JPS621821A - ひずみ取り焼鈍を施しても特性劣化のない超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents
ひずみ取り焼鈍を施しても特性劣化のない超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法Info
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- JPS621821A JPS621821A JP4539586A JP4539586A JPS621821A JP S621821 A JPS621821 A JP S621821A JP 4539586 A JP4539586 A JP 4539586A JP 4539586 A JP4539586 A JP 4539586A JP S621821 A JPS621821 A JP S621821A
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
一方向性珪素鋼板の電気・磁気的特性の改善、なかでも
、鉄損の低減に係わる極限的な要請を満たそうとする近
年来の目覚ましい開発努力は、逐次その実を挙げつつあ
るが、その実施に伴う重大な弊害として、一方向性珪素
鋼板の使用に当たっての加工、組立てを経たのちいわゆ
るひずみ取り焼鈍がほどこされた場合に、特性劣化の随
伴を不可避に生じて、使途についての制限を受ける不利
が指摘される。
、鉄損の低減に係わる極限的な要請を満たそうとする近
年来の目覚ましい開発努力は、逐次その実を挙げつつあ
るが、その実施に伴う重大な弊害として、一方向性珪素
鋼板の使用に当たっての加工、組立てを経たのちいわゆ
るひずみ取り焼鈍がほどこされた場合に、特性劣化の随
伴を不可避に生じて、使途についての制限を受ける不利
が指摘される。
この明細書では、ひずみ取り焼鈍のような高温の熱履歴
を経ると否とに拘わらず、上記要請を有利に充足し得る
新たな方途を拓くことについての開発研究の成果に関連
して以下に述べる。
を経ると否とに拘わらず、上記要請を有利に充足し得る
新たな方途を拓くことについての開発研究の成果に関連
して以下に述べる。
さて一方向性珪素鋼板は、よく知られているとおり製品
の2次再結晶粒を(110) (001〕、すなわち
ゴス方位に、高度に集積させたもので、主として変圧器
その他の電気機器の鉄心として使用され電気・磁気的特
性として製品の磁束密1(Bta値で代表される)が高
く、鉄損(WIT/S。値で代表される)の低いことが
要求される。
の2次再結晶粒を(110) (001〕、すなわち
ゴス方位に、高度に集積させたもので、主として変圧器
その他の電気機器の鉄心として使用され電気・磁気的特
性として製品の磁束密1(Bta値で代表される)が高
く、鉄損(WIT/S。値で代表される)の低いことが
要求される。
この一方向性珪素鋼板は複雑多岐にわたる工程を経て製
造されるが、今までにおびただしい発明改善が加えられ
、今日では板厚0.30mmの製品の磁気特性がILo
l。90T以上、L7.、iol、 05W/kg以下
、また板厚0.23mmの製品の磁気特性がB+o1.
89T以上、W+ ff1500.90W/kg以下の
超低鉄m一方向性珪io板が製造されるようになって来
ている。
造されるが、今までにおびただしい発明改善が加えられ
、今日では板厚0.30mmの製品の磁気特性がILo
l。90T以上、L7.、iol、 05W/kg以下
、また板厚0.23mmの製品の磁気特性がB+o1.
89T以上、W+ ff1500.90W/kg以下の
超低鉄m一方向性珪io板が製造されるようになって来
ている。
特に最近では省エネの見地から電力損失の低減を特徴と
する請が著しく強まり、欧米では損失の少ない変圧器を
作る場合に鉄損の減少分を金額に換算して変圧器価格に
上積みする「ロス・エバリユエーション」 (鉄損評価
)制度が普及している。
する請が著しく強まり、欧米では損失の少ない変圧器を
作る場合に鉄損の減少分を金額に換算して変圧器価格に
上積みする「ロス・エバリユエーション」 (鉄損評価
)制度が普及している。
(従来の技術)
このような状況下において最近、一方向性珪素鋼板の仕
上焼鈍後の鋼板表面に圧延方向にほぼ直角方向でのレー
ザー照射により局部微少ひずみを導入して磁区を細分化
し、もって鉄損を低下させ−ることか提案されたく特公
昭57−2252号、特公昭57−53419号、特公
昭58−26405号及び特公昭58−26406号公
報参照)。
上焼鈍後の鋼板表面に圧延方向にほぼ直角方向でのレー
ザー照射により局部微少ひずみを導入して磁区を細分化
し、もって鉄損を低下させ−ることか提案されたく特公
昭57−2252号、特公昭57−53419号、特公
昭58−26405号及び特公昭58−26406号公
報参照)。
この磁区細分化技術はひずみ取り焼鈍を施さない、積鉄
心向はトランス材料として効果的であるが、ひずみ取り
焼鈍を施す、主として巻鉄心トランス材料にあっては、
レーザー照射によって折角に導入された局部微少ひずみ
が焼鈍処理により開放されて磁区幅が広くなるため、レ
ーザー照射効果が失われるという欠点がある。
心向はトランス材料として効果的であるが、ひずみ取り
焼鈍を施す、主として巻鉄心トランス材料にあっては、
レーザー照射によって折角に導入された局部微少ひずみ
が焼鈍処理により開放されて磁区幅が広くなるため、レ
ーザー照射効果が失われるという欠点がある。
一方これより先に特公昭52−24499号公報におい
ては、一方向性珪素鋼板の仕上げ焼鈍後の鋼板表面を鏡
面仕上げするか又はその鏡面仕上げ面上に金属薄めっき
やさらにその上に絶縁被膜を塗布焼付けすることによる
、超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法が提案されてい
る。
ては、一方向性珪素鋼板の仕上げ焼鈍後の鋼板表面を鏡
面仕上げするか又はその鏡面仕上げ面上に金属薄めっき
やさらにその上に絶縁被膜を塗布焼付けすることによる
、超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法が提案されてい
る。
しかしながらこの鏡面仕上げによる鉄損向上手法は、工
程的に採用するには、著しいコストアップになる割りに
鉄損低減への寄与が充分でない上、とくに鏡面仕上後に
不可欠な絶縁被膜を塗布焼付し、さらに600℃以上の
高温で長時間の歪取り焼鈍を経る間に鋼板との密着性に
問題があるため、現在の製造工程において採用されるに
至ってはいない。
程的に採用するには、著しいコストアップになる割りに
鉄損低減への寄与が充分でない上、とくに鏡面仕上後に
不可欠な絶縁被膜を塗布焼付し、さらに600℃以上の
高温で長時間の歪取り焼鈍を経る間に鋼板との密着性に
問題があるため、現在の製造工程において採用されるに
至ってはいない。
また特公昭56−4150号公報においても鋼板表面を
鏡面仕上げした後、酸化物系セラミックス薄膜を蒸着す
る方法が提案されている。しかしながらこの方法も60
0℃以上の高温焼鈍を施すと鋼板とセラミックス層とが
はく離するため、実際の製造工程では採用できない。
鏡面仕上げした後、酸化物系セラミックス薄膜を蒸着す
る方法が提案されている。しかしながらこの方法も60
0℃以上の高温焼鈍を施すと鋼板とセラミックス層とが
はく離するため、実際の製造工程では採用できない。
(発明が解決しようとする問題点)
発明者らは上記した鏡面仕上による鉄損向上の実効をよ
り効果的に引き出すこと、とくに今日の省エネ材料開発
の観点では上記したごときコストアップの不利を凌駕す
る特性、なかでも高温処理でも特性劣化を伴うことなく
して絶縁層の密着性、耐久性の問題を克服することこそ
が肝要と考え、この基本認識に立脚して、鏡面仕上後の
鋼板処理方法に根本的な再検討を加えてこの発明に到達
した。
り効果的に引き出すこと、とくに今日の省エネ材料開発
の観点では上記したごときコストアップの不利を凌駕す
る特性、なかでも高温処理でも特性劣化を伴うことなく
して絶縁層の密着性、耐久性の問題を克服することこそ
が肝要と考え、この基本認識に立脚して、鏡面仕上後の
鋼板処理方法に根本的な再検討を加えてこの発明に到達
した。
(問題点を解決するための手段)
上記検討の結果、板面上に形成されたフォルステライト
質よりなるを例とする下地被膜の除去跡に研磨処理によ
る平滑な仕上表面をもつ一方向性珪素鋼板にして、該仕
上表面は、中心線平均粗さ0.4μm以下の鏡面状態に
仕上げた鋼板表面上にCV D (Chemical
Vapor Deposition法)を新たに適用し
てTi、 Nb、 Si、 V、 Cr、 Al、 B
、 Ni、 Co、 Mo、 W、 Zr。
質よりなるを例とする下地被膜の除去跡に研磨処理によ
る平滑な仕上表面をもつ一方向性珪素鋼板にして、該仕
上表面は、中心線平均粗さ0.4μm以下の鏡面状態に
仕上げた鋼板表面上にCV D (Chemical
Vapor Deposition法)を新たに適用し
てTi、 Nb、 Si、 V、 Cr、 Al、 B
、 Ni、 Co、 Mo、 W、 Zr。
Hf及びTaの窒化物および/又は炭化物のうちから選
んだ少なくとも1種から主として成る0、 005〜5
μmの極薄の張力被膜を形成させること(第1発明)ま
たはさらにその上に絶縁コーティング被膜を被成するこ
と(第2発明)により磁気特性の熱安定性に優れる超低
鉄損一方向性珪素鋼板の製造を可能ならしめたものであ
る。
んだ少なくとも1種から主として成る0、 005〜5
μmの極薄の張力被膜を形成させること(第1発明)ま
たはさらにその上に絶縁コーティング被膜を被成するこ
と(第2発明)により磁気特性の熱安定性に優れる超低
鉄損一方向性珪素鋼板の製造を可能ならしめたものであ
る。
上記各発明の成功が導かれた具体的な実験に従って説明
を進める。
を進める。
C0,046重量%(以下車に%で示す) 、Si 3
.46%、Mn 0.072%、Se O,024%、
Sb O,025%、Mo O,025%を含有する珪
素鋼連鋳スラブを1350℃で3時間加熱後熱間圧延し
て2.0mm厚の熱延板とした。
.46%、Mn 0.072%、Se O,024%、
Sb O,025%、Mo O,025%を含有する珪
素鋼連鋳スラブを1350℃で3時間加熱後熱間圧延し
て2.0mm厚の熱延板とした。
その後900℃で3分間の均一化焼鈍後、950℃で3
分間の中間焼鈍を挟んで2回の冷間圧延を施して0.2
3mm厚の最終冷延板とした。
分間の中間焼鈍を挟んで2回の冷間圧延を施して0.2
3mm厚の最終冷延板とした。
その後820℃の湿水素雪囲気中で脱炭・1次再結晶焼
鈍を施した後、鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分
離剤を塗布し、ついで850℃で50時間2次再結晶焼
鈍を施した後、1200℃で7時間飽水素中での純化焼
鈍を施した。
鈍を施した後、鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分
離剤を塗布し、ついで850℃で50時間2次再結晶焼
鈍を施した後、1200℃で7時間飽水素中での純化焼
鈍を施した。
その後まず80℃のHCl液中で酸洗して鋼板表面のフ
ォルステライト質下地被膜を除去した。
ォルステライト質下地被膜を除去した。
次に3%HFとH2O2の溶液中で化学研磨して鋼板表
面を中心線平均粗さ0.1μmの鏡面に仕上げた。
面を中心線平均粗さ0.1μmの鏡面に仕上げた。
その後第1図に示したプラズマCVD装置を試用して研
磨した表面に膜厚1.5μmでTiNのCVD処理を行
った。
磨した表面に膜厚1.5μmでTiNのCVD処理を行
った。
図において1はめっき質、2は定流量反応ガス供給管、
3は鏡面仕上した試料、4は加熱ヒータ4.5は電極で
ある。このプラズマCVD装置の特徴は、イオン化させ
た後の分子を解離させて鏡面仕上し−た試料上に表面反
応により付着させることを基本とし、このCVD処理後
、りん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とするコーテ
イング液でコーティング処理(絶縁性塗布焼付層の形成
)を行った。
3は鏡面仕上した試料、4は加熱ヒータ4.5は電極で
ある。このプラズマCVD装置の特徴は、イオン化させ
た後の分子を解離させて鏡面仕上し−た試料上に表面反
応により付着させることを基本とし、このCVD処理後
、りん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とするコーテ
イング液でコーティング処理(絶縁性塗布焼付層の形成
)を行った。
これに対する比較のために従来の公知技術に従い1μm
の銅めっき処理を同様の研摩表面に施した後、やはりり
ん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とするコーテイン
グ液でコーティング処理を行った。
の銅めっき処理を同様の研摩表面に施した後、やはりり
ん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とするコーテイン
グ液でコーティング処理を行った。
このときの製品の磁気特性及び密着性の実験結果をまと
めて表1に示す。
めて表1に示す。
表1から明らかなように、現在工程的に製造されている
、仕上げ焼鈍中、鋼板表面上に形成されるフォルステラ
イト質下地被膜の上に、コーティング処理を加えた通常
処理製品(a)の磁気特性はBIOが1.901T、
Lty、oが0.88W/kg程度であって絶縁被膜の
密着性は一応良好であるのに対し、仕上焼鈍後にフォル
ステライト質被膜を酸洗で除去し、ついで表面を化学研
磨して鏡面仕上し、この研磨処理表面に銅めっきを経て
、コーティング処理した製品(b)の磁気特性はBIO
が1.909T、 Lt7saが0、74W/ kg程
度にやや改善される反面、密着性が悪い。
、仕上げ焼鈍中、鋼板表面上に形成されるフォルステラ
イト質下地被膜の上に、コーティング処理を加えた通常
処理製品(a)の磁気特性はBIOが1.901T、
Lty、oが0.88W/kg程度であって絶縁被膜の
密着性は一応良好であるのに対し、仕上焼鈍後にフォル
ステライト質被膜を酸洗で除去し、ついで表面を化学研
磨して鏡面仕上し、この研磨処理表面に銅めっきを経て
、コーティング処理した製品(b)の磁気特性はBIO
が1.909T、 Lt7saが0、74W/ kg程
度にやや改善される反面、密着性が悪い。
ところがこの発明に従い、仕上焼鈍後フォルステライト
質被膜を除去し、表面を化学研磨して鏡面仕上した上で
とくにCVD処理を経て同様なコーティング処理をした
製品(C)の磁気特性はBIoが1.918T、 Lt
7soが 0.67W/kgときわだツタ特性改善のみ
ならず、張力被膜はもちろん絶縁性塗布焼付層の密着性
もきわめて良好であった。
質被膜を除去し、表面を化学研磨して鏡面仕上した上で
とくにCVD処理を経て同様なコーティング処理をした
製品(C)の磁気特性はBIoが1.918T、 Lt
7soが 0.67W/kgときわだツタ特性改善のみ
ならず、張力被膜はもちろん絶縁性塗布焼付層の密着性
もきわめて良好であった。
(作 用)
上述の磁気特性と密着性の向上は、CVD法により上掲
の実験では鋼板表面上に生成させたTiNが鋼板との密
着性を高めると同時にTiNの熱膨張係数5. I X
10−” (1/ t)が鋼板13.5 X 10−
’ <−1/−t)にくらべて小さいため、鋼板表面に
は弾性張力が面上に働いて従来比類のない超低鉄損が実
現される。
の実験では鋼板表面上に生成させたTiNが鋼板との密
着性を高めると同時にTiNの熱膨張係数5. I X
10−” (1/ t)が鋼板13.5 X 10−
’ <−1/−t)にくらべて小さいため、鋼板表面に
は弾性張力が面上に働いて従来比類のない超低鉄損が実
現される。
ここにTiNのほか、Nb、 Si、 V、 Cr、
Al、 Mn、 B、 N i、 Co。
Al、 Mn、 B、 N i、 Co。
Mo、 W、 Zr、 Hf及びTaの窒化物および/
又は炭化物についても、上掲したTiNとほぼ同等の機
能を呈する同効物質である。
又は炭化物についても、上掲したTiNとほぼ同等の機
能を呈する同効物質である。
この方法では組成的な微小ひずみの働きを利用するわけ
ではないので、熱安定性に何らの問題もなく、ひずみ取
り焼鈍の如き高温の熱履歴の下に電気・磁気的特性に影
響されることはない。
ではないので、熱安定性に何らの問題もなく、ひずみ取
り焼鈍の如き高温の熱履歴の下に電気・磁気的特性に影
響されることはない。
ここに仕上表面の中心線平均粗さはR,50,4μmの
鏡面状態とすることが必要でRa >Q、 4μmのと
き表面が粗いため充分な鉄損低減が期待できない。
鏡面状態とすることが必要でRa >Q、 4μmのと
き表面が粗いため充分な鉄損低減が期待できない。
次に張力被膜の膜厚は、0; 005〜5μmの範囲で
適合し、0.005μmに満たないときは、必要な張力
付与に寄与し得ない一方、5μmをこえると、コストア
ップになるとともに占積率および密着性において不利が
生じる。
適合し、0.005μmに満たないときは、必要な張力
付与に寄与し得ない一方、5μmをこえると、コストア
ップになるとともに占積率および密着性において不利が
生じる。
次に一方向性珪素鋼板の製造工程について一般的な説明
を含めてより詳しく述べる。
を含めてより詳しく述べる。
出発素材は従来公知の一方向性珪素鋼素材成分、例えば
■coo、 01〜0.060%、Si+2.50〜4
.5%、Mn:0,01〜0.2%、Mo:0.003
〜0.1%、sb:o、 005〜0.2%、Sあるい
はSeの1種あるいは2種合計で、0.005〜0.0
5%を含有する組成 ■C:0.01〜0.08%、Si:2,0〜4.0%
、5olAj7:0、005〜0,06%、S:0.0
05〜0゜05%、N:o、oot〜0.01%、Sn
:0.01〜0.5%、Cu:0.01〜0.3%、!
Jn:0.01〜0.2%を含有する組成 ■(::Q、 Of〜0.06%、Si:2.0〜4.
0%、S:0.005〜0、05!% 、B:0.00
03〜0.0040%、N:0.001〜0.01%、
Mn:Q、旧〜0.2%を含有する組成)如キにおいて
適用可能である。
.5%、Mn:0,01〜0.2%、Mo:0.003
〜0.1%、sb:o、 005〜0.2%、Sあるい
はSeの1種あるいは2種合計で、0.005〜0.0
5%を含有する組成 ■C:0.01〜0.08%、Si:2,0〜4.0%
、5olAj7:0、005〜0,06%、S:0.0
05〜0゜05%、N:o、oot〜0.01%、Sn
:0.01〜0.5%、Cu:0.01〜0.3%、!
Jn:0.01〜0.2%を含有する組成 ■(::Q、 Of〜0.06%、Si:2.0〜4.
0%、S:0.005〜0、05!% 、B:0.00
03〜0.0040%、N:0.001〜0.01%、
Mn:Q、旧〜0.2%を含有する組成)如キにおいて
適用可能である。
次に熱延板は800〜1100℃の均一化焼鈍を経て1
回の冷間圧延で最終板厚とする1回冷延法か又は、通常
850℃から1050℃の中間焼鈍をはさんでさらに冷
延する2回冷延法にて、後者の場合最初の圧下率は50
%から80%程度、最終の圧下率は50%から85%程
度で0.15mmから0.35m…厚の最終冷延板厚と
する。
回の冷間圧延で最終板厚とする1回冷延法か又は、通常
850℃から1050℃の中間焼鈍をはさんでさらに冷
延する2回冷延法にて、後者の場合最初の圧下率は50
%から80%程度、最終の圧下率は50%から85%程
度で0.15mmから0.35m…厚の最終冷延板厚と
する。
最終冷延を終わり製品板厚に仕上げた鋼板は・表面脱脂
後750℃から850℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍処理を施す。
後750℃から850℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍処理を施す。
その後鋼板表面に通常はMgOを主成分とする焼鈍分離
剤を塗布する。
剤を塗布する。
その後2次再結晶焼鈍を行うが、この工程は(100)
<001>方位の2次再結晶粒を充分発達させるために
施されるもので、通常箱焼鈍によって直ちに1000℃
以上に昇温し、その温度に保持することによって行われ
る。
<001>方位の2次再結晶粒を充分発達させるために
施されるもので、通常箱焼鈍によって直ちに1000℃
以上に昇温し、その温度に保持することによって行われ
る。
この場合(100)<001>方位に、高度に揃った2
次再結晶粒組織を発達させるためには820℃から90
0℃の低温で保定焼鈍する方が有利であリ、そのほか例
えば0.5〜b 熱焼鈍でもよい。
次再結晶粒組織を発達させるためには820℃から90
0℃の低温で保定焼鈍する方が有利であリ、そのほか例
えば0.5〜b 熱焼鈍でもよい。
2次再結晶焼鈍後の純化焼鈍は、吃水素中で1100℃
以上で1〜20時間焼鈍を行って鋼板表面にフォルステ
ライト質被膜を形成するとともに鋼板の純化を達成する
ことが必要である。
以上で1〜20時間焼鈍を行って鋼板表面にフォルステ
ライト質被膜を形成するとともに鋼板の純化を達成する
ことが必要である。
この純化焼鈍後に鋼板表面のフォルステライト質被膜を
公知の酸洗などの化学除去法や切削、研削などの機械的
除去法又はそれらの絹合せにより除去する。
公知の酸洗などの化学除去法や切削、研削などの機械的
除去法又はそれらの絹合せにより除去する。
この除去処理の後化学研磨、電解研磨等の化学的研摩や
パフ研摩等の機械的研摩あるいはそれらの組合せなど従
来の手法により鋼板表面を鏡面状態つまり中心線平均粗
さ0.4μm以下に仕上げる。
パフ研摩等の機械的研摩あるいはそれらの組合せなど従
来の手法により鋼板表面を鏡面状態つまり中心線平均粗
さ0.4μm以下に仕上げる。
その後CVDの手法により、張力被膜の混合相を介して
鏡面状態の仕上表面上に、強固に被着される。このCV
D法は化学反応を生じさせるパラメータとか、方法の如
何によって(a)低温CVD、高温CVD 、 (b)
低圧CVD 、常圧CVD 、 (C) プラグ7C
VD 。
鏡面状態の仕上表面上に、強固に被着される。このCV
D法は化学反応を生じさせるパラメータとか、方法の如
何によって(a)低温CVD、高温CVD 、 (b)
低圧CVD 、常圧CVD 、 (C) プラグ7C
VD 。
(d) レ−”I’ −CVD 、 (e)光CV[
] t、:分類されるがこれらいずれの方法を用いても
よい。
] t、:分類されるがこれらいずれの方法を用いても
よい。
このCVD法により鋼板表面上に生成される極薄の張力
被膜はTiN、 TiC,Si3N4. SiC,Nb
N、 NbC,CoN、 C。
被膜はTiN、 TiC,Si3N4. SiC,Nb
N、 NbC,CoN、 C。
C,NiC,NiN、 8N、 Mo2C,MoN、
l’lc、 IIN、 lrc、 ZrN、 HfC,
)tfNなどが適当である。さらにこれらの極薄の張力
被膜上にりん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とする
絶縁被膜の塗布焼付を行う。この絶縁被膜形成方法は従
来公知の手法を用いてもよい。
l’lc、 IIN、 lrc、 ZrN、 HfC,
)tfNなどが適当である。さらにこれらの極薄の張力
被膜上にりん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とする
絶縁被膜の塗布焼付を行う。この絶縁被膜形成方法は従
来公知の手法を用いてもよい。
上記のように処理された珪素鋼板は、平たん化熱処理を
行うことができる。
行うことができる。
(実施例)
実施例1
coo、 048%、Si:3,36%、Mn:0.0
66%、MO’01025%、Se:0.022%、s
b:[1,025%を含有する熱延板を、900℃で3
分間の均一化焼鈍後、950℃の中間焼鈍をはさんで2
回の冷間圧延を行って0.23++on厚の最終冷延板
とした。
66%、MO’01025%、Se:0.022%、s
b:[1,025%を含有する熱延板を、900℃で3
分間の均一化焼鈍後、950℃の中間焼鈍をはさんで2
回の冷間圧延を行って0.23++on厚の最終冷延板
とした。
その後820℃の湿水素中で脱炭焼鈍後鋼板表面にMg
Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃で5
0時間の2次再結晶焼鈍し、1200℃で8時間乾水素
中で純化焼鈍を行なった。
Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃で5
0時間の2次再結晶焼鈍し、1200℃で8時間乾水素
中で純化焼鈍を行なった。
その後酸洗によりフォルステライト質被膜を除去後、3
%HFとH2O2液中で化学研磨して鏡面仕上げした。
%HFとH2O2液中で化学研磨して鏡面仕上げした。
その後第1図の装置を用いてCVD法により膜厚0.5
μmのTiN張力被膜を形成させた。
μmのTiN張力被膜を形成させた。
次にりん酸塩とコロイダルシリカとを主成分とする絶縁
性塗布焼付層を形成し、その後800℃で2時間のひず
み取り焼鈍を行った。
性塗布焼付層を形成し、その後800℃で2時間のひず
み取り焼鈍を行った。
そのときの製品の磁気特性及び密着性は次のとおりであ
った。
った。
磁気特性 B+ o=1.90T、 J T/5O=0
.70111/kg密着性 曲げ直径30mmで18
0°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
.70111/kg密着性 曲げ直径30mmで18
0°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
実施例2
C:0.065%、Si:3.38%、Mn:0.08
0%、Al:0.028%、S:0.030%、N:0
.0068%を含有する熱延板を、1150℃で3分間
の均−化焼鈍後急冷処理を行い、その後300℃の温間
圧延を施して0.23mm厚の最終冷延板とした。
0%、Al:0.028%、S:0.030%、N:0
.0068%を含有する熱延板を、1150℃で3分間
の均−化焼鈍後急冷処理を行い、その後300℃の温間
圧延を施して0.23mm厚の最終冷延板とした。
その後850℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、表面にMgO
を主成とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃から11
50℃まで8℃/hrで昇温しで2次再結晶させた後、
1200℃で8時間乾水素中で純化焼鈍を行った。
を主成とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃から11
50℃まで8℃/hrで昇温しで2次再結晶させた後、
1200℃で8時間乾水素中で純化焼鈍を行った。
その後酸洗によりフォルステライト質被膜を除去し、つ
いで3%HFとH2O2液中で化学研磨して鏡面仕上げ
した。
いで3%HFとH2O2液中で化学研磨して鏡面仕上げ
した。
その後CVD法により膜厚2.5μmにて5x3Na極
薄の張力被膜を形成させ、次にりん酸塩とコロイダルシ
リカとを主成分とする絶縁性塗布焼付層を形成させた後
、800℃で2時間のひずみ取り焼鈍を行った。
薄の張力被膜を形成させ、次にりん酸塩とコロイダルシ
リカとを主成分とする絶縁性塗布焼付層を形成させた後
、800℃で2時間のひずみ取り焼鈍を行った。
そのときの製品の磁気特性及び密着性は次のとおりであ
った。
った。
磁気特性 B、。=1.95T、 W、)7.。=0.
661J/kg密着性 曲げ直径30mmで180°
曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
661J/kg密着性 曲げ直径30mmで180°
曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
実施例3
c:o、 045%、Si:3.44%、Mn:Q、
068%、!、lo:0.026%、Se:0.023
%、Sb:0.025%を含有する熱延板を、900℃
で3分間の均一化焼鈍後、950℃の中間焼鈍をはさん
で2回の冷間圧延を行って0.20mm厚の最終冷延板
とした。
068%、!、lo:0.026%、Se:0.023
%、Sb:0.025%を含有する熱延板を、900℃
で3分間の均一化焼鈍後、950℃の中間焼鈍をはさん
で2回の冷間圧延を行って0.20mm厚の最終冷延板
とした。
その後800℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、鋼板表面にM
gOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃で
50時間の2次再結晶焼鈍し、1180℃で10時間乾
水素中で純化焼鈍を行った。
gOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃で
50時間の2次再結晶焼鈍し、1180℃で10時間乾
水素中で純化焼鈍を行った。
その後酸洗により鋼板表面のフォルステライト質被膜を
除去後、3%HFとH,O□液液中化学研磨して鏡面に
仕上げた。
除去後、3%HFとH,O□液液中化学研磨して鏡面に
仕上げた。
その後第1図の装置を用いたCVD法により膜厚0.6
0μmにてTiCの極薄の張力被膜を形成させた。
0μmにてTiCの極薄の張力被膜を形成させた。
そのときの製品の磁気特性及び密着性は次のとおりであ
った。
った。
磁気特性 B+o=1.91T、 Wu7so=0.6
9j!l/kg密着性 曲げ直径30mn+で180
°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
9j!l/kg密着性 曲げ直径30mn+で180
°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
実施例4
C:0.042%、 Si:3.43. Mn:0.0
62%、 Mo:0.025%。
62%、 Mo:0.025%。
Se:0.021%、 Sb:0.025%を含有する
熱延板を900℃で3分間の均一化焼鈍後、950℃の
中間焼鈍をはさんで2回の冷間圧延を行って0.23m
m厚の最終冷延板とした。
熱延板を900℃で3分間の均一化焼鈍後、950℃の
中間焼鈍をはさんで2回の冷間圧延を行って0.23m
m厚の最終冷延板とした。
その後820℃の湿水素中で脱炭を兼ねた1次再結晶焼
鈍後鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布
した後850℃で50時間の2次再結晶焼鈍し、118
0℃で10時間乾水素中で鈍化焼鈍を行った。
鈍後鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布
した後850℃で50時間の2次再結晶焼鈍し、118
0℃で10時間乾水素中で鈍化焼鈍を行った。
その後酸洗により鋼板表面のフォルステライト質被膜を
除去後電解研磨により中心線平均粗さ0.05μmの鏡
面状態に仕上げた。
除去後電解研磨により中心線平均粗さ0.05μmの鏡
面状態に仕上げた。
その後CVD装置を用いて鋼板表面上に種々の窒化物、
炭化物の薄膜(1,0〜1.5μm厚)形成させた後、
リン酸塩とコロイダルシリカを主成分とする絶縁被膜を
塗布焼付後800℃で3時間の歪み取り焼鈍を行った。
炭化物の薄膜(1,0〜1.5μm厚)形成させた後、
リン酸塩とコロイダルシリカを主成分とする絶縁被膜を
塗布焼付後800℃で3時間の歪み取り焼鈍を行った。
そのときの製品の磁気特性を表2に示す。
実施例5
C:0.052%、 Si:3,29%、 Mn:0.
072%、 A[:0.030%。
072%、 A[:0.030%。
S:0.020%、 N+0.0073%、 Sn:Q
、Q5%、 Cu:0.1%を含有する熱延板を118
0℃で2分間の均一化焼鈍後、急冷処理を行い、その後
350℃の温間圧延を施して0、23mm厚の最終冷延
板とした。
、Q5%、 Cu:0.1%を含有する熱延板を118
0℃で2分間の均一化焼鈍後、急冷処理を行い、その後
350℃の温間圧延を施して0、23mm厚の最終冷延
板とした。
その後840℃の湿水素中で脱炭を兼ねた1次再結晶焼
鈍後、鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗
布した後850℃で1150℃まで10℃/hrで昇温
しで2次再結晶させた後、1200℃で10時間乾水素
中で鈍化焼鈍を行った。
鈍後、鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗
布した後850℃で1150℃まで10℃/hrで昇温
しで2次再結晶させた後、1200℃で10時間乾水素
中で鈍化焼鈍を行った。
その後酸洗によりフォルステライト質被膜を除去し、つ
いで3%HFとH2O2液中で鏡面仕上げした。
いで3%HFとH2O2液中で鏡面仕上げした。
その後CVD法により膜厚3.2 μmのTiNの張力
被膜を形成させた後、リン酸塩とコロイダルシリカを主
成分とする絶縁性塗布焼付層を形成させた後、800℃
で3時間のひずみ取り焼鈍を行った。
被膜を形成させた後、リン酸塩とコロイダルシリカを主
成分とする絶縁性塗布焼付層を形成させた後、800℃
で3時間のひずみ取り焼鈍を行った。
そのときの製品の磁気特性および密着性は次のとおりで
あった。
あった。
磁気特性 B+o=1.957. W+、7so =
0.68W/kg密着性 曲げ直径30mmで180
°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
0.68W/kg密着性 曲げ直径30mmで180
°曲げてもはく離はなく密着性が良好であった。
(発明の効果)
第1発明により、ひずみ取り焼鈍が施される使途でも有
利に適合する超低鉄損の一方向性珪素鋼板の適切な製造
方法が確立され、また第2発明により、絶縁性の増強が
さらに加わる。
利に適合する超低鉄損の一方向性珪素鋼板の適切な製造
方法が確立され、また第2発明により、絶縁性の増強が
さらに加わる。
第1図はプラズマCVD装置の模式図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、含珪素鋼スラブを熱間圧延して得られた熱延板に、
1回又は中間焼鈍をはさむ2回の冷間圧延を施して、最
終板厚としたのち脱炭・1次再結晶焼鈍を施し ついで鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗
布してから最終仕上焼鈍を施してフォルステライト質下
地被膜を一たん形成した後、このフォルステライト質下
地被膜を除去し、ついで該表面を研磨により中心線平均
粗さ0.4μm以下の鏡面状態とし、 その後、該鏡面仕上表面上にCVD法によって Ti、Nb、Si、V、Cr、Al、Mn、B、Ni、
Co、Mo、W、Zr、Hf及びTaの窒化物および/
又は炭化物のうちから選んだ少なくとも1種より主とし
て成る 0.005〜5μmの極薄の張力被膜を形成することを
特徴とするひずみ取り焼鈍を施しても特性劣化のない超
低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法。 2、含珪素鋼スラブを熱間圧延して得られた熱延板に、
1回又は中間焼鈍をはさむ2回の冷間圧延を施して、最
終板厚としたのち脱炭・1次再結晶焼鈍を施し ついで鋼板表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗
布してから最終仕上焼鈍を施してフォルステライト質下
地被膜を一たん形成した後、このフォルステライト質下
地被膜を除去し、ついで該表面を研磨により中心線平均
粗さ0.4μm以下の鏡面状態とし、 その後、該鏡面仕上表面上にCVD法によって Ti、Nb、Si、V、Cr、Al、Mn、B、Ni、
Co、Mo、W、Zr、HfおよびTaの窒化物および
/又は炭化物、のうちから選んだ少なくとも1種より主
として成る0.005〜5μm の極薄の張力被膜を形成し、さらに該張力被膜上に絶縁
性塗布焼付層を重ねて被着することを特徴とするひずみ
取り焼鈍を施しても特性劣化のない超低鉄損一方向性珪
素鋼板の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298485 | 1985-03-05 | ||
JP60-42984 | 1985-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621821A true JPS621821A (ja) | 1987-01-07 |
JPS6332849B2 JPS6332849B2 (ja) | 1988-07-01 |
Family
ID=12651298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4539586A Granted JPS621821A (ja) | 1985-03-05 | 1986-03-04 | ひずみ取り焼鈍を施しても特性劣化のない超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621821A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6436727A (en) * | 1987-08-01 | 1989-02-07 | Kawasaki Steel Co | Production of directional electro-magnetic steel plate having extremely low iron loss |
US5152846A (en) * | 1989-07-19 | 1992-10-06 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing steel sheets for porcelain enameling having improved enamel adhesion property |
JP2021509145A (ja) * | 2017-12-26 | 2021-03-18 | ポスコPosco | 超低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法 |
JP2021509143A (ja) * | 2017-12-26 | 2021-03-18 | ポスコPosco | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
CN113215374A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-06 | 包头市威丰稀土电磁材料股份有限公司 | 一种无底层取向硅钢及其制备方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01260350A (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-17 | Hitachi Electron Eng Co Ltd | グリーンシート検査装置の吸着テーブル |
JPH01166640U (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-22 | ||
DE69218511T2 (de) * | 1991-07-10 | 1997-11-06 | Nippon Steel Corp | Kornorientiertes Siliziumstahlblech mit ausgezeichneten primären Glasfilmeigenschaften |
-
1986
- 1986-03-04 JP JP4539586A patent/JPS621821A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6436727A (en) * | 1987-08-01 | 1989-02-07 | Kawasaki Steel Co | Production of directional electro-magnetic steel plate having extremely low iron loss |
US5152846A (en) * | 1989-07-19 | 1992-10-06 | Kawasaki Steel Corporation | Method of producing steel sheets for porcelain enameling having improved enamel adhesion property |
JP2021509145A (ja) * | 2017-12-26 | 2021-03-18 | ポスコPosco | 超低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法 |
JP2021509143A (ja) * | 2017-12-26 | 2021-03-18 | ポスコPosco | 方向性電磁鋼板の製造方法 |
US11773490B2 (en) | 2017-12-26 | 2023-10-03 | Posco Co., Ltd | Method for producing oriented electrical steel sheet with ultra-low iron loss |
CN113215374A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-06 | 包头市威丰稀土电磁材料股份有限公司 | 一种无底层取向硅钢及其制备方法 |
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