JPS62148028A - トリミング金型におけるスクラツプ切断方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ８発明の目的 （１）　　産業上の利用分野 本発明は、金属薄板を協働してトリミングするだめのト
リミング刃をそれぞれ有する上、下金型と、トリミング
に応じて切除されるスクラップを協働して切断すべく前
記両トリミング刃と角度をなす切刃を有して上、下金型
に付設される上、下スクラップカッタとを備えるトリミ
ング金型におけるスクラップ切断方法および装置に関す
る。

（２）従来の技術 従来、かかるトリミング金型では、上スクラップカッタ
の上切刃を上金型のトリミング刃にほぼ直角に連設する
とともに下方に突出させ、下スクラップカッタを下金型
のトリミング刃よりも下方に位置させている。

（３）　　発明が解決しようとする問題点上記従来のも
のの作用を、上金型および上スクラップカッタを省略し
た第１１図（ａｌ〜ｆｃｌで説明すると、先ず上金型の
降下に応じて薄板鋼板ｌのスクラップとなるべき部分１
ａは、第１１図（ａ）で示すように上スクラップカッタ
で押圧されるとともに、上スクラップカッタに対応する
部分をトリミングされる。この際、下スクラップカッタ
８′に対応する部分で薄板鋼板１には、破断部１５が生
じ、上金型の降下に応じてその破断部１５は第１１図（
ｂ）で示すようにさらに大きくなる。しかる後、第１１
図で（Ｃ１で示すように破断部１５が上金型のトリミン
グ刃と、下金型２′のトリミング刃とでトリミングされ
る。

このような従来のトリミングによれば、破断部１５にば
りが生じ、そのばりをトリミングすることにより切粉１
６が発生ずる。この切粉１６は、上金型および下金型２
′上に残ってしまうばかりか、製品面上に飛散し、ピア
シングなどの次工程で、表面傷が発生する原因となる。

また、上金型および下金型２′は、−足回数の作動後に
洗浄されるが、その際、切粉１６が摺動部分に侵入した
り、上金型および下金型２′に付着したりするので、除
去作業が面倒であった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、切粉
の発生を回避してスクラップを切断し得るようにしたト
リミング金型におけるスクラップ切断方法および装置を
提供することを目的とする。

Ｂ９発明の構成 （１１問題点を解決するための手段 本発明方法によれば、上、下金型間に金属薄板を位置決
め固定した後に、上金型の降下に伴って、金属薄板のス
クラップとなるべき部分を上スクラップカッタで下方に
押圧しながら両スクラップカッタに対応する部分から両
トリミング刃で金属薄仮のトリミングを開始し、次いで
スクラップとなるべき部分を、上、下スクラップカッタ
で上下逆方向に山形に折り曲げながら両切刃で切断する
ようにした。

本発明装置によれば、上金型のトリミング刃は、両スク
ラップカッタに対応する部分を他の部分に先んじてトリ
ミングすべく両スクラップカッタに対応する部分で下方
に突出して設けられ、上スクランプカンタは、上金型の
降下に応じて上金型のトリミング刃よりも先に金属薄板
に当接すべく、上金型のトリミング刃から側方に離隔し
た位置で下方に凸の突出部を有して山形に形成され、下
スクラップカッタは、下金型のトリミング刃よりも下方
で上方に向けて凸の突出部を有して上スクラップカッタ
に対応した山形に形成され、上金型には下スクラップカ
ッタを収容し得る収容凹部が設けられる。

（２）作　用 本発明方法では、上金型の降下によりスクラップとなる
べき部分は上スクラップカッタで下方に押圧されるので
、両スクラップカッタに対応する部分で金属薄板の上面
には引っ張り力が与えられ、かかる状態で両スクラップ
力フタに対応する部分のトリミングが行なわれる。した
がって、トリミングされた部分の端部に剪断力が加わる
ことはなく、破断は生じない、しかもスクラップされる
べき部分は、上、下金型のトリミング刃から離隔した部
分で上、下に山形に折り曲げられつつ切刃で切断される
。

また本発明装置では、両スクラップカッタに対応する部
分で上金型のトリミング刃が下方に突出して設けられ、
上スクラップカッタは上金型のトリミング刃から離隔し
た位置に突出部を有して下方に凸の山形に形成されるの
で、上スクラップカッタで押さえた状態で両スクラップ
カッタに対応する部分の金属薄板をトリミングすること
ができる。また上、下スクラップカッタは、上、下金型
のトリミング刃よりも側方に離隔した位置に突出部を有
して山形に形成されるので、スクラップとなるべき部分
は、トリミングされるのに応じて山形に折り曲げられな
がら切断される。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１図および第２図において、金属薄板としての
薄板鋼板１を協働してトリミングするために、固定の下
金型２と、図示しない駆動手段により昇降駆動される上
金型３とが配設される。下金型２の上端外周縁には、薄
板鋼板１をトリミングすべきラインに沿って下トリミン
グ刃４が設けられる。一方、上金型３の下端内周縁には
、下トリミング刃４に対応する上トリミング刃５が設け
られる。

上金型３には、薄板鋼板１を下金型２に上に押付けて位
置決め固定するためのパッド６が、上下に相対移動自在
にして支承されており、このパッド６は上金型３との間
に介装した図示しないばねにより下方に向けて付勢され
る。したがって、上金型３が降下していない状態では、
パッド６が上金型３から下方に向けて突出している。

薄板鋼板ｌのスクラップとなるべき部分１ａを切断する
ために、上金型３には上スクラップカッタ７が付設され
、下金型２には下スクラップカッタ８が付設される。し
かも両スクラップカッタ７゜８に対応する部分で上トリ
ミング刃５には、下方に突出した突出刃部５ａが設けら
れる。この突出刃部５ａは、上金型３の周方向に沿う中
央部を下方に最も突出させるとともに、周方向に沿う両
側に向かうにってその突出量を小さくしてなだらかな山
形に形成される。

上スクラップカッタ７には上トリミング刃５とほぼ直角
の上切刃９が設けられ、下スクラップカッタ８には下ト
リミング刃４とほぼ直角の下切刃１０が設けられる。上
切刃９は上トリミング刃５から側方に間隔をあけた位置
に下方に向けて突出した突出部９ａを有して山形に形成
される。しかも突出部９ａは上トリミング刃５の突出刃
部５ａよりも下方に突出する。

下スクラップカッタ８は、下金型２の下トリミング刃４
よりも下方に配設されるものであり、上スクラップカッ
タフに対応して形成される。すなわち下スクラップカッ
タ８の下切刃１０は、下トリミング刃４よりも側方に離
隔した位置で上方に向けて突出した突出部１０ａを有し
て山形に形成される。

さらに上金型３には、下限位置まで降下させたときに下
スクラップカッタ８を収容するための収容凹部１１が設
けられる。

次にこの実施例の作用について説明すると、薄板鋼板ｌ
のトリミングにあたっては、薄板鋼板１を下金型２上に
載置した後、上金型３を降下させる。この際、パッド６
が先ず薄板鋼板ｌに当接し、上金型３の降下に応じてば
ね力を強くしてバッド６が薄板鋼板１を下金型２に押付
け、薄板鋼板１が位置決め固定される。

次いで、上スクラップカッタ７が薄板鋼板１のスクラッ
プとなるべき部分１ａに当接して下方に押圧し、薄板鋼
板Ｉの上面に引っ張り応力が作用した状態で、第３図お
よび第４図で示すように、上トリミング刃５の突出刃部
５ａと下トリミング刃４とにより、両スクラップカッタ
７．８に対応する部分で薄板鋼板ｌのトリミングが行な
われる。

しかも、スクラップとなるべき部分１ａは上スクランプ
カッタ７で押されるが、下スクラップカッタ８に当接し
たときから上切刃９および下切刃ｌＯによる切断が開始
される。

このようにトリミングが開始されたときに、スクラップ
となるべき部分１ａは上スクラップカッタ８で下方に押
圧されるが、その押圧は上トリミング刃５から離隔した
突出部９ａで行なわれるので、トリミングすべき部分に
無理な剪断力が加わることはなく、破断部が生じること
はない。

上金型３がさらに降下すると、スクラップとなるべき部
分１ａは上スクラップカッタ７でさらに押圧され、第５
図および第６図で示すように、上、下切刃９．１０で切
断されながら下スクラップカッタ８で上方に凸の山形に
折り曲げられるとともに上スクラップカッタ７で下方に
凸の山形に折り曲げられる。しかもこの際、スクラップ
となるべき部分１ａは、上、下トリミング刃４．５によ
り完全に切除された状態にある。

切除された後のスクラップとなるべき部分は、第７図お
よび第８図で示すようにさらに山形に折り曲げられなが
ら、切断されていき、最終的には第９図および第１０図
で示すように、上切刃９および下切刃１０で完全に切断
され、下スクラップカッタ８は収容凹部１１内に収容さ
れる。

Ｃ８発明の効果 以上のように、本発明方法によれば、上、上下金型間に
金属薄板を位置決め固定した後に、上金型の降下に伴っ
て、金属薄板のスクラップとなるべき部分を上スクラッ
プカッタで下方に押圧しながら両スクラップカッタに対
応する部分から両トリミング刃で金属薄板のトリミング
を開始し、次いでスクラップとなるべき部分を、上、下
スクラップカッタで上下逆方向に山形に折り曲げながら
両切刃で切断するようにしたので、上、下スクラノブカ
ッタによりトリミングすべき部分に無理な剪断力が加わ
ることを回避して、破断部が生じることを防止し、切粉
の発生を防止してスクラップの切断を行なうことができ
る。

また本発明装置では、上金型のトリミング刃は、両スク
ラップカッタに対応する部分を他の部分に先んじてトリ
ミングすべく両スクラップカッタに対応する部分で下方
に突出して設けられ、上スクラップカッタは、上金型の
降下に応じて上金型のトリミング刃よりも先に金属薄板
に当接すべく、上金型のトリミング刃から側方に離隔し
た位置で下方に凸の突出部を有して山形に形成され、下
スクラップカッタは、下金型のトリミング刃よりも下方
で上方に向けて凸の突出部を有して上スクラップカッタ
に対応した山形に形成され、上金型には下スクラップカ
ッタを収容し得る収容凹部が設けられるので、本発明方
法を実施するのに適した簡単な構成の装置を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜第１０図は本発明の一実施例を示すものであり、
第１図は要部縦断側面図、第２図は第１図のト」線断面
図、第３図〜第１０図は作動時の状態を順次示すもので
あり、第３図は第１図に対応した縦断側面図、第４図は
第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は第１図に対応し
た縦断側面図、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線断面図、
第７図は第１図に対応した縦断側面図、第８図は第７図
の■−■線断面図、第９図は第１図に対応した縦断側面
図、第１０図は第９図のＸ−Ｘ線断面図、第１１図は従
来技術の作動状態を順次示す簡略化した斜視図である。 ■・・・金属薄板としての薄板鋼板、１ａ・・・スクラ
ップとなるべき部分、２・・・下金型、３・・・上金型
、４・・・下トリミングは、５・・・上トリミング刃、
７・・・上スクラップカッタ、８・・・下スクラップカ
ッタ、つ・・・上切刃、１０・・・下切刃、１１・・・
収容凹部時　許　出　願　人　本田技研工業株式会社第
５図 Ｖｌｉ ４）７図 ｌｌｌ１− 第６図 第９図 Ｘ− ｚｔ、−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属薄板を協働してトリミングするためのトリミ
   ング刃をそれぞれ有する上、下金型と、トリミングに応
   じて切除されるスクラップを協働して切断すべく前記両
   トリミング刃と角度を成す切刃を有して上、下金型に付
   設される上、下スクラップカッタとを備えるトリミング
   金型におけるスクラップ切断方法であって、上、下金型
   間に金属薄板を位置決め固定した後に、上金型の降下に
   伴って、金属薄板のスクラップとなるべき部分を上スク
   ラップカッタで下方に押圧しながら両スクラップカッタ
   に対応する部分から両トリミング刃で金属薄板のトリミ
   ングを開始し、次いでスクラップとなるべき部分を、上
   、下スクラップカッタで上下逆方向に山形に折り曲げな
   がら両切刃で切断するようにしたことを特徴とするトリ
   ミング金型におけるスクラップ切断方法。
2. （２）金属薄板を協働してトリミングするためのトリミ
   ング刃をそれぞれ有する上、下金型と、トリミングに応
   じて切除されるスクラップを協働して切断すべく前記両
   トリミング刃と角度をなす切刃を有して上、下金型に付
   設される上、下スクラップカッタとを備えるトリミング
   金型におけるスクラップ切断装置であって、上金型のト
   リミング刃は、両スクラップカッタに対応する部分を他
   の部分に先んじてトリミングすべく両スクラップカッタ
   に対応する部分で下方に突出して設けられ、上スクラッ
   プカッタは、上金型の降下に応じて上金型のトリミング
   刃よりも先に金属薄板に当接すべく、上金型のトリミン
   グ刃から側方に離隔した位置で下方に凸の突出部を有し
   て山形に形成され、下スクラップカッタは、下金型のト
   リミング刃よりも下方で上方に向けて凸の突出部を有し
   て上スクラップカッタに対応した山形に形成され、上金
   型には下スクラップカッタを収容し得る収容凹部が設け
   られることを特徴とするトリミング金型におけるスクラ
   ップ切断装置。