JPS62170383A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS62170383A
JPS62170383A JP1207786A JP1207786A JPS62170383A JP S62170383 A JPS62170383 A JP S62170383A JP 1207786 A JP1207786 A JP 1207786A JP 1207786 A JP1207786 A JP 1207786A JP S62170383 A JPS62170383 A JP S62170383A
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JP
Japan
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recording
thermoplastic resin
ink
mft
absorbing layer
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JP1207786A
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English (en)
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Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Takashi Akitani
高志 秋谷
Ryuichi Arai
竜一 新井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被記録材、特にインクジェット記録方法に好適
に用いられ、優れたインク吸収性、耐水性、耐ブロッキ
ング性等を有し、且つ記録後は透明性、記録画像の鮮明
性、耐水性、保存性等に優れた記録画像を与えるインク
ジェット記録用被記録材に関する。
(従来の技術) インクジェット記録方法は、種々のインク(記録液)吐
出方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてイン
クに機械的振動または変位を与える方式、インクを加熱
して発泡させその圧力を利用する方式等により、インク
の小滴を発生、飛翔させ、それらの一部若しくは全部を
紙などの被記録材に付着させて記録を行うものであるが
、騒音・の発生が少なく、高速印字、多色印字の行える
記録方法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、記録
特性の面から主に水を主成分とするものが使用され、ノ
ズルの目詰り防止および吐出安定性の向上のために多価
アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェット記録方法に使用される被記録材とし
ては、従来、通常の紙やインクジェット記録用紙と称さ
れる基材上に多孔質のインク吸収層を設けてなる被記録
材が使用されてきた。
しかし、記録の高速化あるいは多色化等インクジェット
記録装置の性能の向上と普及に伴ない。
被記録材に対してもより高度で広範な特性が要求されつ
つある。
すなわち、高解像度、高品質の記録画像を得るためのイ
ンクジェット記録用の被記録材としては、 (1)インクの被記録材への受容が可及的速やかである
こと、 (2)インクドツトが重複した場合でも、後で付着した
インクが前に付着したドツト中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上で拡散し、インクドツト
の径が必要以上に大きくならないこと、(4)インクド
ツトの形状が真円に近く、またその円周が滑らかである
こと、 (5)インクドツトのOD(光学濃度)が高く、ドツト
周辺がぼけないこと、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット記録方法によりカラー写真に
匹敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要
求性能に加え、 (6)インクの着色成分の発色性に優れたものであるこ
と、 (7)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること、 (8)表面に光沢があること、 (9)#を水性に優れていること、 等の性能が加重して要求される。
また、インクジェット記録方法による記録画像は、従来
は専ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェ
ット記録装置の性能の向上や普及に伴ない、表面画像観
察用以外の用途に適した被記録材が要求されつつある。
表面画像観察用以外の被記録材の用途とじては、スライ
ドやOHP (オーバーヘッドプロジェクタ−)等の光
学機器により、記録画像をスクリーン等へ投影してそれ
らの画像を観察す、るのに用いるもの、カラー印刷のポ
ジ版を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプ
レイに用いるCMF (カラーモザイクフィルター)等
が挙げられる。
被記録材が表面画像観察用に使用される場合には、主に
記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの用途
における被記録材においては主に記録画像の透過光が問
題となる。従って、透光性、特に直線透光率に優れたも
のであることが前述の一般的なインクジェット記録用の
被記録材の要求性能に加重されて要求される。
従来、上記の如き透光性被記録材としては、使用するイ
ンクが水性インクであることから、透明性基村上に水溶
性〜親水性ポリマーからなるインク吸収層を設けたもの
が知られているが、このようなインク吸収層は、高湿度
条件下において表面の粘着化、ブロッキング等の問題を
生じ、またインク吸収性も必ずしも満足できるものでは
なかった。
インク吸収層のインク吸収性は、インク吸収層を多孔性
にすれば向上することが明らかであるが、多孔性とする
と被記録材としての透光性が失われるためこのような方
法は使用できない、これに対し、透明性基村上に多孔性
インク吸収層を設けて、記録時のインク吸収性を十分に
保持し、記録後に、全体を加熱処理することにより記録
されたインク吸収層を透明化するという試みも為されて
いる(例えば、(1)特開昭59−178288号公報
、(2)特開昭59−178290号公報参照)。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の記録後に
透明化処理を行う被記録材は、ある程度改良された性能
を示すものの、必ずしも満足できるものではない。
すなわち、上記(+)に記載の被記録材においては、熱
可塑性樹脂粒子の溶融温度範囲が広すぎるために、熱可
塑性樹脂粒子の溶融温度が低い場合には、被記録材の製
造時の乾燥効率が著しく低く、全体の生産効率が問題と
なる。一方、溶融温度の高い熱可塑性樹脂粒子を使用し
た場合には、その透明化に高い温度の熱処理が必要なた
め、熱処理時に被記録材が熱収縮および/または熱膨張
による変形が激しく記録画像の均一性が乱されるという
問題がある。また、高分子結着剤と熱可塑性樹脂粒子と
の組み合せによっては、形成されるインク吸収層のイン
ク吸収性、インク吸収層の強度、加熱処理後の透明性等
の問題等が生じた。
また、(2)の場合には、上記の問題の外にも、透明化
に際し、溶剤を使用せねばならないという環境上および
作業上の好ましくない工程を必要とする。
従って、記録後に透明化処理を行う被記録材については
、記録時には優れたインク吸収性、耐水性、耐ブロッキ
ング性等を示し、記録後の加熱処理によって高い透明化
が実現でき、且つ優れた画像の耐水性、鮮明性、保存性
を有する記録画像を与える被記録材を容易に高生産性を
もって提供することか要望されている。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、透明性基材と該大村上に設けられ
た多孔性インク吸収層とを有してなり、記録後に加熱処
理することにより透明化させる被記録材において、上記
の多孔性インク吸収層が熱可塑性樹脂粒子と高分子結着
剤とからなり、該熱可塑性樹脂粒子の最低成膜温度(M
 F T)が80〜140℃の範囲であることを特徴と
する被記録材である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明者は、前述の如
き従来技術の欠点を解決すべく鋭意研究の結果、記録後
に透明化処理する被記録材においては、透明性基村上に
多孔性インク吸収層を形成するための材料の物性が非常
に重要であり、特に特定温度範囲のMFTを有する熱可
塑性樹脂粒子、好ましくは、特定範囲のMFTを有する
熱可塑性樹脂粒子と高分子結着剤とを組み合せて使用す
ることによって、優れた記録時のインク吸収性等を有し
、且つ記録後には、透明化処理が容易であり、且つ画像
の透明性等が優れた透光性の記録画像が高い生産性をも
って提供できることを知見したものである。
本発明の被記録材は、上述の如く基本的には支持体とし
ての透明性基材と、その上に設けられた加熱処理によっ
て透明化可能な多孔性インク吸収層からなるものである
上記の如き本発明で使用する被記録材は、一般的には透
明性基材上に多孔性インク吸収層を形成して得られるも
のであり、このような透明性基材として好適な例として
は、例えば、ポリエステル系樹脂、ジアセテート系樹脂
、トリアセテート系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリサルホン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セ
ロハン(商標)、セルロイド(商標)等のフィルムもし
くは板等およびガラス板等が挙げられる。このような透
明性基材の厚みは、一般的には10〜5,000pLm
程度である。
上記の如き透明性基村上に形成するインク吸収層は、水
性インクによる記録時には優れたインク吸収性を有し、
記録後には加熱処理によって透明化するものであること
を特徴としている。
このようなインク吸収層は、熱可塑樹脂粒子と高分子結
着剤を主成分として多孔性の層として形成することによ
って得られる。このような多孔性インク吸収層を形成す
る方法は、いずれの方法でもよいが、好ましい方法は、
透明性基村上にまずアンカーコート層として、例えばN
BRラテックス、SBRラテックス、ポリエチレンイミ
ン、スチレン−マレイン酸共重合体等を含む塗工液を公
知の方法により塗工して、この層が粘着性のある間に、
例えばアクリル樹脂、スチレン・アクリル酸共重合体、
ポリオレフィン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルエーテル、
ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑樹脂粒子を散布し
、乾燥させる方法、更には、上記の如き熱可塑性樹脂粒
子を、高分子結着剤溶液中に分散させておき、これを公
知の方法で透明性基村上に塗布し、乾燥する方法である
インク吸収層の形成に使用する高分子結着剤としては、
例えば、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、
カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等
の水溶性〜親水性天然樹脂、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアミド、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリ
ドン、四級化ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリシ
リウムハライド、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アル
キド樹脂、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、イオ
ン変性ポリビニルアルコール。
ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ等の水溶性〜親水
性合成樹脂等が挙げられる。
また前記の如き水溶性〜親水性ポリマーの外に、アクリ
ル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニ
ルブチラール系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ス
チレン−アクリル酸エステル系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー系樹脂、ポリ
ビニルエーテル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ブタジェンゴム、アク
リロニトリルブタジェンゴム等の如き熱可塑性樹脂が使
用でき、これらの樹脂は有機溶剤の溶液でも、水性エマ
ルジョンでも使用できる。
以上の如き高分子結着剤は本発明においていずれも使用
できるが、特に好ましいものは、そのMFTが、下記の
熱可塑性樹脂粒子のMFT以下になるように組み合せて
使用する態様である。
インク吸収層に包含させる熱可塑性樹脂粒子としては、
上記の疎水性の熱可塑性樹脂の粒子、例えば、アクリル
樹脂、ポリエチレン、プロピレン等のポリオレフィン樹
脂、ポリスチレン樹脂、エチレン−アクリル酸エステル
コポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレ
ン−プロピレンコポリマー、ポリビニルエーテル、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂粒子が挙げられ、これらの一種以上が用いられ、その
MFTが80〜140℃のものを選択して使用する。
これらの粒子としては、粒径が0.11−1O07z、
好ましくは0.2〜50終m程度であり。
添加する量は、形成される多孔性インク吸収層中で、熱
可塑性樹脂粒子/高分子結着剤(重量比)=3/1〜2
0/1、より好マシくは5/1〜15/1である。
尚、インク吸収層には、上記の成分の外にも、分散剤、
蛍光染料、PH調節剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面
活性剤、浸透剤等の各種の添加剤が任意に配合させ得る
このような材料から多孔性インク吸収層を形成する一方
法としては、上記の高分子結着剤および熱可塑性樹脂粒
子からなり、必要に応じて適当な添加剤を含む混合物を
適当な溶剤に溶解または分散させて塗工液を調製し、該
塗工液を例えばロールコーチインク法、ロッドバーコー
チインク法、スプレーコーティング法、エアナイフコー
ティング法等の公知の方法により透明性基村上に塗工し
、その後速やかに乾燥させる方法が好ましく、上記の如
き材料をホットメルトコーティングする方法あるいは上
記の如き材料から一旦単独の多孔性インク吸収層用シー
トを形成しておき、該シートを上記透明性基材にラミネ
ートする如き他の方法でもよい。
以上の如くして形成されるインク吸収層は、多孔性であ
り、多孔性であることから記録時には、優れたインク吸
収性を示すものであり、また、インク吸収層形成用の主
成分の1種である熱可塑性樹脂粒子として、MFTが8
0〜140℃のものを採用した結果、乾燥時の乾燥温度
の上昇が可能で、従って、著しく乾燥効率を高めること
ができた。また熱可塑性樹脂粒子のMFTの上限を透明
性基材の軟化点より低い140℃としたことにより、記
録後の透明化処理時の熱による被記録材の熱収縮および
/または熱膨張による被記録材の変形等の問題も解決さ
れた。
また、好ましくは、高分子結着剤のMFTが熱可塑性樹
脂粒子のMFT以下になるように両者を組み合せて使用
することにより、インク吸収層の形成時の乾燥工程では
、熱可塑性樹脂粒子は溶融することなく、高分子結着剤
が十分に溶融して、熱可塑性樹脂粒子同士の結着および
インク吸収層と基材との密着が十分になり、インク吸収
層の強度が向上して、粉落ち等の問題が解決され、イン
ク吸収層の強度が著しく改良された。更に記録後の透明
化処理は、熱可塑性樹脂粒子のMFT以上の温度で行う
ことにより、インク吸収層全体が完全に透明化でき非常
に高い透明度が達成できる。
また、使用する熱可塑性樹脂粒子と高分子結着剤との使
用比率を好ましい範囲にするとにより、高いインク吸収
性とインク吸収層の高い強度が両立し、粉落ち等の問題
も解決された。
以上の如き本発明の被記録材は、記録後には加熱処理に
よって透明化されるものであり、且つOHP、密着プリ
ンター等の光学機器の原稿として使用される場合には高
い透明性が要求されるが、本発明の多孔性被記録材は、
このような要求に十分に応えることができるものである
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透過率
が、10%以上呈することが望ましい。
直線透過率が10%以上であれば、例えばOHPにより
記録画像をスクリーンへ投影して観察することが可能で
あり、更に記録画像の細部が鮮明に観察されるためには
、直線透過率が10%以上であることが望ましい。
ここで言う直線透過率T(%)とは、サンプルに垂直に
入射し、サンプルを透過し、サンプルから少なくとも8
cm以上はなれた入射光路の延長線上にある受光側スリ
ー、トを通過し、検出器に受光される直線光の分光透過
率を、例えば323型日立自記分光光度計(日立製作新
製)等を使用して測定し、更に測定された分光透過率よ
り、色の三刺激値のY値を求め、次式より求められる値
である。
”r=y7y、Xl 00     (1)T ;直線
透過率 Y ;サンプルのY値 Y、;ブランクのY値 従って、本発明で言う直線透過率は、直線光に対するも
のであり、拡散透過率(サンプルの後方に積分球を設け
て拡散光をも含めて透過率を求める。)や、不透明度(
サンプルの裏に、白および黒の裏当てを当ててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を評価する方
法とは異なる。
光学技術を利用した機器などで問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する上で、被記録材の直線透過率を
求めることは、特に重要である。
例えばOHPで投影画像を観察する場合、記録部と非記
録部とのコントラストが高く、鮮明で見やすい画像を得
るためには、投影画像における非記録部が明るいこと、
すなわち被記録材の直線透過率がある一定以上の水準に
あることが要求される。OHPでのテストチャートによ
る試験では、上記目的に適した画像を得るためには、被
記録材の直線透過率が、好ましくは10丙以上であるこ
とが必要とされる。したがって、この目的に適した被記
録材は、その直線透過率が10%以上であることが必要
である。
以上の如き本発明の被記録材は、水性インクにより記録
を実施する場合には、その記録面が多孔性であることか
ら、優れたインク吸収性を示し、記録後層時間で水性イ
ンクが乾燥した状態になるので、記録中あるいは記録後
に装置の一部や手が記録画像に触れても手等が汚れたり
1画像が乱れたりすることがなく、高速記録が可能であ
る。また、多孔性であることから、インク吸収層は必ず
しも水溶性〜親水性の高いポリマーから形成する必要も
なく、耐水性の高い疎水性のポリマーからも自由に形成
できるため、高湿度条件下や水滴が付着しても表面が粘
着性化することがなく、高い耐水性および耐ブロッキン
グ性を示すものである。
また、インク吸収層を特定範囲のMFTを有する熱可塑
性樹脂粒子、好ましくは、特定範囲のMFTを有する熱
可塑性樹脂粒子と高分子結着剤とを組み合せて使用する
ことにより、優れた物性にインク吸収層が効率的に形成
され、また記録後に加熱処理によって透明化する場合に
は、透明化処理が容易であり、且つ高い透明性、膜強度
、柔軟性を達成できるため、透明性が高く、色彩性、鮮
明性等に優れた透明性の記録画像を与えることができる
。そしてこのような記録画像は、画像を形成している水
溶性染料が、インク吸収層中に十分に包含され、表面に
出ている部分が少ないことから、高い耐水性や高い耐光
性を示し、優れた保存性をも示すものである。
従って、本発明の被記録材は、スライドやOHP等の光
学機器により記録画像をスクリーン等への投影により観
察に用いるもの、カラー印刷のポジ版を作成する際の色
分解版、あるいは液晶等のカラーディスプレイに用いる
CMF等に有用であり、従来のものと比較して一層優れ
た各種適性を有している。
以下、実施例、参考例および使用例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。なお、文中1部または%とあるのは
特に断りのない限り重量基準である。
実施例1〜3および比較例1〜3 透明性基材として厚さ100 pmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(ルミラーQ−80゜東し製)を用
い、その表面に下記の組成の塗工液をパーコーター法に
より塗工し、80℃で10分間乾燥して夫々白色不透明
の本発明の多孔性被記録材と比較例の被記録材を調製し
た。それぞれの形成された被記録材のインク吸収層の厚
さく乾燥時)は塗工液組成とともに示した。
スチレンエマルジョン(LX303 、 固形分45%
、 MFT−100℃、日本ゼオン製)100部 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマ ルジ、 ン(V−100、固形分40%、MFT冨75
℃、三井石油化学製)     10部段重;30ルm 2  ・ 熱可塑性エラストマ一二マルジョン (A−100、固形分40%、MFT露85℃、三井石
油化学製)        100部エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマ ルジ、 ン(V−100、固形分40%、MFT−75
℃、三井石油化学製)      10部ソジウムジオ
クチルスルホサクシネー ト〔ペレックス0T−P、有効成分70%花王製)  
          0.03部晩fi ; 30ルm :  3の!  組 ポリエチレン樹脂エマルジョン(M−200。
固形分40%、MFT−105℃、三井石油化学製) 
            100部カルボキシル化スチ
レン−ブタジェン共重合体ラテックス(L−2301、
固形分50%、MFT=30℃、脂化成製)     
    8部ソジウムジオクチルスルホサクシネー ト(ペレックス0T−P、有効成分70%花王製)  
          0.03部l1:30ルm 1 °・  。
カルボキシル化スチレン−ブタジェン共重合体ラテック
ス(L−1838、固形分48%、MFT−29℃、脂
化成製)       100部エチレン−酢酸ビニル
共重合体エマ ルジ、 ン(V−100、固形分40%、MFT−75
℃、三井石油化学製)      10部段重;30牌
m 2の・ プラスチックピグメント (L−8801、固形分50
%、MFT−+50°C1旭化成製)100部 アイオノマー(SA−100、固形分40%、MFT−
70℃、三井石油化学製)     10部■;30ル
m 3の1  組 熱可塑性エラストマーエマルジョン (A−100、固形分40%、 MFT=85℃、三井
石油化学製)         100部エチレン−酢
酸ビニル共重合体エマ ルジ、 7 (V−200、固形分40%。
MFT−90℃、三井石油化学製)      10部
ンジウムジオクチルスルホサクシネー ト(ペレックス0T−P、有効成分70%花王製)  
          0.03部l1;30ルm 使用例 上記の実施例および比較例の被記録材に対し。
下記の4種のインクを用いて、発熱抵抗体を用いバブル
を発生させ、その圧力でインクを吐出させるオンデマン
ド型インクジェット記録ヘッドを有する記録装置を使用
してインクジェット記録を実施した。
入エヱ!(組成) C,1,アシッドイエロー23      2部ジエチ
レングリコール       15部水       
                85部rLi2i(
組成) C,1,アシッドレッド82        2部ジエ
チレングリコール       15部水      
                  85部Li21
(組成) C,1,ダイレクトブルー86      2部ジエチ
レングリコール       15部水       
                 85部監工上ノ(
組成) C,1,ダイレクトブラック19      2部ジエ
チレングリコール       15部水      
                  85部上記で得
られた夫々の記録画像を140″0−160℃で1〜5
分間加熱処理を施こして、透明性の記録画像を得た。
実施例および参考例の被記録材の評価結果を第1表に示
した。尚、第1表における各評価項目の測定は下記の方
法に従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後の被記録材を、室
温下に放置し、記録画像に指触したときに、インクが乾
燥して指に付着しなくなる時間を測定した。
(2)直線透過率は、323型日立自記分光光度計(日
立製作所■製)を使用し、サンプルから受光側のマドま
での距離を約9cmに保ち、分光透過率を測定し、前記
(1)式により求めた。
(3)OHP適性は、光学機器の代表例として測定した
もので、記録画像をOHPによりスクリーンに投影し、
目視により観察して判定したもので、非記録部が明るく
、記録画像のOD(オプチカルデンシティ)が高く、コ
ントラストの高い鮮明で見やすい投影画像の得られるも
のをO1非記録部がやや暗く、記録画像のODがやや低
く、ピンチ巾0.5mm、太さ0.25℃扉の線が明瞭
に判別できないものをΔ、非記録部がかなり暗く、記録
画像のODがかなり低く、ビー、チ巾llll11、太
さ0.3mmの線が明瞭に判別できないものあるいは非
記録部と記録画像の見分けがつかないものを×とした。
(4)総合評価は、インク吸収定着性が良く、インクジ
ェット記録適性に優れ、且つ十分な透明性があり、光学
機器適性を有するもの(0)と、記録適性は十分である
が、インク定着時間が長く。
被記録材として不適当であるものあるいは記録適性およ
び光学機器適性に欠けるもの(×)との2種の評価を行
った。
(以下余白) −芝五−1−j袈− 一笈JLJL      −ヒm (評価項目)  ↓  名  3 1 2 3乙2ニと
定i11!J1秒以内 1秒以内 1秒以内 5日 1
秒以内1秒以内直−線−通一過一率   60%  7
5%   72%  72%  5%   70%g一
旦一旦一適一性   o     o     oox
総−ΔE−JL−価   0    0    0xx
x特許出願人   キャノン株式会社 忠き・°・ 句臥 弁理士告田勝広2・0結[ やベニ゛

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明性基材と該基材上に設けられた多孔性インク
    吸収層とを有してなり、記録後に加熱処理することによ
    り透明化させる被記録材において、上記の多孔性インク
    吸収層が熱可塑性樹脂粒子と高分子結着剤とからなり、
    該熱可塑性樹脂粒子の最低成膜温度(MFT)が80〜
    140℃の範囲であることを特徴とする被記録材。
  2. (2)インクジェット記録用被記録材である特許請求の
    範囲第(1)項に記載の被記録材。
  3. (3)高分子結着剤のMFTが、熱可塑性樹脂粒子のM
    FT以下である特許請求の範囲第(1)項に記載の被記
    録材。
JP1207786A 1986-01-24 1986-01-24 被記録材 Pending JPS62170383A (ja)

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