JPS6242210Y2 - - Google Patents

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JPS6242210Y2
JPS6242210Y2 JP1982202003U JP20200382U JPS6242210Y2 JP S6242210 Y2 JPS6242210 Y2 JP S6242210Y2 JP 1982202003 U JP1982202003 U JP 1982202003U JP 20200382 U JP20200382 U JP 20200382U JP S6242210 Y2 JPS6242210 Y2 JP S6242210Y2
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JP
Japan
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sheet
lip
shape
lip portion
tapered
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JP1982202003U
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JPS59103962U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリツプパツキンに関する。
従来よりゴム製パツキンの摺接面にフツ素樹脂
シートを接着して、滑り性能を向上させたリツプ
パツキンは開発されている。このようなパツキン
の摺接面はテーパ状に形成されたものが多い。ま
た製造する場合には、平板ドーナツ状のフツ素樹
脂シートに接着剤を塗布しておき、そしてこの平
板ドーナツ状のフツ素樹脂シートと未加硫のパツ
キン本体用ゴム材とを金型によつて加熱成形する
ときに、フツ素樹脂シートをテーパ状に変形させ
ると共に強い圧力で本体のテーパ状摺接面に接着
している。
ところが平板ドーナツ状フツ素樹脂シートの内
周端縁及び外周端縁が単に円形に形成されている
場合には、テーパ状に変形させてパツキン本体に
接着するときにしわが発生し、良好に接着するこ
とができず、またはがれ易い。
本考案はフツ素樹脂シートの反リツプ部側の外
周形状を工夫することにより、シートがパツキン
本体からはがれにくく、かつしわが発生すること
なく接着できるようにしようとするものであり、
その要旨は、環状のゴム状パツキン本体のテーパ
状摺接面に、テーパ状にフツ素樹脂シートを接着
し、シートの半径方向摺動部材側端部をリツプ部
とし、シートの反リツプ部側に、円周方向に間隔
を隔てて概ね円弧形の切欠部を複数個形成したこ
とである。以下実施例図面に基づいて本考案を説
明する。
第1、第2図において、1は環状のゴム状パツ
キン本体であつて、例えばニトリルゴムふつ素ゴ
ム等よりなつている。パツキン本体1は軸方向の
一方側へ概ねU形に開く(第2図)断面形状を有
しており、内周側にはテーパ状の摺接面2が形成
されている。4フツ化エチレン樹脂等よりなるフ
ツ素樹脂シート3は摺接面2にテーパ状に接着さ
れており、シート3の摺動部材側(小径側)端部
はリツプ部5になつている。リツプ部5は摺動部
材(例えば回転部材)の外周面に摺接する。シー
ト3の厚さは例えば0.2mmである。
シート3の反リツプ部側(大径側)には、円周
方向に間隔を隔てて概ね円弧形の切欠部6が複数
個、例えば6個形成されている。
次に製造方法について説明する。第3図におい
て、成形用金型は下型10、中型(あるいは中
板)11、上型12及び第1、第2中子13,1
4等からなつており、中型11は下型10の上面
に固着され、第1中子13は下型10の中央凹部
に嵌着されている。第2中子14は第1中子13
の上側おねじ部13aに上側から螺挿されてい
る。
まず第4図に示すような円弧形切欠部6を有す
る平板ドーナツ状のシート用部材3′を打抜き形
成し、該シート用部材3′の上面に接着剤を塗布
して後、第1、第2中子13,14(第3図)の
間にこれを締付固定し、シート用部材3′の上面
にパツキン本体用未加硫ゴム部材1′を載せる。
第3図の状態で各型10,11,12を加熱し、
かつ上型12を押し下げると、ゴム部材1′は流
動体となつてパツキン形成空間Aに流れ込み、そ
の後の架橋反応によつて第2図に示すようなパツ
キン本体1が形成される。一方シート用部材3′
(第3図)は、その外周側部分がゴム部材(流動
体)1′に押され、下型10のテーパ面10aに
沿う形状に変形し、接着剤の作用及び押付作用に
より、パツキン本体1(第2図)に強固に接着さ
れる。
しかる後に第3図の線L−Lに沿つてパツキン
本体1及びシート3の内周側部分を切り落とし、
第2図に示すようにリツプ部5を形成する。
なお第1、第2図のリツプパツキンは内周側に
リツプ部5を有する型式のパツキンであるが、外
周側にリツプ部を有するパツキンにも本考案を適
用することができる。また回転部材用ばかりでは
なく、軸方向往復摺動部材用にも用いることがで
きる。
以上説明したように本考案は、環状のゴム状パ
ツキン本体1のテーパ状摺接面2に、テーパ状に
フツ素樹脂シート3を接着し、シート3の半径方
向摺動部材側をリツプ部5とし、シート3の反リ
ツプ部5側に、円周方向に間隔を隔てて概ね円弧
形の切欠部6を複数個形成しているので、シート
接着時においてシート3にしわが生じることがな
く、またシート3と本体1の境目形状が複雑に入
り組むことにより、シート3の周縁の本体1に対
する食い込みが強固になり、強固な接着状態を保
つことができ、はがれにくい。即ち耐久性が向上
する。
また切欠部6は概ね円弧形であるので、例えば
V形の切欠部等のように角部を有する切欠部を備
える場合に比べ、シート3やパツキン本体1に割
れ目が発生する可能性は極めて少ない。
本考案の重要な特徴及び利点をまとめてみる
と、円周方向に切れ目なく連続した環状フツソ樹
脂シート3を備えた構造であり、シート3のリツ
プ部5としては環状に形成されており、一方シー
ト3の反リツプ部側端部に円弧形の複数の切欠部
6を形成している。
即ち環状一体物としてシート3を備えているの
で、多数のシート小片を円周方向に間隔を隔てて
備える場合に比べて、シート自体の強度が高く、
しかも反リツプ部側端部に円弧形の複数の切欠部
6を形成していることにより、本体1に対するシ
ート3の周縁の食い込みが強固になり、はがれに
くく、耐久性が一層向上する。またシート接着時
のしわの発生も防止できる。より詳しく説明する
と、大径側の反リツプ部側に向いて開く円弧形の
切欠き部6を、円周方向に間隔を隔てて複数個形
成することにより、シート3の大径側の反リツプ
部側の周縁形状を複雑な周期的な凹凸形状として
いるので、複雑な形状のシート外周縁は効果的に
本体1に喰い込むことができ、シートははがれに
くい。
しかも大径側の反リツプ部側に向いて開くよう
に円弧形の切欠き部6を形成しているので、テー
パー状にシートを接着する時、しわの発生を効果
的に防止できる。
なおゴム状パツキン本体1の材質としては、ニ
トリルゴムやアクリルゴム等の各種合成ゴムのほ
かに、天然ゴムあるいはゴム状の合成樹脂を利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したリツプパツキンの正
面図、第2図は第1図の−断面拡大図、第3
図は本考案のリツプパツキンの製造方法を示す金
型の断面図、第4図は接着前のシート用部材を示
す正面図である。 1……パツキン本体、2……摺接面、3……フ
ツ素樹脂シート、5……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状のゴム状パツキン本体1のテーパー状摺接
    面2に、円周方向に切れ目なく連続した環状のフ
    ツ素樹脂シート3をテーパー状に接着し、シート
    3の小径側の半径方向摺動部材側端部を環状のリ
    ツプ部5とし、シート3には、大径側の反リツプ
    部側に向いて開く円弧形の切欠き部6を、円周方
    向に間隔を隔てて複数個形成して、シート3の大
    径側の反リツプ部側の端縁形状を周期的な凹凸形
    状としたことを特徴とするリツプパツキン。
JP1982202003U 1982-12-27 1982-12-27 リツプパツキン Granted JPS59103962U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982202003U JPS59103962U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 リツプパツキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982202003U JPS59103962U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 リツプパツキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59103962U JPS59103962U (ja) 1984-07-12
JPS6242210Y2 true JPS6242210Y2 (ja) 1987-10-29

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ID=30427484

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JP1982202003U Granted JPS59103962U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 リツプパツキン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169377A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Nsk Ltd シール部材、シール部材を備えたボールねじ及びシール部材の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148757A (en) * 1976-06-04 1977-12-10 Nippon Oil Seal Ind Co Ltd Oil seal and method of producing same

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JPS612851Y2 (ja) * 1980-02-13 1986-01-29

Patent Citations (1)

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JPS52148757A (en) * 1976-06-04 1977-12-10 Nippon Oil Seal Ind Co Ltd Oil seal and method of producing same

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JPS59103962U (ja) 1984-07-12

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