JPH0248177Y2 - - Google Patents

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JPH0248177Y2
JPH0248177Y2 JP1985138967U JP13896785U JPH0248177Y2 JP H0248177 Y2 JPH0248177 Y2 JP H0248177Y2 JP 1985138967 U JP1985138967 U JP 1985138967U JP 13896785 U JP13896785 U JP 13896785U JP H0248177 Y2 JPH0248177 Y2 JP H0248177Y2
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JP
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hole
holder
tool
machined
deburring
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JP1985138967U
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JPS6246518U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバリ取り装置に係り、より詳細には、
互いにクロスした穴の穴クロス部に発生したバリ
を効果的に除去できるバリ取り装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図に示すように、一方に穴をあけたワーク
にクロスして別の穴をあける場合、穴クロス部で
前にあけた穴側にバリWがどうしても発生する。
このようなバリは、この穴が油道に使用されるよ
うな場合等には、運転中にバリの脱落によりメタ
ル、ベアリング等を損傷するおそれがある。
従来、このようなバリを取り除く方法として
は、再度穴あけ工具を挿入したり、或いはワイヤ
ーブラシを挿入して穴クロス部で回転を与えたり
していた。しかし、いずれも挿入した工具または
ブラシの回転時の遠心運動(遠心力)あるいはブ
ラシの弾性力を利用するだけであるので、バリを
完全に除去することが難しく、バリ取りの効果は
それ程期待できなかつた。
そこで、一端に切削工具を有するロツドの他端
に偏心重錘を設け、回転時の偏心重錘に生じる重
量アンバランスによつて切削工具にスリコギ運動
を行わせ、これによつて穴クロス部のバリを取る
ようにした装置が提案されている(特公昭54−
10148号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術では、偏心重錘に
加わる遠心力を利用してスリコギ運動を起させて
いるので、切削工具を加工面に当てた際にハンチ
ングなどが生じて、切削工具を確実に加工面に添
わせることが難しく、バリを効率良く除去するこ
とができなかつた。
本考案の目的は、穴クロス部のバリを完全に、
かつ、効率的に除去できるバリ取り装置を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のバリ取り
装置は、軸中間部にピボツトを有し、被加工穴内
部に挿入した際にピボツトが被加工穴内面に係合
するバリ取り工具と、該バリ取り工具をフローテ
イング可能に保持するホルダーと、該ホルダーに
固定されホルダーを介して前記バリ取り工具に回
転を与える主軸とを備え、前記主軸に回転と同時
に被加工穴部を中心とした公転運動を与えること
によつて、前記バリ取り工具がピボツトを支点と
したスリコギ運動を行う構成としたことを特徴と
する。
〔作用〕
上記構成によれば、主軸の中心と被加工穴部の
中心とを偏心させ、回転しているバリ取り工具先
端をピボツトを支点として被加工穴に倣つてスリ
コギ運動させることにより、穴クロス部のバリ除
去を完全にかつ効率的に行うことができる。
以下に本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係るバリ取り装置
を示す断面図である。
1はバリ取り工具で、その軸部にはピボツト3
が設けられており、工具ホルダー2の先端部にフ
ローテイングホルダー14を介して装着可能であ
る。
フローテイングホルダー14は、これに螺装さ
れたナツト4と、工具ホルダー2に設けられた球
とスプリングとからなるすでに公知のクイツクチ
エンジ機構10とによりホルダー2に素早く固定
される。さらにホルダー2とフローテイングホル
ダー14とは、キー11により一体となる。
一方フローテイングホルダー14の内部に設け
られた球6は、バリ取り工具1をフローテイング
させるためのもので、圧縮スプリング7によつて
フローテイング力および量を調整できるようにな
つている。スプリング7はスプリング座9を介し
てボルト8により調整可能となつている。なお、
4はホルダー2に設けたナツトで、スプリング1
5により固定される。また、16はカラーと本体
とのセツトネジ、5はクーラント侵入防止用と工
具1の芯出機能を兼ねたOリングである。
また、工具ホルダー2にはNC機等の主軸にク
ランプできるようにシヤンク12とプルスタツド
13とからなるクランプ部が設けられている。
上記構成のバリ取り装置によるバリ取り作用を
次に示す。
まず、ピボツト3を有するバリ取り工具1をク
イツクチエンジ機構10とナツト4とによりフロ
ーテイングホルダー14にチヤツクし、これらと
一体となつた工具ホルダー2をNC機の主軸にク
ランプする。
次いで、第2図に示す如くバリ取り工具1をバ
リWが発生している加工穴に挿入し、バリ取り工
具1の先端をバリWがある穴クロス部の位置に一
致させる。
この段階では加工穴の中心線C1とバリ取り工
具1の中心線C2とホルダー・主軸中心線C3とは
略一致している。
その後、第3図に示す如く加工穴の中心線C1
に対しホルダー・主軸中心線C3がl(穴径Dと、
ピボツト3の位置から工具先端までとフローテイ
ングポイントPまでのレバー比A:Bによつて算
出される)だけ偏心するように、NC機の主軸を
シフトさせる。これにより、バリ取り工具1の中
心線C2とホルダー・主軸中心線C3とがフローテ
イングポイントPに交叉し、この位置より主軸
に、回転と同時に、NCのコンタリング制御(こ
こではX,Y軸同時制御)によつて穴形状(真
円、楕円など)に応じて予め設定されたプログラ
ムに従い、加工穴の中心線C1を中心とした公転
運動が与えられる。例えば、穴形状が真円の場合
には加工穴の中心線C1を中心とした半径1の真
円を描く公転Sの運動が与えられる。
これにより、バリ取り工具1は加工穴内面に係
合しているピボツト3(加工穴の径より少し小さ
めの径)の略中心PCを支点としてスリコギ運動
を行い、バリ取り工具1先端は回転しながら穴形
状に倣つて旋回運動し、穴クロス部の全周にある
バリ(W)をくまなく除去する。
さらにバリ取り工具1は、スプリング7と球6
によりフローテイングされており、適切な切削力
と穴形状に倣つた逃げによりバリを均一に除去す
る。
なお、バリ取り工具1におけるピボツト3の位
置及び径、先端の形状及び寸法などは、加工穴の
形状に応じて適宜設計できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案によれば、ホルダ
ーを固定した主軸に回転と同時に被加工穴部を中
心とした公転運動を与え、被加工穴内にあるピボ
ツトを支点としてバリ取り工具にスリコギ運動を
させることにより、バリ取り工具先端が穴形状に
倣つた旋回運動を行うので、穴全周にわたり完全
にバリが除去され、いかなる穴径、穴形状に対し
ても確実かつ効率的にバリ取り作業を行うことが
できる。しかも、バリ取り工具のフローテイング
作用により、適切な切削力と穴形状に倣つた逃げ
が得られ、バリを均一に除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るバリ取り装置
の断面図、第2図及び第3図は本考案によるバリ
取り作用を説明する図、第4図は穴クロス部のバ
リ発生状況を示す図である。 1……バリ取り工具、2……工具ホルダー、3
……ピボツト、6……フローテイング用球、7…
…圧縮スプリング、8……調整ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸中間部にピボツトを有し、被加工穴内部に挿
    入した際にピボツトが被加工穴内面に係合するバ
    リ取り工具と、該バリ取り工具をフローテイング
    可能に保持するホルダーと、該ホルダーに固定さ
    れホルダーを介して前記バリ取り工具に回転を与
    える主軸とを備え、前記主軸に回転と同時に被加
    工穴部を中心とした公転運動を与えることによつ
    て、前記バリ取り工具がピボツトを支点としたス
    リコギ運動を行う構成としたことを特徴とする穴
    クロス部のバリ取り装置。
JP1985138967U 1985-09-11 1985-09-11 Expired JPH0248177Y2 (ja)

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JP1985138967U JPH0248177Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

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JP1985138967U JPH0248177Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

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JPS6246518U JPS6246518U (ja) 1987-03-20
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JPS5410148A (en) * 1977-06-23 1979-01-25 Naoaki Kamitsukuri Opening and closing device for skylight and wall window of green house

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JPS6246518U (ja) 1987-03-20

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