JPS62159618A

JPS62159618A - 電気炊飯器

Info

Publication number: JPS62159618A
Application number: JP126786A
Authority: JP
Inventors: 三島　佳男; 西　一男; 石津　忠夫; 楠　忠茂; 伊関　純一; 吉岡　道明
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-01-09
Filing date: 1986-01-09
Publication date: 1987-07-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一般家庭で使用する電気炊飯器に関し、さら
に具体的に述べれば、炊飯および保温機能を有する電気
炊飯器に関するものである。

（従来の技術）従来、この種の電気炊飯器は、例えば、特願昭５９−１
１００１４号公報に示されているので、これについて第
３図により説明する。

同図において、電気炊飯器は、本体１の上端部に嵌着し
た取付は枠２に、その内側の上端部に内鍋３を固着し、
さらに内鍋３の底面に鋳込みヒータ４を装着し、この鋳
込みヒータ４の上に鍋５が載せられている。さらに上記
の取付は枠２に一端を係脱自在に係止し、他端を枢着し
て開閉自在に蓋６が取り付けられている。また、保温用
として、蓋６の内側には蓋ヒータ７が、また、内鍋４の
外周上端部には＋１１ヒータ８が、それぞれ装着されて
いる。

なお、炊飯方式を制御するマイクロコンピュータ素子を
装着した制御回路基板９が、本体１の側面に取り付けた
表示板基台ｌＯの上に固定されている。また、上記のマ
イクロコンピュータ素子の入力電源を得るための電圧降
下用抵抗として用いられるセメン１〜抵抗１１が、内鍋
３の底に固定金具２４で釣り下げるように固定されてい
る。

このように構成された電気炊飯器は、制御回路によって
、上記の鋳込みヒータ４、蓋ヒータ７および胴ヒータ８
の発熱量を制御し、炊飯および保温を行うものである。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記の構成では、マイクロコンピュータ
素子用の電圧降下用抵抗であるセメント抵抗１１は、約
１２００Ω程度となり、消費電力は約１ｏｔｔｈ程度を
必要とする。この消費電力は、熱に変換されるが、炊飯
および保温に利用されることなく、殆んど外部に放散さ
れ、電気炊飯器の熱効率を低下させているという問題が
あった。

また、炊飯時には、鍋５を載せた鋳込みヒータ４のみで
加熱しているため、炊きむらが発生し易いという問題が
あった。その対策として近年、鋳込みヒータ４と蓋ヒー
タ７の両面加熱方式が開発されて来たが、これには特別
の回路を必要とし。

高価となるという問題点があった。

また、炊飯終了後保温のため、胴ヒータ８と蓋ヒータフ
に通電され、胴ヒータ８は保温のため、蓋ヒータ７は蓋
６に結露した水の蒸発のためにそれぞれ利用されている
。しかし、電気炊飯器を使用す−る雰囲気が高温のとき
が、胴ヒータ８および蓋ヒータ７の通電率は極めて小さ
くなるため蓋ヒータ７の発熱量が少なく、従って、蓋に
付着した露を蒸発させることができないという問題があ
った。

本発明は上記の問題点を解決するもので、炊きむらが発
生せず、保温中に蓋に結露しない熱効率の高い電気炊飯
器を提供するものである。

（問題を解決するための手段）」二記の問題点を解決するために１本発明は、マイクロ
コンピュータ素子の入力電源用の電圧降下用抵抗として
、蓋ヒータを利用するものである。

（作　用）このような構成により、通電中に常に発熱する蓋ヒータ
の熱は、外部に放散することなく、炊飯および保温に有
効に利用されるので、熱効率が大幅に向上する。

すなわち、炊飯中は、特別の回路を必要とせずに、２面
加熱が可能となり、保温中は、雰囲気温度の高い場合に
も蓋ヒータに連続通電されるため、露は蒸発し、結露が
ご飯に滴下してふやけさせることがなくなる。

（実施例）本発明の実施例を第１図および第２図により説明する。

第１図は本発明による電気炊飯器の断面図であるが、従
来例と同じ構成部品には同一記号を付してその説明を省
略する。従来例との相異点は、内鍋３の底の裏面に取り
付けたセメント抵抗１１がないことである。また、本実
施例では、蓋６の内側のカバー１２の裏面に装着した蓋
ヒータ７に、ガラス編組絶縁被覆抵抗線を採用し、マイ
クロコンピュータ素子の入力電源用電圧降下抵抗として
使用している。

なお、本体１の下端には台枠１３が、表示板基台１０に
は、制御回路基板９を覆う表示板１４がそれぞれ固定さ
れている。

従来、電圧降下用抵抗の抵抗値は、制御回路基板に装着
される電子部品の消費電力によって設定される場合が多
く、一般に１２００Ω程度であったが、本発明による蓋
ヒータ７の抵抗値は、６００Ωないし１０００Ω程度と
し、その発熱量をやや多くしている。

第２図は電気回路図で、電源１５に電磁スイッチの接触
器１６、炊飯レバーに連動する切換スイッチ１７および
紡込みヒータ４が直列に接続され、さらに、上記の切換
スイッチ１７および鋳込みヒータ４の中間と電源との間
に、マイクロコンピュータ素子１８の指令で導通する双
方サイリスタ１９および胴ヒータ８が直列に接続されて
いる。さらに、抵抗２０、コンデンサ２１、炊飯・保温
選択用の切換スイッチ２２、ダイオード２３および蓋ヒ
ータ７が、電源１５に直列に接続されており、その途中
からマイクロコンピュータ素子１８に接続されて入力電
源となっている。

このように構成された電気炊飯器の動作について説明す
る。

まず、主電源スイッチを投入して、接触器１６を閉じ、
炊飯プログラム選択用切換スイッチ２２を操作すると同
時に炊飯レバーを押し下げて切換スイッチ１７を電源１
５に接続すると、鋳込みヒータ４および蓋ヒータ７に通
電される。蓋ヒータ７はマイクロコンピュータ素子１８
の入力゛電源用降圧抵抗として働くと同時に、その発熱
は鋳込みヒータ４の発熱と協力して上下２面から＃ｌＵ
５を加熱する。

炊飯が終了し、炊飯レバーが作動して切換スイッチ１７
が切り換ると同時に、マイクロコンピュータ素子１８か
らの指示で双方向サイリスタ１９が導通し、胴ヒータ８
と訪込みヒータ４が直列に接続された保温状態となる。

炊飯終了後も蓋ヒータ７は通電が続くので、蓋２のカバ
ー１２に結露を妨げるので、ご飯の上に水滴が落ちるこ
とはない。

（発明の効果）以上説明したように１本発明によれば、従来の蓋ヒータ
を電圧降下用抵抗として利用することにより、電気炊飯
器の熱効率が向上するばかりでなく、特別の回路を設け
ることなく、２面加熱による炊飯が可能となり炊きむら
の発生が防止できる。

また、保温中に電気炊飯器の置かれる雰囲気温度に関係
なく、蓋への結露を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電気炊飯器を一部切り欠いた断面
図、第２図はその電気回路図、第３図は従来の電気炊飯
器を一部切り欠いた断面図である。１　・・・本体、　２・・・取付は枠、　３・・・内鍋
、　４　・・・鋳込みヒータ、　５　・・・鍋、６　・
・・蓋、　７　・・・蓋ヒータ、　８　・・・胴ヒータ
、　９　・・・制御回路基板、１ｏ・・・表示板基台、
１１・・・セメン］−抵抗、１２・・・カバー、１３・
・・台枠、１４・・・表示板、Ｉ５・・・電源、１６・
・・接触器、１７．２２・・・切換スイッチ、　　１８
・・・マイクロコンピュータ素子、１９・・・双方向サ
イリスタ、２ｏ・・・抵抗、２■・・・コンデンサ、２
３・・・ダイオード。

Claims

【特許請求の範囲】

上端に取付け枠を嵌着した筒状の本体と、上記の取付け
枠に固着した内鍋と、内鍋の底に配設した主ヒータと、
上記の取付け枠に開閉自在に枢着した２重構造の蓋と、
この蓋に内蔵した蓋ヒータと、上記の内鍋の中で主ヒー
タに載せる鍋と、炊飯方式を制御するマイクロコンピュ
ータ素子を装着した制御回路基板とからなる電気炊飯器
において、上記の蓋ヒータをマイクロコンピュータ素子
の入力電源用電圧降下抵抗として利用し、炊飯中あるい
は保温中に連続通電することを特徴とする電気炊飯器。