JPS6334803Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6334803Y2 JPS6334803Y2 JP1982024788U JP2478882U JPS6334803Y2 JP S6334803 Y2 JPS6334803 Y2 JP S6334803Y2 JP 1982024788 U JP1982024788 U JP 1982024788U JP 2478882 U JP2478882 U JP 2478882U JP S6334803 Y2 JPS6334803 Y2 JP S6334803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- workpiece
- deburring
- pin
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 6
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は円筒状のバリ取り面を有するワークの
加工面に発生しているバリを取るためのバリ取り
工具に関する。
加工面に発生しているバリを取るためのバリ取り
工具に関する。
バリを完全に削り取るためには、バリの発生し
ている面にバリ取り用の切れ刃いわゆるバイトを
密着させる必要がある。しかし、このバリの発生
している面が円筒面であつたりまたは規則正しい
形状をしていない場合や、口元から奥深い位置の
円筒内面であることもある。従来は、このような
円筒面にバイトを密着させてバリを完全に削り取
る有効な手段はほとんどなかつた。たとえば、実
開昭54−174989号公報には、バイト出入を偏心軸
を利用して固定的に調整し台車に載せて走らせて
平面を削る装置が開示されている。
ている面にバリ取り用の切れ刃いわゆるバイトを
密着させる必要がある。しかし、このバリの発生
している面が円筒面であつたりまたは規則正しい
形状をしていない場合や、口元から奥深い位置の
円筒内面であることもある。従来は、このような
円筒面にバイトを密着させてバリを完全に削り取
る有効な手段はほとんどなかつた。たとえば、実
開昭54−174989号公報には、バイト出入を偏心軸
を利用して固定的に調整し台車に載せて走らせて
平面を削る装置が開示されている。
しかし、上記従来技術をバリ取りに利用して
も、平面のバリ取りができるだけで、円筒内面や
円筒外面のバリ取りは不可能であつた。
も、平面のバリ取りができるだけで、円筒内面や
円筒外面のバリ取りは不可能であつた。
本考案は、このような問題を解消するために、
バリの発生している面が円筒面の場合、その円筒
面にバリ取り用バイト倣わせることができるバリ
取り工具を提供することを目的とする。また、本
考案は、バリ取り面が口元から奥深い位置の円筒
内面であつても、その面にバイトを密着させるこ
とのできるバリ取り工具を提供することも目的と
するものである。
バリの発生している面が円筒面の場合、その円筒
面にバリ取り用バイト倣わせることができるバリ
取り工具を提供することを目的とする。また、本
考案は、バリ取り面が口元から奥深い位置の円筒
内面であつても、その面にバイトを密着させるこ
とのできるバリ取り工具を提供することも目的と
するものである。
この目的を達成するために、本考案のバリ取り
工具においては、工具本体に支持用パツドが取付
けられていて、円筒状のワーク加工面にパツドを
介して2点以上の点で工具本体を位置決め支持で
きるようになつている。そして工具本体には、バ
イトを保持したバイトホルダがピンにより該ピン
を中心にして揺動可能に取付けられており、かつ
工具本体とバイトホルダ間にはばねが介装されて
いて、バイトをワークの加工面に押しつけるよう
になつている。さらに、工具本体とバイトホルダ
との間にはバイトホルダの揺動によるバイトのワ
ークに対する出入量を浮動調整する調整用ボルト
が掛け渡される。また、ワークと工具本体とは相
対回転可能に配設されている。
工具においては、工具本体に支持用パツドが取付
けられていて、円筒状のワーク加工面にパツドを
介して2点以上の点で工具本体を位置決め支持で
きるようになつている。そして工具本体には、バ
イトを保持したバイトホルダがピンにより該ピン
を中心にして揺動可能に取付けられており、かつ
工具本体とバイトホルダ間にはばねが介装されて
いて、バイトをワークの加工面に押しつけるよう
になつている。さらに、工具本体とバイトホルダ
との間にはバイトホルダの揺動によるバイトのワ
ークに対する出入量を浮動調整する調整用ボルト
が掛け渡される。また、ワークと工具本体とは相
対回転可能に配設されている。
このような構造をとることによつて、工具本体
とワーク加工面とが相対的に回転された場合、バ
イトは加工面が不規則であつても、また奥深い面
であつても、その加工面にばねの付勢によつて円
滑に追従することができ、加工面からバリを削り
取ることができる。
とワーク加工面とが相対的に回転された場合、バ
イトは加工面が不規則であつても、また奥深い面
であつても、その加工面にばねの付勢によつて円
滑に追従することができ、加工面からバリを削り
取ることができる。
以下に、本考案のバリ取り工具の望ましい実施
例を図面を参照して説明する。
例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は本考案の第1の実施例に
係るものであり、円筒状内面を有するワーク8の
ワーク内面に発生したバリを取るためのバリ取り
工具を示している。1は工具本体であり、パツド
2を有している。ただしパツド2は発生したバリ
と干渉を避けるため、第2図に示したように、バ
イト3と同一断面から外れた位置に設けられてい
る。バイト3はバイトホルダ4に固定されてい
る。このバイトホルダ4は工具本体1に固定され
たピン5を支点にして揺動することができる。工
具本体1とバイトホルダ4との間にはばね6が介
装されており、バイトホルダ4をピン5まわり
に、バイトホルダ4に保持されたバイト3がワー
ク加工面8に押しつけられる方向に付勢してい
る。7はバイトホルダ4のねじ穴にねじ込まれた
調整用ボルトであり、ばね6の取付荷重およびバ
イト3出入りを浮動的に調整するものである。図
示例ではピン5は揺動のみを許しているが、ピン
5を工具本体1に固定する場合、若干のフローテ
イングをもたせることによりバイト3に三次元的
な運動を与えることも可能である。
係るものであり、円筒状内面を有するワーク8の
ワーク内面に発生したバリを取るためのバリ取り
工具を示している。1は工具本体であり、パツド
2を有している。ただしパツド2は発生したバリ
と干渉を避けるため、第2図に示したように、バ
イト3と同一断面から外れた位置に設けられてい
る。バイト3はバイトホルダ4に固定されてい
る。このバイトホルダ4は工具本体1に固定され
たピン5を支点にして揺動することができる。工
具本体1とバイトホルダ4との間にはばね6が介
装されており、バイトホルダ4をピン5まわり
に、バイトホルダ4に保持されたバイト3がワー
ク加工面8に押しつけられる方向に付勢してい
る。7はバイトホルダ4のねじ穴にねじ込まれた
調整用ボルトであり、ばね6の取付荷重およびバ
イト3出入りを浮動的に調整するものである。図
示例ではピン5は揺動のみを許しているが、ピン
5を工具本体1に固定する場合、若干のフローテ
イングをもたせることによりバイト3に三次元的
な運動を与えることも可能である。
上記構成を有する第1の実施例において、工具
本体1をワーク8に対して相対回転させると、ば
ね6により付勢されたバイトホルダ4に保持され
たバイト3は加工面8からバリを削り取る。この
場合、本実施例のバリ取り工具は加工面が円筒の
奥深い位置にあつても内面に迄挿入される大きさ
に作製されており、かつ揺動とばね付勢構成をと
つているため加工面が円筒面であつてもかつ不規
則面であつても容易に追従して常に加工面8に密
着して倣い、バリを削り取る。
本体1をワーク8に対して相対回転させると、ば
ね6により付勢されたバイトホルダ4に保持され
たバイト3は加工面8からバリを削り取る。この
場合、本実施例のバリ取り工具は加工面が円筒の
奥深い位置にあつても内面に迄挿入される大きさ
に作製されており、かつ揺動とばね付勢構成をと
つているため加工面が円筒面であつてもかつ不規
則面であつても容易に追従して常に加工面8に密
着して倣い、バリを削り取る。
第3図は本考案の第2の実施例に係るものであ
り、円筒状外面を有するワークのワーク外面9に
発生したバリを取るための工具を示している。本
実施例の基本的な構造は第1の実施例に準じるの
で、準じる部材に第1図および第2図と同一の符
号を付してある。
り、円筒状外面を有するワークのワーク外面9に
発生したバリを取るための工具を示している。本
実施例の基本的な構造は第1の実施例に準じるの
で、準じる部材に第1図および第2図と同一の符
号を付してある。
本実施においては、パツド2はワークの外面9
に押しつけられる。そしてワーク9をバリ取り工
具に対して相対的に回転させると、ピン5を支点
に揺動運動を与えられたバイトホルダ4に固定さ
れたバイト3が円筒状のワーク外周9に倣い、該
外周面9からバリを削り取る。この場合、外周面
9が円筒面であつても不規則な形状をしていて
も、ばね付勢されたバイトホルダ4、バイト3は
円滑にワーク外周面9に追従することは第1実施
例の場合と同様である。
に押しつけられる。そしてワーク9をバリ取り工
具に対して相対的に回転させると、ピン5を支点
に揺動運動を与えられたバイトホルダ4に固定さ
れたバイト3が円筒状のワーク外周9に倣い、該
外周面9からバリを削り取る。この場合、外周面
9が円筒面であつても不規則な形状をしていて
も、ばね付勢されたバイトホルダ4、バイト3は
円滑にワーク外周面9に追従することは第1実施
例の場合と同様である。
以上の通りであるから、本考案のバリ取り工具
によるときは、円筒状バリ取り面を有するワーク
表面が不規則な形状をしていても倣つてバリを取
ることができ、かつバイトを固定しているバイト
ホルダがピンを支点にばね付勢に抗して回転運動
して逃げるため、バイトが発生したバリ以外の部
分を削ることがない、すなわちバリ以外の部分を
削つてワークを不良品にしたり再びバリを発生さ
せたりすることを防ぐことができる。また、ばね
の力により、内面に対してパツドとバイトの刃先
で張つているため、口元から奥深い位置の小径穴
内面であつても片持ち加工ができるという種々の
効果が得られる。
によるときは、円筒状バリ取り面を有するワーク
表面が不規則な形状をしていても倣つてバリを取
ることができ、かつバイトを固定しているバイト
ホルダがピンを支点にばね付勢に抗して回転運動
して逃げるため、バイトが発生したバリ以外の部
分を削ることがない、すなわちバリ以外の部分を
削つてワークを不良品にしたり再びバリを発生さ
せたりすることを防ぐことができる。また、ばね
の力により、内面に対してパツドとバイトの刃先
で張つているため、口元から奥深い位置の小径穴
内面であつても片持ち加工ができるという種々の
効果が得られる。
第1図は本考案のバリ取り工具に係る第1の実
施例の断面図、第2図は第1図のバリ取り工具の
正面図、第3図は本考案の第2の実施例の断面
図、である。 1……工具本体、2……パツド、3……バイ
ト、4……バイトホルダ、5……ピン、6……ば
ね、7……調整用ボルト、8,9……ワーク加工
面。
施例の断面図、第2図は第1図のバリ取り工具の
正面図、第3図は本考案の第2の実施例の断面
図、である。 1……工具本体、2……パツド、3……バイ
ト、4……バイトホルダ、5……ピン、6……ば
ね、7……調整用ボルト、8,9……ワーク加工
面。
Claims (1)
- 円筒状のバリ取り面を有するワークにパツドを
介して2点以上の点で位置決めされる工具本体
に、バイトを保持したバイトホルダをピンにより
ピンを支点として揺動自在に取付け、工具本体と
バイトホルダ間にばねを介装してバイトがワーク
に押しつけられる方向にバイトホルダを付勢し、
かつ工具本体とバイトホルダとの間にバイトホル
ダの揺動によるバイトのワークに対する出入量を
浮動調整する調整用ボルトを掛け渡し、ワークと
工具本体とを相対回転可能に配設したことを特徴
とするバリ取り工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2478882U JPS58128809U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | バリ取り工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2478882U JPS58128809U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | バリ取り工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58128809U JPS58128809U (ja) | 1983-08-31 |
JPS6334803Y2 true JPS6334803Y2 (ja) | 1988-09-14 |
Family
ID=30036776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2478882U Granted JPS58128809U (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | バリ取り工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58128809U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54174989U (ja) * | 1978-05-30 | 1979-12-10 |
-
1982
- 1982-02-25 JP JP2478882U patent/JPS58128809U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58128809U (ja) | 1983-08-31 |
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