JPH0634935Y2 - 穴内周面加工工具 - Google Patents

穴内周面加工工具

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JPH0634935Y2
JPH0634935Y2 JP14434085U JP14434085U JPH0634935Y2 JP H0634935 Y2 JPH0634935 Y2 JP H0634935Y2 JP 14434085 U JP14434085 U JP 14434085U JP 14434085 U JP14434085 U JP 14434085U JP H0634935 Y2 JPH0634935 Y2 JP H0634935Y2
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JP
Japan
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tool housing
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JP14434085U
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JPS6253950U (ja
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正一 松本
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正一 松本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は穴内周面を鏡面に仕上げるための穴内周面加工
工具に関する。
(従来の技術) 従来、ドリルで開けられた貫通穴等の穴内周面の仕上げ
加工として、リーマ通しを行ない、さらに第6図に示さ
れる如く、被加工物(101)の穴(102)内を、鏡面加工
工具(103)によつて仕上げていた。該鏡面加工工具(1
03)は回転軸(104)と、回転軸(104)の軸心と平行な
軸心を有し、かつ回転軸(104)の外周面より僅かに外
方に突出状とされた複数のニードル体(105)とを備
え、穴(102)内周面の金属表面をニードル体(105)で
押しつぶして鏡面に仕上げていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記鏡面加工工具(103)によれば、回
転軸(104)の外周部に、周方向に適宜間隔を有して複
数のニードル体(105)が回転自在に支持された構成で
あり、加工部分の外径が比較的大となり、回転軸(10
4)やニードル体(105)をできるだけ小径に構成しても
限度があり、従つて、小径穴の内周面仕上げに利用でき
ない欠点があつた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、小径穴であつても
鏡面仕上げを行なうことができる工具を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、穴(26)内周面を塑性加工により鏡
面に仕上げる穴内周面加工工具(1)において、回転工
作機械のチャック部に取付けられるシャンク部(2)を
備えた工具ハウジング(3)と、穴(26)内周面に押圧
される略球状の加工部(6)を一端に備え、他端側が工
具ハウジング(3)に相対回転自在に支持された加工体
(4)とからなり、加工体(4)が工具ハウジング
(3)に対して相対回転する回転軸心(Q)を、工具ハ
ウジング(3)の回転軸心(P)に対して、加工部6で
互いに交差するように傾斜状としてなる点にある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第
1図乃至第4図において、(1)は穴内周面加工工具
で、旋盤やボール盤等の回転工作機械のチヤツク部に取
付けられるシヤング部(2)を備えた工具ハウジング
(3)と、該工具ハウジング(3)に相対回転自在に支
持された加工体(4)とから構成されている。
加工体(4)は一端に超硬合金やハイス等よりなる球状
の加工部(6)を備えた加工軸(7)と、筒状の筒シヤ
フト(8)とからなり、筒シヤフト(8)の一端部に加
工軸(7)の他端嵌合軸(9)が嵌脱自在に嵌合される
と共に、六角穴付止メネジ(10)によつて抜止め固定さ
れている。また筒シヤフト(8)の他端部内部にはブロ
ンズデイスク(11)及びプツシユナツト(12)が装着さ
れ、外周面には雄ネジ部(13)が形成されている。
前記工具ハウジング(3)は筒シヤフト(8)の端部が
挿入されると共に、ベアリング(15)(16)を介して相
対回転自在に支持するハウジング本体(17)と、ハウジ
ング本体(17)に螺合装着される蓋体(18)とからな
り、蓋体(18)に前記シヤンク部(2)が突設されてい
る。前記両ベアリング(15)(16)間には外カラー(1
9)及び内カラー(20)が介在されており、間隔を保持
している。(21)は抜止メナツトで、筒シヤフト(8)
の雄ネジ部(13)に螺合されている。(23)はスナツプ
リング、(24)は六角穴付止メネジである。
そして第3図に示される如く、工具ハウジング(3)の
回転軸心(P)に対して、加工体(4)の相対回転され
る回転軸心(Q)が加工部(6)で交差するように、僅
かに(例えばθ=1°程度)傾斜した偏心状とされてい
る。
その使用に際しては、所望の穴径より僅かに小さなドリ
ル穴を開け、その後リーマ通しを行ないその後、所望の
径の加工部(6)を有する加工軸(7)を筒シヤフト
(8)にセツトし、工具(1)のシヤンク部(2)を回
転工作機械のチヤツク部に取付け、工具(1)を回転さ
せた状態で、加工部(6)を第4図に示される如く、被
加工物(25)の穴(26)内に挿入して行けばよい。そう
すれば、穴(26)内周の金属表面が加工部(6)の外周
面で押しつぶされながら塑性変形し、加工硬化された鏡
面状の仕上げ面を得ることができる。この加工部(6)
による鏡面仕上げ工程において、工具ハウジング(3)
と加工体(4)の夫々の回転軸心(P)(Q)が僅かに
偏心されており、加工部(6)で各回転軸心(P)
(Q)が一致されているため、第3図及び第4図に示さ
れる如く、加工体(4)が加工部(6)を中心とした円
錐形のローリング運動を起こしながら加工され、振動無
く、スムーズに加工できる。また、単一の球状の加工部
(6)によつて穴(26)内周面を押圧加工する構成であ
り、加工部(6)の径を小さくすることによつて、より
小径の穴(26)であつても、良好な鏡面仕上げを行なう
ことができる。従つて、ビデオ部品等の精密機器の小径
穴の内周面加工に適する。
尚、第5図に示される如く、加工部(6)を下端部の一
部が切欠状とされた球状に構成すれば、めくら穴(27)
においても、良好な鏡面仕上げを行なうことができる。
(考案の効果) 本考案によれば、回転工作機械のチヤツク部に取付けら
れるシヤンク部を備えた工具ハウジングと、穴内周面に
押圧される略球状の加工部を一端に備え、他端部側が工
具ハウジングに相対回転自在に支持された加工体とから
なり、加工体が工具ハウジングに対して相対回転する回
転軸心を、工具ハウジングの回転軸心に対して、加工部
で互いに交差するように傾斜状としてなるものであり、
単一の略球状の加工部によつて穴内周面を押圧加工する
構成であり、小径穴であつても良好に鏡面仕上げを行な
うことができる。また工具ハウジングと加工体との回転
軸心が互いに偏心されており、加工部で一致されている
ため、加工部を中心に加工体が円錐形のローリング運動
を起こしながら加工され、スムーズに加工できる等、そ
の実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面側面図、第2図は同
要部分解図、第3図は同説明図、第4図及び第5図は加
工時における要部断面図、第6図は従来例を示す平面説
明図である。 (1)…穴内周面加工工具、(2)…シヤンク部、
(3)…工具ハウジング、(4)…加工体、(6)…加
工部、(26)…穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穴(26)内周面を塑性加工により鏡面に仕
    上げる穴内周面加工工具(1)において、回転工作機械
    のチャック部に取付けられるシャンク部(2)を備えた
    工具ハウジング(3)と、穴(26)内周面に押圧される
    略球状の加工部(6)を一端に備え、他端側が工具ハウ
    ジング(3)に相対回転自在に支持された加工体(4)
    とからなり、加工体(4)が工具ハウジング(3)に対
    して相対回転する回転軸心(Q)を、工具ハウジング
    (3)の回転軸心(P)に対して、加工部(6)で互い
    に交差するように傾斜状としてなることを特徴とする穴
    内周面加工工具。
JP14434085U 1985-09-20 1985-09-20 穴内周面加工工具 Expired - Lifetime JPH0634935Y2 (ja)

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JPS6253950U JPS6253950U (ja) 1987-04-03
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JP5571451B2 (ja) * 2010-05-14 2014-08-13 日立建機株式会社 表面処理装置
JP5300939B2 (ja) * 2011-08-25 2013-09-25 安田工業株式会社 仕上加工用工具を用いた加工方法

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JPS6253950U (ja) 1987-04-03

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