JPS62200009A - 基板と発泡部分とから成る内装パネル用のパネル固定素子支持フエル−ル - Google Patents

基板と発泡部分とから成る内装パネル用のパネル固定素子支持フエル−ル

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JPS62200009A
JPS62200009A JP62035971A JP3597187A JPS62200009A JP S62200009 A JPS62200009 A JP S62200009A JP 62035971 A JP62035971 A JP 62035971A JP 3597187 A JP3597187 A JP 3597187A JP S62200009 A JPS62200009 A JP S62200009A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば車輛ボデーの内部素子等の支持体に、通
常車輌室内の内装に使用されるような基板と発泡部分と
から成る内装パネルを固定するように構成されたパネル
固定素子のための支持フェルールに係る。
本願出願人の１９８３年５月５日付、イタリア国の実用
新案出願第５３２８６−８／８３号「特に自動車車体の
内壁被覆用の複合内装パネル」から明らかなように、自
動車工業において通常使用されるパネル固定素子の接合
用頭部を受容する座部を得るために、パネルの構成段階
において通常は圧縮カートンで形成される基板に設けた
夫々の貫通孔に対して保護用皿状部材を固定装着した後
１例えばポリウレタン等の発泡プラスチック樹脂から成
る発泡部分でバットを構成する工程において保護用皿状
部材を仕上げパネルの中に内蔵させる。ところが、この
工程では、皿状部材が密封リップを備えていても、該部
材に対応して基板に設けた貫通孔から発泡樹脂の一部が
皿状部材の中に侵入してパネル固定具の頭部を受容すべ
く設けである空間に充満し、結果的に固定具の装着が難
しくなり、再調整の必要が生じる。この作業はコスト高
になり、生産性が低下する。
本発明の目的は上述のような問題点を無くし、内装パネ
ルの内部にパネル固定具の頭部を受容する座部を形成す
ることができ、且つその中に発泡樹脂が侵入することの
ないパネル固定素子用支持フェルールを提供することで
ある。
上述の目的は、下記のような支持フェルールに係る本発
明によって達成される。即ち１本発明は、例えば車輛ボ
デーの内部素子等の支持体に基板と発泡部分とから成る
内装パネルを固定できるように構成されたパネル固定素
子用の支持フェルールであって、前記内装パネルの構成
工程において前記基板と前記発泡部分との間に固定され
るように形成されているフェルールにおいて、該フェル
ールが、前記基板の内面と協働して実質的に流体封止す
る環状密封リップを備えて皿状に形成され、かつ基板と
前記発泡部分との間に圧力綿めされるように構成されて
いる第１皿状素子と、その凹面を前記第１素子の凹面に
向けた状態で該第１素子に確実に係止されて該第１素子
と共に前記パネル固定素子の固定頭部を受容するための
内部空洞を形成する第２皿状素子であって、スリーブ部
と、前記第１素子の方に向く側の反対側から軸方向に突
出して延び、前記基板に設けた貫通孔と夫々連続されて
前記基板に固定すべく構成されたピンとを含んで成る第
２皿状素子と、前記内部受容空洞を閉塞するように前記
スリーブの開口部に対して突出して固定される分離式シ
ャンクであって、これを分離した後は前記空洞に達する
貫通孔が、前記パネル固定素子と係合するように前記ス
リーブ部に沿って形成されるように構成されているシャ
ンクとを含んで成ることを特徴とする。
次に、添付図面を参照しながら本発明の一実施例を非限
定的な意味て説明する。
第１．２，３，６．７図を参照すると、周知の形式のパ
ネル固定素子２のための支持フェルールが全体として１
で示しである。パネル固定素子２は１例えば車輛ボデー
の内部素子等の支持体上に内装パネル３を着脱式に固定
できるように構成されている。内装パネル３も周知形式
のものであるため、部分的にしか図示していないが、望
ましくは圧縮カートンで形成された基板４と、望ましく
はポリウレタン等の発泡プラスチック樹脂て形成されて
周知の方法で基板４に固定されるパネルバッドから成る
層状の発泡部分５とを含んでいる。素子２はフィン付き
シャンク６と固定用頭部７とを有し、固定用頭部７とシ
ャンク６の境目に弾性的に変形する吸盤９か設けである
。フェルールｌは基板の孔１０に対して取付け、全体と
してのパネル３の内部、特に発泡部分５に固定用頭部７
を受容するための座部を形成する。固定用頭部７は上記
座部の中に斜めにして差込み、半回転して座部中に固定
される様に第７図に示すような形状に形成しである。
本発明によるとフェルール１は口縁部外側から張出し、
基板４の内面１３に対してシールをすべく構成された環
状密封リップ１２を備えると共に、全体的に基板４と発
泡部分５の間で圧力綿めされるように構成された皿形の
第１皿状素子１１と、該素子１１に結合されて対を成す
第２皿状素子１４と、該素子１４から素子１１と反対向
きに突出して固定された分離式シャンク１５とを含んで
成り、特に素子１１はやや丸味を帯びた座部１６を備え
る皿状に、比較的変形可能なプラスチック材料で成形さ
れており、口縁部外側の弾性的に変形可能な密封リップ
１２に対応して口縁部内周に曲線状輪郭を有する内向き
の環状リブ１８を備えている。素子１４は素子１１に対
向した凹所を備えており、素子１４を素子１１の内部に
嵌め込んだ時に、この凹所と素子１１の凹所とが素子２
の頭部７を受入れる内部空洞１９を形成する。素子１４
は素子１１の材料に比較して剛性があるプラスチック材
料で構成されており、リブ１８とその向こう側でかみ合
う（第６図）ことによりこのリブ１８と協働して素子１
１と１４を嵌め合い結合するべく、その口縁部外側に沿
って鋸歯形断面形状の環状リブ２１を備えた円筒状側壁
部２０と、素子１１の底壁部１６に対向する平らな底壁
２２とを有し、この底壁２２はその外面２３の周辺位置
に素子１１とは反対向きに軸方向に突出する複数の固定
ピン２４を備えると共に、中心部に円筒状スリーブ部２
５を備えている。スリーブ部２５もピン２４もパネル４
に設けた夫々の貫通孔、より詳細にはスリーブ部２５の
外径に対応した孔１０と、孔１０の周りに円周方向に間
隔を保って設けたピン２４の外径に対応した孔２８と結
合するように構成されている。更にピン２４をスリーブ
部２５より長くすることにより、基板４の孔２８に内面
１３から通し、基板の外面に突出した端部を加熱して広
げるなど周知の方法でリベット締めして基板４に素子１
４を固定し、またそれによってフェルールｌ全体を基板
４に固定できるように構成されている（第４．６図参照
）。
シャンク１５はスリーブ部２５の外端部２９に対して垂
直に固定されて内部空洞１９を閉塞するプラグ形基部３
０と握持部コ１とを有する。握持部３１は、手その他の
適当な手段で持てるように、基部３０から突出して軸方
向に延びる。シャンク１５は、スリーブ部２５が底壁２
２と一体的に形成されているのと同じようにスリーブ部
２５と一体的に単一部品として形成する。シャンク１５
は素子１１に面して、スリーブ部２５の内部で円錐状の
面取り縁部３２を備え、例えば基部３０に比較してはる
かに薄い切断可能な薄壁３４によってスリーブ部に連結
されている。また簡略化のため図示していないが別の変
形例として、シャンク１５はやはり切断可能な複数１例
えば２〜３個の半径方向の連結ブリッジを介してスリー
ブ部と連結してもよい。いずれの場合もシャンク１５と
スリーブ部２５の連結は、握持部３１に対して圧力を加
えると容易に千切れるように、また千切れた後には端縁
２９に沿ってパネル固定素子（第６図）と係合する貫通
孔３５（第５図）が形成されるような方法で行われる。
第４図、第５図も参照すると、フェルール１は素子１１
と素子１４を別個に成形して得る。この時、素子１４は
シャンク１５と一体的に成形されるが。
シャンク１５とスリーブ部の外縁部２９との結合を弱く
して千切れる様にしておく。
次にこの二つの素子１１．１４を嵌め合い結合してフェ
ルールｌを得る。フェルールｌは素子１４の底壁２２の
外面２３を基板内面１４に当接し、スリーブ２５を貫通
孔１０の内部に配して状態で基板４に対してピン２４で
前述の様に確実に固定する。最後に発泡部分５を周知の
方法により基板４の内面１４上に注入して成形する０発
泡部分５を構成する樹脂の注入、膨張を行う間、素子１
１は基板４に対して押圧されるため、密閉リップ１２は
基板の内面１３に対し密着してシールを行い、発泡材料
が漏れるのを防止する。従９て発泡材料が空洞１９内に
侵入することはない。また少量の発泡材料か基板４の下
に浸透することがあっても、空洞１９へ達するにはスリ
ーブ部２５を通る他なく、スリーブ部はシャンク１５、
特にそのプラグ形基部３０によって閉塞されているため
、材料か空洞部１９へ侵入することない。
空洞１９へ発泡樹脂か入らない様に注入、発泡が行える
結果、先に基板４に固定しておいたフェルールｌを基板
４と発泡部分５の間に挟持、内蔵したパネル３が形成さ
れる。この時点で手または適当な装置によりシャンク１
５を握持し、握持部３１に力を加えることによりシャン
ク１５とスリーブ部２５の外端部２９との間の結合部を
破壊して孔３５を形成する。
この孔３５が望ましくは真空の空洞１９と共に座部を形
成し、次に周知の方法によりパネル固定素子２の頭部７
をここに受容する。
以上の記載から本発明による支持フェルールに関連して
得られる利点は明らかである。即ち、本発明による支持
フェルールはコストか安く、製造が容易であり、シャン
ク１５の分離作業も容易であるためパネルの装着コスト
をほとんど増大することがなく、しかもパネル固定具を
適正な座部に容易に装着できる０発泡材料が侵入するお
それが無い上、パネル固定具の頭部が比較的弱い基板４
に対してではなく、比較的剛性が高く頑丈な素子１４に
対して当接するため、パネルの固定をより確実にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明のパネル固定具支持用フェルールの一実
施例を分離した状態で示す部分断面立面図、第２図は第
１図のフェルールの組立て状態の立面図、第３図は第２
図の底面図、第４図はフェルールを基板に取付け、発泡
層を成形した状態の部分断面立面図、第５図は第４図の
フェルールから分離式シャンクを千切った状態の部分断
面立面図、第６図は第５図のフェルールにパネル固定素
子を取付けた状態の部分断面立面図、第７図は第６図の
パネル固定素子の平面図である。 １は支持フェルール、２はパネル固定素子、３は内装パ
ネル、４は基板、５は発泡部分、１１は第１皿状素子、
１２は密封リップ、１４は第２皿状素子、１５は分離式
シャンク、１９は内部空洞、２４は固定ピン、２５はス
リーブ部を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）例えば車輛ボデーの内部素子等の支持体に基板と
    発泡部分とから成る内装パネルを固定できるように構成
    されたパネル固定素子用の支持フェルールであって、前
    記内装パネルの構成工程において前記基板と前記発泡部
    分との間に固定されるように形成されているフェルール
    において、該フェルールが、前記基板の内表面と協働し
    て実質的に流体封止する環状密封リップを備えて皿状に
    形成され、かつ基板と前記発泡部分との間に圧力締めさ
    れるように構成されている第１皿状素子と、その凹面を
    前記第１素子の凹面に向けた状態で該第１素子に確実に
    係止されて該第１素子と共に前記パネル固定素子の固定
    頭部を受容するための内部空洞を形成する第２皿状素子
    であって、スリーブ部と、前記第１素子の方に向く側の
    反対側から軸方向に突出して延び、前記基板に設けた貫
    通孔とそれぞれ連結されて前記基板に固定すべく構成さ
    れたピンとを含んで成る第２皿状素子と、 前記内部受容空洞を閉塞するように前記スリーブ部の開
    口部に対して突出して固定される分離式シャンクであっ
    て、これを分離した後は前記空洞に達する貫通孔が、前
    記パネル固定素子と係合するように前記スリーブ部に沿
    って形成されるように構成されているシャンクを含んで
    成ることを特徴とする支持フェルール。
  2. （２）前記第１皿状素子と第２皿状素子が夫々の内周の
    リブと外周リブをかみ合わせることにより相互に嵌め合
    い固定されている特許請求の範囲第１項記載の支持フェ
    ルール。
  3. （３）前記第２皿状素子の前記接合ピンとスリーブ部と
    が夫々前記第２皿状素子の平坦底壁の外面の周辺位置お
    よび中心位置から突出して形成されており、前記ピンが
    前記基板にリベット締めされるように前記ピンの長さを
    前記スリーブ部より長くした特許請求の範囲第１項また
    は第２項記載の支持フェルール。
  4. （４）前記分離式シャンクがプラグ状基部と、該基部か
    ら軸方向に突出して延びる握持部とを有し、前記握持部
    は前記第２皿状素子のスリーブ部の正面端縁に対して垂
    直に、該スリーブ部と一体的に単一部品として形成され
    ている特許請求の範囲第１項から第３項のどれか一項記
    載の支持フェルール。
  5. （５）前記分離式シャンク基部に前記第２素子のスリー
    ブ部内部に延びる円錐形の面取り縁部が設けられており
    、前記基部に比較して厚さがはるかに小さい少なくとも
    一つの分離可能な素子によって該シャンク基部が前記ス
    リーブ部の正面端縁に連結されている特許請求の範囲第
    ４項に記載の支持フェルール。
  6. （６）特に自動車用の内装パネルであって、圧縮カート
    ン製基板と、前記基板に発泡プラスチック樹脂を固着し
    て形成される発泡部分とを含んで成り、前記基板を貫通
    して設けられたそれぞれの孔を介して装着される周知形
    式のパネル固定素子を接合するべく複数の座部が前記基
    板と発泡部分との間に設けられている内装パネルにおい
    て、前記座部が特許請求の範囲第１項から第５項に記載
    の支持フェルールによって夫々形成されており、前記支
    持フェルールがダイフォーミング工程において前記基板
    に対して固着されて該基板と前記発泡部分との間に内蔵
    され、その後前記支持フェルールから前記分離式シャン
    クを分離することを特徴とする内装パネル。
JP62035971A 1986-02-21 1987-02-20 基板と発泡部分とから成る内装パネル用のパネル固定素子支持フエル−ル Expired - Lifetime JPH0749801B2 (ja)

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