JPS62152543A - アルカノ−ルアミン類の気相分子内脱水反応用触媒 - Google Patents
アルカノ−ルアミン類の気相分子内脱水反応用触媒Info
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- JPS62152543A JPS62152543A JP60292541A JP29254185A JPS62152543A JP S62152543 A JPS62152543 A JP S62152543A JP 60292541 A JP60292541 A JP 60292541A JP 29254185 A JP29254185 A JP 29254185A JP S62152543 A JPS62152543 A JP S62152543A
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- Japan
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- alkanolamines
- reaction
- gaseous phase
- selectivity
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術的分野]
本発明は、一般式(I)で表わされるアルカノールアミ
ン類を、一般式(II)で表わされる環式アミン類へ転
化する際に用いる新規な気相分子内脱水反応用触媒に関
する。
ン類を、一般式(II)で表わされる環式アミン類へ転
化する際に用いる新規な気相分子内脱水反応用触媒に関
する。
(I) ([)
(式中、R,R′は各々水素およびメチル基およびエチ
ル基の中から選ばれる。またnは2〜5の範囲の整数値
をとる。) 前記(II)で表わされる環式アミン類は一般に、反応
性に富み、種々の官能基をもつ化合物と反応することか
ら、アミン基を有する各種誘導体を製造することができ
る。また、環保持反応も可能であることから、開環反応
性を有する誘導体を製造することもできる。更には、開
環重合反応によってポリアミン系ポリマーを製造するこ
ともでき、非常に利用度、の高い化合物である。そして
環式アミン類の誘導体は、繊維加工剤、帯電防止剤、医
薬・農薬原料等として、各種産業に広(利用される非常
に有用な化合物である。本発明は、この様な有用化合物
である環式アミン類を、生産性において非常に有利な気
相での、アルカノールアミン類を分子内脱水反応により
製造する際に用いる高性能な触媒を提供するものである
。
ル基の中から選ばれる。またnは2〜5の範囲の整数値
をとる。) 前記(II)で表わされる環式アミン類は一般に、反応
性に富み、種々の官能基をもつ化合物と反応することか
ら、アミン基を有する各種誘導体を製造することができ
る。また、環保持反応も可能であることから、開環反応
性を有する誘導体を製造することもできる。更には、開
環重合反応によってポリアミン系ポリマーを製造するこ
ともでき、非常に利用度、の高い化合物である。そして
環式アミン類の誘導体は、繊維加工剤、帯電防止剤、医
薬・農薬原料等として、各種産業に広(利用される非常
に有用な化合物である。本発明は、この様な有用化合物
である環式アミン類を、生産性において非常に有利な気
相での、アルカノールアミン類を分子内脱水反応により
製造する際に用いる高性能な触媒を提供するものである
。
[従来の技術]
アルカノールアミン類を脱水反応により、環式アミン類
に転化する方法としては、ハロゲン化アミンを濃アルカ
リにより分子内閉環する方法(Gabriel法)、ア
ルカノールアミン硫酸エステルを熱部アルカリにより閉
環する方法(W enker法)が公知であるが、これ
らの方法は、アルカリを大量に濃厚溶液として用いるた
め生産性が低く、また原材料費に占めるアルカリの原単
位が大きいこと、更には利用度の低い無i塩が大量に副
生ずる等、工業的には多くの問題を有するものである。
に転化する方法としては、ハロゲン化アミンを濃アルカ
リにより分子内閉環する方法(Gabriel法)、ア
ルカノールアミン硫酸エステルを熱部アルカリにより閉
環する方法(W enker法)が公知であるが、これ
らの方法は、アルカリを大量に濃厚溶液として用いるた
め生産性が低く、また原材料費に占めるアルカリの原単
位が大きいこと、更には利用度の低い無i塩が大量に副
生ずる等、工業的には多くの問題を有するものである。
近年、上記の様な液相法に対し、アルカノールアミンと
して、モノエタノールアミンを用い、これを触媒の存在
下、気相で脱水反応せしめ、対応する環式アミンすなわ
ちエチレンイミンを連続的に製造する試みが幾つか報告
されている。それらの例として、例えば、特公昭50−
10593号には、酸化タングステン系触媒を用いる方
法が、記載されており、また、米国特許第4,301,
036号明細書には、酸化タングステンとケイ素より成
る触媒を用いる方法が、さらに米国特許第4,289,
656号、同第4.337.175号、同第4.477
、591号各明細書には、ニオブあるいはタンタル系触
媒を用いる方法が開示されている。しかしながら、これ
ら何れの方法もモノエタノールアミンの転化率が低く、
また比較的転化率が高い場合でも、脱アンモニア反応お
よび三量化反応等の副反応による生成物の割合が高いた
め、エチレンイミンの選択性は低いものとなっている。
して、モノエタノールアミンを用い、これを触媒の存在
下、気相で脱水反応せしめ、対応する環式アミンすなわ
ちエチレンイミンを連続的に製造する試みが幾つか報告
されている。それらの例として、例えば、特公昭50−
10593号には、酸化タングステン系触媒を用いる方
法が、記載されており、また、米国特許第4,301,
036号明細書には、酸化タングステンとケイ素より成
る触媒を用いる方法が、さらに米国特許第4,289,
656号、同第4.337.175号、同第4.477
、591号各明細書には、ニオブあるいはタンタル系触
媒を用いる方法が開示されている。しかしながら、これ
ら何れの方法もモノエタノールアミンの転化率が低く、
また比較的転化率が高い場合でも、脱アンモニア反応お
よび三量化反応等の副反応による生成物の割合が高いた
め、エチレンイミンの選択性は低いものとなっている。
更には、本発明者らの検討によれば触媒の寿命について
も、いずれの場合も短期間での活性低下が著しく、工業
的な観点からは、全く満足できるものではない。
も、いずれの場合も短期間での活性低下が著しく、工業
的な観点からは、全く満足できるものではない。
[本発明の構成]
本発明者らはアルカノールアミン類の気相分子内脱水反
応用触媒について鋭意研究した結果、一般式Xa Pb
Oc(式中、Xはアルカリ金属および/またはアルカ
リ土類金属の中から選ばれる1種またはそれ以上の元素
、Pはリンを、0は酸素を表わす。添字a、 b、 c
はそれぞれの元素の原子比を示し、a=1のとき、 b
= 0.05〜2.0(好ましくは0.1〜1.O)
の範囲の値をとり、Cはaおよびbにより定まる数値で
ある。)で表わされる酸化物触媒を用いることにより、
アルカノールアミン類の気相分子内脱水反応が極めて好
都合に進行し、目的環式アミン類を高選択的にかつ高収
率をもって、しかも長期にわたり安定的に製造しうるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
応用触媒について鋭意研究した結果、一般式Xa Pb
Oc(式中、Xはアルカリ金属および/またはアルカ
リ土類金属の中から選ばれる1種またはそれ以上の元素
、Pはリンを、0は酸素を表わす。添字a、 b、 c
はそれぞれの元素の原子比を示し、a=1のとき、 b
= 0.05〜2.0(好ましくは0.1〜1.O)
の範囲の値をとり、Cはaおよびbにより定まる数値で
ある。)で表わされる酸化物触媒を用いることにより、
アルカノールアミン類の気相分子内脱水反応が極めて好
都合に進行し、目的環式アミン類を高選択的にかつ高収
率をもって、しかも長期にわたり安定的に製造しうるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の触媒は、気相分子内脱水反応に有効に作用し、
反応原料となるアルカノールアミン類としては (式中R,R′は各々水素、メチル基およびエチル基の
中から選ばれる。またnは2〜5の範囲の整数値をとる
。)で表わされるアルカノールアミン類が好適であり、
これらの例としては、(a)モノエタノールアミン、(
b)イソブOパノールアミン、(C)3−アミノ −1
−プロパツール、(d)5−アミノ −1−ペンタノー
ル、(e)2−アミノ −1−ブタノール等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
反応原料となるアルカノールアミン類としては (式中R,R′は各々水素、メチル基およびエチル基の
中から選ばれる。またnは2〜5の範囲の整数値をとる
。)で表わされるアルカノールアミン類が好適であり、
これらの例としては、(a)モノエタノールアミン、(
b)イソブOパノールアミン、(C)3−アミノ −1
−プロパツール、(d)5−アミノ −1−ペンタノー
ル、(e)2−アミノ −1−ブタノール等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
これらのアミン類は本発明に従い、
R
(式中、R,R′およびnは(I)式と同じである。)
で表わされる環式アミン類、すなわち上記化合物に対応
し、それぞれ (a′)エチレンイミン、(b12−メチル−エチレン
イミン、(a′)アゼチジン、(d′)ピペリジン、(
e12−エチル−エチレンイミン等に高転化率、高選択
率をもって、かつ長期にわたり安定的に転化される。
で表わされる環式アミン類、すなわち上記化合物に対応
し、それぞれ (a′)エチレンイミン、(b12−メチル−エチレン
イミン、(a′)アゼチジン、(d′)ピペリジン、(
e12−エチル−エチレンイミン等に高転化率、高選択
率をもって、かつ長期にわたり安定的に転化される。
本発明による触媒の調製法は特に限定されるものではな
く、通常行なわれる調製法がとられる。
く、通常行なわれる調製法がとられる。
触媒の原料はX成分であるアルカリ金属および/または
アルカリ土類金属元素源として、それぞれの酸化物、水
酸化物、ハロゲン化物、塩類(炭酸塩、硫酸塩、硫酸塩
等)および金属などが、またリン源としては、リン酸、
リン酸塩類(リン酸アンモニウム、リン酸カリウム、リ
ン酸ナトリウム等)などが用いられる。
アルカリ土類金属元素源として、それぞれの酸化物、水
酸化物、ハロゲン化物、塩類(炭酸塩、硫酸塩、硫酸塩
等)および金属などが、またリン源としては、リン酸、
リン酸塩類(リン酸アンモニウム、リン酸カリウム、リ
ン酸ナトリウム等)などが用いられる。
本発明による触媒の調製法の例をあげれば、■各種触媒
原料を水中に溶解もしくは懸濁せしめ、撹拌下、加熱、
I!縮し、乾燥接成型し、さらに焼成を経て触媒とする
方法。あるいは、■X成分原料を水中に溶解もしくは懸
濁せしめ、加熱撹拌下、リン原料水溶液を添加し、更に
、場合によってはアンモニア水を加え、沈殿を生じさせ
、その後、濾過、水洗し得られた固体を乾燥、焼成を経
て触媒とする方法。■X成分粉体をリン源水溶液を加え
て混練した後、成型、乾燥、焼成を経て触媒とする方法
、等がある。
原料を水中に溶解もしくは懸濁せしめ、撹拌下、加熱、
I!縮し、乾燥接成型し、さらに焼成を経て触媒とする
方法。あるいは、■X成分原料を水中に溶解もしくは懸
濁せしめ、加熱撹拌下、リン原料水溶液を添加し、更に
、場合によってはアンモニア水を加え、沈殿を生じさせ
、その後、濾過、水洗し得られた固体を乾燥、焼成を経
て触媒とする方法。■X成分粉体をリン源水溶液を加え
て混練した後、成型、乾燥、焼成を経て触媒とする方法
、等がある。
また、本発明による触媒は、公知の不活性な担体[例え
ば、シリカ、アルミナ、セライト(商品名)などが好ま
しいが、これらに限定されるものではない]に担持して
用いることもできる。
ば、シリカ、アルミナ、セライト(商品名)などが好ま
しいが、これらに限定されるものではない]に担持して
用いることもできる。
なお、本発明の触媒の焼成温度については、用いる原料
の種類にもよるが、300〜1ooo℃の広い範囲をと
れ、好ましくは400〜800℃の範囲である。
の種類にもよるが、300〜1ooo℃の広い範囲をと
れ、好ましくは400〜800℃の範囲である。
「作 用J
本発明の触媒をアルカノールアミン類の気相分子内脱水
反応に用いた場合、従来公知の触媒に比べ、非常に高い
活性を示し、また目的環式アミンへの選択率も著しく高
いものであった。
反応に用いた場合、従来公知の触媒に比べ、非常に高い
活性を示し、また目的環式アミンへの選択率も著しく高
いものであった。
しかも、この反応を長時間連続して行なった場合でも、
触媒の活性劣化現象は認められず、活性。
触媒の活性劣化現象は認められず、活性。
収率とも極めて安定しており、工業化する上で最重要と
される短期的劣化現象の克服という問題を十分に解決し
うるちのであった。
される短期的劣化現象の克服という問題を十分に解決し
うるちのであった。
なお、触媒性能を、公知のモノエタノールアミンからの
エチレンイミン合成用触媒(例えば特公昭50−105
93号公報、および米国特許第4,337,175号に
示されたWO3−8i02およびNb2o5−SaOな
る組成物触媒)と比較したところ、本発明の触媒の性能
は、活性9選択性共に、それらの触媒性能を著しく上層
るものであった。
エチレンイミン合成用触媒(例えば特公昭50−105
93号公報、および米国特許第4,337,175号に
示されたWO3−8i02およびNb2o5−SaOな
る組成物触媒)と比較したところ、本発明の触媒の性能
は、活性9選択性共に、それらの触媒性能を著しく上層
るものであった。
本発明による触媒が、アルカノールアミン類がら環式ア
ミン類への気相脱水反応に優れた性能を示すことの原因
について詳細は明らかではないが、本発明の触媒は、ア
ルカリ金属あるいはアルカリ土類金属のリン酸塩を含有
しており、このリン酸塩中には金属とリンとの架橋酸素
およびリン上の二重結合性酸素に基づく塩基点と、金属
およびリンに基づく酸点が存在し、これらの酸、塩基点
がアルカノールアミン類の分子内脱水反応に効果的に作
用するものと考えられる。すなわち、■酸。
ミン類への気相脱水反応に優れた性能を示すことの原因
について詳細は明らかではないが、本発明の触媒は、ア
ルカリ金属あるいはアルカリ土類金属のリン酸塩を含有
しており、このリン酸塩中には金属とリンとの架橋酸素
およびリン上の二重結合性酸素に基づく塩基点と、金属
およびリンに基づく酸点が存在し、これらの酸、塩基点
がアルカノールアミン類の分子内脱水反応に効果的に作
用するものと考えられる。すなわち、■酸。
塩基協同作用により、塩基点上でのアミノ基からの水素
引き抜き反応および酸点上での水酸基引き抜き反応が促
進される。■塩基点により、生成環式アミンの触媒表面
からの脱離がすみやかになり、逐次的な重合反応あるい
は分解反応が抑制される等の原因を本発明者らは考えて
いる。
引き抜き反応および酸点上での水酸基引き抜き反応が促
進される。■塩基点により、生成環式アミンの触媒表面
からの脱離がすみやかになり、逐次的な重合反応あるい
は分解反応が抑制される等の原因を本発明者らは考えて
いる。
本発明の実施にあたり反応器は固定床流通型。
流動球型のいずれも使用できる。原料アルカノールアミ
ン類は必要に応じ窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活
性ガスで濃度1〜80容吊%、好ましくは2〜50%容
徂に希釈して用いる。また、場合によっては、副反応を
抑える目的で、アンモニアあるいは水等をアルカノール
アミン類と共に供給することもできる。反応圧は通常常
圧で行なうが必要に応じて加圧または減圧下に行なうこ
ともできる。反応温度は原料の種類により異なり250
〜500℃の範囲である。原料ガスの空間速度は原料の
種類および原料ガス濃度により異なるが、100〜50
00hr−1、好ましくは500〜3000hr−’の
範囲が適当である。
ン類は必要に応じ窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活
性ガスで濃度1〜80容吊%、好ましくは2〜50%容
徂に希釈して用いる。また、場合によっては、副反応を
抑える目的で、アンモニアあるいは水等をアルカノール
アミン類と共に供給することもできる。反応圧は通常常
圧で行なうが必要に応じて加圧または減圧下に行なうこ
ともできる。反応温度は原料の種類により異なり250
〜500℃の範囲である。原料ガスの空間速度は原料の
種類および原料ガス濃度により異なるが、100〜50
00hr−1、好ましくは500〜3000hr−’の
範囲が適当である。
以下、実施例において本発明を具体的に述べるが、実施
例中の転化率1選択率および単流収率については、次の
定義に従うものとする。
例中の転化率1選択率および単流収率については、次の
定義に従うものとする。
転化率(モル%)=
消費されたアルカノールアミン
供給されたアルカノールアミン
のモル数
選択率(モル%)=
消費されたアルカノールアミン
のモル数
単流収率(モル%)=
実施例1゜
水酸化リチウムウ23.9Qを水200dに溶解させ、
90℃で加熱、撹拌しながら、リンM(85%) 34
.5gを加えた。その後加熱、撹拌を続は濃縮し、白色
スラリー状物質を得た。このものをステンレス製バット
に移し、120℃で乾燥し、続いて空気気流中600℃
で2時間焼成し、3.5メツシユに破砕して触媒とした
。
90℃で加熱、撹拌しながら、リンM(85%) 34
.5gを加えた。その後加熱、撹拌を続は濃縮し、白色
スラリー状物質を得た。このものをステンレス製バット
に移し、120℃で乾燥し、続いて空気気流中600℃
で2時間焼成し、3.5メツシユに破砕して触媒とした
。
この触媒20dを内径16m+のステンレス製反応管に
充填した後、310℃の溶融塩浴に浸漬し、該管内に容
量比でモノエタノールアミン:窒素=5=95の原料ガ
スを空間速度1500hr−1で通し、反応を行なった
。反応生成物はガスクロマトグラフにより定量し、表−
1に示す結果を得た。
充填した後、310℃の溶融塩浴に浸漬し、該管内に容
量比でモノエタノールアミン:窒素=5=95の原料ガ
スを空間速度1500hr−1で通し、反応を行なった
。反応生成物はガスクロマトグラフにより定量し、表−
1に示す結果を得た。
実施例2゜
酸化マグネシウム20.0(]を水100dに懸濁させ
、90℃で加熱撹拌しながらリン酸(85%) 57.
6(lを加えた。そのまま濃縮して得た白色スラリー状
物質を、120℃で乾燥後、空気気流中600℃で2時
間焼成し、その後3.5メツシユに破砕して触媒とした
。
、90℃で加熱撹拌しながらリン酸(85%) 57.
6(lを加えた。そのまま濃縮して得た白色スラリー状
物質を、120℃で乾燥後、空気気流中600℃で2時
間焼成し、その後3.5メツシユに破砕して触媒とした
。
この触媒を用いて、モノエタノールアミンおよび5−ア
ミノ −1−ペンタノールの反応を実施例1に基づいて
行ない、表−1に示す結果を得た。
ミノ −1−ペンタノールの反応を実施例1に基づいて
行ない、表−1に示す結果を得た。
実施例3゜
硝酸カルシウム(4水和物) 118.1(+を水2
00−に溶解させ80℃に加熱し、撹拌しながらリン酸
2アンモニウム33(lの水(100Id>溶液を加え
た。
00−に溶解させ80℃に加熱し、撹拌しながらリン酸
2アンモニウム33(lの水(100Id>溶液を加え
た。
その後アンモニア水を加えpHを塩基性に保ち30分間
熟成した後、冷却、濾過、水洗を経て白色固体を得た。
熟成した後、冷却、濾過、水洗を経て白色固体を得た。
このものを120℃で乾燥した後、空気気流中、600
℃で2時間焼成し、3.5メツシユに破砕後触媒として
使用した。
℃で2時間焼成し、3.5メツシユに破砕後触媒として
使用した。
反応はモノエタノールアミンおよびイソプロパツールア
ミンについて実施例1に基づき行ない、表−1に示す結
果を得た。
ミンについて実施例1に基づき行ない、表−1に示す結
果を得た。
実施例4゜
水酸化ストロンチウム(8水和物)79.7(]とリン
酸(85%) 24.2Qを触媒原料として用いた他は
、実施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノール
アミンおよび2−アミノ −1−ブタノールの反応を実
施例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
酸(85%) 24.2Qを触媒原料として用いた他は
、実施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノール
アミンおよび2−アミノ −1−ブタノールの反応を実
施例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
実施例5゜
水酸化バリウム(8水和物)63.1(lとリン酸2ア
ンモニウム26.4gを触媒原料として用いた他は、実
施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノールアミ
ンおよび3−アミノ −1−プロパツールの反応を実施
例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
ンモニウム26.4gを触媒原料として用いた他は、実
施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノールアミ
ンおよび3−アミノ −1−プロパツールの反応を実施
例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
実施例6゜
水酸化バリウム(8水和物) 21.0(lとリン酸マ
グネシウム(22水和物) 65.9(lを用いた他は
、実施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノール
アミンおよび5−アミノ −1−ペンタノールの反応を
実施例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を待だ。
グネシウム(22水和物) 65.9(lを用いた他は
、実施例2と同様にして触媒を調製し、モノエタノール
アミンおよび5−アミノ −1−ペンタノールの反応を
実施例1に基づいて行ない、表−1に示す結果を待だ。
実施例7゜
硝酸カルシウム(4水和物) 118.1(]を水2
00dに溶解させ、80℃で加熱、撹拌しながら、リン
酸水素2ナトリウム(12水和物) 107.4gの
水(200d )溶液を加えた後、アンモニア水を加え
pHを塩基性に保ちながら1時間熟成した。次いで、冷
却後、沈殿を濾過、水洗し白色固体を得た。これを12
0℃で乾燥後、空気気流中500℃で2時間焼成して、
3.5メツシユに破砕し触媒とした。
00dに溶解させ、80℃で加熱、撹拌しながら、リン
酸水素2ナトリウム(12水和物) 107.4gの
水(200d )溶液を加えた後、アンモニア水を加え
pHを塩基性に保ちながら1時間熟成した。次いで、冷
却後、沈殿を濾過、水洗し白色固体を得た。これを12
0℃で乾燥後、空気気流中500℃で2時間焼成して、
3.5メツシユに破砕し触媒とした。
この触媒中にはナトリウムが残存していることが蛍光X
線分析により確認された。
線分析により確認された。
この触媒を用い、モノエタノールアミンの反応を実施例
1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
1に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
実施例8゜
水酸化ストロンチウム(8水和物)79.7(lを水2
00mに懸濁させ、90℃で加熱、撹拌しながらリンl
’1(85%) 5.8(lを加え、30分間撹拌を
続けた後、水酸化セシウム30.0(lを加えた。濃縮
後、120℃で乾燥した後空気気流中400℃で2時間
焼成し、3.5メツシユに破砕後、触媒とした。
00mに懸濁させ、90℃で加熱、撹拌しながらリンl
’1(85%) 5.8(lを加え、30分間撹拌を
続けた後、水酸化セシウム30.0(lを加えた。濃縮
後、120℃で乾燥した後空気気流中400℃で2時間
焼成し、3.5メツシユに破砕後、触媒とした。
この触媒を用いモノエタノールアミンの反応を実施例1
に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
に基づいて行ない、表−1に示す結果を得た。
比較例1゜
メタタングステン酸アンモニウム水溶液(W03基準で
50wt%) 65.21Jに、直径5麿のシリコンカ
ーバイド40Qを浸し、温浴上蒸発乾固した後、空気中
150℃で1時間乾燥し、更に空気中115℃で4時間
焼成して触媒前駆物を得た。これを酸化ケイ素10%コ
ロイド液50IR1に浸し、湯浴上蒸発乾固後、150
℃で1時間乾燥し、続いて空気気流中715℃で4時間
焼成して、酸化タングステン25.4Iffi%、酸化
ケイ素3.3重量%を含む担持触媒(原子比でWl、o
S i O,504,1)を得た。この触媒を用い実
施例1の反応条件に基づいてモノエタノールアミンの反
応を行ない、表−2に示す結果を1qた。
50wt%) 65.21Jに、直径5麿のシリコンカ
ーバイド40Qを浸し、温浴上蒸発乾固した後、空気中
150℃で1時間乾燥し、更に空気中115℃で4時間
焼成して触媒前駆物を得た。これを酸化ケイ素10%コ
ロイド液50IR1に浸し、湯浴上蒸発乾固後、150
℃で1時間乾燥し、続いて空気気流中715℃で4時間
焼成して、酸化タングステン25.4Iffi%、酸化
ケイ素3.3重量%を含む担持触媒(原子比でWl、o
S i O,504,1)を得た。この触媒を用い実
施例1の反応条件に基づいてモノエタノールアミンの反
応を行ない、表−2に示す結果を1qた。
なお、この触媒は、米国特許第4,301,036号明
細書記載の実施例4に従って調製したものである。
細書記載の実施例4に従って調製したものである。
比較例2゜
五塩化ニオブ5.Ogを水50ai!に、60℃で加熱
しつつ完全に溶解させた後、アンモニア水を加え、溶液
のpHを7.0とした。その後、濾過、水洗を経て得た
固体を、10重硲%のシュウ酸水溶液80mに溶解し、
更に、水酸化バリウム(8水和物)0.2gを加えた。
しつつ完全に溶解させた後、アンモニア水を加え、溶液
のpHを7.0とした。その後、濾過、水洗を経て得た
固体を、10重硲%のシュウ酸水溶液80mに溶解し、
更に、水酸化バリウム(8水和物)0.2gを加えた。
この溶液中にシリコンカーバイド60ccを浸し、80
℃で蒸発乾固させた後、空気気流中500℃で3時間焼
成して五酸化ニオブ3,7重量%、酸化バリウム0.5
重量%を含む担持触媒(原子比でNb to Ba o
、102.6 )を得た。この触媒を用い実施例1に基
づいて反応を行ない、表−2に示す結果を得た。
℃で蒸発乾固させた後、空気気流中500℃で3時間焼
成して五酸化ニオブ3,7重量%、酸化バリウム0.5
重量%を含む担持触媒(原子比でNb to Ba o
、102.6 )を得た。この触媒を用い実施例1に基
づいて反応を行ない、表−2に示す結果を得た。
なお、この触媒は、米国特許第4,477.591号明
細書記載の実施例3に従って調製したものである。
細書記載の実施例3に従って調製したものである。
手 続 補 正 書 (自発)昭和61年
2 月9日
2 月9日
Claims (1)
- (1)一般式XaPbOc(式中、Xはアルカリ金属お
よび/またはアルカリ土類金属の中から選ばれる1種ま
たはそれ以上の元素、Pはリンを、Oは酸素を表わす。 添字a、b、cはそれぞれの元素の原子比を示し、a=
1のとき、b=0.05〜2.0(好ましくは0.1〜
1.0)の範囲の値をとり、cはaおよびbにより定ま
る数値である。)で表わされる酸化物組成物であること
を特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等がありま
す▼( I ) (式中のR、R′は各々水素、メチル基およびエチル基
の中から選ばれ、nは2〜5の整数値をとる。)で表わ
されるアルカノールアミン類を、一般式 ▲数式、化学
式、表等があります▼(II) (式中R、R′およびnは前記( I )式と同じである
。)で表わされる環式アミン類へ転化する際に用いる気
相分子内脱水反応用触媒。
Priority Applications (16)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60292541A JPS62152543A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | アルカノ−ルアミン類の気相分子内脱水反応用触媒 |
US06/943,085 US4774218A (en) | 1985-12-27 | 1986-12-18 | Catalyst for vapor-phase intramolecular dehydration reaction of alkanolamines |
AU66881/86A AU590039B2 (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Catalyst for vapor-phase intramolecular dehydration reaction of alkanolamines |
DE8686310074T DE3677950D1 (de) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Verfahren zur herstellung zyklischer amine. |
EP86310074A EP0230776B1 (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Process for producing cyclic amines |
CA000526171A CA1276616C (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Catalyst for vapor-phase intramolecular dehydration reaction of alkanolamines |
EP86310073A EP0228898B1 (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Process for producing cyclic amines |
CA000526170A CA1276615C (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Catalyst for vapor-phase intermolecular dehydration reaction of alkanolamines |
AU66888/86A AU590653B2 (en) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Catalyst for vapor-phase intermolecular dehydration reaction of alkanolamines |
DE8686310073T DE3677929D1 (de) | 1985-12-27 | 1986-12-23 | Verfahren zur herstellung zyklischer amine. |
CN86108970A CN1013646B (zh) | 1985-12-27 | 1986-12-27 | 链烷醇胺汽相分子内脱水反应方法 |
KR1019860011392A KR910004074B1 (ko) | 1985-12-27 | 1986-12-27 | 알칸올 아민류의 기상분자내 탈수반응용 촉매 |
CN86108963A CN1009644B (zh) | 1985-12-27 | 1986-12-27 | 链烷醇胺汽相分子内脱水反应方法 |
KR1019860011391A KR910004073B1 (ko) | 1985-12-27 | 1986-12-27 | 알칸올아민류의 기상 분자내 탈수반응용 촉매 |
US07/126,351 US4841061A (en) | 1985-12-27 | 1987-11-30 | Process for producing cyclic amines |
US07/163,094 US4833248A (en) | 1985-12-27 | 1988-03-02 | Catalyst for vapor-phase intramolecular dehydration reaction of alkanolamines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60292541A JPS62152543A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | アルカノ−ルアミン類の気相分子内脱水反応用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152543A true JPS62152543A (ja) | 1987-07-07 |
JPH0516905B2 JPH0516905B2 (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=17783117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60292541A Granted JPS62152543A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | アルカノ−ルアミン類の気相分子内脱水反応用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62152543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196167A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | アジリジン化合物の製造方法 |
JPH02223550A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-09-05 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | アジリジン化合物の製造法 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP60292541A patent/JPS62152543A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0196167A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | アジリジン化合物の製造方法 |
JPH0555498B2 (ja) * | 1987-10-09 | 1993-08-17 | Nippon Catalytic Chem Ind | |
JPH02223550A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-09-05 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | アジリジン化合物の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0516905B2 (ja) | 1993-03-05 |
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