JP3082853B2 - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JP3082853B2
JP3082853B2 JP18041099A JP18041099A JP3082853B2 JP 3082853 B2 JP3082853 B2 JP 3082853B2 JP 18041099 A JP18041099 A JP 18041099A JP 18041099 A JP18041099 A JP 18041099A JP 3082853 B2 JP3082853 B2 JP 3082853B2
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秀夫 吉川
俊明 東條
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共和技術株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーレーション
効果、河川水の循環効果等により水処理用接触材に付着
した微生物による有機物の酸化分解作用を促進すると共
に植物プランクトンの増殖集積を抑制する水質浄化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、河川は、水質悪化の一途を辿って
いる。これは、産業排水や生活排水に混入する有機物が
起源の懸濁物質や溶解物質、上層水と底層水との循環不
足により、水の滞留した底層で嫌気状態になったことに
よる底泥からの汚濁物質の発生や、上層では増殖した植
物プランクトン等が水中に多量に浮遊するようになった
こと等が要因とされている。ところで、このような河川
を浄化する水質浄化装置として、河川内に直接水処理用
接触材を設置するようにしたものがある。これには、図
8に示すように、紐材101の周囲にループ状小糸体か
らなる水処理用接触材100を上下に亘って複数放射状
に設け、紐材101の上端に浮体102を付けて下端を
河底に固定したものや、図9に示すように、自己浮力を
有する横断面菊型の棒状不織布からなる水処理用接触材
103を紐材101を介して河底に固定したもの等があ
る。これらは、水処理用接触材100または103に、
微生物を付着させ、この付着形成された微生物膜が河川
内の有機物を酸化分解する作用を利用したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の水質浄化装置は、溶存酸素の少ない河川の底層
部では、水処理用接触材の下部が嫌気化してしまい微生
物が酸欠状態となって繁殖しづらく、このことを解消す
るために河底に散気管104を設置してエアーレーショ
ンを行ったとしても、散気管から吹出した気泡が河川の
水流に流されてしまい、気泡と水処理用接触材の接触効
率が悪く、前記問題が解消されない。また、上層水と底
層水の循環の少ない河川では、上記問題と相俟って上層
での植物プランクトンの増殖や底質悪化による水質の悪
化が改善されない。更に、水処理用接触材が無機物等の
付着物で目詰まりを起こした場合に、人力による清掃作
業が必要であり、その作業時間および人件費等の浪費が
大きい。
【0004】本発明は上記従来事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とする処は、エアーレーションで溶
存酸素を増加しながら河川の上底層水の循環を促進し
て、微生物による有機物の酸化分解作用を河川の諸条件
に拘わらずに効率的に活性化する上、植物プランクトン
の増殖集積を抑制し、長期的には底質の改善効果も具備
する水質浄化装置を提供することにある。また、他の目
的とする処は、大雨降雨時等増水時にも河川の水流を阻
害せず、更に、水処理用接触材付着物の清掃作業を容易
にする水質浄化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段として、請求項1は、上下両端を
開放した防護筒内にその筒芯と一致させて上端を閉口し
下端を開放した内筒を両筒間に空間を確保させた状態で
支持して二重筒を構成し、この二重筒において内筒下端
を防護筒下端よりも上方に位置させ、その二重筒を、水
面に設けた筏や河岸に設けた固定具に吊持部材を介して
水中に没するように吊持し、その二重筒における防護筒
内面または内筒外面に前記空間の幅寸法よりも肉薄な水
処理用接触材を設けて同水処理用接触材と内筒外面との
間または同水処理用接触材と防護筒内面との間に同水処
理用接触材に臨むエアー上昇用案内路を形成し、該内筒
内にエアーを噴出して前記二重筒に浮力を発生させるエ
アー噴出部を備えると共に、前記二重筒の下部に該二重
筒を鉛直状にする錘を設け、内筒下端側にエアー溢出口
を同一円周上に等間隔をおいて複数個開孔していること
を要旨とする。請求項2は、上下両端を開放した防護筒
内にその筒芯と一致させて上端を閉口し下端を開放した
内筒を両筒間に空間を確保させた状態に支持して二重筒
を構成し、この二重筒において内筒下端を防護筒下端よ
りも上方に位置させ、その二重筒における防護筒内面ま
たは内筒外面に前記空間の幅寸法よりも肉薄な水処理用
接触材を設けて同水処理用接触材と内筒外面との間また
は同水処理用接触材と防護筒内面との間に同水処理用接
触材に臨むエアー上昇用案内路を形成し、該内筒内にエ
アーを噴出して前記二重筒に浮力を発生させるエアー噴
出部を備えると共に、その二重筒を、河底に繋ぎ止める
可撓性部材で連結して水中に没入する状態に支持し、内
筒の下端側の同一円周上にエアー溢出口を等間隔をおい
て複数個開孔していることを要旨とする。請求項3は、
請求項1又は2記載の防護筒がその外周に空間を介して
外筒を支持することで中間筒として使用され、該外筒の
上下端をそれぞれ該中間筒の上下端近傍に位置させたこ
とを要旨とする。請求項4は、請求項1記載の防護筒が
その外周に空間を介して外筒を支持することで中間筒と
して使用され、該外筒の上下端をそれぞれ該中間筒の上
下端近傍に位置させると共に、前記二重筒の下部に設け
た前記錘に代えて該外筒の外周下 部に錘を設けたことを
要旨とする。請求項5は、請求項3又は4記載の外筒
が、前記防護筒に対して上下高さ位置調節可能に構成さ
れていることを要旨とする。請求項6は、請求項1乃至
5何れか1項記載の防護筒が、前記内筒に対して上下高
さ位置調節可能に構成されていることを要旨とする。
求項7は、請求項1乃至6何れか1項記載の内筒が、前
記エアー溢出口を有さないものであることを要旨とす
る。
【0006】上記技術的手段によれば、本発明は、下記
の作用を奏する。 (請求項1)エアー噴出部から噴出したエアーを、内筒
内に溜めて浮力を発生させることで水中内での水質浄化
装置全体の重量を軽減させ、この浮力と錘とがそれぞれ
二重筒上下で上方向の力と下方向の力として作用し、二
重筒を河川の水流に対抗して鉛直状に保持する。更に、
内筒下端側にエアー溢出口を同一円周上に等間隔をおい
て複数個開孔しているので、内筒内のエアーを内筒の全
周から満遍なく溢出させ、その溢出したエアーがエアー
上昇用案内路を水処理用接触材に全体的に接触しながら
浮上し、これにより、水処理用接触材の全体に付着した
微生物の増殖と微生物による有機物の酸化分解作用とを
活性化させる。その上、エアー上昇用案内路を浮上する
エアーが水の上昇流を発生して、この上昇流により二重
筒下端から水を吸上げてその水を二重筒上端から吐出す
る。更に、エアーの供給量をエアー溢出口から溢出する
エアーの流量よりも増やせば、内筒下端の開口部からも
エアーを溢出するため、エアー溢出口から溢出するエア
ーに内筒下端の開口部から溢出したエアーが加勢されて
前記水の上昇流の流勢を増す。 (請求項2)エアーを継続的に供給すると、内筒内にエ
アーが溜まり、このエアー室の浮力により二重筒を起立
させて鉛直状に保持する。更に、内筒下端側にエアー溢
出口を同一円周上に等間隔をおいて複数個開孔している
ので、内筒内のエアーを内筒全周から満遍なく溢出さ
せ、その溢出したエアーがエアー上昇用案内路を水処理
用接触材に全体的に接触しながら浮上するため、水処理
用接触材の全体に付着した微生物の増殖と微生物による
有機物の酸化分解作用とを活性化させる。その上、エア
ー上昇用案内路を浮上するエアーが水の上昇流を発生し
て、この上昇流により二重筒下端から水を吸上げてその
水を二重筒上端から吐出する。更に、エアーの供給量を
エアー溢出口から溢出するエアーの流量よりも増やせ
ば、内筒下端の開口部からもエアーを溢出するため、エ
アー溢出口から溢出するエアーに内筒下端の開口部から
溢出したエアーが加勢されて前記上昇流の流勢を増す。
また、エアーの供給を止めると、河川水の勢力で二重筒
が傾いたときに内筒下端の開口部からエアーを溢出し、
浮力を弱めて、二重筒は倒伏する。 (請求項3)該水質浄化装置の下端側において中間筒と
外筒の間の水の一部が該装置外の河川水と共に前記エア
ー上昇用案内路に引き込まれるため、中間筒と外筒の間
の空間には下降流が発生する。そして、この下降流によ
って、該水質浄化装置の上端側においては、該装置外の
河川水がエアー上昇用案内路から流出した水の一部と共
に中間筒と外筒の間に引き込まれる。従って、該水質浄
化装置は、エアー上昇用案内路によって河川の底層水を
上層に上昇させると同時に、中間筒と外筒の間の空間に
よって河川の上層水を下層に下降させる。 (請求項4)二重筒の下部の錘に代えて外筒の外周下部
に錘を設けることにより、中間筒と外筒の間の空間に発
生した下降流や、同空間の下方側から前記エアー上昇用
案内路に回り込む水の流れが錘によって阻害されること
がない。 (請求項5)中間筒として使用される防護筒に対する外
筒の上下高さ位置を調節することによって、内筒と防護
筒の間における上下端の開口部と、防護筒と外筒の間に
おける上下端の開口部との位置関係が、上下端のそれぞ
れにおいて可変されるため、防護筒と外筒の間に発生す
る下降流の流勢が調整される。 (請求項6)防護筒を内筒に対して上下高さ位置調節可
能にしているため、防護筒上下端開放部の水深を調節可
能にする。 (請求項7)内筒内に溜まったエアーを内筒の最下端で
ある開口部より溢出させることで、溢出したエアーが、
その全量を防護筒の下端開口部に近い位置から浮上する
ので、防護筒下端開口部での水の吸引力が強まる共に、
エアー上昇用案内路内に発生する水の流勢を増す。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図4は、本発明に係わる
水質浄化装置の一実施の形態を示す。水質浄化装置10
は、図1に示すように、河川A内の水中に保持手段4に
より鉛直状に吊持された二重筒3と、この二重筒3内に
収容された水処理用接触材1と、二重筒3内の下部に固
定されたエアー噴出部15とを備え、図4に示すよう
に、河川A内に複数設けられている。
【0008】二重筒3は、防護筒13内に内筒23を耐
腐食性材料からなる複数のボルト7により両筒間に空間
を確保させた状態で固定した二重構造に構成されてお
り、複数のボルト7を緩めることで防護筒13の上下高
さ位置が調整可能になっている。防護筒13は、硬質塩
化ビニール管等を長尺状に切断した樹脂管であり、その
周壁の上端側と下端側のそれぞれの位置に、前記する複
数のボルト7と螺合する雌ネジ孔13aが同一円周上に
所定の間隔を置いて複数貫通状に形成されている。
【0009】内筒23は、防護筒13よりも径の小さい
硬質塩化ビニール管等の樹脂管を防護筒13と略同等の
長さに切断し、その上端開口部に同材質の盲栓23aを
接着して構成されている。この内筒23は、防護筒13
に対してその筒芯を一致させると共に上端部をやや突出
させた状態で、その外周面の上端側と下端側が複数のボ
ルト7の先端面で押圧されることにより固定されてお
り、上下のボルト7の間の外周面には水処理用接触材1
が環状をもって設けられている。そして、内部が後述す
るエアー噴出部15から噴出するエアー35を溜めるエ
アー室35aとして使用され、周壁下端側の同一円周上
に等間隔をおいて、複数のエアー溢出口23bを穿設し
て、エアー室35aのエアー35をエアー溢出口23b
から溢出させて水処理用接触材1の内側面に吹き付ける
ように構成してある。
【0010】水処理用接触材1は、不織布や布等の繊維
質部材であり、その表面に付着する微生物で、接触する
有機物を酸化分解させて水質の浄化を行う周知のもので
ある。この水処理用接触材1は、防護筒13と内筒23
との間に確保される前記空間の幅寸法Hよりも薄肉な不
織布又は布等の繊維質部材を矩形状に裁断して内筒23
の外周面に巻き付けてその両端部を接合してあり、内筒
23に対しては接着せずに上下のボルト7により支える
ようにして、防護筒13の上下高さ位置を調整する際
に、内筒23に対する防護筒13の上下移動を妨げない
ようにしており、防護筒13の内周面との間に残置され
るエアー上昇用案内路6にその表面が面するようになっ
ている。尚、水処理用接触材1は、防護筒13の内周面
に設けて前記エアー上昇用案内路6を内筒23の外周面
との間に形成するようにしてもよく、この場合、内筒2
3に対する防護筒13の上下移動を妨げることがなくな
るので防護筒13内周面に接着しても構わない。
【0011】エアー上昇用案内路6は、水処理用接触材
1の全外周面に臨むと共に、防護筒13の下端開放部か
ら上端開放部まで連続することになり、エアー溢出口2
3bやエアー溢出口23bと内筒23下端から溢出した
エアー35が浮上する通路となる。
【0012】エアー噴出部15は、多数の気泡状エアー
を噴出して水中の溶存酸素を増加する球状の多孔質部材
であり、エアーストーンとして一般的に市販されている
周知技術のものである。このエアー噴出部15は、前記
内筒23の盲栓23aの中心に穿設された貫通孔23c
を貫通する軟質塩化ビニール管等の可撓性の管材からな
るエアー管25の先端側(一端側)開口部に設けてあ
り、同内筒23の下端近傍位置に突設状に設けられてい
る固定具33先端のC字状の抱持部33cにエアー管2
5の中途部を抱持することによって内筒23のやや下方
位置に配置されている。また、このエアー噴出部15
は、エアー管25の他端側に接続するエアー圧縮機45
(図4参照)の作動で内筒23内にエアー35を噴出す
る。尚、エアー噴出部15が噴出するエアー流量は、エ
アー圧縮機45の吐出圧力を調節することにより可変で
きるようにしている。
【0013】保持手段4は、盲栓23aの上面周端部に
等間隔をおいて取付けたアイボルト等の係止部材84
と、河岸に繋がれた筏64とに取付けられた同様な係止
部材84と、その係止部材84、84同士に掛止させた
紐状の吊持部材54と、防護筒13の外周面下側に固定
された環状の錘74とで構成されている。尚、二重筒3
が吊持される部材は、筏64に限るものではなく、河岸
に固定された固定具(図示せず)であっても構わない。
【0014】次に、上記構成による水質浄化装置10の
作用を説明する。エアー噴出部15より噴出したエアー
35が内筒23内にエアー室35aを形成し、内筒23
内でエアー室35aと水との境界である水面Wがエアー
溢出口23b以下に位置するようになると、エアー溢出
口23bよりエアー35が溢出し、この溢出したエアー
35が、水処理用接触材1の下側内周面に周方向に均等
に吹き付けられて水処理用接触材1内部やエアー上昇用
案内路6内を通過しながら浮上する。また、河川Aの水
質状況等に応じて、複数のエアー溢出口23bより溢出
するエアー流量よりエアー圧縮機45より供給されるエ
アー流量を多く設定した場合、更に水面Wが下降して内
筒23の下端開放部からもエアー35を溢出し、このエ
アー35も、エアー上昇用案内路6内を浮上しエアー溢
出口23bから溢出したエアー35に加勢して水の上昇
流の流勢を増大する。
【0015】そして、上記作用で溢出したエアー35
が、エアー上昇用案内路6を浮上することで、エアー上
昇用案内路6内に集中したエアーレーションが行われて
溶存酸素を増加し、水処理用接触材1の全体において、
付着した微生物の増殖と微生物による有機物の酸化分解
作用とを活性化して水質を浄化すると共に、エアー上昇
用案内路6内に水の上昇流を発生し、この上昇流により
二重筒3の下端開放部から水を吸い上げ、その水を二重
筒3の上端開放部から吐出して河川A内の循環流の発生
を促し、河川水の滞留が要因で生ずる植物プランクトン
の増殖集積を抑制し、長期的には底質を改善して水質を
浄化する。
【0016】また、河川Aの状況に応じて、ボルト7を
緩めることで防護筒13上下端の開放部の水深を調節可
能であり、例えば、河底Bに堆積物が多い場合には、防
護筒13下端の開放部を河底から離間させることで、吸
い込んだ堆積物で水処理用接触材1が目詰まりするのを
防止でき、河川上底層水の水質分布、植物プランクトン
の発生状態、底泥の堆積状況等、河川の状況に応じて防
護筒13上下端の開放部を最適な水深に調節できる。
【0017】更に、長期間使用されて水処理用接触材1
が無機物等の付着物で目詰まりを起こした場合には、エ
アー圧縮機45の吐出圧力を調節してエアー噴出部15
から噴出するエアー35の流量を増大させ、それによっ
て内筒23下端から溢出させた多量のエアー35により
水処理用接触材1の付着物を洗浄することができる。
【0018】また、本実施の形態の水質浄化装置10
は、図4に示すように、一隻の筏64に対して複数吊持
されるが、内筒23内に形成されたエアー室35aの浮
力により水中内での重量を軽減されているので、浮力の
弱い小型の筏64でも多数の水質浄化装置10を吊持で
き、更に、二重筒3がエアー室35aと錘74により直
立を維持する保持力を有するため、水流aを受けて二重
筒3が傾斜状に吊持されるのを防止し、常に、防護筒1
3下端の吸い込み部を河底B近接させると共に防護筒1
3上端の吐き出し部を表層近くに維持して上底層水の循
環を促進する。
【0019】次に、二重筒3を下方から保持するように
した他の実施の形態の水質浄化装置について説明する。
この態様の水質浄化装置10’は、図2に示すように、
河川A内の水中に保持手段4’により河底Bから鉛直状
に保持される二重筒3と、この二重筒3内に収容された
水処理用接触材1と、二重筒3内の下部に固定されたエ
アー噴出部15とを備え、図5に示すように、河川A内
に複数設けられている。尚、保持手段4’とエアー噴出
部15の以外の構成については、上述した実施の形態と
同様であるため、同一の符号を付けて説明を省略する。
【0020】エアー噴出部15は、上述した実施の形態
で用いたエアーストーンと同一のものであり、後述する
保持手段4’である可撓性部材34にナイロンバンド等
の締結部材34aで固定したエアー管25のその一端側
開口部に設けてある。また、このエアー噴出部15は、
図2に示すよう内筒23の下端よりも若干下位に配置さ
れており、河底Bを這って、他端側が河岸に設置された
エアー圧縮機45(図5参照)に接続されているそのエ
アー管25にエアー圧縮機からエアーを供給することに
よって内筒23内にエアーを噴出するようになってい
る。尚、エアー噴出部15が噴出するエアー流量は、エ
アー圧縮機45の吐出圧力を調節することにより可変で
きるようにしている。
【0021】保持手段4’は、紐あるいは耐腐食性の鎖
等からなる可撓性部材34であり、内筒23周壁の下端
側で対向するように穿設された係止孔23d,23dに
嵌挿固定された長軸状の支杆14の中央部の基部24に
一端を取付け、河底Bに敷設された固定棒44に他端を
各々取付けている。
【0022】次に、この態様の水質浄化装置10’の作
用を説明する。エアー35を供給しない状態では、二重
筒3が内筒23に水が満ちた状態で河底Bに対して倒伏
している。この状態から、エアー溢出口23bが溢出可
能なエアー流量よりも多いエアー35を供給してエアー
噴出部15よりエアー35を噴出させると、その噴出圧
と河川水の流勢とで内筒23内にエアー35が押し込ま
れてエアー室35aを形成し、エアー室35aの浮力に
より次第に二重筒3が起立してゆき、エアー室35aの
浮力が河川Aの水流aの勢力に対抗して二重筒3を鉛直
状に保持するようになる。そして、エアー室35aがエ
アー溢出口23bより下位に水面Wを位置すようになる
と、エアー溢出口23bからエアー35が溢出し、この
溢出したエアー35が、水処理用接触材1の下側内周面
に周方向に対して均等に吹き付けられて水処理用接触材
1内部やエアー上昇用案内路6内を通過しながら浮上す
る。そして、水面Wがエアー溢出口23bと内筒23下
端との間に位置するようにエアー圧縮機45が供給する
エアー流量を調節して、エアー溢出口23bからのエア
ー35の溢出を継続している。
【0023】尚、河川Aの水質等の状況に応じて、エア
ー圧縮機45が供給するエアー流量を増加して、更に水
面Wを下降させて内筒23の下端からもエアー35を溢
出させてもよく。これにより、この内筒23下端から溢
出したエアー35も、エアー上昇用案内路6内を浮上し
エアー溢出口23bから溢出したエアー35に加勢して
水の上昇流の流勢を増大する。
【0024】また、大雨等で河川Aが増水して二重筒3
が水流aを阻害する虞がある場合、エアー35の供給を
止めることにより、河川水の勢力で二重筒3が傾いたと
きに内筒下端の開口部からエアー35を溢出して浮力が
弱まり、二重筒3は倒伏する(図3参照)。河川Aが通
常状態になり再度二重筒3を起立させるときには、上記
したようにエアー35を再び供給すればよい。
【0025】尚、この態様の水質浄化装置10’におい
て、水質を浄化する作用及び、防護筒13の上下高さ位
置を調節する場合の作用、水処理用接触材1を洗浄する
場合の作用について、上述した二重筒3を吊持するよう
にした実施の形態と同様に奏することは勿論である。
【0026】また、上記二つの実施の形態において、内
筒23がエアー溢出口23bを有さない構成としてもよ
く、この場合、内筒23内に溜まったエアー35が、そ
の全量を防護筒3の下端開口部に近い位置から浮上する
ので、防護筒3下端開口部での水の吸引力が強まると共
に、エアー上昇用案内路6内に発生する水の流勢を増
し、特に、河川底層の水質改善と河川水の循環促進に効
果を増す。また、上記いずれの実施の形態おいても、防
護筒13と内筒23とからなる二重筒3を構成したが、
単筒からなる防護筒13内に水処理用接触材1を収容す
るように構成してもよく、この場合、例えば、単筒から
なる防護筒13内周面に水処理用接触材1を接着し、河
底Bにスタンド状の支持台を固定し、この支持台の上部
に防護筒13とエアー噴出部15を固定するようにすれ
ばよい。これにより、上記二重筒3を備えて構成した実
施の形態と同様に、水質を浄化する作用及び、水処理用
接触材1を洗浄する作用を奏する。
【0027】次に、図6に示す水質浄化装置20につい
て説明する。この態様の水質浄化装置20は、図1に示
した水質浄化装置10における防護筒13の外周に空間
を介して外筒43を支持することで、防護筒13が内筒
23と外筒43の間の中間筒13’として使用されて、
三重筒状に構成され、上記水質浄化装置10における防
護筒13の外周面下側の錘74に代えて、外筒43の外
周面下側に錘74’を設けたものである。尚、中間筒1
3’及び中間筒13’の内部構成、保持手段4等は、上
記水質浄化装置10と同一構成であるため、同一箇所に
同符号をつけて重複説明を省略する。
【0028】外筒43は、硬質塩化ビニール管等を長尺
状に切断した樹脂管であり、その周壁の上側と下側のそ
れぞれにおいて、中間筒13’に螺合されたボルト7と
干渉しない位置に、雌ネジ孔43aが同一円周上に所定
の間隔を置いて複数貫通状に形成されている。そして、
この外筒43は、雌ネジ孔43aのそれぞれに耐腐食性
材料からなるボルト8が螺合され、これらボルト8を締
め付けることによって、中間筒13’との間に空間を確
保した状態で固定されており、前記ボルト8の緊緩によ
り中間筒13’に対する上下高さ位置を調整可能にして
ある。
【0029】また、錘74’は、本態様の水質浄化装置
20では中間筒13’と外筒43との間の空間に河川水
の下降流を発生させるために、その障害とならないよう
に、水質浄化装置10の錘74よりも径が大きく形成さ
れて外筒43の下端側に固定してある。
【0030】而して、この水質浄化装置20によれば、
図6に示すように、該装置20の下端側において中間筒
13’と外筒43の間の水の一部が該装置20外の河川
水と共にエアー上昇用案内路6に引き込まれるため、中
間筒13’と外筒43の間の空間には下降流が発生す
る。そして、この下降流によって、該装置20の上端側
においては、該装置20外の河川水がエアー上昇用案内
路6から流出した水の一部と共に中間筒13’と外筒4
3の間の空間に引き込まれる。
【0031】従って、この水質浄化装置20は、エアー
上昇用案内路6によって河川Aの底層水を上層に上昇さ
せると同時に、中間筒13’と外筒43の間の空間によ
って河川Aの上層水を下層に下降させるため、上述した
水質浄化装置10同様の作用効果を備えた上で、河川A
の上底層水の循環をいっそう促進する。
【0032】また、上記したような三重筒状の構成は、
川底Bから鉛直状に保持されるようにした上記水質浄化
装置10’についても可能であり、この場合の水質浄化
装置20’を図7に例示する。この水質浄化装置20’
は、上記水質浄化装置10’における防護筒13を中間
筒13’とし、この中間筒13’の外周に空間を介して
外筒43を支持してなる。尚、中間筒13’及び中間筒
13’の内部構成、保持手段4’等は上記水質浄化装置
10’と同様であり、また、外筒43を中間筒13’に
支持する構造は水質浄化装置10’と同様であるため、
それらの構成については同一の符号を付けることで重複
説明を省略する。
【0033】そして、斯かる水質浄化装置20’によれ
ば、上記水質浄化装置10’の作用効果を備えた上で、
上記水質浄化装置20のように、中間筒13’と外筒4
3の間の空間によって河川Aの上層水を下層に下降させ
るため、河川Aの上底層水の循環をいっそう促進する。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)防護筒で仕切られた領域内での集中的なエ
アーレーションにより、防護筒内での溶存酸素の濃度を
著しく高めて、水処理用接触材の全体を好気状態に維持
できるので、従来より問題となっていた水処理用接触材
下部の嫌気化を発生しないのは勿論のこと、付着した微
生物の増殖と微生物による有機物の酸化分解作用とが水
処理用接触材の全体にわったって効率よく活性化され、
その上、河川の底層水が防護筒下端の開放部より吸い込
まれて防護筒上端の開放部より吐出されるので、河川の
上底層水の循環を促進して、河川水の滞留による植物プ
ランクトンの増殖集積を抑制すると共に、長期的には底
質の改善効果も具備する秀でた水質浄化能力を有する水
質浄化装置を提供できる。また、長期間の使用により水
処理用接触材が付着物で目詰まりした場合には、エアー
流量を増加して水処理用接触材付着物を洗浄すればよい
ので、人力による清掃作業が必要なくなり、その作業時
間及び人件費等を大幅に削減できる。に、防護筒と内
筒とで二重筒を構成し、内筒内のエアーの浮力と下部に
設けた錘とで二重筒を鉛直状に保持するようにして、内
筒内のエアーの浮力で水中内での水質浄化装置全体の重
量を軽減できるので、筏を小型化し、頑丈堅固な固定具
を不要にする等、水質浄化装置の支持構造を簡素化し
て、装置全体の設備コストを大幅に低減できる。更に、
エアーの供給量を増やし内筒下端の開口部からもエアー
を溢出させることで、特に、河川水の循環促進による水
質改善効果を増強することも可能である。 (請求項)そして、防護筒と内筒とからなる二重筒を
河底に可撓性部材で連結し、内筒内に供給したエアーの
浮力で鉛直状に保持するようにしているため、河川の通
常状態時には、エアーを供給して二重筒を鉛直状に保持
しながら水質浄化を行い、大雨降雨時等増水時には、エ
アーの供給を止めれば水流の影響を受けてエアー室内の
エアーが外部に排出されてすぐさま二重筒が倒伏するの
で、河川の水流を阻害せず洪水の危険性を回避した水質
浄化装置を提供できる。 (請求項)しかも、防護筒を中間筒として使用し、こ
の中間筒と外筒との間に空間を有することで、該空間が
上層水を下層に下降させるため、河川の上底層水の循環
をいっそう促進し、植物プランクトン増殖集積の抑制や
底質の改善等、水質浄化効果をより向上することができ
る。 (請求項)そして、二重筒の下部の錘に代えて外筒の
外周下部に錘を設けることにより、中間筒と外筒の間の
空間における下降流や、同空間の下方側から前記エアー
上昇用案内路に回り込む水の流れが障害物によって妨げ
られることがなくなる。従って、河川の上底層水が効率
良く循環され、水質浄化効果をよりいっそう向上する。 (請求項)その上、外筒を防護筒(中間筒)に対して
上下高さ位置調節可能に構成することで、防護筒と外筒
の間に発生する下降流の流勢を調整できるため、河川の
流速、上底層水の水質分布等、河川状態に応じて上底層
水の循環作用を調整できる。 (請求項)更に、防護筒を内筒に対し上下高さ位置調
節可能にして、防護筒上下端開放部の水深を調節できる
ため、河底の堆積物の状態、河川上底層水の水質分布、
植物プランクトンの発生状態等、河川の状態に応じた最
適な水質浄化を行うことができる。 (請求項)そして、内筒が前記エアー溢出口を有さな
いものにして、特に、河川底層の水質改善と河川水の循
環促進に効果を増し、その上、加工コストを軽減した水
質浄化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる水質浄化装置の一実施の形態を
示す縦断面図。
【図2】本発明に係わる水質浄化装置の他の実施の形態
を示す縦断面図。
【図3】図2における水質浄化装置の河川内における倒
伏状態を示す縦断面図。
【図4】図1における水質浄化装置の一使用例を示す正
面図。
【図5】図2における水質浄化装置の一使用例を示す正
面図。
【図6】本発明に係わる水質浄化装置の他の実施の形態
を示す縦断面図。
【図7】本発明に係わる水質浄化装置の他の実施の形態
を示す縦断面図。
【図8】従来の水質浄化装置の一例で、(a)は側面
図、(b)は(1)−(1)線断面図を示す。
【図9】従来の水質浄化装置の他例で、(a)は側面
図、(b)は(2)−(2)線断面図を示す。
【符号の説明】
1:水処理用接触材 3:二重筒 4,4’:保持手段 6:エアー上昇用
案内路 10,10’:水質浄化装置 13(13’):
防護筒(中間筒) 15:エアー噴出部 20,20’:
水質浄化装置 23:内筒 23b:エアー
溢出口 43:外筒 74,74’:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/02 - 3/10 C02F 3/14 - 3/26 C02F 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両端を開放した防護筒内にその筒芯
    と一致させて上端を閉口し下端を開放した内筒を両筒間
    に空間を確保させた状態で支持して二重筒を構成し、こ
    の二重筒において内筒下端を防護筒下端よりも上方に位
    置させ、その二重筒を、水面に設けた筏や河岸に設けた
    固定具に吊持部材を介して水中に没するように吊持し、
    その二重筒における防護筒内面または内筒外面に前記空
    間の幅寸法よりも肉薄な水処理用接触材を設けて同水処
    理用接触材と内筒外面との間または同水処理用接触材と
    防護筒内面との間に同水処理用接触材に臨むエアー上昇
    用案内路を形成し、該内筒内にエアーを噴出して前記二
    重筒に浮力を発生させるエアー噴出部を備えると共に、
    前記二重筒の下部に該二重筒を鉛直状にする錘を設け、
    内筒下端側にエアー溢出口を同一円周上に等間隔をおい
    て複数個開孔していることを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 上下両端を開放した防護筒内にその筒芯
    と一致させて上端を閉口し下端を開放した内筒を両筒間
    に空間を確保させた状態に支持して二重筒を構成し、こ
    の二重筒において内筒下端を防護筒下端よりも上方に位
    置させ、その二重筒における防護筒内面または内筒外面
    に前記空間の幅寸法よりも肉薄な水処理用接触材を設け
    て同水処理用接触材と内筒外面との間または同水処理用
    接触材と防護筒内面との間に同水処理用接触材に臨むエ
    アー上昇用案内路を形成し、該内筒内にエアーを噴出し
    て前記二重筒に浮力を発生させるエアー噴出部を備える
    と共に、その二重筒を、河底に繋ぎ止める可撓性部材で
    連結して水中に没入する状態に支持し、内筒の下端側の
    同一円周上にエアー溢出口を等間隔をおいて複数個開孔
    していることを特徴とする水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記防護筒がその外周に空間を介して外
    筒を支持することで中間筒として使用され、該外筒の上
    下端をそれぞれ該中間筒の上下端近傍に位置させたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記防護筒がその外周に空間を介して外
    筒を支持することで中間筒として使用され、該外筒の上
    下端をそれぞれ該中間筒の上下端近傍に位置させると共
    に、前記二重筒の下部に設けた前記錘に代えて該外筒の
    外周下部に錘を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    水質浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記外筒が、前記防護筒に対して上下高
    さ位置調節可能に構成されていることを特徴とする請求
    項3又は4記載の水質浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記防護筒が、前記内筒に対して上下高
    さ位置調節可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至5何れか1項記載の水質浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記内筒が、前記エアー溢出口を有さな
    いものであることを特徴とする請求項1乃至6何れか1
    項記載の水質浄化装置。
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