JPS5822470Y2 - 合成樹脂製サドル継手 - Google Patents
合成樹脂製サドル継手Info
- Publication number
- JPS5822470Y2 JPS5822470Y2 JP12371778U JP12371778U JPS5822470Y2 JP S5822470 Y2 JPS5822470 Y2 JP S5822470Y2 JP 12371778 U JP12371778 U JP 12371778U JP 12371778 U JP12371778 U JP 12371778U JP S5822470 Y2 JPS5822470 Y2 JP S5822470Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saddle
- synthetic resin
- groove
- backing
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は接着剤を用いて合成樹脂製母管と接合するた
めの合成樹脂製サドル継手に関する。
めの合成樹脂製サドル継手に関する。
従来、合成樹脂製サドル継手(以下サドルという)を例
えば下水道本管等の合成樹脂製母管に接合する場合、第
5図に示すように、接合する母管Bの側面の分岐管の取
付位置に穴をあけ、その穴に分岐管の管端を挿入するた
めの受口を有する筒状体Cを嵌合して接続するが、図示
の様に筒状体CとサドルAが別体である場合は筒状体C
をサドルAに嵌挿し接着剤で装着するか、あるいは螺合
その他の手段で密嵌し、そのサドルAによって筒状体C
が母管Bと一体に結合される。
えば下水道本管等の合成樹脂製母管に接合する場合、第
5図に示すように、接合する母管Bの側面の分岐管の取
付位置に穴をあけ、その穴に分岐管の管端を挿入するた
めの受口を有する筒状体Cを嵌合して接続するが、図示
の様に筒状体CとサドルAが別体である場合は筒状体C
をサドルAに嵌挿し接着剤で装着するか、あるいは螺合
その他の手段で密嵌し、そのサドルAによって筒状体C
が母管Bと一体に結合される。
すなわち、サドルAの接合面に接着剤りを塗布し、これ
を母管Bの側面の要所に当接させ、番線を用いてサドル
Aを母管Bに緊締固定するのである。
を母管Bの側面の要所に当接させ、番線を用いてサドル
Aを母管Bに緊締固定するのである。
しかし、このような接着剤を用いた接合にあっては、接
着剤を塗布したサドルAの接合面を母管Bの側面に押付
けたとき、サドル接合面と母管側面との間に気泡が滞留
することによって、接合面の接着剤が部分的に不規則な
状態で途切れ、またこの気泡に押出された多量の接着剤
が接合面からはみ出し、このためサドルAと母管Bとの
接着力が弱くなるという欠点があった。
着剤を塗布したサドルAの接合面を母管Bの側面に押付
けたとき、サドル接合面と母管側面との間に気泡が滞留
することによって、接合面の接着剤が部分的に不規則な
状態で途切れ、またこの気泡に押出された多量の接着剤
が接合面からはみ出し、このためサドルAと母管Bとの
接着力が弱くなるという欠点があった。
また、サドルAを番線で母管Bに緊締固定するときに、
サドルAの外周面が滑らかであるために、番線の位置ず
れが生じ、強固な緊締固定が行えないという欠点があっ
た。
サドルAの外周面が滑らかであるために、番線の位置ず
れが生じ、強固な緊締固定が行えないという欠点があっ
た。
この考案は、前記欠点を除去したものであって、母管と
接合するサドルの接合面にバッキングを装着するための
環状溝を設け、その溝に装着したバッキングの周りに所
要の間隔を保って複数条の溝を設けることにより、番線
でサドルを母管に緊締する際、母管の外側面とサドルの
接合面相互間に好適な接着膜が形成され強力な接合が得
られそのシール性を良くすることができ、しかもバッキ
ングの材質に係わりなく耐久性を高めることができるよ
うにしたものである。
接合するサドルの接合面にバッキングを装着するための
環状溝を設け、その溝に装着したバッキングの周りに所
要の間隔を保って複数条の溝を設けることにより、番線
でサドルを母管に緊締する際、母管の外側面とサドルの
接合面相互間に好適な接着膜が形成され強力な接合が得
られそのシール性を良くすることができ、しかもバッキ
ングの材質に係わりなく耐久性を高めることができるよ
うにしたものである。
以下付図に示す実施例により本考案を説明する。
第1図は本考案の要部の合成樹脂製サドルの接合面の説
明図、第2図は第1図のII −II線に沿う拡大断面
説明図を示す。
明図、第2図は第1図のII −II線に沿う拡大断面
説明図を示す。
第5図に示したようにサドルと筒状体が一体に形成され
ていない代表例について述べると、母管と接着剤を介し
て接合すべき合成樹脂製サドル1の上面中央部には立上
り部5が突設してあり、その立上り部5には母管との接
合面に貫通した貫通穴4が設けられている。
ていない代表例について述べると、母管と接着剤を介し
て接合すべき合成樹脂製サドル1の上面中央部には立上
り部5が突設してあり、その立上り部5には母管との接
合面に貫通した貫通穴4が設けられている。
この貫通穴4には前述のとおり分岐管の端部を挿入する
ための受口を有する筒状体が嵌挿され適宜手段で固設さ
れる。
ための受口を有する筒状体が嵌挿され適宜手段で固設さ
れる。
そしてサドル1の接合面にはその貫通穴4から離れた所
要の位置に環状溝2を設け、その溝2にゴム等の弾性体
からなるバッキング2aが装着される。
要の位置に環状溝2を設け、その溝2にゴム等の弾性体
からなるバッキング2aが装着される。
前記溝2に装着したバッキング2aの周りには接合面の
全体にわたって所要の間隔を保ち相似形の複数条の溝3
が設けられる。
全体にわたって所要の間隔を保ち相似形の複数条の溝3
が設けられる。
この溝3の断面形状は任意の形状が選定されるが、一般
には、0.5〜3mm深さのV字状溝、又はU字状溝が
好適に使用できる。
には、0.5〜3mm深さのV字状溝、又はU字状溝が
好適に使用できる。
この場合、バッキング2aを装着する環状溝2をサドル
接合面の中央部付近に設け、該環状溝2の内外周にそれ
ぞれ溝3を設けることにより、サドルに作用する荷重、
曲げ応力に対して剥離することのない強固な接合が得ら
れる。
接合面の中央部付近に設け、該環状溝2の内外周にそれ
ぞれ溝3を設けることにより、サドルに作用する荷重、
曲げ応力に対して剥離することのない強固な接合が得ら
れる。
一方、サドル1の上面には第3図に示すように、サドル
1の上面に立上り部5を中心に接合面に設けられた各溝
2,3に対応して複数条の同じく無端状の突起6を設け
、それらのリブ的機能を果たす突起6上を緊締する番線
を掛ける溝7を設けておけば、緊締する際に番線のずれ
るおそれもない。
1の上面に立上り部5を中心に接合面に設けられた各溝
2,3に対応して複数条の同じく無端状の突起6を設け
、それらのリブ的機能を果たす突起6上を緊締する番線
を掛ける溝7を設けておけば、緊締する際に番線のずれ
るおそれもない。
以上に述べた構造を有する本考案によるサドルは、射出
成形法、プレス成形性、真空成形法等によって製作可能
であるが、射出成形品の場合は第4図のごとく番線を掛
けるための溝8をサドル1の上面を横切って複数条設け
るだけでもよい。
成形法、プレス成形性、真空成形法等によって製作可能
であるが、射出成形品の場合は第4図のごとく番線を掛
けるための溝8をサドル1の上面を横切って複数条設け
るだけでもよい。
要は番線を掛けることのできる凹状の溝をなすものであ
ればいかなるものであってもよい。
ればいかなるものであってもよい。
以上の如く、本考案は母管と接合するサドルの接合面に
環状溝を設けてバッキングを装着し、そのバッキングの
周りに所要の間隔を保って複数条の溝を設けたので、接
着剤を塗付したサドルの接合面を母管の側面に押付けた
とき、接着剤は前記複数条の溝に滞留してはみ出すこと
なく、また両接合面間に閉じ込められた気泡は、この溝
に逃げ込むので部分的に接着剤が途切れることなく、強
固な接着接合が得られる。
環状溝を設けてバッキングを装着し、そのバッキングの
周りに所要の間隔を保って複数条の溝を設けたので、接
着剤を塗付したサドルの接合面を母管の側面に押付けた
とき、接着剤は前記複数条の溝に滞留してはみ出すこと
なく、また両接合面間に閉じ込められた気泡は、この溝
に逃げ込むので部分的に接着剤が途切れることなく、強
固な接着接合が得られる。
また、サドルの外周面に、番線掛止用溝を設けたことに
より、サドルを番線で母管に緊締固定するときに番線の
位置ずれが生じることなく、迅速、かつ確実な緊締固定
が行え、実用上類る利用価値の高いものである。
より、サドルを番線で母管に緊締固定するときに番線の
位置ずれが生じることなく、迅速、かつ確実な緊締固定
が行え、実用上類る利用価値の高いものである。
第1図は本考案の一実施例を示すサドルの要部説明図、
第2図は第1図のII −II線に沿う拡大断面説明図
、第3図は第1図のサドルの上面斜視図、第4図は他の
例を示すサドルの上面斜視図、第5図は従来のものの断
面図である。 1・・・・・・合成樹脂製サドル、2・・・・・・環状
溝、2a・・・・・・バッキング、3・・・・・・接着
剤の溝、4・・・・、・・貫通穴、5・・・・・・立上
り部、6・・・・・・突起、7,8・・・・・・番線掛
止用溝。
第2図は第1図のII −II線に沿う拡大断面説明図
、第3図は第1図のサドルの上面斜視図、第4図は他の
例を示すサドルの上面斜視図、第5図は従来のものの断
面図である。 1・・・・・・合成樹脂製サドル、2・・・・・・環状
溝、2a・・・・・・バッキング、3・・・・・・接着
剤の溝、4・・・・、・・貫通穴、5・・・・・・立上
り部、6・・・・・・突起、7,8・・・・・・番線掛
止用溝。
Claims (1)
- 母管と接合するサドルの接合面に環状溝を設けてバッキ
ングを装着し、そのバッキングの周りに所要の間隔を保
って複数条の溝を設け、一方、サドル上面には、番線掛
止用溝を設けたことを特徴とする合成樹脂製サドル継手
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12371778U JPS5822470Y2 (ja) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | 合成樹脂製サドル継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12371778U JPS5822470Y2 (ja) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | 合成樹脂製サドル継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5541606U JPS5541606U (ja) | 1980-03-17 |
JPS5822470Y2 true JPS5822470Y2 (ja) | 1983-05-13 |
Family
ID=29083081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12371778U Expired JPS5822470Y2 (ja) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | 合成樹脂製サドル継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822470Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59184010A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-19 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用空調装置の空気導入装置 |
JPS59190614U (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-18 | カルソニックカンセイ株式会社 | 自動車用空気調和装置 |
JP2019044454A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | アロン化成株式会社 | 下水道本管取付具 |
-
1978
- 1978-09-11 JP JP12371778U patent/JPS5822470Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5541606U (ja) | 1980-03-17 |
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