JPS62144885A - チツプドレツサ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、溶接ロボットの電極チップの整形を行うチ
ップドレッサーに関するものである。

〔従来の技術〕

現在、自動車の車体組立ライン等では、溶接ロボットに
よる自動スポット溶接が行われているが、その溶接方法
は、一般にガンの先端に装着した一対の電極チップによ
って溶接個所を両側より押圧、挟持して溶接するもので
ある。

この電極チップは、溶接回数が多（なるにつれて、その
先端表面が酸化膜に覆われるとともに接触面積が大きく
なるため、溶接品質が劣化してくる。

そのため、一定回数溶接を行うとチップドレッサーによ
りチップ先端を切削して、酸化した部分を除去すると共
に先端形状を整形しなければならない。

従来、この種のチップドレッサーは、上下縁に刃面を存
する平板状のカッターブレード１枚を回転させることに
より上下一対の電極チップを同時に切削するものである
。

ガン先端の電極チップをチップドレッサーに挿入し切削
する方法には、ガンのタイプによってカッターブレード
の回転軸と同軸に上下から挿入する方法と、斜めにカッ
ターブレードに滑り込ませる方法とがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記三方法のうち、電極チップを斜めに滑り込ませる方
法では、第５図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）に示すように、
平板状のカッターブレードは、平面視した場合、直線状
であり、カッターブレードの両側面には扇形の空間が形
成されてしまう。そして一般的にガンのアームは剛性が
少ないため、カッターブレードの回転によって電極チッ
プに揺れを生じ、カシターブレードが９０°回転すると
、第６図（ａ）　（ｂ）（ｃ）に示すように、電極チッ
プ（１１）はアームの押圧力及びカッターブレード（７
）の回転力によってアダプタ（１３）の長大孔（１４）
の長手方向に移動するので、電極チップの切削中心とブ
レードの回転中心とにずれβが発生する。

このような場合、カッターブレード（７）がさらに９０
″回転すると、カッターブレード（７）が電極チップ（
１１）に噛み込んでしまい、ホルダー（５）の回転が停
止してしまうことになる。

そこで、この発明は、このような電極チップの噛み込み
を防止することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、チップドレッサー本体（１）の先端の、モ
ータからの駆動力によって回転する軸に、直接、又はホ
ルダー（５）を介して、力・ツタ−ブレード（７）を回
り止め状に嵌挿し、カンタ−ブレード（７）を少なくと
も２枚のブレード（８）（９）を組み合わせて構成し、
ブレード（８）　（９）は２枚の刃片（１０）を有する
ので、刃面が電極チップ（１１）の案内となり、電極チ
ップ（１１）の揺れを止めて、噛み込まない構造とした
ものである。

〔作用〕

この発明は、カッターブレード（７）を少なくとも２枚
のブレード（８）　（９）を組み合わせ、ブレード（８
）　（９）は２枚の刃片（１０）を有するので、刃片（
１０）の枚数は少なくとも４枚以上となるので、この多
数の刃片（１０）の刃面が案内となり、溶接ロボットの
電極チップが移動することはなくなり、従ってカッター
ブレード（７）が電極チップに噛み込むことはない。

また、多数の刃片（１０）により切削を行うので、従来
の直線状のカッターブレードを用いたのに比べ切粉は薄
く小さくなり、エアブロ−により簡単に除去できる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図において、（１）はチップドレッサー本体、（２
）はモータであって、チップドレッサー本体（１）には
ギア群が内蔵されており、このギア群によって先端のギ
ア（３）までモータ（２）の回転力が伝達される。

ギア（３）は、中央に大径の貫通孔（４）を形成してあ
り、この貫通孔（４）にホルダー（５）を嵌挿する。

ホルダー（５）の円筒内周面に４本の溝部（６）を十字
状に形成し、この溝部（６）にカッターフレード（７）
を嵌挿する。

カッターブレード（７）は、２枚のブレード（８）（９
）を上下から十字形に重ね合わせることによって中心か
ら放射状に４枚の刃片（１０）を形成するものであって
、各ブレード（８）　（９）はそれぞれ上下縁（８ａ）
　（８ｂ）　（９ａ）　（９ｂ）を、放物線状に凹ませ
ると共に刃面を形成してあり、上下双方から電極チップ
（１１）の切削ができるようにしである。

上方のブレード（８）には下縁（８ｂ）中央に、下方の
ブレード（９）には上ｎ　（９ａ）中央にそれぞれ切込
み（１２）を形成してあり、第３図のように上下の切込
み（１２）　（１２）同志を噛み合わせれば十字形のカ
ッターブレード（７）となる。

ホルダー（５）へのカッターブレード（７）の組み込み
は、ブレード（８）　（９）を組み立てから溝部（６）
に嵌挿するか、上下のブレード（８）　（９）を別々に
嵌挿して行う。

カッターブレード（７）を組み込んだ後、上下からアダ
プタ（１３）をチップドレッサー本体（１）に取り付け
、カッターブレード（７）の抜は止めを行う。

アダプタ（１３）は中央に電極チップ挿入用の長円孔（
１４）を設けてあり、長円孔（１４）周面に一部テーバ
部（１５）を形成し、電極チップ（１１）が滑り込み易
くしている。

次に、以上の構成からなるチップドレッサーによる電極
チップの切削方法について説明する。

溶接ロボットの上下のガン先端に装着した電極チップ（
１１）は斜め上方あるいは斜下方から上下の長円孔（１
４）の内部に滑り込み、傾斜した状態で回転しているカ
ッターブレード（７）の刃面に押圧され、切削される。

カッターブレード（７）は４枚の刃片（１０）から構成
されており、切削中に電極チップ（１１）が移動するこ
とはない。従って、カッターブレード（７）は電極チッ
プ（１１）に噛み込まない。

尚、カッターブレード（７）は２枚のブレード（８）　
（９）を一体にしたものでもよく、また刃片（１０）の
枚数も５枚以上あってもよい。

また、ホルダー（５）をカッターブレード（７）の抜は
止めができる構造とすれば、アダプタ（１３）を省略す
ることができる。

その構造は、例えば第４図に示すように、ホルダー（５
）を上下２個の部材（１６）　（１７）から構成し、カ
ッターブレード（７）を上下から挟み込んでネジ止めし
たものが考えられる。

また、ブレード（８）　（９）の刃面ば片面だけであっ
てもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

この発明はカッターブレード（７）の刃片（１０）を少
なくとも４枚としているので、電極チップが長手方向に
移動することはなく、電極チップにカッターブレード（
７）が噛み込みホルダー（５）の回転が停止するという
ことはない。その結果、組立ライン全体が停止するとい
う事態を避けることができる。

また、多数の刃片（１０）によって切削するので、発生
する切粉は薄く小さなものとなり、従来のように大きな
切粉がホルダー内に詰まるということはない。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明の一実施であって、第１図
はチップドレッサーの部分断面図、第２図は同底面図、
第３図はホルダーへのカッターブレードの組込状態を示
す分解斜視図である。第４図はアダプタの変形例。 第５図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）及び第６図（ａ）　（ｂ
）　（ｃ）は従来例を示し、それぞれ（ａ＞図はブレー
ドの拡大図、（ｂ）図は電極チップを滑り込ませた状態
のチップドレッサーの部分的平面図、（ｃ）図は（ｂ）
図の部分断面図を示す。 （１）・・・チップドレッサー本体 （５）・・・ホルダー　　（６）・・・溝部（７）・・
・カッターブレード

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、チップドレッサー本体（１）の先端の、モータから
   の駆動力によって回転する軸に、直接又はホルダー（５
   ）を介して、カッターブレード（７）を回り止め状に嵌
   挿し、カッターブレード（７）を少なくとも２枚のブレ
   ード（８）（９）を組み合わせて構成し、ブレード（８
   ）（９）は２枚の刃片（１０）を有することを特徴とす
   るチップドレッサー。