JPS62162475A - ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は円筒部材の端縁の面取りに好適なブラシに関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近時１根緘部品やモールド部品である被加工物の面取り
に回転ブラシが広く用いられている。この方法は手作業
などよりははるかに能率がよいが。

被加工物の材質、形状により種々問題がある。例えば第
２図に示すように、被加工物としての円筒部材（１）の
端面（２）の稜部である外周端縁（３）と内周端縁（４
）を面取りするような場合は１例えばブラシ素材（６）
として線状の砥粒入りナイロンを放射状に集束して構成
したブラシ（７）を回転させて行なう。そしてこの円柱
状の加工面（８）を回転する円筒部材（１）の端面（２
）上に押し付けながら送り、外周端縁（３）と内周端縁
（４）の面取りを行なっている。

上述の面取りにおいて、従来使用していたブラシ（７）
は、加工時間を短縮するため、ブラシ素材（６）の線径
を０．５〜０１８Ｂと比較的太く剛性の高いものを使用
していた。しかし、このブラシでは円筒部材（１）の外
周端縁（３）はよく面取りされるが、内周端縁（４）の
面取りがされにくいという不都合があった。

これとは反対に、線径の細い剛性の低いブラシ素材（６
）のブラシ（７）は内周端縁（４）に対してはよく面取
りするが、外周端縁（３）は面取りしにくいという不都
合がある。これの理由は詳ではないが、剛性の低いブラ
シ素材（６）のブラシ（７）は外周端縁（３）に当ると
、剛性が低いため両側方に拡がり１面取り能力が著しく
落ちると考えられる。

〔発明の目的〕

本発明は外周端縁でも内周端縁でも高能率に面取りでき
るブラシを提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は１回転中心軸に対して放射状にブラシ素材を集
束して円柱面の加工面を形成したブラシにおいて、その
ブラシ素材を相対的に剛性の低い低ｐＨ性ブラシ素材と
、これより剛性の高い高剛性ブラシ素材とで構成し、加
工面に低剛性ブラシ素材からなる低剛性部と、これの両
性側に高剛性ブラシ素材からなる高剛性部とを設けたブ
ラシで。

低剛性部で内周端縁を面取りし、かつ外周端縁の面取り
に際しては高剛性部で面取りをするとともに、低剛性部
が外側に拡がるのを高剛性部で防止して高能率に面取り
をするようにしたブラシである。

〔発明の実施例〕

以下１本発明の詳細を第１図に示す一実施例により説明
する。αυは本実施例のブラシで、取付けるべき回転軸
αりの中心軸線αりに対して放射状にブラシ素材α４．
・・・が集束されていて、中心軸線αＪと同心の円柱面
からなる加工直置が形成されている。

ブラシ素材Ｉ、・・・はいずれも砥粒入りナイロン線材
からなっていて、中間部０ｅのブラシ素材（１４ａ）は
直径が０．１ｎ〜０．５Ｍ翼のものからなっていて、こ
れの両性側Ｃ１７）αＤのプライ素材（１４ｂ）は直径
０．５〜２．０ｍｍのものからなっている。すなわち中
間部（Ｌｅは相対的に低剛性ブラシ素材（１４ａ）から
なっていて低剛性部四を構成しており、これの両性側部
住ηは高剛性ブラシ素材（１４ｂ）からなっていて、高
剛性部０．α場を構成していて、中心部には図示しない
取付は孔が貫通して設けられている。

上述のように構成された本実施例のブラシαυは。

図示しない取付は孔を回転軸αりに挿通し、この回転軸
αりの７ランジに当接させ、ワッシャ（２１）、ナツト
勾番こより締付は固定する。

さて、上述のブラシαυを回転させ、被加工物である円
筒部材（１）を矢印＠の方向に往復動させると。

まず外周端縁（３）に加工面（１５）が当る。このとき
高剛性部σ優、α４は従来通り１面取り加工を行なう。

また中間の低剛性部０□□□は低剛性ブラシ素材（１４
ａ）からなるので、外側に拡がろうとするが１両外側の
高剛性部（１９，α旧こより側方から押さえられて拡が
らず１面取り加工を有効に行なう。さらにまた内周端縁
（４）に対しては低剛性部（【８が従来通り面取り加工
を行なう。

なお１本実施例においては、低剛性部とその両側に高剛
性部を設けて構成したが、高１ｉｌｉｌＩＩ性部の外側
にさらに低剛性部と高剛性部とを連設して、複数個の部
材とか複数個所を同時ζこ加工するようにしてもよい。

また面取りに限らずパリ取りなどでもよく、さらにまた
ブラシ素材の剛性については被加工物に応じて適宜選択
してもよく、剛性の相違は線径の地番こ例えばナイロン
系とアクリル系の材質の組合わせのように材質を異なら
せてもよい。

〔発明の効果〕

以上詳述したように１本発明のブラシは相対的に剛性の
低いブラシ素材と剛性の高いブラシ素材により低剛性部
の両性側に高剛性部を設けて構成したので、中間の低剛
性部のブラシ素材が外側へ拡がるのを高剛性部が防ぎ、
被加工部位の形状に影響されることなく、常に加工面全
体が有効に作用し加工能率が向上する効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は従来例の
正面図である。 α■・・・中心軸線、　　　　α荀・・・ブラシ素材。 （１４ａ）・・・低剛性ブラシ素材。 （１４ｂ）・・・高剛性ブラシ素材。 （ＬＳ−・・加　工　面、　　　　餞・・・低剛性部。 翰・・・高剛性部。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　　　　竹　花　喜久男 第１図 ＠２１！！：Ｊ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転の中心軸線に対して放射状にブラシ素材を植
   設し上記回転中心軸と同心に円柱状に形成された加工面
   を有するブラシにおいて、上記ブラシ素材は相対的に剛
   性の低い低剛性ブラシ素材とこれより剛性の高い高剛性
   ブラシ素材とからなり上記加工面は上記低剛性ブラシ素
   材からなる低剛性部と、これの両外側に連設されかつ上
   記高剛性ブラシ素材からなる高剛性部とを有することを
   特徴とするブラシ。
2. （２）低剛性ブラシ素材と高剛性ブラシ素材とは異なる
   材質の部材からなることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のブラシ。
3. （３）低剛性ブラシ素材と高剛性ブラシ素材とは線径を
   異にすることを特徴とする特許請求の範囲第１項または
   第２項記載のブラシ。
4. （４）ブラシ素材は砥粒入りナイロンからなることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項または第３項記載のブラ
   シ。