JPS599777Y2 - ロ−ル等の溝加工装置 - Google Patents
ロ−ル等の溝加工装置Info
- Publication number
- JPS599777Y2 JPS599777Y2 JP11212579U JP11212579U JPS599777Y2 JP S599777 Y2 JPS599777 Y2 JP S599777Y2 JP 11212579 U JP11212579 U JP 11212579U JP 11212579 U JP11212579 U JP 11212579U JP S599777 Y2 JPS599777 Y2 JP S599777Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- tip
- mounting hole
- tool
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gear Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えば異型棒鋼ロール等の溝(節)加工に
主として用いられる加工装置に関するものである。
主として用いられる加工装置に関するものである。
第1図と第2図に示すような異型棒鋼(鉄筋)用ロール
1は、従来チルド鋼で製造していたが、ロールの寿命を
のばすために耐摩耗性のより高い超硬合金からなるロー
ルに取りかわりつつある。
1は、従来チルド鋼で製造していたが、ロールの寿命を
のばすために耐摩耗性のより高い超硬合金からなるロー
ルに取りかわりつつある。
この超硬合金製ロール1は従来のチルド鋼製ロールに比
して10倍程度の寿命を持つが、問題がない訳ではない
。
して10倍程度の寿命を持つが、問題がない訳ではない
。
すなわち、超硬合金はチルド鋼に比べて非常に硬いため
、従来においては、ロール1の周面に設けられた溝底2
にこれを横切る節部3を加工する場合、放電加工により
行っているが、放電加工した加工面に残された微細なク
ラツクが異型棒鋼の圧延中に加わる高荷重のもとでノツ
チとなり、更に大クラツクに或長する可能性があるため
、放電加工後その加工面をダイヤモンドラッパ或いはダ
イヤモンド砥粒等でラツピングしなければならず、放電
加工とラツピングに1節当り約15〜20分もの時間が
かかるとともに、放電加工には非常に高価なAg−W電
極を用いる必要があり、また放電加工費も高いためトー
タルコストが高くつくほか、節部3が狭いロールの場合
においては、放電加工で生じた微細なクラツクを全面的
に除去することができず、したがって常に大クラツクの
発生が危よれるといった欠点がある。
、従来においては、ロール1の周面に設けられた溝底2
にこれを横切る節部3を加工する場合、放電加工により
行っているが、放電加工した加工面に残された微細なク
ラツクが異型棒鋼の圧延中に加わる高荷重のもとでノツ
チとなり、更に大クラツクに或長する可能性があるため
、放電加工後その加工面をダイヤモンドラッパ或いはダ
イヤモンド砥粒等でラツピングしなければならず、放電
加工とラツピングに1節当り約15〜20分もの時間が
かかるとともに、放電加工には非常に高価なAg−W電
極を用いる必要があり、また放電加工費も高いためトー
タルコストが高くつくほか、節部3が狭いロールの場合
においては、放電加工で生じた微細なクラツクを全面的
に除去することができず、したがって常に大クラツクの
発生が危よれるといった欠点がある。
この考案は上記に鑑みてなされたもので、切削加工によ
ってロールに溝(節)加工を施すことができて、しかも
、特にホルダの回転方向に関する剛性面できわめて有利
である加工装置を提供することを目的とする。
ってロールに溝(節)加工を施すことができて、しかも
、特にホルダの回転方向に関する剛性面できわめて有利
である加工装置を提供することを目的とする。
以下この考案を図面を参照して詳細に説明する。
第3図ないし第5図はこの考案の一実施例を示すもので
、4はホルダである。
、4はホルダである。
このホルダ4はその主要部又は全体を超硬合金或いはヘ
ビーメタル等にて製造されて高剛性に構或されその根端
部5を駆動部6に周知の手段で回着されて周方向に回転
させられるようになっている。
ビーメタル等にて製造されて高剛性に構或されその根端
部5を駆動部6に周知の手段で回着されて周方向に回転
させられるようになっている。
このホルダ4の中央部には取付孔7が穿設され、また先
端部には挿入孔8が穿設されている。
端部には挿入孔8が穿設されている。
上記取付孔7はバイト9を装着するもので、正面から見
て扇形に形威されホルダ4の直径方向に穿設されている
。
て扇形に形威されホルダ4の直径方向に穿設されている
。
この取付孔7において、扇形であるところのV字状部分
はホルダ4の基端側に位置している。
はホルダ4の基端側に位置している。
一方、挿入孔8はこれにセットボル} 10を螺大して
上記の取付孔7に入れられたバイト9をホルダ4に固着
するものであり、ホルダ4の中心線に沿って穿設され、
その一部をセットボルト10が螺合されるねし孔8aに
、また開口部8bをテーパ状に形威されている。
上記の取付孔7に入れられたバイト9をホルダ4に固着
するものであり、ホルダ4の中心線に沿って穿設され、
その一部をセットボルト10が螺合されるねし孔8aに
、また開口部8bをテーパ状に形威されている。
セットボル} 10の先端面は、バイト9の周面の一部
に形威された平面に当接することによって、そのバイト
9を挾むようにして固定する。
に形威された平面に当接することによって、そのバイト
9を挾むようにして固定する。
このため、バイト9は3点で確かに位置決めされ、そし
てセットボルト10とバイト9との当接面によって確か
に回り止めされる。
てセットボルト10とバイト9との当接面によって確か
に回り止めされる。
また、バイト9の径に拘りなく、それは確かに固定され
る。
る。
上記のホルダ4には、センタ一部材11とバックアップ
12が付設されている。
12が付設されている。
センタ一部材11はバイト9による切削作業時に、ホル
ダ4に穿設された挿入孔8のテーパ状開口部8bにさし
込まれてホルダ4の回転を円滑にするもので゛あり、ま
たバックアップ12はホルダ4の外周面を押してこれの
振れを防止するもので、いずれもこの考案においてはそ
の具体構造は任意である。
ダ4に穿設された挿入孔8のテーパ状開口部8bにさし
込まれてホルダ4の回転を円滑にするもので゛あり、ま
たバックアップ12はホルダ4の外周面を押してこれの
振れを防止するもので、いずれもこの考案においてはそ
の具体構造は任意である。
第6図ないし第8図は前に述べたバイト9の一例を示す
もので、このバイト9は、超硬合金製の台金13に超硬
合金よりもはるかに高い硬度を持つ超高圧合或材料で製
造されたチツプ14をロウ付けしてなる。
もので、このバイト9は、超硬合金製の台金13に超硬
合金よりもはるかに高い硬度を持つ超高圧合或材料で製
造されたチツプ14をロウ付けしてなる。
上記のチツプ14は、逃げ角αを7゜に設定された一つ
の刃先14aと、同じく逃げ角を7゜に設定されて上記
刃先14aの左右に45゜の角度で傾斜せしめられた刃
先14b,14Cとを有する。
の刃先14aと、同じく逃げ角を7゜に設定されて上記
刃先14aの左右に45゜の角度で傾斜せしめられた刃
先14b,14Cとを有する。
なお、このチツプ14はロール1の中心線O(第2図を
含む面内で第6図において時計方向に回転させられてロ
ール1の溝底2に節部3を切削するが、刃先14 a,
14 b, 14 Cの形状や逃げ角αの大きさ、或
いはロール1に対する回転角度などは節部3の形状や切
削条件等に合わせて定められるもので、上記に限られる
ものではない。
含む面内で第6図において時計方向に回転させられてロ
ール1の溝底2に節部3を切削するが、刃先14 a,
14 b, 14 Cの形状や逃げ角αの大きさ、或
いはロール1に対する回転角度などは節部3の形状や切
削条件等に合わせて定められるもので、上記に限られる
ものではない。
次に上記のように構或されたこの考案の加工装置の使用
方法を説明する。
方法を説明する。
第3図はこの考案の加工装置の切削準備状態を示すもの
で、バイト9を取付孔7に挿入してセットボルト10に
よりこれを固着したホルダ4は、その根端部5を駆動部
6に装着されてバイト9を目的のロール1の切削位置に
対向させるとともに、挿入孔8の開口部8bにセンタ一
部材11を挿入され、またバックアップ12によりロー
ル1と反対の側面を押えられている。
で、バイト9を取付孔7に挿入してセットボルト10に
よりこれを固着したホルダ4は、その根端部5を駆動部
6に装着されてバイト9を目的のロール1の切削位置に
対向させるとともに、挿入孔8の開口部8bにセンタ一
部材11を挿入され、またバックアップ12によりロー
ル1と反対の側面を押えられている。
この状態から駆動部6を作動させて、ホルダ4といっし
ょにバイト9を回転させながらロール1に対してホルダ
4を第3図において左方向に相対的に動かすと、ロール
1の溝底2がバイト9のチツプ14によって切削され節
部3が加工されることになる。
ょにバイト9を回転させながらロール1に対してホルダ
4を第3図において左方向に相対的に動かすと、ロール
1の溝底2がバイト9のチツプ14によって切削され節
部3が加工されることになる。
この場合、ホルダ4は高剛性の材料によって製造され、
またセンタ一部11とバックアップ12によって押えら
れているので、ビビリや振れが生ずることがない。
またセンタ一部11とバックアップ12によって押えら
れているので、ビビリや振れが生ずることがない。
また、セットボルト10がホルダ4の軸線方向に沿って
ねじ込まれていることにより、そのねじ込み用の穴がホ
ルダ4の横断面を局所的に小さくするといったことがな
く、ホルダ4自体の回転方向に関する剛性の低下があり
ません。
ねじ込まれていることにより、そのねじ込み用の穴がホ
ルダ4の横断面を局所的に小さくするといったことがな
く、ホルダ4自体の回転方向に関する剛性の低下があり
ません。
このことによる効果は大きく、例えばセットボルト10
をバイト9の取付け部近傍のホルダ4の部分にその径方
向がらねじ込んだ場合には、そのねじ孔によってホルダ
の横断面が局所的に小さくなり、そのホルダ4の回転方
向に関する剛性が極端に弱くなってしまつ。
をバイト9の取付け部近傍のホルダ4の部分にその径方
向がらねじ込んだ場合には、そのねじ孔によってホルダ
の横断面が局所的に小さくなり、そのホルダ4の回転方
向に関する剛性が極端に弱くなってしまつ。
ところで、実験によると、上記実施例の加工装置の場合
、切削速度;2〜20m/分、送リ;0.01〜0.1
mm/revのプランジカットにて超硬合金製ロール1
の節加工ができたものであり、従来の放電加工では、1
溝(節)当り、放電加工に約10分、後加工(ラツピン
グ)に約5分、合計約15分を要したものが、最高わず
か30秒で済むという好結果が得られたものである。
、切削速度;2〜20m/分、送リ;0.01〜0.1
mm/revのプランジカットにて超硬合金製ロール1
の節加工ができたものであり、従来の放電加工では、1
溝(節)当り、放電加工に約10分、後加工(ラツピン
グ)に約5分、合計約15分を要したものが、最高わず
か30秒で済むという好結果が得られたものである。
以上説明したように、この考案によれば、ラツピングを
必要とせず、能率的に低コストで超硬合金製ロールの節
加工等が可能な加工装置を提供することができる。
必要とせず、能率的に低コストで超硬合金製ロールの節
加工等が可能な加工装置を提供することができる。
また、バイトを取付けるためのセットボルトのねじ込み
方向をホルダの軸線方向としているので、ホルダ自体の
剛性面においてきわめて有利であり、また取付孔の特定
した形状との関係からバイトを確かに位置決めして取付
けることができる。
方向をホルダの軸線方向としているので、ホルダ自体の
剛性面においてきわめて有利であり、また取付孔の特定
した形状との関係からバイトを確かに位置決めして取付
けることができる。
第1図と第2図はロールの正面図と側面図、第3図はこ
の考案に係る加工装置の一実施例を示す一部破断の平面
図、第4図はホルダの根端部の側面図、第5図はバイト
の取り付け状態を示す側面図、第6図はバイトの一例を
示す正面図、第7図は第6図のバイトの拡大側面図、第
8図は台金とチップの関係を示す端面図である。 4・・・・・・ホルダ、6・・・・・・駆動部、9・・
・・・・バイト、11・・・・・・センタ一部材、12
・・・・・・バックアップ、13・・・・・・台金、1
4・・・・・・チツフ゜。
の考案に係る加工装置の一実施例を示す一部破断の平面
図、第4図はホルダの根端部の側面図、第5図はバイト
の取り付け状態を示す側面図、第6図はバイトの一例を
示す正面図、第7図は第6図のバイトの拡大側面図、第
8図は台金とチップの関係を示す端面図である。 4・・・・・・ホルダ、6・・・・・・駆動部、9・・
・・・・バイト、11・・・・・・センタ一部材、12
・・・・・・バックアップ、13・・・・・・台金、1
4・・・・・・チツフ゜。
Claims (1)
- 棒状体であってその基端が駆動部に連結されてその軸線
を中心として周方向に回転せしめられる高剛性のホルダ
と、このホルダの一部にその径方向に沿って明けられて
その穴断面のホルダの基端側半分がV字状とされた取付
孔と、合金に超高圧合或材料で製造されたチップが固着
されて上記取付孔内に差し込まれるその合金の周面の一
部に平面が形或されたバイトと、上記ホルダにその先端
から軸線方向に沿ってねじ込まれてその先端面が上記取
付孔内のバイトの合金の平面に当接してそのバイトを固
定するセットボルトと、上記ホルダの先端を受けるセン
タ一部材と、上記ホルダの半径方向の振れを防止するバ
ックアップとを具備したことを特徴とするロール等の溝
加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212579U JPS599777Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | ロ−ル等の溝加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212579U JPS599777Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | ロ−ル等の溝加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5633101U JPS5633101U (ja) | 1981-04-01 |
JPS599777Y2 true JPS599777Y2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=29344527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212579U Expired JPS599777Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | ロ−ル等の溝加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599777Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5963974U (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-27 | ティーディーケイ株式会社 | 電源入力用ソケツト |
JPS6446975U (ja) * | 1987-09-16 | 1989-03-23 | ||
KR101236037B1 (ko) * | 2010-12-29 | 2013-02-21 | 현대제철 주식회사 | 나사철근 압연롤의 공형 성형용 바이트 |
KR101246453B1 (ko) | 2011-01-28 | 2013-03-21 | 현대제철 주식회사 | 이형철근 압연롤의 공형 가공용 바이트 지지장치 |
-
1979
- 1979-08-15 JP JP11212579U patent/JPS599777Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5633101U (ja) | 1981-04-01 |
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