JPH039980Y2 - - Google Patents

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JPH039980Y2
JPH039980Y2 JP4171383U JP4171383U JPH039980Y2 JP H039980 Y2 JPH039980 Y2 JP H039980Y2 JP 4171383 U JP4171383 U JP 4171383U JP 4171383 U JP4171383 U JP 4171383U JP H039980 Y2 JPH039980 Y2 JP H039980Y2
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JP
Japan
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groove
grinding
grinding wheel
workpiece
grindstone
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JP4171383U
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English (en)
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JPS59148259U (ja
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Priority to JP4171383U priority Critical patent/JPS59148259U/ja
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Publication of JPH039980Y2 publication Critical patent/JPH039980Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、工作物を砥石本体の円周に形成され
た砥石層で研削する円盤型平削り砥石の改良に関
するものである。
従来の技術 一般に、この種の平削り砥石においては砥石面
が回動中常時工作物に接触するものであるから、
切り屑で目詰りを生じて長時間の使用に耐えられ
ず、また、工作物との摩擦で生ずる発熱で工作物
の平削面仕上げや研摩スピードに支障を来し易
い。
それに対し、従来、砥石本体の回転方向に向つ
て平面逆V字状を呈する切欠溝を円周面に所定間
隔毎複数本設けたものが知られている(特開昭51
−119589号)。
この砥石では切欠溝で切り屑をすくい取つて砥
石面の目詰りを防ぎ、また、切欠溝による空隙で
砥石本体や工作物の発熱を抑えることができる。
考案が解決しようとする課題 然し、上述したような平面逆V字状を呈する切
欠溝を円盤形平削り砥石に切削加工で形成すると
きには左右の側面方向から中央に向う交点個所を
所望通り鋭角に形成するのが難しい。そのため、
この種の切欠溝は放電加工で形成することになる
から、砥石全体としてコスト高なものになつてし
まう。また、平面逆V字状の切欠溝でも砥石の回
動に伴う工作物との経済的な位置ズレで所定の効
果を奏することができるが、その作用を更に効率
よく奏し得るよう改善できれば望ましい。
茲において、本考案は溝形状を変更することに
より製作コストを低減ししかも切り屑や帯熱に伴
う熱放散乃至は表面研削を短時間に効率良く行い
得るよう改良した円盤型の平削り砥石を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る砥石層の円盤型平削り砥石におい
ては、砥石本体の円周に形成された砥石層の横幅
が5〜30mmの砥石面に、溝幅が0.2〜3mm、溝深
さが0.2〜2mm、溝縁中央と溝縁端との差幅が0.2
〜3mmで、中央部分が砥石本体の回転方向に湾出
すると共に左右の側面まで連続する平面円弧形の
切欠溝を所望間隔毎に複数本設けることにより構
成されている。
作 用 この円盤型の平削り砥石では切欠溝が所定な寸
法の平面円弧形に形成されているから、砥石面の
中央位置から左右に亘る作用面で鑑みると、切欠
溝の溝縁を曲線的に工作物に作用させることがで
きる。そのため、平面V字状の切欠溝に比べて短
時間に広範囲な工作物の表面研削が行えるばかり
でなく、切欠溝はコストの掛らない切削加工で所
望通りの形状に形成できることによりコストの低
減も図れるようになる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通
りである。
この砥石は、第1図で示すように円盤状を有す
る砥石本体1の円周面にダイヤモンド砥粒をレジ
ンまたはメタルボンド等で固着した砥石層2を一
定厚みで設けることにより形成されている。その
砥石は砥石層2の円周面を砥石面として作用させ
るものであり、砥石本体1の側面中心に固定する
支軸で一方向に回動するよう研削機に備え付けて
用いるようにできる。
この砥石には、第2図で示すように中央部分を
砥石本体1の回転方向に湾出させると共に、左右
の側面まで連続させて切欠くことにより平面円弧
形の切欠溝3,3…が所望の間隔を隔てて複数本
砥石面に設けられている。その切欠溝3,3…は
第3図に示す如く砥石面の横幅Wの中央線を介し
て左右対称に湾曲するよう形成され、横幅Wが5
〜30mmの砥石面に溝幅W1が0.2〜3mm程度、溝深
さSが0.2〜2mm程度、溝縁中央と溝縁端との差
幅θが0.2〜3mm程度の大きさに形成されている。
この切欠溝3,3…は円弧形に形成するものであ
るから、製作コストの掛らない切削加工を適用す
ることにより形成することができる。その切削加
工はダイヤモンド砥粒をレジンまたはメタルボン
ド等で固着する砥石層2の成形時に施せば通常の
バイト等の切削刃を用いて行え、砥石層2を固着
成形後でも同様なダイヤモンド砥石等を用いれば
切欠溝3,3…を幅方向に沿つて所望形状に形成
することができる。
このように構成する円盤型平削り砥石では、砥
石本体1を側面中心の支軸で回転させて砥石層2
の円周面を工作物に接触することにより平面研削
を行うことができる。その研削にあたつては砥石
本体1の中央寄りで工作物に向つて研削液を注ぎ
込み、工作物の研削面を研削液で潤滑させて行う
ようにできる。その研削の途上で、切欠溝3,3
…は砥石の回転に伴つて工作物から離反する時に
切屑を研削液と共に工作物の研削面からすくい取
つて溝内を高速で流動させることにより切屑を砥
石本体1の側面から外方に放出することができ
る。また、溝入れ研削や深切り込みを行う微小送
りのクリツプフイード研削においては砥石面の目
詰まりや砥石本体1と工作物の発熱が多くなる
が、切欠溝3,3…で砥石面と工作物との間に空
隙を介在させしかも研削液の供給量を増やせると
ころから、発熱を抑えて研削液や空気との接触で
砥石面全体の熱放散を効果的に行い得るようにな
る。
その作用は砥石本体の回動による切欠溝と工作
物との経時的な位置ズレに伴つて発揮されるが、
第4図で示すように切り屑のすくい取りと共に奏
する研削作用で捉えると、同じ大きさの切欠溝で
あれば同図aで示す平面円弧状の切欠溝が溝縁を
工作物の研削面に曲線的に作用するから相対的に
短時間T1で広範囲W2に亘る研削を行うようにで
きる。これに対し、同図Bに示す平面V字形を呈
する切欠溝であると溝縁が工作物の研削面に直線
的に作用するため相対的に作用範囲が狭く、同範
囲の作用を発揮するには相対的に多くの時間T2
を要する。また、第5図で示すように工作物の研
削面を放熱上から切欠溝の空隙内に位置させるこ
とで捉えても、同図aで示す切欠溝が同図bで示
す切欠溝よりも上述したと同様に短時間でT3
T4で広範囲W3に作用を発揮できるようになる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る円盤型平削り砥石に
依れば、切欠溝を切削加工で平面円弧形に形成で
きることにより砥石面に形成するから全体的に低
コストで製造できるばかりでなく、その切欠溝が
所定な寸法の平面円弧形に形成されているから切
り屑の除去を促進できて熱放散を効率良く行える
ことにより研削スピードを高め、また、工作物の
熱影響を低減できて加工面の変質防止乃至は仕上
面の向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る平削り砥石の側面図、第
2図は同砥石の説明図、第3図は砥石の正面図、
第4図は同a,b並びに第5図は溝形状に応じた
作用効率の比較説明図である。 1:砥石本体、2:砥石層、3,3…:切欠
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 砥石本体の円周に形成された砥石層の横幅Wが
    5〜30mmの砥石面に、溝幅W1が0.2〜3mm、溝深
    さSが0.2〜2mm、溝縁中央と溝縁端との差幅θ
    が0.2〜3mmで、中央部分が砥石本体の回転方向
    に湾出すると共に左右の側面まで連続する平面円
    弧状の切欠溝を所望間隔毎に複数本設けたことを
    特徴とする円盤型平削り砥石。
JP4171383U 1983-03-22 1983-03-22 円盤型平削り砥石 Granted JPS59148259U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171383U JPS59148259U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 円盤型平削り砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171383U JPS59148259U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 円盤型平削り砥石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59148259U JPS59148259U (ja) 1984-10-03
JPH039980Y2 true JPH039980Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=30172283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4171383U Granted JPS59148259U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 円盤型平削り砥石

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JP (1) JPS59148259U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59148259U (ja) 1984-10-03

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