JPS62172014A - 一液性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

一液性エポキシ樹脂組成物

Info

Publication number
JPS62172014A
JPS62172014A JP1431186A JP1431186A JPS62172014A JP S62172014 A JPS62172014 A JP S62172014A JP 1431186 A JP1431186 A JP 1431186A JP 1431186 A JP1431186 A JP 1431186A JP S62172014 A JPS62172014 A JP S62172014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
compound
mol
groups
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1431186A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Fukui
太郎 福井
Shinji Hashimoto
真治 橋本
Hirohisa Hino
裕久 日野
Masaya Tsujimoto
雅哉 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1431186A priority Critical patent/JPS62172014A/ja
Publication of JPS62172014A publication Critical patent/JPS62172014A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、電気、電子部品用途の接着剤や塗料、シー
ル剤、rc封止材等に用いられる一液性エポキシ樹脂組
成物に関する。
〔背景技術〕
ジヒドラジド系化合物を硬化剤として含む一液性エポキ
シ樹脂組成物が、電気、電子部品用途の接着剤や塗料、
シール材、IC封止材等各種の用途に用いられている。
ジヒドラジド系化合物は、エポキシ基に対し、次の式で
示されるように付加して硬化させる。
この−液性エポキシ樹脂組成物より得られる硬化物は、
高い耐熱性、電気絶縁性、密着性および保存安定性を有
している。しかし、この−液性エポキシ樹脂組成物には
、■ 硬化温度が高<(140℃〜190℃)、硬化速
度も遅いという欠点、および、■ 得られる硬化物中に
内部N−Hが残存するため、他の硬化剤を用いる場合に
比べて硬化物の吸湿率が大きいという欠点がある。■の
欠点を改善するため、硬化を促進させる触媒を用いよう
としても、促進作用の高い触媒がない。また、■の欠点
を改善するには、反応機構上、エポキシ基1モルに対し
て、当量の0.25モルよりもジヒドラジド系化合物の
含有割合を下げてゆくことが考えられる。しかし、この
ようにすると吸湿性は改善されるが、一方では、硬化速
度がいっそう遅くなるうえ、架橋密度の減少により、耐
熱性が低下してしまう。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、硬化温度が低いとともに硬化速度が速く、そのう
え、吸湿率、耐熱性、電気絶縁性、密着性および保存安
定性等の硬化物性能が優れたー液性エポキシ樹脂組成物
を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは研究を重
ねた。その結果、これまで液状エポキシ樹脂の硬化剤と
して用いられることのほとんどなかったフェノール性O
H,lを持つ化合物または、カルボキシル基を複数個有
する化合物を、ジヒドラジド系化合物と所定の割合で併
用するようにすればよいということを見出し、ここに、
発明を完成した。
したがって、第1および第2の発明にかかる一液性エポ
キシ樹脂組成物は、エポキシ基を1分子中に2個以上含
んだ液状エポキシ樹脂と、エポキシ基1モルに対して0
.01モル以上0.15モル以下のジヒドラジド系化合
物とを含むエポキシ樹脂組成物であって、第1の発明は
、フェノール性OHを複数個有する化合物を、エポキシ
基1モルに対するOH基の割合が0.05モル以上0.
6モル以下となるようにして含むことを特徴とし、第2
の発明は、カルボキシル基を複数個有する化合物を、エ
ポキシ基1モルに対してカルボキシル基が0゜05モル
以上0.6モル以下となるようにして含むことを特徴と
する。
以下に、第1の発明および第2の発明をあわせて説明す
る。
エポキシ基を1分子中に2個以上含んだ液状エポキシ樹
脂としては、ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂、脂
環式エポキシ樹脂、ビスフェノールFタイプエポキシ樹
脂、PEG (ポリエチレングリコール)ジグリシジル
エーテル、PPG(ポリプロピレングリコール)ジグリ
シジルエーテル、ノボラックタイプのエポキシ樹脂等の
液状エポキシ樹脂のうちの少なくとも1種が用いられる
液状でないエポキシ樹脂であっても、液状のエポキシ樹
脂と混合して全体として液状となるものであれば、液状
のエポキシ樹脂と併用して用いることができる。
ジヒドラジド系化合物としては、NHzNH−R−NH
NH2(Rは有機基)の構造を持つものなら特に限定は
されないが、たとえば、アジピン酸ジヒドラジド、イソ
フタル酸ジヒドラジド、ドデカンニ酸ジヒドラジド等の
二塩基酸ジヒドラジドや、つぎの(al弐であられされ
るトリアジン系ジヒドラジド等があげられ、2種以上が
併用されるようであってもよい。
R,R。
CRY、RzはHまたはアルキル基) ジヒドラジド系化合物は、液状エポキシ樹脂中に固体で
分散して用いるとよい。
第1の発明で用いられる、フェノール性OHを複数個有
する化合物(以下、rOH化合物」と記す)としては、
フェノールノボラック樹脂、ハイドロキノン(ヒドロキ
ノン)、レゾルシン、カテコール、ビスフェノールA、
ビスフェノールB。
ビスフェノールF、ビスフェノールS、ピロガロール、
フロログルシン(フロログルシノール)。
ポリバラビニルフェノール等があげられる。また、ビフ
ェニル、ベンゾフェノン、ジフェニルアミン等のベンゼ
ン環(置換するベンゼン環)に○H基が結合している化
合物等、たとえば、2・2′・4・4′−テトラヒドロ
キジベンヅフエノン(THBP)等もあげられる。OH
化合物が2種類以上併用されるようであってもよい。O
H化合物は液状エポキシ樹脂中に分散させて用いてもよ
いし、溶解させて用いてもよい。いずれであっても効果
は変わらない。
現在、フェノール性OHを持つ化合物がエポキシ樹脂の
硬化剤としで用いられている例としては、フェノールノ
ボラック樹脂を硬化剤として固形のエポキシ樹脂に混合
したエポキシ樹脂成形材料があげられる。しかし、液状
エポキシ樹脂中で用いられている例はほとんどない。こ
れは、つぎのような理由による。すなわち、■ 通常の
エポキシ硬化剤と比べて反応性が非常に悪い。そのため
、前記従来のエポキシ樹脂成形材料でも、3官能以上の
反応点を持つ組み合わせ(クレゾールノボラノクエポキ
シ樹脂とフェノールノボラック樹脂)を用い、しかも固
体同志の溶融物とし、B−ステージ化させて用いるよう
にしている。■ フェノールノボラック樹脂は、硬化剤
として用いる場合は、一般に、添加量を多くする必要が
あり、(通常100phr程度)、固くて微粉砕しにく
いうえに、比重がエポキシ樹脂より大きいので、液状エ
ポキシ樹脂中に分散させることは非常に困難である。ま
た、液状エポキシ樹脂中に溶融させることとしても、エ
ポキシ樹脂組成物の粘度が非常に高(なってしまい、使
用上困難になるといった問題が生じる。
このように、フェノール性OHを持つ化合物を液状エポ
キシ樹脂の硬化剤として用いるのは好ましくなく、この
ようなことは従来はとんど行われていない。しかし、O
H化合物を単独で用いるのではなく、これをジヒドラジ
ド系化合物とともに硬化剤として併用するようにすると
、両者の欠点が互いに補われるのである。
第2の発明で用いられる、カルボキシル基を複数個有す
る化合物(以下、rcOOH化合物」と記す)としては
、アジピン酸、セバシン酸(セパチン酸)等の直鎖脂肪
族カルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
、トリメリット酸。
ピロメリット酸のような芳香族多価カルボン酸、ベンゾ
フェノンやビフェニル等の多価カルボン酸誘導体、等が
あげられる。C0OH化合物が2種類以上併用されるよ
うであってもよい。
現在、カルボキシル基を持つ化合物が液状エポキシ樹脂
の硬化剤として用いられている例はほとんどない。これ
は、つぎのような理由による。すなわち、■ 通常用い
られるエポキシ硬化剤と比べて反応性が非常に悪(、エ
ポキシ樹脂をほとんど硬化させない。また、硬化(反応
)促進剤を併用するにしても適当なものがない。■ 一
般に添加量を多くしなければならず(通常50〜100
phr程度)、液状エポキシ樹脂中に分散させることが
困難である。たとえ分散させることができたとしても、
エポキシ樹脂組成物の粘度が非常に高くなってしまい、
使用上困難になるといった問題が生じる。
このようにカルボキシル基を持つ化合物を液状エポキシ
樹脂の硬化剤として用いるのは好ましくなく、このよう
なことは従来はとんど行われていない。しかし、C0O
H化合物を単独で用いるのではなく、これをジヒドラジ
ド系化合物とともに硬化剤として併用するようにすると
、両者の欠点が互いに補われるのである。
ジヒドラジド系化合物は、エポキシ基1モルに対して0
.01モル(0,04当量)以上0.15モル(0,6
当量)以下、好ましくは0.1モル(0,4当量)以下
用いる。ジヒドラジド系化合物の使用量が0.01モル
未満では効果が充分得られず、0.15モル以上では、
得られる硬化物の吸水率が極端に高くなるからである。
OH化合物またはC0OH化合物は、エポキシ基1モル
に対するフェノール性OH基またはカルボキシル(CO
OH)Mの割合が0.05モル(当量)以上09.6モ
ル(当世)以下、好ましくは0.5モル(当量)以下と
なるようにして用いる。0.05モル未満では効果が充
分得られず、0.6モル以上では、得られる硬化物の物
性が好ましくなくなるからである。
ジヒドラジド系化合物と、OH化合物またはC00H化
合物の合計使用量は特に制限をうけないが、エポキシ基
に対する当量で0.5当量以上0.8当量以下となるよ
うな量とするのが、エポキシ基の反応量からいって好ま
しい。
硬化剤のほか、希釈剤、充填材、カップリング剤、レベ
リング剤、離型剤、消泡剤、顔料等の添加剤が、使用目
的等に応じ必要に応じて用いられる。また、硬化速度を
いっそう上げるため、イミダゾール類等を触媒として少
量添加するようにしてもよい。このことにより、この発
明の効果は損なわれない。
液状エポキシ樹脂に対し、硬化剤として、第1の発明で
は、ジヒドラジド系化合物とOH化合物とを前記の割合
で含み、第2の発明では、ジヒドラジド系化合物とC0
OH化合物とを前記の割合で含むので、ジヒドラジド系
化合物、OH化合物、C0OH化合物それぞれ単独では
、いずれも、硬化速度が非常に遅い硬化剤であるにもか
かわらず、併用された硬化剤が互いに促進能を持って速
く硬化させるという画期的な系となっていて、硬化速度
が非常に速くなっている。また、併用によりジヒドラジ
ド系化合物の添加当量を減らすことができるようになっ
たというような理由で、得られる硬化物の吸湿率が非常
に低いものとなっている。さらに、硬化温度が低くても
よ(なり、吸湿率、耐熱性、電気絶縁性、密着性および
保存安定性等の硬化物性能も優れたものとなっている。
つぎに、第1の発明の実施例および比較例について説明
する。
(実施例1) 液状エポキシ樹脂として東部化成■製のエポキシ樹脂Y
D128(エポキシ当量185)、ジヒドラジド系化合
物として、つぎの式(b)であられされるトリアジン系
ジヒドラジド(日本ヒドラジン工業側製、以下r2,4
HTJと記す)、OH化合物としてピロガロール(牛丼
化学薬品0@製)を用いることとした。液状エポキシ樹
脂、2.4HTおよびピロガロールは、以下の実施例お
よび比較例で用いる場合においても同じものを用いた。
エポキシ樹脂185g(エポキシ基1モル)に対して、
2,4HT17.Og (0,1モル)およびピロガロ
ール16.8 g (0,133モル、OHHO24モ
ル)を混合し、真空下らいかい機によって均一分散させ
て、−液性エポキシ樹脂組成物を得た得られた組成物を
40℃で1力月処理してもゲル化はみられなかった。ま
た、160°C熱板法によりゲルタイムを測定したとこ
ろ1分であった。
組成物5gを直径85+cs+のTPX製シャーレに入
れて、140℃で6時間処理して得られた硬化物を、P
CT3atm、133°Cで40時間処理した。このと
きの硬化物の吸湿率は5.2%であった。この結果を硬
化剤の使用割合とともに第1表に示す。
(比較例1〜4) 実施例1で用いた2種の硬化剤のうちのいずれか一方を
、第1表で示されている割合で単独で用いるようにし、
実施例1と同様の混合操作を行って一液性エポキシ樹脂
組成物を得た。
(実施例2〜8) ピロガロールに代えて、第1表に示されているOH化合
物を用いるようにし、実施例1と同様の混合操作を行っ
て一液性エポキシ樹脂組成物を得た。なお、第1表中、
THBPは、2・2′・4・4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノンを示す。これは、あとの第2表においても
同じである。
(比較例5〜8) 実施例2,5,7.8で用いたOH化合物を第1表に示
されているように単独で硬化剤として用いるようにし、
実施例1と同様の混合操作を行って一液性エポキシ樹脂
組成物を得た。
実施例2〜8および比較例1〜8の一液性エポキシ樹脂
組成物につき、実施例1で示した方法により、ポットラ
イフ(40°C)、ゲルタイム(160°C)およびP
CT吸湿率を測定した。この結果を第1表に示す。
第1表より、実施例1〜8は、いずれも、ポットライフ
が長くて保存安定性に優れ、比較例1〜8に比べてゲル
タイムが非常に短く硬化速度が速いことがわかる。また
、比較例1〜3に比べて、硬化物の吸湿率が小さくて優
れていることがわかる。
(実施例9〜21) 第2表で示されている硬化剤を同表で示されている割合
で、液状エポキシ樹脂に添加して一液性エポキシ樹脂組
成物を得た。硬化剤の添加法は第2表に示す。
各−液性エポキシ樹脂組成物につき、実施例1で示した
方法により、ポットライフ(40℃)。
ゲルタイム(160°C)を測定した。この結果を第2
表に示す。
第2表中、添加法として「溶解」としているものは、あ
らかじめ高温(100〜150”C)でエポキシ樹脂に
)容かしておいたものを用いるようにしたものであって
、いずれのものも、室温にもどしても均一透明になるも
のであった。
第2表より、実施例9〜21は、いずれも、ボットライ
フが長くて保存安定性に優れ、そのうえ、ゲルタイムが
短(、硬化速度が非常に速いことがわかる。
(実施例22) 液状エポキシ樹脂185gに対して、フェノールノボラ
ック19g<0.1当量)、THBP(牛丼化学薬品■
製)18.6g (0,075モル、0.3当量)を加
えて、160°Cで15分間処理して透明均一溶液を得
た。この溶液は、室温冷却後も変化なかった。これに、
2. 4 HT 17.0 g  (0,1モル、0.
4当量)を加えて、真空らいがい機によって30分間ら
いかいして、均一分散させた。得られた配合物を37g
とり、熔融シリカ(電気化学工業02)製)60g、 
 シランカップリング剤へ−187(日本ユニカー(株
製)0.6g、カーボンフ′ラック0.4gおよびフェ
ニルグリシジルエーテル2gと混合し、真空ニーダ中で
30分間混練して、液状のIC封止用材料(−液性エポ
キシ樹脂組成物)を得た。
(比較例9) フッ−ルツボラックおよびTHBPを用いず、2.4H
Tを34.0g(0,8当量)を用いるようにした以外
は、実施例22と全く同様にして液状のrc封止用材料
を得た。
実施例22および比較例9につき、ゲルタイム(160
℃)を測定した。また、硬化物のPCT吸湿率および、
両者を用いて封止を行ったCMO8実素子のPCT寿命
を測定した。ただし、IC封止材料の硬化(ゲルタイム
を除く)は160℃で4時間処理して行うこととした。
また、PCT寿命は、封止したC M OS素子をPC
T2a tmで処理しくn=10>半数が不良となった
時間を示すこととした。結果を第3表に示す。
第  3  表 第3表より、実施例22は比較例9に比べて、ゲルタイ
ムが非常に短く、硬化速度が速いことがわかる。また、
吸湿率が低く、封止を行ったCMO8素子の耐湿信頼性
が著しく向上していることがわかる。
つぎに、第2の発明の実施例および比較例について説明
する。
(実施例23) 液状エポキシ樹脂として東部化成(株製のエポキシ拮4
脂YD128(エポキシ当量185)、ジヒドラジド系
化合物として、前記の式(b)であられされるトリアジ
ン系ジヒドラジド(日本ヒドラジン工業(株製、以下r
2,4HTJと記す)、C0OH化合物としてセバシン
酸(MW 202 、 牛丼化学薬品(株製)を用いる
こととした。液状エポキシ樹脂、2.4HTおよびセバ
シン酸は、以下の実施例および比較例で用いる場合にお
いても同じものを用いた。
エポキシ樹脂185g (エポキシ基1モル)に対して
、2,4HT17.Og (0,1モル)およびセバシ
ン酸40.4g(0,2モル、C0OH基0.4モル)
を混合し、真空下らいかい機によって均一分散させて、
−液性エポキシ樹脂組成物を得た。
得られた組成物を40 ’Cで1力月処理してもゲル化
はみられなかった。また、160°C熱板法によりゲル
タイムを測定したところ1分であった。
組成物5gを直径85龍のTPX製シャーレに入れて、
140°Cで6時間処理して得られた硬化物を、PCT
3atm、133℃で40時間処理した。このときの硬
化物の吸湿率は5.4%であった。この結果を硬化剤の
使用割合とともに第4表に示す。
(比較例10〜13) 実施例23で用いた2種の硬化剤のうちのいずれか一方
を、第4表で示されている割合で単独で用いるようにし
、実施例23と同様の混合操作を行って一液性エポキシ
樹脂組成物を得た。
(実施例24〜27) セバシン酸に代えて、第4表に示されているC00H化
合物を用いるようにし、実施例23と同様の混合操作を
行って一液性エポキシ樹脂組成物を得た。
(比較例14.15) 実施例25.27で用いたC0OH化合物を第4表に示
されているように単独で硬化剤として用いるようにし、
実施例23と同様の混合操作を行って一液性エポキシ樹
脂組成物を得た。
実施例23〜27および比較例10〜15の一液性エポ
キシ樹脂組成物につき、実施例23で示した方法により
、ポットライフ(40’C)、ゲルタイム(160°C
)およびPCT吸湿率を測定した。この結果を第4表に
示す。
第4表より、実施例23〜27は、いずれも、ボットラ
イフが長くて保存安定性が優れ、比較例10〜15に比
べてゲルタイムが非常に短(硬化速度が速いことがわか
る。また、比較例10〜12に比べて、硬化物の吸湿率
が小さくて優れていることがわかる。
(実施例28〜38) 第5表で示されている硬化剤を同表で示されている割合
で、液状エポキシ樹脂に添加して一液性エポキシ樹脂組
成物を得た。
各−液性エポキシ樹脂組成物につき、実施例23で示し
た方法により、ポットライフ(40°C)、ゲルタイム
(160°C)を測定した。この結果を第5表に示す。
第5表より、実施例28〜38は、いずれも、ポットラ
イフが長くて保存安定性が優れ、ゲルタイムが短く、硬
化速度が非常に速いことがわかる(実施例39) 液状エポキシ樹脂185gに対して、セバシン酸10.
1 g (0,05モル、0.1当量)、アジピン酸(
MW146.牛丼化学薬品側製)21.9g(0,01
5モル、0.3当量)および2,4HT17゜Og(0
,01モル、0.4当量)を加えて、真空らいかい機に
よって30分間らいかいして、均一分散させた。得られ
た配合物を37gとり、溶融シリカ(電気化学工業(1
荀製)60g、 シランカップリング剤A−187(日
本ユニカー@製)0.6g、カーボンブラック0.4g
およびフェニルグリシジルエーテル2gと混合し、真空
ニーダ中で30分間混練して、液状のrc封出土用材料
−液性エポキシ樹脂組成物)を得た。
(比較例16) アジピン酸およびセバシン酸を用いず、2.4[(Tを
34.0g(0,8当量)を用いるようにした以外は、
実施例39と全く同様にして液状のrcc止用材料を得
た。
実施例39および比較例16につき、ゲルタイム(16
0℃)を測定した。また、硬化物のPCT吸湿率および
、両者を用いて封止を行ったCMO8実素子のPCT寿
命を測定した。ただし、IC封止材料の硬化(ゲルタイ
ムを除く)は160℃で4時間処理して行うこととした
。また、PCT寿命は、封止したCMOS素子をPCT
2atmで処理しくn=1o)半数が不良となった時間
を示すこととした。結果を第6表に示す。
第6表 第6表より、実施例39は比較例16に比べて、ゲルタ
イムが非常に短く、硬化速度が速いことがわかる。また
、吸湿率が低く、封止を行った0MO3素子の耐湿信頼
性が著しく向上していることがわかる。
〔発明の効果〕
第1の発明および第2の発明の一液性エポキジ樹脂組成
物は、エポキシ基を1分子中に2個以上含んだ液状エポ
キシ樹脂と、エポキシ基1モルに対して0.01モル以
上0.15モル以下のジヒドラジド系化合物とを含むエ
ポキシ樹脂であって、第1の発明のものは、フェノール
性OHを複数個有する化合物を、エポキシ基1モルに対
するOH基の割合が0.05モル以上0.6モル以下と
なるようにして含むので、第2の発明のものは、カルボ
キシル基を複数個有する化合物を、エポキシ基1モルに
対してカルボキシル基が0.05モル以上0.6モル以
下となるようにして含むので、いずれも、硬化温度が低
いとともに硬化速度が速く、そのうえ、吸湿率、耐熱性
、電気絶縁性、密着性および保存安定性等の硬化物性能
が優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ基を1分子中に2個以上含んだ液状エポ
    キシ樹脂と、エポキシ基1モルに対して0.01モル以
    上0.15モル以下のジヒドラジド系化合物とを含むエ
    ポキシ樹脂組成物であって、フェノール性OHを複数個
    有する化合物を、エポキシ基1モルに対するOH基の割
    合が0.05モル以上0.6モル以下となるようにして
    含むことを特徴とする一液性エポキシ樹脂組成物。
  2. (2)エポキシ基を1分子中に2個以上含んだ液状エポ
    キシ樹脂と、エポキシ基1モルに対して0.01モル以
    上0.15モル以下のジヒドラジド系化合物とを含むエ
    ポキシ樹脂組成物であって、カルボキシル基を複数個有
    する化合物を、エポキシ基1モルに対してカルボキシル
    基が0.05モル以上0.6モル以下となるようにして
    含むことを特徴とする一液性エポキシ樹脂組成物。
JP1431186A 1986-01-25 1986-01-25 一液性エポキシ樹脂組成物 Pending JPS62172014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1431186A JPS62172014A (ja) 1986-01-25 1986-01-25 一液性エポキシ樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1431186A JPS62172014A (ja) 1986-01-25 1986-01-25 一液性エポキシ樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62172014A true JPS62172014A (ja) 1987-07-29

Family

ID=11857550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1431186A Pending JPS62172014A (ja) 1986-01-25 1986-01-25 一液性エポキシ樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62172014A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293883A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sunstar Eng Inc 一液加熱硬化型エポキシ樹脂組成物および半導体実装用アンダーフィル材
JP2007168359A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nidec-Shimpo Corp 土練機
JP2007528814A (ja) * 2004-03-12 2007-10-18 ウィリアムソン、ラリー、ドン ブロック打ち固め機械
JP2008019303A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Nippon Kayaku Co Ltd 液晶シール剤およびそれを用いた液晶表示セル
JPWO2006016507A1 (ja) * 2004-08-11 2008-05-01 日本化薬株式会社 液晶シール剤およびそれを用いた液晶表示セル
TWI420204B (zh) * 2006-07-05 2013-12-21 Nippon Kayaku Kk A liquid crystal sealant, a liquid crystal display unit using the same, and a method for manufacturing the liquid crystal display unit
CN103635854A (zh) * 2011-07-03 2014-03-12 日本化药株式会社 液晶密封剂及使用其的液晶显示单元

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293883A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sunstar Eng Inc 一液加熱硬化型エポキシ樹脂組成物および半導体実装用アンダーフィル材
WO2002079294A1 (fr) * 2001-03-30 2002-10-10 Sunstar Giken Kabushiki Kaisha Composition de resine epoxyde thermodurcissable a un constituant et materiau de sous-remplissage de montage de semi-conducteurs
US7449362B2 (en) 2001-03-30 2008-11-11 Sunstar Giken Kabushiki Kaisha One-component hot-setting epoxy resin composition and semiconductor mounting underfill material
JP2007528814A (ja) * 2004-03-12 2007-10-18 ウィリアムソン、ラリー、ドン ブロック打ち固め機械
JPWO2006016507A1 (ja) * 2004-08-11 2008-05-01 日本化薬株式会社 液晶シール剤およびそれを用いた液晶表示セル
JP4855260B2 (ja) * 2004-08-11 2012-01-18 日本化薬株式会社 液晶シール剤およびそれを用いた液晶表示セル
JP2007168359A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nidec-Shimpo Corp 土練機
TWI420204B (zh) * 2006-07-05 2013-12-21 Nippon Kayaku Kk A liquid crystal sealant, a liquid crystal display unit using the same, and a method for manufacturing the liquid crystal display unit
JP2008019303A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Nippon Kayaku Co Ltd 液晶シール剤およびそれを用いた液晶表示セル
CN103635854A (zh) * 2011-07-03 2014-03-12 日本化药株式会社 液晶密封剂及使用其的液晶显示单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826322B2 (ja) エポキシ樹脂組成物およびその硬化物
JPS62172014A (ja) 一液性エポキシ樹脂組成物
JP4640193B2 (ja) エピスルフィド系樹脂組成物及びそれを用いた電子部品
JP3217266B2 (ja) 潜伏性触媒及び該触媒を配合してなる熱硬化性樹脂組成物
JP2003213081A (ja) エポキシ樹脂組成物および半導体装置
JP4037228B2 (ja) 一液型エポキシ樹脂組成物
JPH11349666A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH06192396A (ja) 一液型エポキシ樹脂組成物
JPH08274221A (ja) 電子部品のカプセル封入法、そのようにしてカプセル封入された電子部品及びカプセル封入用カプセル封入材
JP3389125B2 (ja) 潜伏性触媒
JPS60181120A (ja) 優れた亀裂及び湿分抵抗性を有する硬化生成物を供給するエポキシ樹脂/ポリスルホン成形用組成物
JP3125059B2 (ja) 電子部品封止用エポキシ樹脂組成物
JPS6251971B2 (ja)
US3288753A (en) Hardening of epoxide resins with a diaminodiphenyl ketone
JP2764421B2 (ja) エポキシ樹脂用硬化剤組成物及びそれを用いるエポキシ樹脂の硬化法
JPS636019A (ja) エポキシ樹脂組成物の製造方法
JP2009084384A (ja) 一液型エポキシ樹脂組成物
JPH11292956A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH0616788A (ja) 微粒子状硬化剤または微粒子状硬化促進剤、およびそれを含有してなるエポキシ樹脂組成物、並びに硬化方法
JPH10176035A (ja) 半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JP2001114983A (ja) エポキシ樹脂組成物およびエポキシ樹脂の製造方法
JP5772450B2 (ja) 一液性エポキシ樹脂組成物及び硬化物
JPH10316736A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JPS6020927A (ja) 一液型エポキシ樹脂組成物
JPS62192423A (ja) 封止用樹脂組成物