JP6550259B2 - バリ取り工具、および、それを用いたバリ取り方法 - Google Patents

バリ取り工具、および、それを用いたバリ取り方法 Download PDF

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Description

本発明は、孔の開口に形成されたバリを取るためのバリ取り工具、および、そのバリを取る方法に関する。
ドリル等による孔あけ加工後に、その孔の開口に形成されたバリを取ることが、一般的に行われている。そのようなバリを取るための工具として、例えば、下記特許文献に記載されているような工具が検討されている。その工具は、本体と、その本体に揺動可能に支持された揺動体と、揺動量を減少させるようにその揺動体を付勢する付勢機構と、揺動体に設けられてバリを取るための単一の刃とを備え、それら本体と揺動体とを一方向に回転させることで、その単一の刃によって、上記開口に形成されたバリを取るように構成されている。
特開2006−281358号公報
上記特許文献に記載されているようなバリ取り工具は、良好なバリ取りを行うことができるが、改良の余地が充分に残されている。そのようなバリ取り工具に改良を施すことにより、当該バリ取り工具の実用性を向上させることが可能である。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いバリ取り工具およびバリ取り方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のバリ取り工具は、
貫通孔の両端の開口の各々に形成されたバリを取るためのバリ取り工具であって、
当該バリ取り工具の回転軸線である工具軸線回りに正回転および逆回転させられる本体と、
工具軸線の延びる方向である工具軸線方向に前記本体から延び出すようにして前記本体に支持されて、前記本体と共に正回転および逆回転させられるとともに、工具軸線と交差する揺動軸線回りに揺動可能とされた揺動体と、
弾性体を有し、その弾性体の弾性力によって、揺動の量を減少させるように前記揺動体を付勢する付勢機構と、
前記揺動体に設けられ、前記貫通孔の両端の開口の一方に当接して、その一方に形成されたバリを、(a)正回転において取るための第1刃、および、(b)逆回転において取るための第2刃と、
前記揺動体に設けられ、前記貫通孔の両端の開口の他方に当接して、その他方に形成されたバリを、(c)正回転において取るための第3刃、および、(d)逆回転において取るための第4刃と
を備え、
前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のうちの2つずつが、工具軸線方向において互いに近接する2つの組をなして設けられ、その2つの組が、工具軸線方向において、当該2つの組が前記貫通孔を挟んで位置する状態において前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれもが開口に当接しないだけの間隔を空けて設けられたことを特徴とする。
また、本発明のバリ取り方法は、そのバリ取り工具を用いてそのバリを取ることを特徴とする。
後に詳しく説明するが、例えば、段差面に孔の開口が形成される場合もあり、その場合には、開口が傾斜した部分を含むことがある。傾斜した部分に形成されたバリは、工具の回転方向によっては、充分には取れないことが予想される。そのような開口は一例であるが、開口の形状によっては、バリが取り切れないことがあり得るのである。本発明のバリ取り工具は、上記4つの刃を有することで、正回転,逆回転の両方向の回転によって、貫通孔の両端の開口の各々に形成されたバリを取ることができる。そのため、本発明のバリ取り工具,バリ取り方法によれば、種々の形状の開口に対して、良好なバリ取りを行うことが可能となる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、それらの発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から何某かの構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項,(2)項および(5)項を合わせたものが請求項1に、(3)項が請求項2に、(4)項が請求項3に、(6)項〜(8)項が請求項4〜6に、それぞれ相当する。
(1)孔の開口に形成されたバリを取るためのバリ取り工具であって、
当該バリ取り工具の回転軸線である工具軸線回りに正回転および逆回転させられる本体と、
前記本体から工具軸線の延びる方向に延び出すようにして前記本体に支持されて、前記本体と共に正回転および逆回転させられるとともに、工具軸線と交差する揺動軸線回りに揺動可能とされた揺動体と、
弾性体を有し、その弾性体の弾性力によって、揺動の量を減少させるように前記揺動体を付勢する付勢機構と、
前記揺動体に設けられ、前記孔の開口に当接して、(a)正回転においてバリを取るための第1刃、および、(b)逆回転においてバリを取るための第2刃と
を備えたバリ取り工具。
本態様のバリ取り工具によれば、正回転と逆回転との両方においてバリを取ることが可能であり、また、バリ取りの際に揺動体が揺動可能とされているため、例えば、孔の開口が、傾斜面で繋がるような段差面に存在するような開口であっても、その開口に形成されたバリを充分に除去することが可能である。
なお、付勢機構は、例えば、面取量の調整,ワークの硬さへの対応等を目的として、上記傾斜面の角度,上記段差面の段差量等、開口の形状に応じて、弾性体による付勢力の大きさを調整可能であることが望ましい。また、上記刃は、揺動体に、直接形成されたものであってもよく、後に説明するスローアウェイチップのように、揺動体に別体のものとして取り付けられるようなものであってもよい。なお、上記刃は、開口のバリを取るという目的からすれば、例えば、工具軸線に対して傾斜する向きに延びるように設けられることが望ましい。
(2)当該バリ取り工具が、貫通孔の両端の開口の各々に形成されたバリを取るための工具であって、
前記第1刃、および、前記第2刃が、前記貫通孔の両端の開口の一方に当接してその一方に形成されたバリを取るためのものとされるとともに、
当該バリ取り工具が、さらに、
前記揺動体に設けられ、前記貫通孔の両端の開口の他方に当接して、(c)正回転において前記他方に形成されたバリを取るための第3刃、および、(d)逆回転において前記他方に形成されたバリを取るための第4刃を備えた(1)項に記載のバリ取り工具。
本態様のバリ取り工具によれば、貫通孔の両端の開口の少なくとも一方が段差面に存在するような開口であったとしても、それら両端の開口のバリを充分に除去することが可能である。なお、本態様のバリ取り工具によってバリ取り加工を行う場合、貫通孔の両端の開口の一方だけが段差面に存在するような場合には、必ずしも上記4つの刃の全てがバリ取りに関与しなくてもよい。
(3)前記揺動体の揺動を利用して、前記揺動体の、前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれが設けられている部分も、前記貫通孔を通過可能に構成された(2)項に記載のバリ取り工具。
本態様によれば、揺動体に設けられた刃を、貫通孔を通過させて、当該孔の反対側まで臨み出させることができるため、貫通孔の両端の開口のバリ取りを、当該孔の一方の側から行うことが可能となる。なお、当該バリ取り工具を工具軸線の延びる方向と交差する方向に移動させることなく、また、工具軸線を傾かせることなく、揺動体に設けられた刃が貫通孔を通過可能に構成することが望ましい。
(4)前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれもが、それらが前記貫通孔を通過する際にその貫通孔の内周面に接触する端部がR形状とされたものである(3)項に記載のバリ取り工具。
本態様によれば、それぞれの刃が貫通孔を通過する際に、その貫通孔の内周面がそれぞれの刃によって傷つくことが防止、若しくは、軽減されることになる。
(5)前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のうちの2つずつが、工具軸線方向において互いに近接する2つの組をなして設けられ、その2つの組が、工具軸線の延びる方向において、当該2つの組が前記貫通孔を挟んで位置する状態において前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれもが開口に当接しないだけの間隔を空けて設けられている(3)項または(4)項に記載のバリ取り工具。
本態様によれば、先に説明した態様、つまり、貫通孔の両端の開口のバリ取りを当該孔の一方の側から行う態様を、容易に実現させることができる。本態様には、例えば、第1刃と第2刃とを1つの組にし、第3刃と第4刃とを別の1つの組にするような態様、後に説明する第1刃と第3刃とを1つの組にし、第2刃と第4刃とを別の1つの組にするような態様等が含まれる。
(6)前記第1刃と前記第3刃とが前記2つの組の一方を、前記第2刃と前記第4刃とが前記2つの組の他方を構成する(5)項に記載のバリ取り工具。
本態様によれば、正回転においてバリ取りを行う2つの刃が互いに近接して設けられ、逆回転においてバリ取りを行う2つの刃が互いに近接して設けられることになる。したがって、本態様によれば、後に説明する態様、つまり、互いに近接する2つの刃を1つのスローアウェイチップを利用して形成するような態様を、容易に実現させることが可能である。具体的に言えば、スローアウェイチップの片面に2つの刃を形成することができるため、スローアウェイチップを容易に利用することができるのである。
(7)前記揺動体に2つのスローアウェイチップが取り付けられており、
前記2つのスローアウェイチップの一方の互いに隣接する2つの辺の一方が前記第1刃として、他方が前記第3刃として機能し、前記2つのスローアウェイチップの他方の互いに隣接する2つの辺の一方が前記第2刃として、他方が前記第4刃として機能する(6)項に記載のバリ取り工具。
本態様によれば、刃の磨耗(へたり)の際に、簡単に対応することが可能である。なお、本態様には含まれないが、正回転においてバリ取りを行う刃と、逆回転においてバリ取りを行う刃とを、それぞれ両面の一方と他方とに形成したようなスローアウェイチップを採用することも可能であり、そのようなスローアウェイチップを採用することで、揺動体に取り付けるスローアウェイチップの数を少なくすることが可能である。なお、スローアウェイチップは、四角形のもの、三角形のもの等、種々の形状のものを採用することが可能である。
(8)(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のバリ取り工具を用いて、孔の開口に形成されたバリを取ることを特徴とするバリ取り方法。
本態様のバリ取り方法によれば、上記各態様のバリ取り工具によって得られる利点を、享受することが可能となる。
請求可能発明の実施例としてのバリ取り工具と、その工具によるバリ取りの対象となるワークを示す図である。 バリ取り工具の詳細を示す3面図である。 バリ取り工具の揺動体であるクイルが揺動する様子を示す図である。 バリ取り工具によるバリ取り加工の一例を説明するための図である。 バリ取り工具によるバリ取り加工の別の一例を説明するための図である。
以下、請求可能発明を実施するための形態として、請求可能発明の実施例としてのバリ取り工具を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、前記〔発明の態様〕に記載された形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
[1]バリ取り工具の用途
図1に示す実施例のバリ取り工具10は、いわゆるヨークと呼ばれるワーク20の孔22a,22bのバリ取りを目的として設計されたものである。ワーク20の孔22a,22b(以下、互いに区別を要しないときには、「孔22」と総称する場合がある)は、それぞれ、間隔をあけて並ぶ2つの板状部24a,24b(同様に、「板状部24」と総称する場合がある)を貫通して穿設されており、両者は、同じ径を有し、中心線が互いに共通の貫通孔である。バリ取り工具10は、2つの孔22の各々の両端の開口26の各々に形成されたバリ、詳しく言えば、板状部24の板面と孔22の内周面との角に形成されたバリを取るための工具である。言い換えれば、バリ取り工具10は、孔22の開口26の極小さな面取りを行うための工具である。
2つの板上部24a,24bの互いに向かい合う面(以下、「内側面」という場合があり、反対側の面を「外側面」と言う場合がある)は段差面とされており、2つの孔22の各々の内側面の開口26は、2つの傾斜部28(「稜線部」と呼ぶこともできる)と、2つの段差面部29a,29bとを有している。この2つの傾斜部28の一方に形成されているバリは、工具を一方向に回転させたのでは、充分には取り切れない場合がある。本バリ取り工具10は、そのことを考慮して設計された工具である。
[2]バリ取り工具の構成
以下に、図2を参照しつつ、バリ取り工具10の構成について説明する。ちなみに、図2(a)は、正面図(一部断面図)を、図2(b)は、底面図(当該工具を下方から見た図)を、図2(c)は側面図(当該工具を先端側から見た図)をそれぞれ示す。図2から解るように、バリ取り工具10は、工具本体30と、工具本体30に揺動可能に支持された揺動体としてのクイル32とを含んで構成されている。
工具本体30は、基端側(図2(a),(b)の右側)に位置するシャンク34と、先端側(図2(a),(b)の左側)に位置するサポート36とが、一体化されてなる。シャンク34は、ボール盤,フライス盤等のチャック等に取り付けられる部分であり、サポート36は、クイル32を支持する部分である。それらシャンク34,サポート36は、互いのフランジ部がボルトにて締結されることによって、一体化されている。ちなみに、工具本体30の中心軸線が、工具軸線Lであり、以下、工具軸線Lの延びる方向を工具軸線方向と呼ぶこととする。
サポート36は、基端側に上記フランジ部を有する概して円筒形状の部材であり、先端側に、スロット38が形成されている。一方、クイル32は、段差のある概して板状の部材であり、基端側の部分がスロット38に差し込まれている。サポート36には、ピン保持孔40が、スロット38と交差するようにして穿設され、一方、クイル32の上記基端側の部分には、ピン保持孔40と略同径の孔42が、ピン保持孔40と対応する位置に穿設されている。ピン保持孔40には、孔42を貫通する状態でピン44が嵌入されており、そのピン44によって、クイル32は、サポート36、つまり、工具本体30に揺動可能に支持されている。詳しく言えば、クイル32は、工具本体30から先端側に工具軸線方向において延び出すようにして支持されるとともに、工具軸線Lと交差する揺動軸線O(ピン44の中心線)回りに揺動可能とされているのである。また、クイル32は、工具本体30が工具軸線L回りに回転させられた場合には、工具本体30とともに、工具軸線L回りに回転する。
シャンク34も、上記フランジ部を有する円筒形状の部材であり、シャンク34の内部と、サポート36の内部とが繋がっている。それらシャンク34およびサポート36の内部、つまり、工具本体30の内部には、先端側が丸くされた概して円柱形状のロッド50が、工具軸線方向に移動可能かつ先端側の部分がスロット38に臨み出るようにして配設されている。また、シャンク34の内部には、ロッド50の基端側の部分と、シャンク34の基端側の部分に並んで螺合された2つスクリュープラグ52の一方とに両端がそれぞれ支持される状態で、弾性体としての圧縮コイルスプリング54が配設されている。一方で、クイル32の基端側の部分には、基端側に向かって開口する概してV字形状をなすノッチ56が形成されており、ロッド50の先端は、そのノッチ56と係合している。
クイル32は、上記スプリング54の付勢力によって、図2に示す位置、つまり、中立位置が維持され、外部から力が加わった場合に、その付勢力に打ち勝って、例えば、後に詳しく説明する図3に示すように揺動する。つまり、弾性体であるスプリング54は、クイル32の中立位置からの揺動の量を減少するようにロッド50を介してクイル32を付勢し、本バリ取り工具10では、それらスプリング54,ロッド50を含んで、付勢機構が構成されているのである。なお、付勢力の大きさは、スクリュープラグ52の位置調整によって、調整することが可能とされている。
図に示すように、クイル32には、2つのスローアウェイチップ60,62が、工具軸線方向において距離を隔てて取り付けられている。2つのスローアウェイチップ60,62の各々は、四角形のものであり、1つの角、つまり、その1つの角の両側の2つの辺が、クイル32から工具軸線方向と交差する方向、すなわち、径方向に突出する姿勢で取り付けられている。さらに言えば、それら2つの辺が、工具軸線Lに対して傾斜する姿勢で取り付けられている。ちなみに、スローアウェイチップ60,62の固定は、図示を省略するボルトにて行われている。
スローアウェイチップ60,62が上記姿勢で取り付けられていることで、本バリ取り工具10は、それぞれが、工具軸線Lに対して傾斜して延び、孔22の開口26に当接してバリを取るための4つの刃、具体的には、第1刃64,第2刃66,第3刃68,第4刃70を有するものとされている。詳しく言えば、スローアウェイチップ60の互いに隣接する2つの辺の一方が第1刃64として、他方が前記第3刃68として機能し、スローアウェイチップ62の互いに隣接する2つの辺の一方が第2刃66として、他方が第4刃70として機能するものとなっている。
さらに言えば、スローアウェイチップ60の第1刃64、および、第3刃68は、当該バリ取り工具10の正回転(右回転)において、開口26に形成されたバリを除去するための刃とされ、スローアウェイチップ62の第2刃66、および、第4刃70は、当該バリ取り工具10の逆回転(左回転)において、開口26に形成されたバリを除去するための刃とされている。
また、スローアウェイチップ60の第1刃64、および、スローアウェイチップ62の第2刃66は、2つの貫通孔である孔22a,22bの両端の開口の一方、具体的には、孔22aの外側面の開口26,孔22bの内側面の開口26に当接して、それらの開口26のそれぞれのバリを除去することが可能な刃とされ、スローアウェイチップ60の第3刃68、および、スローアウェイチップ62の第4刃70は、それぞれ、2つの貫通孔である孔22a,22bの両端の開口の他方、具体的には、孔22aの内側面の開口26,孔22bの外側面の開口26に当接して、それらの開口26のそれぞれのバリを除去することが可能な刃とされている。
クイル32および工具本体30のクイル32を支持している部分(サポート36の筒状をなす部分)の径方向の寸法は、孔22の内径よりも小さくされており、その一方で、孔22の中心線と当該バリ取り工具10の工具軸線Lとが一致し、かつ、クイル32が上記中立位置に位置する状態では、4つの刃64,66,68,70のいずれもが孔22の開口26に当接し得るように、スローアウェイチップ60,62は、孔22の内周面を延長した仮想面よりも、径方向における外側に突出している。
さらに言えば、本バリ取り工具10では、工具軸線方向において互いに隣接する第1刃64と第3刃68とが、1つの組を、また、工具軸線方向において互いに隣接する第2刃66と第4刃70とが別の1つの組をなしており、それらの組の間隔が、貫通孔である孔22の長さ、つまり、板状部24の厚みよりも、大きくされている。言い換えれば、図2(a)に示すように、それら2つの組は、孔22を挟んで位置する状態において、4つの刃64,66,68,70のいずれもがいずれの開口26にも当接しないだけの間隔を空けて設けられているのである。
また、バリ取り工具10の工具軸線方向における先端側への移動を、前進と、基端側への移動を、後退とよべば、バリ取り工具10の前進,後退に伴って、スローアウェイチップ60,62が孔22の開口に当接する。バリ取り工具10を前進,後退させれば、図3に示すように、スローアウェイチップ60,62に加わる外力により、クイル32は、スプリング54の付勢力に抗して、スローアウェイチップ60,62の突端(角の部分)が孔22の内周面に至るまで揺動する。ちなみに、図3(a)は、スローウェイチップ60の突端が孔22の内周面に至るまでクイル32が揺動した状態を、図3(b)は、スローウェイチップ62の突端が孔22の内周面に至るまでクイル32が揺動した状態を、それぞれ示している。つまり、本バリ取り工具10は、クイル32の揺動を利用して、クイル32の第1刃64,第2刃66,第3刃68,第4刃70のいずれが設けられている部分も、孔22を通過可能とされているのである。
以上のような構成から、バリ取り工具10は、板状部24に穿設された貫通孔である孔22の両端の開口26のバリを、板状部24の一方の面の側から、ワーク20を反転させることなく、正回転,逆回転のいずれによっても除去することが可能とされているのである。
なお、本バリ取り工具10では、スローアウェイチップ60,62のコーナー(角部)がR形状とされている。換言すれば、第1刃64,第2刃66,第3刃68,第4刃70のそれぞれにおいて、孔22を通過する際にその孔22の内周面に接触する端部が、R形状とされているのである。そのような形状とされていることで、第1刃64,第2刃66,第3刃68,第4刃70のそれぞれが、つまり、スローアウェイチップ60,62の各々が孔22を通過する際、それらの刃64,66,68,70によってその内周面が傷つくことが効果的に防止、若しくは、軽減されているのである。
[3]バリ取り工具によるバリ取り加工
以下に、バリ取り工具10によるワーク20に対するバリ取り加工の一例を、図4を参照しつつ説明する。以下に説明する加工の例では、バリ取り工具10は、例えば、正回転,逆回転が可能、かつ、工具軸線方向に前進,後退が可能に横型フライス盤等に取り付けられ、加工に先立って、ワーク20は、取り付けられたバリ取り工具10の先端側に、2つの孔22の中心線が、取り付けられたバリ取り工具10の工具軸線Lとが一致する加工開始位置にセットされる。
まず、バリ取り工具10(以下、「工具10」と略す場合がある)を、(a)に示す位置、つまり、第1刃64が板状部24aの孔22aの外側面の開口26に接触する直前の位置まで前進させ、次に、正回転において所定の加工速度で前進させつつ、第1刃64によって、孔22aの外側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、(b)に示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置、言い換えれば、スローアウェイチップのコーナーが孔22aの内周を全周に渡って倣う状態となる位置)を経て、(c)に示す位置、つまり、第1刃64が板状部24bの孔22bの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、正回転を維持しつつ、所定の送り速度(例えば、一般的にいう早送り速度や加工速度より速い速度)で、さらに工具10を前進させる。
次に、(c)で示す位置において、正回転を維持しつつ、所定の加工速度で前進させつつ、第1刃64によって、孔22bの内側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、正回転を維持しつつ、(d)で示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)を経て、(e)に示す位置、つまり、第2刃66が孔22bの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度でさらに工具を前進させる。
そして、(e)に示す位置において、工具10の回転を逆回転に切り換え、所定の加工速度で前進させつつ、第2刃66によって、板状部24bの孔22bの内側面の開口26のバリ取りを行う。その後、逆回転を維持しつつ、(f)に示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)から、(g)に示す位置、つまり、第3刃68が孔22bの外側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度で工具10を後退させる。
次に、(g)に示す位置において、工具10の回転を再び正回転に切り換え、所定の加工速度で後退させつつ、第3刃68によって、板状部24bの孔22bの外側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、正回転を維持しつつ、(h)に示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)を経て、(i)に示す位置、つまり、第4刃70が板状部24aの孔22aの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度でさらに工具を後退させる。
次に、(i)に示す位置において、工具の回転を再び逆回転に切り換え、所定の加工速度で後退させつつ、第4刃70によって、板状部24aの孔22aの内側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、逆回転を維持しつつ、(j)で示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置)を経て、(k)に示す位置、つまり、第3刃68が孔22aの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度でさらに工具を後退させる。
次に、(k)に示す位置において、工具の回転をさらに再び正回転に切り換え、所定の加工速度で後退させつつ、第3刃68によって、板状部24aの孔22aの内側面の開口26のバリ取りを行う。そして、正回転を維持しつつ、(l)に示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置)を経て、所定の送り速度で上記開始位置まで工具10を後退させ、その位置において工具10の回転を止めて、一連のバリ取りを含むワーク20に対するバリ取り加工を終了させる。
上記バリ取り加工によれば、板状部24aに穿設された孔22aの内側面の開口26のバリ取りと、板状部24bに穿設された孔22bの内側面の開口26とのバリ取りとが、それぞれ、バリ取り工具10の正回転と逆回転とにおいて2度行われる。したがって、それらの開口26が段差面に形成された開口であるにも拘わらず、つまり、傾斜部28を有する開口であるにも拘わらず、それらの開口26のバリが充分に除去されることになる。
詳しく言えば、傾斜部28のバリに刃が上側から来る(図1における段差面部29bから段差面部29aに向かう方向に移動する)場合には、刃がバリに直接当たるため、バリが充分除去されるが、刃が下側から来る場合(図1における段差面部29aから段差面部29bに向かう方向に移動する)場合は、刃の裏側の稜線が当接する(いわゆる2番が当たるという現象)等の原因で、あたかも刃がその傾斜部28をジャンプするような現象が生じることになり、その傾斜部28のバリが充分には除去されない可能性が高いのである。本バリ取り工具10によれば、正回転と逆回転との両方において傾斜部28のバリ取りを行うことができるため、2つの傾斜部の両方とものバリが、充分に除去されるのである。さらに言えば、内側面の開口26は、バリ取り工具10を前進あるいは後退させながら段差面部29a,傾斜部28,段差面部29bと順次バリ取りを行うが、傾斜部28,段差面部29bのバリ取り加工のときは、スローアウェイチップ60,62が揺動して孔22a,22b内に収まり、段差面部29aを必要以上に加工したり、段差面部29aでスローアウェイチップ60,62が引っかかってバリ取り工具10の回転が止まるといったことがないのである。
また、上記バリ取り加工によれば、バリ取り工具10の移動の方向を一度しか切り換えないため、迅速なバリ取り加工が実現されることになる。ちなみに、上記バリ取り加工における一連のバリ取りにおいて、工具10の回転を維持しつつ工具を前進,後退させるのは、スローアウェイチップ60,62が孔22a,22bを通過する際、それらの刃64,66,68,70によって孔22a,22bの開口26や内周面に傷が付くことを、できるだけ防止若しくは抑制するためである。
次に、バリ取り工具10によるワーク20に対するバリ取り加工の別の一例を、図5を参照しつつ説明する。
この例のバリ取り加工では、先のバリ取り加工と同様にワーク20,工具10をセットした後、まず、工具10を、(a)に示す位置、つまり、第1刃64が板状部24aの孔22aの外側面の開口26に接触する直前の位置まで前進させ、正回転において所定の加工速度で前進させつつ、第1刃64によって、孔22aの外側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、(b)に示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置)を経て、(c)に示す位置、つまり、第3刃68が板状部24aの孔22aの内側面の開口26から僅かに離れる位置まで、正回転を維持しつつ、所定の送り速度でさらに工具10を前進させる。
次に、(c)に示す位置において、正回転を維持しつつ、所定の加工速度で工具10を後退させて、第3刃68によって、板状部24aの孔22aの内側面の開口26のバリ取りを行う。その後、正回転を維持しつつ、(d)で示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置)から、(e)に示す位置、つまり、第1刃64が板状部24bの孔22bの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度で工具10を前進させる。
そして、(e)に示す位置において、正回転を維持しつつ、所定の加工速度で工具10を前進させつつ、第1刃64によって、板状部24bの孔22bの内側面の開口26のバリ取りを行う。その後、正回転を維持しつつ、(f)に示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)を経て、(g)に示す位置、つまり、第3刃68が板状部24bの孔22bの外側面の開口26から僅かに離れる位置まで、所定の送り速度で工具10をさらに前進させる。
次に、(g)に示す位置において、正回転を維持しつつ、所定の加工速度で工具を後退させて、第3刃68によって、板状部24bの孔22bの外側面の開口26のバリ取りを行う。その後、正回転を維持しつつ、(h)に示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)から、(i)に示す位置、つまり、第2刃66が板状部24bの孔22bの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度で工具10を前進させる。
そして、(i)に示す位置において、工具10の回転を正回転から逆回転に切り換え、所定の加工速度で前進させつつ、第2刃66によって、板状部24bの孔22bの内側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、逆回転を維持しつつ、(j)に示す位置(切刃の頂点が孔22bの内周全周に倣う位置)から、(k)で示す位置、つまり、第4刃70が板状部24aの孔22aの内側面の開口26に接触する直前の位置まで、所定の送り速度で工具10を後退させる。
次に、(k)に示す位置において、逆回転を維持しつつ、所定の加工速度で後退させて、第4刃70によって、板状部24aの孔22aの内側面の開口26のバリ取りを行う。続いて、逆回転を維持しつつ、(l)に示す位置(切刃の頂点が孔22aの内周全周に倣う位置)を経て、(m)で示す位置(加工完了位置)まで、所定の送り速度でさらに工具10を後退させ、その位置において工具10の回転を止めて、一連のバリ取りを含むワーク20に対するバリ取り加工を終了させる。
本バリ取り加工によれば、先のバリ取り加工と同様に、板状部24aに穿設された孔22aの内側面の開口26のバリ取りと、板状部24bに穿設された孔22bの内側面の開口26とのバリ取りとが、それぞれ、バリ取り工具10の正回転と逆回転とにおいて2度行われる。したがって、それらの開口26が段差面に形成された開口であるにも拘わらず、つまり、傾斜部28を有する開口であるにも拘わらず、先に詳しく説明したように、それらの開口26のバリが充分に除去されることになる。
本バリ取り加工によれば、バリ取り工具10の回転方向を一度しか切り換えずに、全ての開口26のバリ取り加工が実現されることになる。また、本バリ取り加工でも、先のバリ取り加工おける理由と同様の理由により、一連のバリ取りにおいて、工具10の回転を維持しつつ早送り速度で工具を前進,後退させている。
なお、ワーク20に対するバリ取り加工は、上記段差面に形成された開口26のバリ取りを、正回転と逆回転との両方において行う限り、上記2つの例のバリ取り加工に限定されるものではない。工具10の前進,後退の切り換え、工具10の正回転,逆回転の切り換えを任意に行い、任意の順で各開口26のバリ取りを行ってもよいのである。
10:バリ取り工具 20:ワーク 22,22a,22b:孔 26:開口 30:工具本体 32:クイル〔揺動体〕 50:ロッド〔付勢機構〕 54:圧縮コイルスプリング〔弾性体〕,〔付勢機構〕 60,62:スローアウェイチップ 64:第1刃 66:第2刃 68:第3刃 70:第4刃 L:工具軸線 O:揺動軸線

Claims (6)

  1. 貫通孔の両端の開口の各々に形成されたバリを取るためのバリ取り工具であって、
    当該バリ取り工具の回転軸線である工具軸線回りに正回転および逆回転させられる本体と、
    工具軸線の延びる方向である工具軸線方向に前記本体から延び出すようにして前記本体に支持されて、前記本体と共に正回転および逆回転させられるとともに、工具軸線と交差する揺動軸線回りに揺動可能とされた揺動体と、
    弾性体を有し、その弾性体の弾性力によって、揺動の量を減少させるように前記揺動体を付勢する付勢機構と、
    前記揺動体に設けられ、前記貫通孔の両端の開口の一方に当接して、その一方に形成されたバリを、(a)正回転において取るための第1刃、および、(b)逆回転において取るための第2刃と
    前記揺動体に設けられ、前記貫通孔の両端の開口の他方に当接して、その他方に形成されたバリを、(c)正回転において取るための第3刃、および、(d)逆回転において取るための第4刃と
    を備え
    前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のうちの2つずつが、工具軸線方向において互いに近接する2つの組をなして設けられ、その2つの組が、工具軸線方向において、当該2つの組が前記貫通孔を挟んで位置する状態において前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれもが開口に当接しないだけの間隔を空けて設けられたバリ取り工具。
  2. 前記揺動体の揺動を利用して、前記揺動体の、前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれが設けられている部分も、前記貫通孔を通過可能に構成された請求項1に記載のバリ取り工具。
  3. 前記第1刃,前記第2刃,前記第3刃,前記第4刃のいずれもが、それらが前記貫通孔を通過する際にその貫通孔の内周面に接触する端部がR形状とされたものである請求項2に記載のバリ取り工具。
  4. 前記第1刃と前記第3刃とが前記2つの組の一方を、前記第2刃と前記第4刃とが前記2つの組の他方を構成する請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のバリ取り工具。
  5. 前記揺動体に2つのスローアウェイチップが取り付けられており、
    前記2つのスローアウェイチップの一方の互いに隣接する2つの辺の一方が前記第1刃として、他方が前記第3刃として機能し、前記2つのスローアウェイチップの他方の互いに隣接する2つの辺の一方が前記第2刃として、他方が前記第4刃として機能する請求項4に記載のバリ取り工具。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載されたバリ取り工具を用いて、孔の開口に形成されたバリを取ることを特徴とするバリ取り方法。
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