JPS6221815Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221815Y2 JPS6221815Y2 JP1982112220U JP11222082U JPS6221815Y2 JP S6221815 Y2 JPS6221815 Y2 JP S6221815Y2 JP 1982112220 U JP1982112220 U JP 1982112220U JP 11222082 U JP11222082 U JP 11222082U JP S6221815 Y2 JPS6221815 Y2 JP S6221815Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- reinforcing ring
- seal
- lip
- oil seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 21
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 10
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はバツクアツプリング付オイルシールに
係る。
係る。
圧力変化の大きい密封液を密封する際にバツク
アツプリング付オイルシールが使用されている。
この種オイルシールの従来例として、二部品から
成り断面略U字状に形成した金属環の一部をバツ
クアツプリングとして使用しているものがある。
この金属環を形成する一方の部品は全面に接着剤
が塗布されており、リツプを有するシール本体部
を成形時に焼付し、且つ他方の部品はリツプとそ
の近傍のみを金属環から遊離させるために、非接
着状態にし、バツクアツプリングの作用をさせた
ものがある。しかし接着処理をせずにバツクアツ
プリングの作用をさせる側の金属環を、オイルシ
ールのリツプネツク部の内周面に適合した形状に
切削加工する必要があり、この加工作業が繁雑で
あり、且つ、成型時の圧力によりゴムがバツクア
ツプリングの内周面にバリとして流出する欠点が
ある。さらには、ダストリツプを形成する場合に
は、補強環の外側面にダストリツプ用のゴム材料
を充填する必要があり、補強環に設けた連通孔等
により行なうため、補強環の加工作業が繁雑な欠
点をも有している。またオイルシール成形後にバ
ツクアツプリングを装着するようにしたオイルシ
ールも考案されているが、このような装着作業は
生産性を低下させ、さらにはリツプネツク部の内
周面へのバツクアツプリングのフイツト性が良く
なく、耐圧性に乏しい欠点がある。
アツプリング付オイルシールが使用されている。
この種オイルシールの従来例として、二部品から
成り断面略U字状に形成した金属環の一部をバツ
クアツプリングとして使用しているものがある。
この金属環を形成する一方の部品は全面に接着剤
が塗布されており、リツプを有するシール本体部
を成形時に焼付し、且つ他方の部品はリツプとそ
の近傍のみを金属環から遊離させるために、非接
着状態にし、バツクアツプリングの作用をさせた
ものがある。しかし接着処理をせずにバツクアツ
プリングの作用をさせる側の金属環を、オイルシ
ールのリツプネツク部の内周面に適合した形状に
切削加工する必要があり、この加工作業が繁雑で
あり、且つ、成型時の圧力によりゴムがバツクア
ツプリングの内周面にバリとして流出する欠点が
ある。さらには、ダストリツプを形成する場合に
は、補強環の外側面にダストリツプ用のゴム材料
を充填する必要があり、補強環に設けた連通孔等
により行なうため、補強環の加工作業が繁雑な欠
点をも有している。またオイルシール成形後にバ
ツクアツプリングを装着するようにしたオイルシ
ールも考案されているが、このような装着作業は
生産性を低下させ、さらにはリツプネツク部の内
周面へのバツクアツプリングのフイツト性が良く
なく、耐圧性に乏しい欠点がある。
本考案の目的は上述の従来の欠点を解決したバ
ツクアツプリング付オイルシールを提供すると共
に、該バツクアツプリングにダストシールの機能
を備えさせることである。
ツクアツプリング付オイルシールを提供すると共
に、該バツクアツプリングにダストシールの機能
を備えさせることである。
第1図は本考案のオイルシールの断面図、第2
図は該オイルシールを機器に装着した状態を示
す。
図は該オイルシールを機器に装着した状態を示
す。
本考案のオイルシール1は、オイルシール成形
時の圧力や温度に対し変形しにくい、即ち熱変形
温度の高い、ポリテトラフルオロエチレンやポリ
アミド系の合成樹脂より成るバツクアツプリング
2を補強環4の径方向内方部とリツプネツク部6
の内周面との間の空隙内に装着したものである。
さらに詳細に述べれば、このバツクアツプリング
2は、シール本体部7にこれを変形させる力が加
わつていない第1図の状態にあるときにバツクア
ツプリング2の外周面が、リツプネツク部6の内
周面と、補強環4の径方向内方部の内面と、補強
環の径方向内端縁41とに非接着状態で緊密に係
合するように上記空隙内に装着されるとともに、
補強環の外側へ突出するダストリツプ3を有して
いる。また、シール本体部7は、補強環4をシー
ル本体部7に固着しかつバツクアツプリング2を
前記空隙内に保持するように補強環4及びバツク
アツプリング2のまわりに成形されたゴム成形体
である。このことから解るように、このオイルシ
ール1を成形するときには、バツクアツプリング
2と補強環4とを成形用金型のキヤビテイ内にイ
ンサートした状態でこれらのまわりにシール本体
部7を成形する。そして、シール本体部7と補強
環4とは成形時に加硫接着される。成形されたシ
ール本体部7はリツプネツク部6を有し、その径
方向内方部にシールリツプ5が設けられていて、
該シールリツプ5の先端に形成してあるリツプエ
ツジ8と前述のバツクアツプリングに設けたダス
トリツプ3とが回転軸10に対して摺動接触して
密封作用を行う。
時の圧力や温度に対し変形しにくい、即ち熱変形
温度の高い、ポリテトラフルオロエチレンやポリ
アミド系の合成樹脂より成るバツクアツプリング
2を補強環4の径方向内方部とリツプネツク部6
の内周面との間の空隙内に装着したものである。
さらに詳細に述べれば、このバツクアツプリング
2は、シール本体部7にこれを変形させる力が加
わつていない第1図の状態にあるときにバツクア
ツプリング2の外周面が、リツプネツク部6の内
周面と、補強環4の径方向内方部の内面と、補強
環の径方向内端縁41とに非接着状態で緊密に係
合するように上記空隙内に装着されるとともに、
補強環の外側へ突出するダストリツプ3を有して
いる。また、シール本体部7は、補強環4をシー
ル本体部7に固着しかつバツクアツプリング2を
前記空隙内に保持するように補強環4及びバツク
アツプリング2のまわりに成形されたゴム成形体
である。このことから解るように、このオイルシ
ール1を成形するときには、バツクアツプリング
2と補強環4とを成形用金型のキヤビテイ内にイ
ンサートした状態でこれらのまわりにシール本体
部7を成形する。そして、シール本体部7と補強
環4とは成形時に加硫接着される。成形されたシ
ール本体部7はリツプネツク部6を有し、その径
方向内方部にシールリツプ5が設けられていて、
該シールリツプ5の先端に形成してあるリツプエ
ツジ8と前述のバツクアツプリングに設けたダス
トリツプ3とが回転軸10に対して摺動接触して
密封作用を行う。
第2図の機器本体11に嵌着した本考案のオイ
ルシール1の回転軸10への接触状態において、
シールリツプ側のリツプネツク部6の内周面はバ
ツクアツプリング2に接触せずに遊離自在の状態
となる。
ルシール1の回転軸10への接触状態において、
シールリツプ側のリツプネツク部6の内周面はバ
ツクアツプリング2に接触せずに遊離自在の状態
となる。
したがつてシールリツプ5は回転軸10に追随
し易く密封性能が良好である。また密封液の圧力
が高い場合にもバツクアツプリング2が存在する
ためシールリツプの変形を起しにくく、シール面
9が回転軸10に接する面積が異常に拡大する恐
れが生じない。よつてオイルシール1の異常摩耗
が防止される。
し易く密封性能が良好である。また密封液の圧力
が高い場合にもバツクアツプリング2が存在する
ためシールリツプの変形を起しにくく、シール面
9が回転軸10に接する面積が異常に拡大する恐
れが生じない。よつてオイルシール1の異常摩耗
が防止される。
上述のように、バツクアツプリング2は金属等
の完全な剛体ではなく合成樹脂製のものになつて
いる。従つて、バツクアツプリングが精度よく加
工されていなかつた場合にも、オイルシール成形
時に合成樹脂の弾性を利用して、バツクアツプリ
ングを、その内周面を金型キヤビテイの周面に良
好に接触させた状態で金型キヤビテイ内に嵌装す
ることができる。また、バツクアツプリングの内
径を金型キヤビテイの周面の径より多少小さくし
ておくことによつてその嵌装をより緊密に行うこ
とも可能である。そして、成形圧力が加えられた
ときには、その圧力はバツクアツプリングに対し
て外側から径方向内方へ向けて作用するために、
バツクアツプリングの内周面は金型キヤビテイの
周面にさらに密着することになる。従つて、シー
ル本体7を形成すべきゴムがバツクアツプリング
の外側から内周側へ侵入し、そのゴムがオイルシ
ール成形後にバツクアツプリングの内周面にバリ
として残るようなことがない。従つて、オイルシ
ールを軸に装着して使用したときに、上記のバリ
が運動する軸との接触によつてバツクアツプリン
グから剥離してシールリツプ5に食いこむことに
よるオイルシールの損傷を防止することができ
る。
の完全な剛体ではなく合成樹脂製のものになつて
いる。従つて、バツクアツプリングが精度よく加
工されていなかつた場合にも、オイルシール成形
時に合成樹脂の弾性を利用して、バツクアツプリ
ングを、その内周面を金型キヤビテイの周面に良
好に接触させた状態で金型キヤビテイ内に嵌装す
ることができる。また、バツクアツプリングの内
径を金型キヤビテイの周面の径より多少小さくし
ておくことによつてその嵌装をより緊密に行うこ
とも可能である。そして、成形圧力が加えられた
ときには、その圧力はバツクアツプリングに対し
て外側から径方向内方へ向けて作用するために、
バツクアツプリングの内周面は金型キヤビテイの
周面にさらに密着することになる。従つて、シー
ル本体7を形成すべきゴムがバツクアツプリング
の外側から内周側へ侵入し、そのゴムがオイルシ
ール成形後にバツクアツプリングの内周面にバリ
として残るようなことがない。従つて、オイルシ
ールを軸に装着して使用したときに、上記のバリ
が運動する軸との接触によつてバツクアツプリン
グから剥離してシールリツプ5に食いこむことに
よるオイルシールの損傷を防止することができ
る。
以上より明らかな如く、本考案のオイルシール
においては、シール本体部7が、補強環4をシー
ル本体部に固着しかつバツクアツプリング2を上
記した空隙内に保持するように補強環及びバツク
アツプリングのまわりに成形されたゴム成形体に
なつているために、シール本体とバツクアツプリ
ングとを別部品として製造した後にこれらを組立
てるようになつている従来のオイルシールに比し
て、製造が極めて容易である利点がある。また、
バツクアツプリングとして合成樹脂製のものを使
用しているために、上記した通りの利点が得られ
る。またバツクアツプリング2がダストリツプ3
を備えているのでダストシールとしての効果が簡
単に得られる。
においては、シール本体部7が、補強環4をシー
ル本体部に固着しかつバツクアツプリング2を上
記した空隙内に保持するように補強環及びバツク
アツプリングのまわりに成形されたゴム成形体に
なつているために、シール本体とバツクアツプリ
ングとを別部品として製造した後にこれらを組立
てるようになつている従来のオイルシールに比し
て、製造が極めて容易である利点がある。また、
バツクアツプリングとして合成樹脂製のものを使
用しているために、上記した通りの利点が得られ
る。またバツクアツプリング2がダストリツプ3
を備えているのでダストシールとしての効果が簡
単に得られる。
第1図は本考案のバツクアツプリング付オイル
シールの断面図、第2図は機器本体に装着した使
用状態にある本考案のバツクアツプリング付オイ
ルシールの断面図である。 1……オイルシール、2……バツクアツプリン
グ、3……ダストリツプ、4……補強環、6……
リツプネツク部。
シールの断面図、第2図は機器本体に装着した使
用状態にある本考案のバツクアツプリング付オイ
ルシールの断面図である。 1……オイルシール、2……バツクアツプリン
グ、3……ダストリツプ、4……補強環、6……
リツプネツク部。
Claims (1)
- リツプネツク部6を有するシール本体部7と、
補強環4と、補強環4の径方向内方部とリツプネ
ツク部6の内周面との間の空隙内に装着された合
成樹脂製のバツクアツプリング2とを有し、上記
シール本体部7にこれを変形させる力が作用して
いない状態において上記バツクアツプリング2
が、その外周面がリツプネツク部6の内周面と、
補強環4の径方向内方部の内面と、補強環4の径
方向内端縁41とに非接着状態で緊密に係合する
ように上記空隙内に装着されるとともに、該バツ
クアツプリングが、補強環4の外側へ突出するダ
ストリツプ3を有しており、また上記シール本体
部7が、補強環をシール本体部に固着しかつバツ
クアツプリングを上記空隙内に保持するように該
補強環及びバツクアツプリングのまわりに成形さ
れたゴム成形体であることを特徴とするバツクア
ツプリング付オイルシール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982112220U JPS5917371U (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | バツクアツプリング付オイルシ−ル |
US06/503,559 US4427206A (en) | 1982-07-20 | 1983-06-13 | Oil seal assembly with unbonded backup ring |
KR1019830002767A KR840005530A (ko) | 1982-07-20 | 1983-06-20 | 지지링을 구비한 오일시일 조립체 |
KR2019870002640U KR880002120Y1 (ko) | 1982-07-20 | 1987-03-03 | 지지링을 구비한 오일시일 조립체 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982112220U JPS5917371U (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | バツクアツプリング付オイルシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5917371U JPS5917371U (ja) | 1984-02-02 |
JPS6221815Y2 true JPS6221815Y2 (ja) | 1987-06-03 |
Family
ID=30260230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982112220U Granted JPS5917371U (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-26 | バツクアツプリング付オイルシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917371U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2545878Y2 (ja) * | 1989-01-18 | 1997-08-27 | エヌオーケー 株式会社 | 密封装置 |
JPH083760Y2 (ja) * | 1990-10-30 | 1996-01-31 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
-
1982
- 1982-07-26 JP JP1982112220U patent/JPS5917371U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5917371U (ja) | 1984-02-02 |
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