JPH023376Y2 - - Google Patents

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JPH023376Y2
JPH023376Y2 JP14182685U JP14182685U JPH023376Y2 JP H023376 Y2 JPH023376 Y2 JP H023376Y2 JP 14182685 U JP14182685 U JP 14182685U JP 14182685 U JP14182685 U JP 14182685U JP H023376 Y2 JPH023376 Y2 JP H023376Y2
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JP
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tool body
tool
tip
outer periphery
milling
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JP14182685U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、軸線を中心として回転される工具
本体の外周にその軸線方向に沿つて、複数のスロ
ーアウエイチツプが装着された転削工具に関する
ものである。
[従来の技術] 近年、エンドミル等の転削工具として、工具本
体の外周に、その軸線方向に沿つて複数のスロー
アウエイチツプ(以下、チツプと略称する。)が
着脱自在に装着された転削工具が多用されつつあ
る。
第8図〜第10図は、従来のこの種の転削工具
を示すもので、図中符号1はこの転削工具の工具
本体に示すものである。
この工具本体1は、その基端部が図示されない
駆動源に軸線回りに回転自在に保持される円柱状
のもので、その先端部外周の直径方向に対称とな
る位置には、各々軸線方向に沿つて複数(図では
各2)の凹状のチツプ取付部2…が、それぞれ互
い違いになるように等間隔を隔てて形成されてい
る。そして、これらチツプ取付部2…の回転方向
の先端側には、それぞれこの工具本体1の一部分
が大きく切り欠かれてこれらチツプ取付部2…に
連なるチツプポケツト3,3が形成されている。
これにより、上記チツプ取付部2には、各々この
工具本体1の外周方向に面するチツプ取付座4
と、回転方向に面するチツプ係止面5とが形成さ
れている。そして、上記チツプ取付部2…には、
それぞれチツプ7…がクランプネジ(図示せず)
により着脱自在に装着されている。
このチツプ7は、上下面8,9が平行な方形板
状のもので、その下面9をチツプ取付部2のチツ
プ取付座4に当接させ、かつその上面8の稜辺部
に形成された切刃10を工具本体1の外周1aか
ら半径方向を外方に、それぞれ第10図中にN1
で示す寸法だけ突出させて上記チツプ取付部2に
装着されている。
しかして、以上の構成からなる上記従来の転削
工具においては、第10図に示すように、回転す
る工具本体1のチツプ取付部2…に装着された上
記チツプ7…の切刃10…で、被切削材11を切
削加工してゆく。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の転削工具にあつては、通
常上記チツプ7…の工具本体1の外周1aからの
上記突出量N1が1〜2mm程度と小さいため、第
10図に示すように、その送り量Szを大きくす
ると工具本体1の外周1aと被切削材11との間
の隙間12が僅かなものになつてしまう。このた
め、切削中の工具本体1にびびりや振動が発生し
た場合に、特に振れの大きい上記工具本体1の先
端部においてその外周1aと被切削材11とが互
いに干渉してしまうという問題があつた。しかも
同時に、上記工具本体1の先端部において切屑の
円滑な排出が妨げられてしまうため、よつて上記
切屑を噛み込み、これにより上記チツプ7…に損
傷を与えてしまうという恐れもあつた。
しかも、上記問題点を解消するために全てのチ
ツプ7…の工具本体1外周1aからの突出量N1
をそのまま大きくすると、これに比例して各々の
上記チツプ7…に作用する力が増大してしまうた
め、これに対抗するために各々のチツプ7…の形
状を大きくしたり、あるいは当該チツプ取付部2
…のチツプ係止面5…の面積を増やしたりしなけ
ればならず、よつて工具本体1の上記チツプ取付
部2…を形成するために切り欠かれる部分が大き
くなつて、逆に工具本体1自体の工具剛性が劣化
してしまうという問題があつた。
[考案の目的] この考案は上記事情に鑑みてななされたもの
で、切削中にびびりや振動が発生しても工具本体
と被切削材が干渉する恐れがなく、しかも切屑の
排出性能に優れる転削工具を提供することを目的
とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案の転削工具は、外径が基端部から先端
部に向けて漸次縮径されて形成された工具本体の
外周に、その軸線方向に沿つて複数のスローアウ
エイチツプを、それぞれの切刃の上記工具本体外
周からの突出量がこの工具本体の基端部から先端
部に向けて漸次大きくなるように装着したもので
ある。
[実施例] 第1図〜第4図は、この考案の転削工具の一例
を示すもので、第8図〜第10図に示したものと
共通する部分には同一符号を付してその説明を省
略する。
第1図および第2図において、この例の転削工
具においては、工具本体20の外周部の外径が、
その基端部20aから先端部20bに向けて各チ
ツプ取付部21…の箇所毎に漸次段階的に縮径さ
れて形成されている。これにより、上記工具本体
20の外周には、その基端部20aから先端部2
0bに向けて各チツプ取付部21…毎に外径が漸
次小径となる段部22…が形成されている。そし
て、この工具本体20のチツプ取付部21…に
各々チツプ7…が着脱自在に装着されている。こ
こで、これらチツプ7…は、それぞれの切刃10
…の回転半径が全て等しい寸法Rになるように装
着されている。これにより、第3図および第4図
に示すように、これらチツプ7…の切刃10…の
工具本体20の外周20cからの突出量Nは、そ
れぞれ上記工具本体20の基端部20aから先端
部20bに向けて漸次大きくなるように設定され
ている。
しかして、このような転削工具にあつては、工
具本体20の外周20cに、その基端部20aか
ら先端部20bに向けて各チツプ取付部21…毎
に外径が漸次小径となる段部22…を形成すると
ともに、チツプ7…の切刃10…の突出量Nを、
それぞれ上記工具本体20の基端部20aから先
端部20bに向けて漸次大きくなるように設定し
ているので、第3図および第4図に示すように、
先端部20bにおける被切削材11と工具本体2
0の外周20cとの間の隙間23を、基端部20
aにおけるそれより大きく取ることができる。こ
のため、切削中の工具本体20にびびりや振動を
発生しても、その先端部20bが被切削材11と
干渉する恐れがないうえ、さらに先端部20bの
広い隙間23を介して切屑を円滑に排出すること
ができる。このため、上記先端部20bにおいて
切屑を噛み込む恐れもなく、よつて装着している
チツプ7…に損傷を与える恐れもない。しかも、
この転削工具においては、第5図に示すように、
チツプ7の切削抵抗Wにより工具本体20に加わ
る剪断力Pや曲げモーメントMが先端部20bに
ゆく程小さくなる。このため、上述したように工
具本体20の外径を上記先端部20bに向けて漸
次縮径しても、工具剛性に悪影響を及ぼす恐れが
ない。
[他の実施例] 第6図および第7図は、この考案の転削工具の
他の実施例を示すものである。
第6図および第7図において、この例の転削工
具においては、工具本体30の外径が、その基端
部30aから先端部30bに向けて漸次縮径され
てなるテーパ状に形成されている。そして、この
工具本体30の各チツプ取付部31…に、上記チ
ツプ7…がそれぞれの切刃10が互いに等しい回
転半径になるように装着されている。これにより
上記チツプ7…は、それぞれの切刃10…の工具
本体30の外周30cからの突出量が、この工具
本体30の基端部30aから先端部30bに向け
て漸次大きくなるように装着されている。
しかして、この例の転削工具にあつても、第1
図〜第4図に示した上記第1の例のものと同様の
作用効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の転削工具は、外
径が基端部から先端部に向けて漸次縮径されて形
成された工具本体の外周に、その軸線方向に沿つ
て複数のスローアウエイチツプを、それぞれの切
刃の上記工具本体外周からの突出量がこの工具本
体の基端部から先端部に向けて漸次大きくなるよ
うに装着したものである。よつて、この転削工具
によれば、工具剛性に悪影響を及ぼすことなく、
工具本体にびびりや振動が発生しても工具本体の
先端部と被切削材とが互いに干渉するのを確実に
防止することができ、さらに切屑の排出性能をも
一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の転削工具の一実施
例を示すもので、第1図は正面図、第2図は側面
図、第3図は第2図の−線視断面図、第4図
は第2図の−線視断面図、第5図は工具本体
に作用する切削抵抗による分布荷重とこの分布荷
重により生ずる剪断力およびモーメントをそれぞ
れ示す図、第6図および第7図はこの考案の転削
工具の他の実施例を示すもので、第6図は正面
図、第7図は側面図、第8図〜第10図は従来の
転削工具を示すもので、第8図は正面図、第9図
は側面図、第10図は第8図の“A”部拡大図で
ある。 1,20,30……工具本体、1a,20c,
30c……外周、2,21,31……チツプ取付
部、3……チツプポケツト、4…チツプ取付座、
7……スローアウエイチツプ(チツプ)、8……
上面、9……下面、10……切刃、11……被切
削材、12,23……隙間、22……段部、20
a,30a……基端部、20b,30b……先端
部、R……切刃回転半径、Sz……送り量、N,
N1……切刃の突出量。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を中心として回転される工具本体の外周に
    その軸線方向に沿つて、複数のスローアウエイチ
    ツプがそれぞれの切刃を上記工具本体の外周側に
    位置させて装着されてなる転削工具において、上
    記工具本体は、その外径が基端部から先端部に向
    けて漸次縮径されて形成されているとともに、上
    記スローアウエイチツプは、上記工具本体にそれ
    ぞれの切刃の上記工具本体外周から外方への突出
    量が上記工具本体の基端部から先端部に向けて漸
    次大きくなるように装着されていることを特徴と
    する転削工具。
JP14182685U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH023376Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14182685U JPH023376Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Applications Claiming Priority (1)

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JP14182685U JPH023376Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6250011U JPS6250011U (ja) 1987-03-27
JPH023376Y2 true JPH023376Y2 (ja) 1990-01-26

Family

ID=31049974

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JP14182685U Expired JPH023376Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020054558A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020054558A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6699838B1 (ja) * 2018-09-12 2020-05-27 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
US11504780B2 (en) 2018-09-12 2022-11-22 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6250011U (ja) 1987-03-27

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