JP3004164B2 - 両頭平面研削用砥石 - Google Patents
両頭平面研削用砥石Info
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- JP3004164B2 JP3004164B2 JP6053338A JP5333894A JP3004164B2 JP 3004164 B2 JP3004164 B2 JP 3004164B2 JP 6053338 A JP6053338 A JP 6053338A JP 5333894 A JP5333894 A JP 5333894A JP 3004164 B2 JP3004164 B2 JP 3004164B2
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- diameter
- small
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
関し、特に研削平面に径の異なる穴を略一定の面積密度
で形成することにより、特に研削面の大きい被削材に平
面研削を施すに際して研削能率を高めると共に、研削焼
けなどを防止する技術に関するものである。
平面研削用砥石の相対向する研削平面の間に、コロガリ
軸受けの外周輪および内周輪などの被削材を通過させる
ことにより、その被削材の両面に平面研削を施す両頭平
面研削が知られている。このような両頭平面研削に用い
る砥石は、研削液の回りを良くし且つ被削材と研削砥石
とから発生する研削屑の排出を容易とするための多数の
小径穴が設けられる。たとえば、米国特許第3,04
1,799号に記載された平面研削用砥石がそれであ
る。
のディスクロータのような大面積の被研削面を有する被
削材となると、上記のような平面研削用砥石であって
も、研削能率が得られず、研削焼けが発生する不都合が
あった。すなわち、被削材の被研削面が大きい場合に
は、平面研削用砥石の単位面積当たりの面圧が得られな
いために研削能率が低下する一方、その面圧を高めるた
めに一対の平面研削用砥石による挟圧力を高めると、研
削液の供給が不十分となったり或いは小径穴内に切粉が
詰まるために研削焼けが発生する場合があったのであ
る。
たものであり、その目的とするところは、比較的大面積
の被研削面を有する被削材研削面であっても、研削能率
が得られるとともに、研削焼けの発生しない両頭平面研
削用砥石を提供することにある。
めの本発明の要旨とするところは、研削平面が対向する
ように一対の回転主軸にそれぞれ固定され、その研削平
面間を通過する被削材の両面に平面研削を施す形式の円
板状の両頭平面研削用砥石において、1個の大径穴とそ
れに隣接した少なくとも1個の小径穴から最小配列単位
を構成して、前記研削平面にその最小配列単位を配列す
ることにより、多数の小径穴およびそれよりも大径の大
径穴を、略一定の面積密度で前記研削平面にそれぞれ配
置したことにある。
した少なくとも1個の小径穴から最小配列単位が構成さ
れ、前記研削平面にその最小配列単位が配列されること
により、小径穴とそれよりも大径の大径穴とが略均一な
面積密度でそれぞれ配置されているので、平面研削用砥
石の研削平面の研削に関与する面積が、一様な径の多数
の小径穴を配置するのに比較して小さくなる。
被削材に対する単位面積当たりの面圧が高められること
から、研削能率が得られる。また、大径穴の存在によっ
て研削液の供給や切粉の排出が容易となるので、研削焼
けが好適に防止される。さらに、大径穴と小径穴とが隣
接するので、大径穴による切粉の捕捉および切粉の排出
容易性によって小径穴の詰まりもなくなるという相乗効
果が得られ、研削能率性が一層高められる。
細に説明する。
状態を示す断面図である。図において、図示しない研削
盤の回転主軸12には、円板状の台金14が一体に固定
されている。多数本のボルト16は、台金14の取付用
穴18を通して、両頭平面研削用砥石10の取付面20
に埋設された取付用ナット22a、22b、22c、2
2d、22e(図1では、22cのみが表れている)に
螺合されており、これにより、高速回転させられる両頭
平面研削用砥石10が台金14に強固に締着されてい
る。
通する研削液供給穴24が形成されており、図示しない
研削液圧送装置からの研削液がその研削液供給穴24を
通して両頭平面研削用砥石10の中心部へ導かれる。
よく知られたレジノイド砥石であって、図示しないワー
クを研磨するための研削平面26および前記取付面20
を両面に備えた所定厚みを有する円板状を成している。
図2に詳しく示すように、両頭平面研削用砥石10に
は、厚み方向に貫通して研削液を研削平面26に供給す
るために、1本の中心貫通穴28aが形成されていると
ともに、8本の第1貫通穴28bおよび8本の第2貫通
穴28cが、順に径が大きくなる2つの同心円に沿い且
つ周方向に略等間隔に形成されている。また、上記両頭
平面研削用砥石10の取付面20には、3個の第1取付
用ナット22a、8個の第2取付用ナット22b、12
個の第3取付用ナット22c、12個の第4取付用ナッ
ト22d、16個の第5取付用ナット22eが、順次径
が大きくなる5つの同心円に沿い且つ周方向に略等間隔
に埋設されている。
付用ナット22aと第2取付用ナット22bとの間には
第1環状溝30が形成されており、第2取付用ナット2
2bと第3取付用ナット22cとの間には第2環状溝3
2が形成されている。そして、5つの第1突出溝36が
第1環状溝30から外周側へ突設されており、8つの第
2突出溝38が第2環状溝32から外周側へ突設されて
いる。そして、3本の径方向溝39が取付面20の中心
部と第2環状溝32との間に形成され、研削液が第1環
状溝30および第2環状溝32へ導かれるようになって
いる。
付用ナット22bと同様の径方向位置に位置させられて
おり、そのうちの3本が径方向溝39の底面に開口し、
5本が第1突出溝36の先端部の底面に開口している。
また、前記8本の第2貫通穴28cは前記第3取付用ナ
ット22cと同様の径方向位置に位置させられており、
第2突出溝38の先端部の底面にそれぞれ開口してい
る。
液供給穴24から供給される研削液は、径方向溝39お
よび環状溝30、32を通り、さらに環状溝30、32
から外周側へ突設された突出溝36、38を経て、第1
貫通穴28bおよび第2貫通穴28cから研削平面26
へ供給される。ここで、両頭平面研削用砥石10の取付
面20のうちの外周側領域は、取付用ナット22の径方
向の間隔が狭くなって環状溝が形成され難いけれども、
その取付用ナット22の周方向の間に位置するように第
1環状溝30、第2環状溝32から第1突出溝36、第
2突出溝38が突設され得て、それら環状溝30、32
よりも外周側の位置であって第2取付用ナット22bの
間および第3取付用ナット22cの間に第1貫通穴28
bおよび第2貫通穴28cが形成されている。
面研削用砥石10の研削平面26には、図3に示すよう
に、多数の小径穴40とそれよりも大径の大径穴42と
が、略一定の面積密度で配置されている。小径穴40お
よび大径の大径穴42は、たとえば10mmφ程度の径お
よび28mmφ程度の径と、両頭平面研削用砥石10の有
効厚み(研削により消費され得る厚み)以上の長さとを
備えて研削平面26に開口している。上記小径穴40お
よび大径穴42は、1個の大径穴42と3個の小径穴4
0から成る最小配列単位44が規則的に配列されること
により、研削平面26の周辺部を除いて一定の面積密度
で配置されている。これにより、縦方向に小径穴40が
配列された小径穴縦列と、縦方向において1個の小径穴
40と1個の大径穴42とが交互に位置するように配列
された小径穴大径穴縦列とが、図3の横方向において交
互に配置されるとともに、図3の横方向において大径穴
42の間には3個の小径穴40が位置させられる結果、
大径穴42の間には少なくとも1個の小径穴40が介在
させられている。
削用砥石10はその研削平面26が対向し且つ同心とな
るように一対の回転主軸12にそれぞれ固定され、反対
向きに回転駆動される。そして、ディスクロータやコロ
ガリ軸受けの外周輪などの被削材が図示しないガイドレ
ール或いはキャリヤプレートに案内されることにより上
記一対の両頭平面研削用砥石10の間を通過させられる
と、その過程で被削材の両面に平面研削が施される。
ば、小径穴40とそれよりも大径の大径穴42とが略均
一な面積密度でそれぞれ配置されているので、平面研削
用砥石10の研削平面26の研削に関与する面積が、一
様な径の多数の小径穴40を配置するのに比較して小さ
くなる。このため、比較的大きな被削面を有する被削材
であっても、研削平面26の被削材に対する単位面積当
たりの面圧が高められることから、研削能率が得られる
とともに、大径穴42の存在によって研削液の供給や切
粉の排出が容易となるので、研削焼けが好適に防止され
る。
の大径穴42と3個の小径穴40から成る最小配列単位
44が規則的に配列されることにより、略一定の面積密
度で小径穴40および大径穴42が形成されていること
から、大径穴42と小径穴40とが相互に隣接すること
になるので、比較的大きな被削面を有する被削材であっ
ても、大径穴42による切粉の捕捉および切粉の排出容
易性によって小径穴40の詰まりもなくなるという相乗
効果が得られ、研削能率が一層高められる利点がある。
されることから、比較的高結合度の砥石を用いることが
できるので、耐久寿命が延長される利点がある。
径穴40を均等に混在させることによって研削平面26
の研削に関与する面積が小さくされることから、平面研
削用砥石10の重量が軽減されるので、取付用ナット2
2の1個あたりの負荷が軽減されて研削加工時の周速を
高めることができ、研削能率を高くすることができる利
点がある。
および第2環状溝32よりもそれぞれ外周側に設けられ
た第1貫通穴28bおよび第2貫通穴28cを通して研
削液が研削平面26へ供給されるので、研削平面26の
外周側領域へ研削液を比較的充分に供給することができ
る。また、これにより、比較的大きな被削面を有する被
削材であっても、両頭平面研削用砥石10の外周側の研
削焼けが好適に防止され、研削能率を高めることができ
る。
実施例である両頭平面研削用砥石50の取り付け状態を
示す断面、取付面52、および研削平面54をそれぞれ
示している。研削盤の回転主軸12には、円板状の台金
14が一体に固定されている。多数本のボルト16は、
台金14の取付用穴18を通して、両頭平面研削用砥石
50の取付面52に埋設された取付用ナット56a、5
6b、56c(図4では、56bのみが表れている)に
螺合されており、これにより、高速回転させられる両頭
平面研削用砥石50が台金14に強固に締着されてい
る。本実施例の両頭平面研削用砥石50もレジノイド砥
石であって、図示しないワークを研磨するための研削平
面54および取付面52を両面に備えた所定厚みを有す
る平板且つ円環状を成している。
石50の研削平面54には、多数の小径穴60とそれよ
りも大径の大径穴62とが、略一定の面積密度で配置さ
れている。小径穴60および大径の大径穴62は、たと
えば10mmφ程度の径および28mmφ程度の径と、両頭
平面研削用砥石50の有効厚み(研削により消費され得
る厚み)たとえば50mm程度の長さとを備えて研削平面
54に開口している。上記小径穴60および大径穴62
は、1個の大径穴62と1個の小径穴60から成る最小
配列単位64が規則的に配列されることにより、研削平
面54の周辺部を除いて一定の面積密度で配置されてい
る。これにより、図6の縦方向および横方向において、
大径穴62の相互間隔はその径と同等とされるととも
に、大径穴62の間には1個の小径穴60が介在させら
れており、図6の斜め方向における上記各大径穴62の
相互間隔は、その径の1/3程度となるように設定され
ている。
ても、小径穴60とそれよりも大径の大径穴62とが略
均一な面積密度でそれぞれ配置されているので、平面研
削用砥石50の研削平面54の研削に関与する面積が、
一様な径の多数の小径穴60を配置するのに比較して小
さくなる。このため、比較的大きな被削面を有する被削
材であっても、研削平面54の被削材に対する単位面積
当たりの面圧が高められることから、研削能率が得られ
るとともに、大径穴62の存在によって研削液の供給や
切粉の排出が容易となるので、研削焼けが好適に防止さ
れる。
の大径穴62と1個の小径穴60から成る最小配列単位
64が規則的に配列されることにより、略一定の面積密
度で小径穴60および大径穴62が形成されていること
から、大径穴62と小径穴60とが相互に隣接すること
になるので、比較的大きな被削面を有する被削材であっ
ても、大径穴62による切粉の捕捉および切粉の排出容
易性によって小径穴60の詰まりもなくなるという相乗
効果が得られ、研削能率が一層高められる利点がある。
ることから、比較的高結合度の砥石を用いることができ
るので、耐久寿命が延長される利点がある。
小径穴60を均等に混在させることによって研削平面5
4の研削に関与する面積が小さくされることから、平面
研削用砥石50の重量が軽減されるので、取付用ナット
56a、56b、56cの1個あたりの負荷が軽減され
て研削加工時の周速を高めることができ、研削能率を高
くすることができる利点がある。
40.60および大径穴42.62が研削平面26,5
4に略一定の面積密度にて配置されていたが、3種類の
径の穴が配置されてもよい。
42.62は、取付用ナット22,56、環状溝30,
32、或いは突出溝36,38と干渉しない範囲で両頭
平面研削用砥石10,50を厚み方向に貫通して形成さ
れてもよい。
主旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得る
ものである。
状態を説明する断面図である。
ある。
である。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 研削平面が対向するように一対の回転主
軸にそれぞれ固定され、該研削平面間を通過する被削材
の両面に平面研削を施す形式の円板状の両頭平面研削用
砥石において、1個の大径穴とそれに隣接した少なくとも1個の小径穴
から最小配列単位を構成して、前記研削平面に該最小配
列単位を配列することにより、 多数の小径穴およびそれ
よりも大径の大径穴を、略一定の面積密度で前記研削平
面にそれぞれ配置したことを特徴とする両頭平面研削用
砥石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053338A JP3004164B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 両頭平面研削用砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053338A JP3004164B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 両頭平面研削用砥石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266237A JPH07266237A (ja) | 1995-10-17 |
JP3004164B2 true JP3004164B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=12939978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053338A Expired - Lifetime JP3004164B2 (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 両頭平面研削用砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004164B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019214103A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 平面研削砥石 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6053338A patent/JP3004164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07266237A (ja) | 1995-10-17 |
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Legal Events
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