JP2512246Y2 - 内周型ロ―タリ―ドレッサ - Google Patents

内周型ロ―タリ―ドレッサ

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JP2512246Y2
JP2512246Y2 JP1992070764U JP7076492U JP2512246Y2 JP 2512246 Y2 JP2512246 Y2 JP 2512246Y2 JP 1992070764 U JP1992070764 U JP 1992070764U JP 7076492 U JP7076492 U JP 7076492U JP 2512246 Y2 JP2512246 Y2 JP 2512246Y2
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JP
Japan
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dresser
inner peripheral
groove
dressing
peripheral surface
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JP1992070764U
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JPH0631950U (ja
Inventor
敏則 中條
Original Assignee
大阪ダイヤモンド工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内周型のロータリード
レッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、加工物穴面における雌ねじ加工
は、回転する円盤状砥石aの外周面を加工物の内周に押
しつけて行われることがあるが、このような砥石aのド
レッシング(トルーイングも含む)には、図に示すよ
うな内周型ロータリードレッサが用いられる。これは、
円筒基体11の内周面に、加工される雌ねじ溝に適合し
た同心円状の環状溝12を有するもので、そこにダイヤ
モンド粒14が固着され、ドレッシング面が形成されて
いる。そして、ドレッサと砥石を回転させ、砥石aの外
周面をドレッシング面に押しつけて、その形直しを行う
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このようなロ
ータリードレッサでは、ドレッシング時、砥石から発生
する切粉が砥石とドレッシング面との間に挟まり、ドレ
ッサの形状転写精度を低下させるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたもので、その特徴は、切粉の
排出が円滑に行えるよう、円筒基体の内周面に、軸方向
の一端から他端に達する2〜10本の溝を等間隔に設
け、該溝はドレッサの軸方向に対して平行のもの、一定
の角度を有するもの、及びくの字型のものから選択され
た1種又は数種であり、かつ溝幅の合計をドレッサ内周
長の10〜50%としたことにある。
【0005】
【作用】このように、内周面に、ドレッサ軸方向一端か
ら他端に及ぶ溝が形成されているため、ドレッシング作
業の際、発生した切粉はドレッシング面と砥石の間に挟
まって留まることなく、この溝を介して排出される。従
って、ドレッサの形状転写精度を低下させることもな
い。
【0006】ここで、溝の配置について述べると、溝の
本数及び配置間隔は、2から10本の溝を等間隔で形成
する。等間隔としたのは、バランスを考慮したためであ
る。又、1つの溝幅(ドレッサ軸方向と直交する断面に
おける幅)をw,溝の本数をnとすると、溝幅の合計w
×nはドレッサの内周長πD(Dはドレッシング面の内
径)に対して、10から50%となるように構成するこ
とが必要である。溝幅の合計が大き過ぎれば、ドレッシ
ング効率が低下し、逆に、この合計が小さ過ぎれば、切
粉の排出が円滑に行えないからである。尚、図1(B)
に示すように、ドレッシング面が環状溝の場合、Dは最
大内径、つまり環状溝底部の径とする。
【0007】さらに、溝の長手方向における形状につい
てであるが、ドレッサ軸方向に対して平行のもの(平行
型)、一定の角度を有するもの(傾斜型)、並びにくの
字型のいずれかとする。平行型の溝を形成したドレッサ
の断面を図1に、くの字型のそれを図2に、傾斜型のそ
れを図3に示す。これら形状のうち、平行型よりも、傾
斜型やくの字型の方が、ドレッサ回転による研削液の巻
き込み効果が顕著であるため、切粉の排出も効果的に行
える。例えば、1ドレス当たりの切り込み量は、平行型
で0.01mm程度であるのに対し、傾斜型,くの字型
では0.03mm程度が可能となる。
【0008】尚、溝の断面形状については、矩形,半円
状などのものが考えられ、溝の深さについては、環状溝
と同等かそれよりも若干深い程度とする。あまり深過ぎ
るとドレッサ自体が損傷する恐れがあるからである。
【0009】
【実施例】以下、図に基づいて本考案の実施例を説明す
る。図1は、雌ねじ加工用の砥石aをドレッシングする
本考案ドレッサを示すもので(A)は断面図(B)は側
面図である。図において、金属製の円筒基体1の内周面
には、雌ねじのねじ溝に適合した環状溝2が、同心円状
に形成されている。この環状溝2は、直接砥石aと接し
てドレッシング(トルーイングも含む)作用を果たすと
ころで、ダイヤモンド粒4が一様に固着され、ドレッシ
ング面を形成する。
【0010】そして、このようなドレッサの内周面に
は、軸方向の一端xから他端yに及ぶ溝3が形成されて
いる。これは、矩形の断面形状で、前記環状溝2とほぼ
同じ深さに形成され、ドレッサの内周長を4等分した位
置に配置されている。又、ドレッサの軸に対して全て平
行なものとした。
【0011】
【試験例】このような構成のロータリードレッサを用い
て実際に砥石のドレッシングを行ってみた。条件は以下
の通りである。 ロータリードレッサ 砥石 環状溝の内径:30mm 直径:20mm 環状溝の幅:5mm 同深さ3mm 回転数:20000rpm ダイヤモンド粒径:#50/60 回転数:1500rpm 研削液 ドレッシング条件 水溶性 切り込み:5μm/1ドレス その結果、切粉の排出が円滑に行われ、特に問題は発生
せず、ドレッサの形状転写も確実に行えた。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案内周型ドレ
ッサによれば、ドレッサの軸方向に対して平行のもの、
一定の角度を有するもの、及びくの字型のものから選択
された1種又は数種の溝が、円筒基体の外周面には至ら
ず、軸方向内周面の一端xから他端yに達するように、
ドレッサの内周面に2〜10本等間隔に設けられ、かつ
溝幅の合計がドレッサ内周長10〜50%となるよう
構成されているので、ドレッシングの進行に連れて発生
する切粉は、順次この溝から切削液と共にドレッサの軸
方向の外側に排出される。従って、ドレッサの形状転写
精度を低下させることなく、極めて円滑にドレッシング
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドレッサ軸方向に対して平行な溝を設けた本考
案ロータリードレッサを示すもので、(A)は断面図、
(B)は側面図である。
【図2】ドレッサ内周に、くの字型の溝を設けた本考案
ロータリードレッサを示す断面図である。
【図3】ドレッサ軸方向に対して角度を有する溝を設け
た本考案ロータリードレッサを示す断面図である。
【図4】従来の内周型ロータリードレッサを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 円筒基体 2 環状溝 3 溝 4 ダイヤモンド粒 a 砥石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒基体の内周面に、ダイヤモンド粒等
    が固着されたドレッシング面を有する内周型ロータリー
    ドレッサにおいて、前記内周面に、円筒基体の外周面に
    は至らず軸方向の一端から他端に達する2〜10本の溝
    を等間隔に設け、この溝は、ドレッサの軸方向に対して
    平行のもの、一定の角度を有するもの、及びくの字型の
    ものから選択された1種又は2種以上であり、かつ溝幅
    の合計がドレッサ内周長の10〜50%であることを特
    徴とする内周型ロータリードレッサ。
JP1992070764U 1992-09-16 1992-09-16 内周型ロ―タリ―ドレッサ Expired - Lifetime JP2512246Y2 (ja)

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JPH0631950U JPH0631950U (ja) 1994-04-26
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JPS6310918Y2 (ja) * 1985-10-05 1988-03-31

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