート3と海底4の間にアンカーロープ5が張られて いる。これは、水槽1が満潮時に流入孔2から海水が流入できるようにし、しか も干潮時に水槽1が海面に浮遊できるようにするためのものである。
【0011】 水槽1の底部には放流管6が下方を向くようにして接続されてあり、その水槽 1への開口7には作動弁8が設けられている。 この水槽1には前記流入孔2と連通孔18により連通する作動室9が設けられ、 その作動室9にはスイッチ用フロート10が浮遊させられている。作動室9の底部 が前記作動弁8の上方に位置するように設定し、作動弁8の近傍にL字状のアー ム11が枢着軸14のまわりに回動自在に枢着され、作動室9の底部に押下げピン12 がコイルスプリング13により上方に付勢されている。
【0012】 一方、空気供給管15の下端16が放流管6内に臨み空気供給管15の上端17は大気 中に開口するように水槽1から延出してある。 図1は満潮時の状態を示し、水槽1の流入口2から海水が水槽1内に充満し、 スイッチ用フロート10も海面上に浮遊している。また、作動弁8は放流管6の開 口7に着座しており、その近傍にアーム11が位置する。
【0013】 図2が干潮時の状態で、水位が下がるにしたがってスイッチ用フロート10も下 がり、コイルスプリング13で上方に付勢されている押下げピン12にスイッチ用フ ロート10が当接すると、アーム11は枢着軸14を中心に矢印A方向に回転し、作動 弁8を開口7から離し、開口7を経て水槽1中の海水が放流管6に流入する。 すると、放流管6中に海水が流入すると空気供給管15を経てエアが放流管6内 に流入し海水中に放流され、海底のヘドロ中にエアを供給して海底の浄化をし、 あるいは養殖中の魚にエアを供給して魚の成育を助ける。
【0014】 この海中自動エア供給装置は、図3に示すように、魚の養殖に利用することが できる。 ここで、符号31が水槽、32が流入孔、33がフロート、34が海底、35がアンカー ロープ、36が放出管、45が空気供給管であって、水槽31と放出管36との接続部に は一定圧作動弁38が設けられている。
【0015】 図4には、この海中自動エア供給装置の他の詳細な具体例を示す。 水槽51の底部にストレーナ52を介在させるため、弁箱54を取付ボルト55により 取付ける際、ストレーナ52を挟持させる。弁箱54内には作動弁58が揺動して弁箱 54上面に螺着した弁座板57の弁座59に当接し、コイルスプリング60により復帰す る。弁箱54下部の放流管56内に空気供給管65の下端を臨ませてある。
【0016】 上記はフロート式の海中自動エア供給装置について述べたが、護岸などの海中 に立設した支持体に海中自動エア供給装置を固定した例について、図5、図6に より説明する。 水槽71は、護岸などの支持体70に空所を設けそこに嵌め込まれて一定の高さと されている。
【0017】 図5において、水槽71には上方には海水が流入する流入孔72が穿設してあって 、水槽71の底部には放流管76が下方を向くようにして接続されてあり、その水槽 71への開口77には作動弁78が設けられている。 この水槽71には前記流入孔72と連通孔88により連通する作動室79が設けられ、 その作動室79にはスイッチ用フロート80が浮遊させられている。作動室79の底部 が前記作動弁78の上方に位置するように設定し、作動弁78の近傍にL字状のアー ム81が枢着軸84のまわりに回動自在に枢着され、作動室79の底部に押下げピン82 がコイルスプリング83により上方に付勢されている。
【0018】 一方、空気供給管85の下端86が放流管76内に臨み空気供給管85の上端87は大気 中に開口するように水槽71から延出してある。 図5は満潮時の状態を示し、水槽71の流入口72から海水が水槽71内に充満し、 スイッチ用フロート80も海面上に浮遊している。また、作動弁78は放流管76の開 口77に着座しており、その近傍にアーム81が位置する。
【0019】 図6が干潮時の状態で、水位が下がるにしたがってスイッチ用フロート80も下 がり、コイルスプリング83で上方に付勢されている押下げピン82にスイッチ用フ ロート80が当接すると、アーム81は枢着軸84を中心に矢印A方向に回転し、作動 弁78を開口87から離し、開口87を経て水槽71中の海水が放流管76に流入する。 すると、放流管76中に海水が流入すると空気供給管85を経てエアが放流管76内 に流入し海水中に放流され、海底のヘドロ中にエアを供給して海底の浄化をし、 あるいは養殖中の魚にエアを供給して魚の成育を助ける。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、海水を受け入れる水槽と、水槽を浮遊させるフロー トと、水槽を海水中の一定以上の高さにならないように係留するアンカーロープ と、水槽に下方に向けて接続した放流管と、放流管内に一端を臨ませ他端を大気 中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近で放流管を開く作動弁とよりな る海中自動エア供給装置であるので、海底のヘドロ中にエアを供給し、海底の浄 化をし、あるいは養殖の魚にエアを供給して魚の成育を助けたりするなどの海中 自動エア供給装置を、特別動力源を使わず、しかもエア供給装置の維持が容易で 安価にエアを海中に供給できる装置を提供できる。
【0021】 また、本考案は、上述のように、海水を受け入れる水槽と、水槽を上下方向に おいて一定高さに支持する護岸などの支持体と、水槽に下方に向けて接続した放 流管と、放流管内に一端を臨ませ他端を大気中に位置させた空気供給管と、水位 が干潮時付近で放流管を開く作動弁とよりなる海中自動エア供給装置であるので 、水槽を一定の高さに維持するのにフロートやアンカロープを必要とせず、護岸 などの支持体を利用できる。
【0022】 さらに、本考案によると、一般的に海水中にあっては海底部より表層部の方が 溶存酸素量は多いが、空気供給管に付加して溶存酸素量の多い表層部の海水に、 さらに、水槽内に海水を取り込む時にも曝気効果によって溶存酸素を高めた海水 を海底部に送り込むことによって初期の目的を得る相乗効果を伴う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的一実施例で、満潮時の状態の縦
断面図である。
【図2】図1の干潮近くの状態を示す縦断面図である。
【図3】魚の養殖に利用する海中自動エア供給装置の縦
断面図である。
【図4】海中自動エア供給装置の他の詳細な具体例を示
す縦断面図である。
【図5】水槽を護岸などの支持体に固定し満潮時の状態
を示す縦断面図である。
【図6】図5の干潮近くの状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・31・51・71…水槽 3・33…フロート 5…アンカーロープ 6・36・56・76…放流管 15・45・65・85…空気供給管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水を受け入れる水槽と、水槽を浮遊さ
    せるフロートと、水槽を海水中の一定以上の高さになら
    ないように係留するアンカーロープと、水槽に下方に向
    けて接続した放流管と、放流管内に一端を臨ませ他端を
    大気中に位置させた空気供給管と、水位が干潮時付近で
    放流管を開く作動弁とよりなる海中自動エア供給装置。
  2. 【請求項2】 海水を受け入れる水槽と、水槽を上下方
    向において一定高さに支持する護岸などの支持体と、水
    槽に下方に向けて接続した放流管と、放流管内に一端を
    臨ませ他端を大気中に位置させた空気供給管と、水位が
    干潮時付近で放流管を開く作動弁とよりなる海中自動エ
    ア供給装置。
JP064109U 1992-09-14 1992-09-14 海中自動エア供給装置 Pending JPH0626455U (ja)

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JP064109U JPH0626455U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 海中自動エア供給装置

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ID=13248583

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JP064109U Pending JPH0626455U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 海中自動エア供給装置

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JP (1) JPH0626455U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046606A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Taisei Corp 海水循環装置
KR101410665B1 (ko) * 2012-11-12 2014-06-25 (주)더존코리아 양식장용 양식수 수질개선장치
KR20210117775A (ko) * 2020-03-20 2021-09-29 최재영 부유형 공기 공급장치

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JP2010046606A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Taisei Corp 海水循環装置
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