JPS6135410Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6135410Y2
JPS6135410Y2 JP5881882U JP5881882U JPS6135410Y2 JP S6135410 Y2 JPS6135410 Y2 JP S6135410Y2 JP 5881882 U JP5881882 U JP 5881882U JP 5881882 U JP5881882 U JP 5881882U JP S6135410 Y2 JPS6135410 Y2 JP S6135410Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
holder
mounting
hole
quill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5881882U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58160766U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5881882U priority Critical patent/JPS58160766U/ja
Publication of JPS58160766U publication Critical patent/JPS58160766U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6135410Y2 publication Critical patent/JPS6135410Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内面研削用の砥石とクイルとよりな
る内面研削工具に関するものであり、大荷重の研
削に耐え、加工コストと加工時間との著しい低減
を図ることができ、また砥石外径の調整が可能で
あると共に、機構が比較的簡単で安価に提供でき
る内面研削工具を提供することを目的としてい
る。
従来の砥石を用いた内面研削は、第8図に示さ
れるように、クイルAの先端に固着された砥石B
をワークCに接触させて研削加工を行なつてい
る。この構造では、加工力の反力を砥石の線接触
部分Dで受けるため、クイルAと砥石Bとは完全
な片持ち状態となり、クイルAにたわみδが生
じ、設定切込量と実切込量とに差が生じ、内径の
寸法精度の確保が困難となるので、定寸装置を必
要とするものである。
また機構上、砥石BをワークCに対し、矢印E
で示すようにトラバースをせる必要もあり、内面
研削装置の価格も加工コストも高くなり、加工時
間も長くなる等の欠点があつた。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載する
構成とすることにより、1ストロークで内面研削
を行なうことができ、また加工時に作用する遠心
力、あるいはラジアル方向の反力等を良好に受支
できるし、砥粒の接触長さを長くして加工面の品
質を向上させうると共に、砥石の摩耗による寸法
変化に対しては砥石の外径を容易に調整して対処
しうるようにし、しかも機構が比較的簡単で安価
に提供でき、加工コスト、加工時間を共に低減さ
せ得たものである。
以下、図示例についてその構成を説明する。
第1図、第2図および第3図において、クイル
本体1の1端の軸方向に、比較的大径の取付孔2
が穿設され、その孔底部3に比較的小径のネジ孔
4が穿設されている。
他方、砥石外径の調整用ホルダー5は、円錐状
周面6を有するホルダー主体7と、円錐状周面の
小径側の端部8に連続する取付ネジ部9とで構成
されている。
この調整用ホルダー5は、前記ホルダー主体7
が取付孔2内に配置され、前記取付ネジ部9がネ
ジ孔4内に螺合されて、クイル本体1に組み付け
られ、ボルト10で、その組付け位置を固定され
る。
また上記組み付け状態において、取付ネジ部9
の端面11とネジ孔4のネジ底12との間にはバ
ネ13が縮設され、軸方向のねじのバツクラツシ
ユを除去している。
調整用ホルダー5のホルダー主体7の円錐状周
面6に対応するクイル本体1の周面14には、円
周方向に均等間隔を存して複数個の砥石取付孔1
5,16が開設されている。この砥石取付孔1
5,16は、クイル本体1の周面14から内方に
向うに従い、ネジ孔4側へ傾斜したテーパ面1
7,18を有している。
この砥石取付孔15,16へ挿入される砥石
は、図示例では、砥石19,20と、これと一体
に固着された砥石ホルダー21,22とで構成さ
れており、その後端は、調整用ホルダー5のホル
ダー主体7の円錐状周面6に当接するテーパ面2
3,24と、砥石取付孔15,16のテーパ面1
7,18に当接するテーパ面25,26とを有し
ている。
そしてクイル主体1の端面からは、砥石取付孔
15,16に向け、砥石固定用のボルト27,2
8が螺着されている。このボルト27,28の螺
締力を受ける砥石ホルダー21,22の面は、該
ホルダー21,22の長さ方向と直交する方向へ
傾斜したテーパ面29,30とされている。
第1図、第2図中符号31は、調整用ホルダー
5の回動用の工具掛け孔である。
前述の砥石は、砥石19,20が砥石ホルダー
21,22に直接固着された構造とされている
が、これは一体の砥石で構成してもよく、更には
第4図ないし第6図に示されるように、砥石32
をホルダープレート33に固定しておき、このホ
ルダープレート33を砥石ホルダー34にボルト
で固定する構造としてもよい。この第4図ないし
第6図に示される構造とすると、消耗品たる砥石
32の交換が円滑となり、ランニングコストの低
減に有利である。
本考案に係る内面研削工具は、以上説明した構
成であり、クイル本体1の複数の砥石取付孔1
5,16に砥石を挿入配置し、取付孔2内に調整
用ホルダー5を挿入し砥石19,20の外径寸法
が所定値となるまで、調整用ホルダー5の取付ネ
ジ部9をクイル本体1のネジ孔4にネジ込むと、
砥石ホルダー21,22のテーパ面23,24
が、ホルダー主体7の円錐状周面6に当接するこ
とにより、砥石は所定の外径寸法の位置を占める
ことができる。この状態において、ボルト10、
ボルト27,28を締め付け、クイル本体1に対
する調整用ホルダー5と砥石との位置を固定す
る。その結果各部材は、第1図ないし第3図に示
される状態に固定される。
第7図は、本考案に係る内面研削工具による研
削状態を模型的に示す断面図であつて、クイル本
体35の回転に伴ない砥石36,37は、ワーク
38の内孔39に、設定切込量lで切込み、1ス
トロークで加工を行なうものであるが、クイル本
体35の周面の円周方向均等間隔位置には複数の
砥石36,37が固定されているので、クイル本
体35に撓みが生ずることはなく、高い加工精度
を維持できる。
第7図から明らかなように、本考案に係る内面
研削工具による研削は重研削であり、かつ加工中
の砥粒作用数が大きく、砥粒接触長さが極端に長
いため、加工による砥石の発熱が大となるが、ク
イル本体の周面に間隔を存して砥石が配置されて
いるので、冷却効果が大となり、発熱による悪影
響はなく、むしろ、砥粒接触長さが長いことがバ
ニシング作用を生じ仕上面が良好となるものであ
る。
クイル本体1の高速回転により、砥石に遠心力
が作用するが、この遠心力は、テーパ面17,1
8とテーパ面25,26で受支され、一部の遠心
力は、テーパ面29,30とボルト27,28と
で受支される。
また送りによつて生ずる加工時の反力は、テー
パ面17,18とテーパ面25,26で受支され
るし、切り込みによつて生ずるラジアル方向の反
力は、円錐状周面6とテーパ面23,24で受支
される。
砥石19,20に摩耗が生じ、寸法精度が得ら
れなくなつた際は、ボルト10,27,28等を
ゆるめ、調整用ホルダー5を、ネジ孔4と取付ネ
ジ部9との作用により、取付孔2内へネジ込む
と、円錐状周面6が砥石ホルダー21,22のテ
ーパ面23,24を押し、砥石19,20部分を
半径方向外方へ押し出すので、砥石外径が所定寸
法となつたところで、ボルト10,27,28等
を螺締し、調整用ホルダー5と砥石ホルダー2
1,22を固定することにより、再び高い寸法精
度での加工を再開しうるに至るものである。
この調整に当り、バネ13の弾力により、ネジ
孔4と取付ネジ部9との間のバツクラツシユは除
かれる。
なお、砥石の交換、調整等の手間を考えると、
砥石としては、摩耗の少ないダイヤモンド砥石や
CBN砥石を用いる方が好適である。
本考案に係る内面研削工具は、以上説明した構
成、作用のものであり、大荷重の研削に耐え、加
工コストと加工時間との著しい低減を図ることが
できるし、摩耗によつて砥石外径が変化した際に
は容易に調整することが可能であるのみでなく、
機構が比較的簡単で、安価に提供できる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の1例の正面図、第2図は第1図
中−線断面図、第3図は第1図中−線断
面図、第4図は砥石の別の実施例の平面図、第5
図は第4図に示すものの正面図、第6図は第4図
に示すものの側面図、第7図は本考案に係る内面
研削工具による研削状態を模型的に示す断面図、
第8図は従来の内面研削工具による研削状態を模
型的に示す断面図である。 1:クイル本体、2:取付孔、3:孔底部、
4:ネジ孔、5:調整用ホルダー、6:円錐状周
面、7:ホルダー主体、8:小径側の端部、9:
取付ネジ部、10,27,28:ボルト、11:
取付ネジ部の端面、12:ネジ孔底、13:バ
ネ、14:周面、15,16:砥石取付孔、1
7,18:砥石取付孔のテーパ面、23,24,
25,26:砥石ホルダーのテーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クイル本体の1端の軸方向に、比較的大径の取
    付孔が穿設され、更に該孔底部に比較的小径のネ
    ジ孔が穿設されており、他方、円錐状周面を有す
    るホルダー主体と、周面の小径側の端部に連続す
    る取付ネジ部とよりなる砥石外径の調整用ホルダ
    ーが、ホルダー主体を前記取付孔内に配置され、
    取付ネジ部を前記ネジ孔に螺合され、かつ取付ネ
    ジ部の端面とネジ孔底との間にバネを縮設されて
    クイル本体に軸方向へ進退できるよう組み付けら
    れ、組み付け位置をボルトで固定されており、前
    記調整用ホルダーの円錐状周面に対応するクイル
    本体の周面には、円周方向に均等間隔を存して複
    数個の砥石取付孔が開設されており、該砥石取付
    孔は、クイル本体の周面から内方に向うに従い、
    前記ネジ孔側へ傾斜したテーパ面を有していると
    共に、砥石取付孔に挿入され、ボルトで固定され
    る砥石は、少なくとも砥石外径の調整用ホルダー
    のホルダー主体の円錐状周面に当接するテーパ面
    と、砥石取付孔のテーパ面に当接するテーパ面と
    を有していることを特徴とする内面研削工具。
JP5881882U 1982-04-22 1982-04-22 内面研削工具 Granted JPS58160766U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5881882U JPS58160766U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 内面研削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5881882U JPS58160766U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 内面研削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160766U JPS58160766U (ja) 1983-10-26
JPS6135410Y2 true JPS6135410Y2 (ja) 1986-10-15

Family

ID=30069175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5881882U Granted JPS58160766U (ja) 1982-04-22 1982-04-22 内面研削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58160766U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004322281A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Kurosaki Harima Corp 炉内面の研削方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58160766U (ja) 1983-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6913428B2 (en) Tool for the precision machining of surfaces
JP4667387B2 (ja) 分割型研削工具
US2678487A (en) Face-milling cutter
JPS6135410Y2 (ja)
US4718196A (en) Grinding machine workhead fitted with a dressing tool
JPS6279962A (ja) 雄ねじ研削のための砥石の成形及びドレツシングのための方法とその工具
JPH06210512A (ja) 回転式切削工具
JP3016312U (ja) ホーニング・リーマ
US5215417A (en) Rotary ring cutter
JP2522005B2 (ja) 転削工具
JP2003311629A (ja) 砥 石
JPS6236827B2 (ja)
JPS634569Y2 (ja)
US3828487A (en) Grinder attachment for a lathe
CA2108123C (en) Rotary ring cutter
CN210524817U (zh) 一种磨头便于更换的超硬轴套加工用磨床
JPS646171Y2 (ja)
JPH0533204Y2 (ja)
JPS6236602Y2 (ja)
JPH0540927Y2 (ja)
JPH07112305A (ja) スローアウェイチップ
JPS632283Y2 (ja)
JP3009561U (ja) 研削盤用小径軸付き砥石ホルダー
JPH04159066A (ja) 心無研削盤
JPS6140461Y2 (ja)