JPH01188768A - 蜜封装置の製造方法およびその成形型 - Google Patents
蜜封装置の製造方法およびその成形型Info
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- JPH01188768A JPH01188768A JP63008499A JP849988A JPH01188768A JP H01188768 A JPH01188768 A JP H01188768A JP 63008499 A JP63008499 A JP 63008499A JP 849988 A JP849988 A JP 849988A JP H01188768 A JPH01188768 A JP H01188768A
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ゴム状弾性体製のゴムリップと、このゴムリ
ップをバックアップする樹脂製のバックアップリングと
を備えた耐圧性の密封装置の製造方法およびその成形型
に関する。
ップをバックアップする樹脂製のバックアップリングと
を備えた耐圧性の密封装置の製造方法およびその成形型
に関する。
(従来の技術)
従来、この種の密封装置としては、たとえば第8図およ
び第9図に示すようなものがある。第1例の第8図に示
す密封装置100にあっては、いわゆる外周ゴム形ばね
付オイルシールタイプのシール本体101と、このシー
ル本体101のシールリップ102をバックアップする
樹脂製のバックアップリング103とにより構成されて
いる。
び第9図に示すようなものがある。第1例の第8図に示
す密封装置100にあっては、いわゆる外周ゴム形ばね
付オイルシールタイプのシール本体101と、このシー
ル本体101のシールリップ102をバックアップする
樹脂製のバックアップリング103とにより構成されて
いる。
このバックアップリング103は略断面矩形状のリング
部材で、その内周面が回転軸に摺接し、シ−ルリップ1
02に作用する密封流体の圧力支承するものである。
部材で、その内周面が回転軸に摺接し、シ−ルリップ1
02に作用する密封流体の圧力支承するものである。
このような密封装置100の製造にあたっては、シール
本体101とバックアップリング103を別々に成形し
、その後シール本体101とバックアップリング103
とを組付けていた。そしてバックアップリング103は
、旋削によって所定形状に削り出すことにより加工して
いた。
本体101とバックアップリング103を別々に成形し
、その後シール本体101とバックアップリング103
とを組付けていた。そしてバックアップリング103は
、旋削によって所定形状に削り出すことにより加工して
いた。
一方、第9図に示す第2例の密封装置105にあっては
、第1例と同様の外周ゴム形ばね付きオイルシールタイ
プのシール本体106と、このシール本体106のゴム
状弾性体製のゴムリップ107に沿って延びる樹脂リッ
プ10Bを備えたリップ形式の樹脂製のバックアップリ
ング109とを一体に組付けて構成されている。この密
封装置105の製造は、まず第10図に示されるような
プレス型110を用いてワッシャ状の樹脂シート110
a4内径側を筒状に曲げ出すように成形する0次いで第
11図に示すように、断面り字状に成形した金属環11
1のフランジ部111aにバックアップリング109の
外径側端部を接着する。
、第1例と同様の外周ゴム形ばね付きオイルシールタイ
プのシール本体106と、このシール本体106のゴム
状弾性体製のゴムリップ107に沿って延びる樹脂リッ
プ10Bを備えたリップ形式の樹脂製のバックアップリ
ング109とを一体に組付けて構成されている。この密
封装置105の製造は、まず第10図に示されるような
プレス型110を用いてワッシャ状の樹脂シート110
a4内径側を筒状に曲げ出すように成形する0次いで第
11図に示すように、断面り字状に成形した金属環11
1のフランジ部111aにバックアップリング109の
外径側端部を接着する。
そして、このようにバックアップリング109と金属環
11’lを接着した組立体を、図示しない成形型内にイ
ンサートして加圧、加熱することにより加硫成形を行な
っていた。
11’lを接着した組立体を、図示しない成形型内にイ
ンサートして加圧、加熱することにより加硫成形を行な
っていた。
(発明が解決しようとする課題)
しかし斯かる従来技術の場合には、第1例の密封装置1
00にあっては、バックアップリング103を削り出す
ために歩留りが悪く材料コストが嵩むと共に、バックア
ップリング103を旋削するための旋削工程を要すると
いう問題があり生産能率が悪かった。
00にあっては、バックアップリング103を削り出す
ために歩留りが悪く材料コストが嵩むと共に、バックア
ップリング103を旋削するための旋削工程を要すると
いう問題があり生産能率が悪かった。
一方、第2例の密封装置105にあっては、バックアッ
プリング109を成形するための予備工程として、ワッ
シャ状の樹脂シー) 11011L−樹脂リップ10B
の曲げ出し工程、さらにバックアップリング109と金
属環111との接着工程を要し、成形の準備に時間がか
かり、やはり生産能率が悪いという問題があった。
プリング109を成形するための予備工程として、ワッ
シャ状の樹脂シー) 11011L−樹脂リップ10B
の曲げ出し工程、さらにバックアップリング109と金
属環111との接着工程を要し、成形の準備に時間がか
かり、やはり生産能率が悪いという問題があった。
本発明は、上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、樹脂リングの
樹脂リップ部の成形加工をシール本体の加硫成形と同時
に行ない得るようにして、樹脂材料の削減および加工工
程の削減を図り得る密封装置の製造方法およびその成形
型を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、樹脂リングの
樹脂リップ部の成形加工をシール本体の加硫成形と同時
に行ない得るようにして、樹脂材料の削減および加工工
程の削減を図り得る密封装置の製造方法およびその成形
型を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明にあっては、ゴム状
弾性体製のゴムリップを有するシール本体と、上記ゴム
リップに沿って延びる樹脂リップを有する樹脂製のバッ
クアップリングとを、上記シール本体の加硫成形時に一
体成形する密封装置の製造方法において、予めワッシャ
状に成形した樹脂シートを成形型のキャビティ内にイン
サートし、キャビティ内に充填される流動化したゴム状
弾性材の成形圧力によって、上記樹脂シートの内縁を筒
状に曲げ出して上記樹脂リップを成形することを特徴と
する。
弾性体製のゴムリップを有するシール本体と、上記ゴム
リップに沿って延びる樹脂リップを有する樹脂製のバッ
クアップリングとを、上記シール本体の加硫成形時に一
体成形する密封装置の製造方法において、予めワッシャ
状に成形した樹脂シートを成形型のキャビティ内にイン
サートし、キャビティ内に充填される流動化したゴム状
弾性材の成形圧力によって、上記樹脂シートの内縁を筒
状に曲げ出して上記樹脂リップを成形することを特徴と
する。
また、その成形型は上型と下型との合せ部に環状のキャ
ビティを形成すると共に、上記下型の上記キャビティに
対して内側に位置する上型との合せ部をキャビティの上
部に配置し、該内側の合せ部にワッシャ状の樹脂シート
と環状のゴム状弾性体製生地の内縁部を樹脂シートを下
にして外径側をキャビティ内に臨ませて載置する材料載
置部を設けて成ることを特徴とする。
ビティを形成すると共に、上記下型の上記キャビティに
対して内側に位置する上型との合せ部をキャビティの上
部に配置し、該内側の合せ部にワッシャ状の樹脂シート
と環状のゴム状弾性体製生地の内縁部を樹脂シートを下
にして外径側をキャビティ内に臨ませて載置する材料載
置部を設けて成ることを特徴とする。
(作 用)
而して、本発明の製造方法にあっては、ワッシャ状の樹
脂シートの内縁が、シール本体の加硫成形の際の成形圧
力によって、加硫成形と同時に筒状に曲げ出されてバッ
クアップリングを構成する樹脂リップが成形される。
脂シートの内縁が、シール本体の加硫成形の際の成形圧
力によって、加硫成形と同時に筒状に曲げ出されてバッ
クアップリングを構成する樹脂リップが成形される。
一方、本発明の成形型にあっては、下型のキャビティに
対して内側に位置する合せ部の材料載置部に樹脂レート
とゴム状弾性体製の生地も載置すれば、圧縮成形時の加
圧力によって樹脂シートの内縁部が、キャビティの内径
側壁面に沿って拡開されて筒状の樹脂リップが成形され
ることになる。
対して内側に位置する合せ部の材料載置部に樹脂レート
とゴム状弾性体製の生地も載置すれば、圧縮成形時の加
圧力によって樹脂シートの内縁部が、キャビティの内径
側壁面に沿って拡開されて筒状の樹脂リップが成形され
ることになる。
(実施例)゛
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する、第1
図は本発明の一実施例に係る製造方法により製造される
密封装置が示されている。
図は本発明の一実施例に係る製造方法により製造される
密封装置が示されている。
すなわち、1は密封装置全体を示しており、概略ゴム状
弾性体製のゴムリップ2を備えたシール本体3と、この
ゴムリップ2をバックアップする樹脂製のバックアップ
リング4とから構成されている。シール本体3は、外周
ゴム型ばね付オイルシールタイプで、ハウジング5内周
に嵌合する外筒部31と、外筒部31の大気側端縁から
半径方向内方に向って延びるリップ支持部32と、リッ
プ支持部32から密封流体O側に向って延びてリップ先
端34が回転軸Sの外周面に摺接してシール部S6を構
成するゴムリップ2とから構成されている。
弾性体製のゴムリップ2を備えたシール本体3と、この
ゴムリップ2をバックアップする樹脂製のバックアップ
リング4とから構成されている。シール本体3は、外周
ゴム型ばね付オイルシールタイプで、ハウジング5内周
に嵌合する外筒部31と、外筒部31の大気側端縁から
半径方向内方に向って延びるリップ支持部32と、リッ
プ支持部32から密封流体O側に向って延びてリップ先
端34が回転軸Sの外周面に摺接してシール部S6を構
成するゴムリップ2とから構成されている。
そしてシール本体3の外筒部31およびリップ支持部3
2は、補強用の断面り字状の金属環35を心金としてゴ
ム状弾性体が一体に焼付けて成形されている。尚、6は
ゴムリップ2に緊迫力を付与するばね部材である。
2は、補強用の断面り字状の金属環35を心金としてゴ
ム状弾性体が一体に焼付けて成形されている。尚、6は
ゴムリップ2に緊迫力を付与するばね部材である。
一方、バックアップリング4は、たとえばPTFE(四
フッ化エチレン樹脂)等のフッ素系樹脂、その他低摩擦
で耐摩耗性に優れた樹脂製のリング状部材で、その内径
側端部に上記シール本体3のゴムリップ2の大気側側面
に沿って延びる樹脂リップ41を備えている。この樹脂
リップ41の先端部41aは上記ゴムリップ2のリップ
先端34の顎部34aまで延びている。そして、バック
アップリング4の外径側端部42は、金属環35のフラ
ンジ部35aと、ゴムリップ2の基部33aの間に挟み
込まれることにより固定されている。
フッ化エチレン樹脂)等のフッ素系樹脂、その他低摩擦
で耐摩耗性に優れた樹脂製のリング状部材で、その内径
側端部に上記シール本体3のゴムリップ2の大気側側面
に沿って延びる樹脂リップ41を備えている。この樹脂
リップ41の先端部41aは上記ゴムリップ2のリップ
先端34の顎部34aまで延びている。そして、バック
アップリング4の外径側端部42は、金属環35のフラ
ンジ部35aと、ゴムリップ2の基部33aの間に挟み
込まれることにより固定されている。
第2図乃至第4図には上記した密封装置の製造方法が示
されている。
されている。
成形型10は、互いに対向配置される上型11と下型1
2とから構成され、上型llと下型12との合せ部には
印ろう部が構成されている。すなわち、下型12の合せ
部には環状の凹溝13が設けられ、一方上型11の合せ
部には上記環状凹溝13に密に嵌合する環状の突堤14
が突設されている。環状凹溝13はその内径側壁面13
aが上型11の型締め方向に沿って略垂直面になってい
る。またその外径側壁面13bは、上方に向って半径方
向外方に徐々に傾斜するテーパ面となっている。そして
上型11の突堤14の内外周が環状凹溝13の内外径側
壁面13a、13bに密接されている。
2とから構成され、上型llと下型12との合せ部には
印ろう部が構成されている。すなわち、下型12の合せ
部には環状の凹溝13が設けられ、一方上型11の合せ
部には上記環状凹溝13に密に嵌合する環状の突堤14
が突設されている。環状凹溝13はその内径側壁面13
aが上型11の型締め方向に沿って略垂直面になってい
る。またその外径側壁面13bは、上方に向って半径方
向外方に徐々に傾斜するテーパ面となっている。そして
上型11の突堤14の内外周が環状凹溝13の内外径側
壁面13a、13bに密接されている。
一方、環状凹溝13底面および突堤14下端面に形成さ
れた平坦なランド部に、環状のキャビティCを構成する
ための凹所15,16が設けられている。下側凹所16
は断面略方形状で、その外径側壁面16bは、シール本
体3の外周面を形成するようになっている。そしてこの
外径側壁面16bは、環状型17によって分割構成とな
っている。
れた平坦なランド部に、環状のキャビティCを構成する
ための凹所15,16が設けられている。下側凹所16
は断面略方形状で、その外径側壁面16bは、シール本
体3の外周面を形成するようになっている。そしてこの
外径側壁面16bは、環状型17によって分割構成とな
っている。
一方、下型12の環状凹所16底面16cには、シール
本体3内に埋設される断面り字状の金属環35が載置さ
れ、内径側壁面16aの下端縁には金属環35のフラン
ジ部35a内周が嵌合して位置決めされる位置決め部1
8が形成されている。
本体3内に埋設される断面り字状の金属環35が載置さ
れ、内径側壁面16aの下端縁には金属環35のフラン
ジ部35a内周が嵌合して位置決めされる位置決め部1
8が形成されている。
さらにこの内径側壁面16aの上部には上方に向って徐
々に縮径されるテーバ部19が設けられていて、このテ
ーパ部19がシール本体3のゴムリップ2のリップ先端
34の大気側側面に相応するようになっている。
々に縮径されるテーバ部19が設けられていて、このテ
ーパ部19がシール本体3のゴムリップ2のリップ先端
34の大気側側面に相応するようになっている。
そして、上型11の環状突堤14と下型12の環状凹溝
13との合せ部において、下型のキャビティCに対して
内側に位置する合せ部となる段部13cが材料載置部と
なっており、この段部13cはキャビティCの上部位置
に配置される構成となっている。
13との合せ部において、下型のキャビティCに対して
内側に位置する合せ部となる段部13cが材料載置部と
なっており、この段部13cはキャビティCの上部位置
に配置される構成となっている。
次に、このような成形型10を用いて密封装置を加硫成
形する工程を、順を追って説゛明する。
形する工程を、順を追って説゛明する。
まず、第2図に示すように型開きした下型12の環状凹
所16内に金属環35をフランジ部35aを下にして嵌
め込む、金属環35には予じめ接着剤が塗布されている
。ついで、第6図に示すような円筒状の樹脂素材22か
ら予め成形されたワッシャ状の樹脂シート20と環状の
ゴム生地21を、樹脂シート20を下にして下型12の
環状凹溝13の内径側壁面13aに嵌合して材料載置部
を構成する段部13cに載置する。この状態で樹脂シー
ト20およびゴム生地21の外径側端部はキャビティ内
に臨んだ配置となる。
所16内に金属環35をフランジ部35aを下にして嵌
め込む、金属環35には予じめ接着剤が塗布されている
。ついで、第6図に示すような円筒状の樹脂素材22か
ら予め成形されたワッシャ状の樹脂シート20と環状の
ゴム生地21を、樹脂シート20を下にして下型12の
環状凹溝13の内径側壁面13aに嵌合して材料載置部
を構成する段部13cに載置する。この状態で樹脂シー
ト20およびゴム生地21の外径側端部はキャビティ内
に臨んだ配置となる。
つぎに図示しない上熱盤、上熱盤を介して上。
下型11,12を加熱した状態で第3図および第4図に
示すように型締めする。すなわち、上型11の突堤14
下端面によって加熱され流動化したゴム生地21が圧縮
されて下型12の環状凹所16内に入り込んでいく、そ
して流動化したゴム生地を圧縮する圧力によって、加熱
下において軟質化した樹脂シー)20の内縁部20aが
環状凹所16の内径側壁面16aに沿ワて円周方向に引
き延ばされると共に上方に向って筒状に張り出し、筒状
の7ラング部20bが形成されていく、さらに第4図に
示すように、上型11と下型12とが完全に型閉めされ
た段階で外縁部20cが金属環35のフランジ部35a
に当接し、筒状のフランジ部20b先端20aは、環状
凹所16内径側壁面16a上端部のテーパ部19の下端
位置となる。
示すように型締めする。すなわち、上型11の突堤14
下端面によって加熱され流動化したゴム生地21が圧縮
されて下型12の環状凹所16内に入り込んでいく、そ
して流動化したゴム生地を圧縮する圧力によって、加熱
下において軟質化した樹脂シー)20の内縁部20aが
環状凹所16の内径側壁面16aに沿ワて円周方向に引
き延ばされると共に上方に向って筒状に張り出し、筒状
の7ラング部20bが形成されていく、さらに第4図に
示すように、上型11と下型12とが完全に型閉めされ
た段階で外縁部20cが金属環35のフランジ部35a
に当接し、筒状のフランジ部20b先端20aは、環状
凹所16内径側壁面16a上端部のテーパ部19の下端
位置となる。
一方、ゴム生地21はキャビティC内に充満し、型内で
加硫が進行する。
加硫が進行する。
所定時間経過後、型開きして、下型12内から第7図に
示すような成形体25を取出す、そして取出した成形体
25のゴムリップ2のリップ先端34の密封流体側側面
の余剰部分25aをカットすると共に、ばね部材6をリ
ップ先端34に嵌込んで密封装置lが完成される。
示すような成形体25を取出す、そして取出した成形体
25のゴムリップ2のリップ先端34の密封流体側側面
の余剰部分25aをカットすると共に、ばね部材6をリ
ップ先端34に嵌込んで密封装置lが完成される。
このように樹脂製のバックアップリング4の樹脂リップ
41の成形および組付けをシール本体3の加硫成形と同
時に行なうことができ、加工工程が少なくなって生産能
率を高めることができる。
41の成形および組付けをシール本体3の加硫成形と同
時に行なうことができ、加工工程が少なくなって生産能
率を高めることができる。
また、バックアップリング4を樹脂シート20の内縁を
下型12の環状凹所16の内径側壁面16aに沿って突
き起こして成形するので、樹脂材料のムダはない。
下型12の環状凹所16の内径側壁面16aに沿って突
き起こして成形するので、樹脂材料のムダはない。
尚、上記実施例では、樹脂製のバックアップリング4と
金属環35の回り止めを接着固定することにより行なう
ようになっているが、たとえば金属環35にバックアッ
プリング4の取付部に食い込む突起等を設けるようにし
てもよい。
金属環35の回り止めを接着固定することにより行なう
ようになっているが、たとえば金属環35にバックアッ
プリング4の取付部に食い込む突起等を設けるようにし
てもよい。
(発明の効果)
本発明は、以上の構成および作用から成るもので、その
製造方法によれば、ゴムリップの大気側側面に沿って延
びる樹脂リップを備えた樹脂製のバックアップリングを
、シール本体の加硫成形時に一体成形すると共に、成形
時の成形圧力でもって樹脂シートの内縁を筒状に曲げ出
して樹脂リップを成形するようにしたので、樹脂材料の
浪費がないばかりか、樹脂リップを成形するための予備
成形工程が不要となり、生産能率が高まってコスト低減
を図ることができる。
製造方法によれば、ゴムリップの大気側側面に沿って延
びる樹脂リップを備えた樹脂製のバックアップリングを
、シール本体の加硫成形時に一体成形すると共に、成形
時の成形圧力でもって樹脂シートの内縁を筒状に曲げ出
して樹脂リップを成形するようにしたので、樹脂材料の
浪費がないばかりか、樹脂リップを成形するための予備
成形工程が不要となり、生産能率が高まってコスト低減
を図ることができる。
また、′本発明の成形型によれば、ワッシャ状の樹脂シ
ートの内縁上にゴム生地を重ねて載置するだけでこのゴ
ム生地の圧縮時の圧力で樹脂シートの内縁をキャビティ
を構成する環状凹所の内径側壁面に沿って拡開して筒状
につば出し成形がなされるので、成形加工が極めて容易
となる。
ートの内縁上にゴム生地を重ねて載置するだけでこのゴ
ム生地の圧縮時の圧力で樹脂シートの内縁をキャビティ
を構成する環状凹所の内径側壁面に沿って拡開して筒状
につば出し成形がなされるので、成形加工が極めて容易
となる。
第1図は本発明の製造方法により製造される密封装置の
一例を示す縦断面図、第2図乃至第4図は本発明の製造
方法に用いられる成形型の樹脂シートの成形工程を示す
縦断面図、第5図は第2図の樹脂シートおよびゴム生地
の概略斜視図、第6図は第3図の樹脂シートの加工工程
の一例を示す斜視図、第7図は圧縮成形により成形され
た成形体の縦断面図、第8図は従来の密封装置の要部縦
断面図、第9図は他の従来の密封装置゛の要部縦断面図
、第10図は第9図のバックアップリングのプレス成形
工程の要部縦断面図、第11図はバックアップリングと
補強環を一体に接着固定した状態の要部縦断面図である
。 符号の説明 1・・・密封装置 2・・・ゴムリップ3・
・・シール本体 35・・・金属環4・・・バ
ックアップリング 41・・・樹脂リップ10・・・成
形型 11・・・上型12・・・下型
13・・・環状凹溝14・・・突堤
16・・・凹所16a・・・内径側壁面 18
・・・位置決め部19・・・テーパ部 20・
・・樹脂シート20a・・・内縁部 20c・
・・外縁部21・・・ゴム生地 25・・・成
形体C・・・キャビティ 第1図 第2図 第3図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
一例を示す縦断面図、第2図乃至第4図は本発明の製造
方法に用いられる成形型の樹脂シートの成形工程を示す
縦断面図、第5図は第2図の樹脂シートおよびゴム生地
の概略斜視図、第6図は第3図の樹脂シートの加工工程
の一例を示す斜視図、第7図は圧縮成形により成形され
た成形体の縦断面図、第8図は従来の密封装置の要部縦
断面図、第9図は他の従来の密封装置゛の要部縦断面図
、第10図は第9図のバックアップリングのプレス成形
工程の要部縦断面図、第11図はバックアップリングと
補強環を一体に接着固定した状態の要部縦断面図である
。 符号の説明 1・・・密封装置 2・・・ゴムリップ3・
・・シール本体 35・・・金属環4・・・バ
ックアップリング 41・・・樹脂リップ10・・・成
形型 11・・・上型12・・・下型
13・・・環状凹溝14・・・突堤
16・・・凹所16a・・・内径側壁面 18
・・・位置決め部19・・・テーパ部 20・
・・樹脂シート20a・・・内縁部 20c・
・・外縁部21・・・ゴム生地 25・・・成
形体C・・・キャビティ 第1図 第2図 第3図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
Claims (2)
- (1) ゴム状弾性体製のゴムリップを有するシール本
体と、上記ゴムリップに沿って延びる樹脂リップを有す
る樹脂製のバックアップリングとを、上記シール本体の
加硫成形時に一体成形する密封装置の製造方法において
、 予めワッシャ状に成形した樹脂シートを成 形型のキャビティ内にインサートし、キャビティ内に充
填される流動化したゴム状弾性材の成形圧力によって、
上記樹脂シートの内縁を筒状に曲げ出して上記樹脂リッ
プを成形することを特徴とする密封装置の製造方法。 - (2) 上型と下型との合せ部に環状のキャビティを形
成すると共に、上記下型の上記キャビティに対して内側
に位置する上型との合せ部をキャビティの上部に配置し
、該内側の合せ部にワッシャ状の樹脂シートと環状のゴ
ム状弾性体製生地の内縁部を樹脂シートを下にして外径
側をキャビティ内に臨ませて載置する材料載置部を設け
て成ることを特徴とする密封装置の成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008499A JPH01188768A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 蜜封装置の製造方法およびその成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008499A JPH01188768A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 蜜封装置の製造方法およびその成形型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01188768A true JPH01188768A (ja) | 1989-07-28 |
Family
ID=11694808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63008499A Pending JPH01188768A (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 蜜封装置の製造方法およびその成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01188768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994029622A1 (fr) * | 1993-06-04 | 1994-12-22 | Nok Corporation | Structure de joint d'etancheite et son procede de production |
US5884919A (en) * | 1991-10-18 | 1999-03-23 | Nok Corporation | Sealing device and sealing device manufacturing method |
WO2004081425A1 (ja) * | 1991-10-18 | 2004-09-23 | Takayuki Saito | 密封装置およびその製造方法 |
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JPH01144846A (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-07 | Ricoh Co Ltd | 通信端末装置 |
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-
1988
- 1988-01-20 JP JP63008499A patent/JPH01188768A/ja active Pending
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