JPH0357381Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0357381Y2
JPH0357381Y2 JP1986043870U JP4387086U JPH0357381Y2 JP H0357381 Y2 JPH0357381 Y2 JP H0357381Y2 JP 1986043870 U JP1986043870 U JP 1986043870U JP 4387086 U JP4387086 U JP 4387086U JP H0357381 Y2 JPH0357381 Y2 JP H0357381Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting edge
tool body
tip
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986043870U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62156410U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986043870U priority Critical patent/JPH0357381Y2/ja
Publication of JPS62156410U publication Critical patent/JPS62156410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0357381Y2 publication Critical patent/JPH0357381Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は植刃切削工具の改良に関する。
〈従来の技術〉 鋼板圧延ライン等の帯板処理設備においては、
帯板の板幅を一定にするためにその両端部を切断
するトリミング工程を備えている。
従来、この帯板の両側端部の切断(エツジミリ
ング)は、植刃切削工具(フライスカツタ)を用
いた切削による方法が多く用いられている。この
フライスカツタは第7図に示すように、工具本体
21の外周面に回転中心に対し一定角度傾斜させ
てチツプ22が設けられ、チツプ22の切刃部が
工具本体の回転中心を中心とする円周上に略一致
させて形成されている。帯板の切削に際してはフ
ライスカツタの回転中心軸を帯板に対しその進行
方向に傾け、切刃部23と帯板のなす角を略垂直
にし、フライスカツタを帯板の通板方向に回転さ
せて切削を行なう。この場合、チツプ22は長手
方向に亘つて帯板と接するようになり、チツプ2
2に偏摩耗は生じない。また帯板に引き切り力が
生じるので切削力は少なくて良く、面品質が良好
であり、しかも帯板の剛性が最も高い通板方向へ
の切削であることから帯板の撓みがほとんど無
く、びびりによる工具欠損のおそれはない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述した植刃切削工具は、帯板端面を直角に切
削するためにチツプ22の切刃部23が工具本体
21の回転中心を中心とする円周上に略一致させ
て形成されているため、チツプ22の形状はらせ
ん状もしくは切刃部23が山形の曲線となつてい
る。したがつて、チツプ22の使用コーナ数を多
くするためにチツプ22の形状は第7図に示すよ
うなタイコ形となりチツプ22の形状が複雑とな
ると共に工具本体21側の形状も複雑となり、チ
ツプ22と工具本体21が嵌り合うように作製
し、また、要求精度にチツプ22を取付けるには
多くの労力と時間を要してしまう。また、部品コ
ストの低減を図るために一つのチツプ22を複数
個に分割して欠損した箇所だけを交換するように
した場合、一つ一つの分割チツプの形状が異なり
互換性に欠け、要求精度を出すためにはチツプの
製作と取付けに多くの労力を要し、コスト低減が
図れない実状であり、実用性が乏しいものであ
る。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので簡単
な形状のチツプが使用できる植刃切削工具を提供
し、もつて工具本体及びチツプの製作および取付
けコスト低減を図ると共にチツプの互換性向上を
図り、植刃切削工具の部品コスト低減及び運転コ
スト低減を企図することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案の構成は、円
筒状の工具本体の円筒面に切刃を設け、円筒の中
心軸回りで前記工具本体を回転させて切削を行な
う植刃切削工具であつて、単一もしくは複数のチ
ツプにより直線状切刃を形成し工具本体の円筒面
内において前記直線状切刃を該工具本体の回転中
心に対し一定角度傾斜させて前記チツプを該工具
本体の円筒面に取付けたことを特徴とする。
〈作用〉 工具本体を傾斜させて回転させると工具本体の
回転中心に対し傾斜して取付けられた直線状切刃
は切刃部全てに亘つて切削を行なう。直線状切刃
が形成されたチツプは複数の切刃部を有する。
〈実施例〉 第1図には本考案の一実施例に係る植刃切削工
具による作業概念を表わす側面、第2図にはその
上面、第3図にはチツプの取付状態を表わす切刃
部を含む断面、第4図にはその工具本体の回転中
心を含む断面を示してある。
円筒状の工具本体1の円筒面には回転中心軸線
2に対してθ1傾斜して矩形のチツプ3が複数設け
られ、チツプ3には直線状切刃4が四箇所形成さ
れている。植刃切削工具であるカツタ5の回転中
心軸線2は帯板01に対してθ2傾斜して設けてあ
る。この時、チツプ3と帯板01のなす角θ3は約
90度となるようにθ2が設定されている。
このチツプ3を備えたカツタ5による帯板01
の端面の切削は、チツプ3の直線状切刃4と帯板
01のなす角θ3を約90度として、帯板01の通板
方向にカツタ5をθ2傾斜させ回転駆動させて切削
を行なう。この場合、チツプ3をカツタ5の回転
中心軸線2を含む断面で見ると、上部及び下部が
突出した状態になるが(第4図参照)、切削後の
帯板01の端面は略平面形状(1度未満の傾斜面
となるが、端面切削を行なう帯板01は薄板状で
あるため、許容誤差内となる)になる。端面精度
が高く要求される帯板01や比較的板厚が厚い帯
板01の切削を行なう場合、カツタ5による帯板
01の切削は常にチツプ3の上部が帯板01から
抜けて終了するので、第4図中破線で示す如く、
チツプ3の下方を工具本体1から突出ぎみにして
チツプ3の上部を工具本体1の外周面と略平行状
態にすれば良い。
従つて、上述したカツタ5はチツプ3の直線状
切刃4は四箇所形成されているため、直線状切刃
4に摩耗が生じた場合チツプ3の取付状態を変更
することができ、一つのチツプ3につき四回の取
付状態の変更が可能となり、設備コストは低いも
のである。また切刃部は形状が簡単な直線状切刃
4であるので、工具本体1のチツプ3取付部の加
工が容易で製作コストも安価にすることができ
る。
尚、切刃部は直線状切刃であるのでチツプの形
状は矩形状のものに限定されず第5,6図に示す
如く、八コーナーが切刃となつている正方形状の
市販のスローアウエイチツプ11を複数個(図示
例では三個)工具本体1に取付けて一つの直線状
切刃12を形成したり、六コーナーが切刃となつ
ている正三角形状の市販のスローアウエイチツプ
13を複数個(図示例では三個)工具本体1に取
付けて一つの直線状切刃14を形成することも容
易に可能である。スローアウエイチツプ11,1
3を用いたカツタ5は、スローアウエイチツプ1
1,13の形状が全て同一で複数の切刃を有する
ので摩耗した部分だけのスローアウエイチツプ1
1,13の取付状態の変更もしくは交換が行なえ
ると共に、市販品を用いることができるので、互
いのスローアウエイチツプ11,13に互換性が
生じ部品コストが飛躍的に低減する。
上述したカツタ5は、直線状切刃4,12,1
4が工具本体1の回転中心軸2に対し一定角度傾
斜して取付けられているので、直線状切刃4,1
2,14の全てに亘り帯板01と接するようにす
ることができる。また切刃部が直線状切刃4,1
2,14となつているので、市販の汎用チツプを
用いて一つの切刃部を分割することが容易に可能
となる。
〈考案の効果〉 本考案の植刃切削工具は、直線状切刃が形成さ
れたチツプを、直線状切刃が工具本体の回転中心
に対し一定角度傾斜するように工具本体の円筒面
に取付けたので、簡単な形状のチツプを用いて植
刃切削工具を構成することが可能となる。その結
果、工具本体及びチツプの製作コスト低減が図れ
ると共にチツプ取付けも容易となりチツプの互換
性向上が図れ、植刃切削工具の部品コスト低減及
び運転コスト低減を企図することが可能となり、
トータルコストで従来コストの1/2〜1/3になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る植刃切削工具
による作業概念を表わす側面図、第2図はその上
面図、第3図はチツプの取付状態を表わす切刃部
を含む断面図、第4図はその工具本体の回転中心
を含む断面図、第5図は正方形状のスローアウエ
イチツプにより直線状切刃を形成した場合の切刃
部を含む断面図、第6図は正三角形状のスローア
ウエイチツプにより直線状切刃を形成した場合の
切刃部を含む断面図、第7図は従来のタイコ形刃
の取付状態を示す平面図である。 図面中、01は帯板、1は工具本体、2は回転
中心軸線、3はチツプ、4,12,14は直線状
切刃、5はカツタ、11は正方形状のスローアウ
エイチツプ、13は正三角形状のスローアウエイ
チツプ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒状の工具本体の円筒面に切刃を設け、円筒
    の中心軸回りで前記工具本体を回転させて切削を
    行なう植刃切削工具であつて、 単一もしくは複数のチツプにより直線状切刃を
    形成し工具本体の円筒面内において前記直線状切
    刃を該工具本体の回転中心に対し一定角度傾斜さ
    せて前記チツプを該工具本体の円筒面に取付けた
    ことを特徴とする植刃切削工具。
JP1986043870U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0357381Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986043870U JPH0357381Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986043870U JPH0357381Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62156410U JPS62156410U (ja) 1987-10-05
JPH0357381Y2 true JPH0357381Y2 (ja) 1991-12-27

Family

ID=30861139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986043870U Expired JPH0357381Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0357381Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254075U (ja) * 1975-10-17 1977-04-18
JPS5537290A (en) * 1978-07-06 1980-03-15 Scheer & Cie C F Cutting tool

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254075U (ja) * 1975-10-17 1977-04-18
JPS5537290A (en) * 1978-07-06 1980-03-15 Scheer & Cie C F Cutting tool

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62156410U (ja) 1987-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1075889B2 (en) Rotary cutting tool with indexable insert
JPH09150304A (ja) ドリルインサート
JPH0357381Y2 (ja)
JP4449895B2 (ja) スローアウェイチップおよびスローアウェイ式切削工具
JPS62144885A (ja) チツプドレツサ−
JPH031137Y2 (ja)
JPS6231215Y2 (ja)
JP3754920B2 (ja) スローアウェイエンドミル
JPH039935Y2 (ja)
JPS6135373Y2 (ja)
JPH0131370Y2 (ja)
JPH0739601Y2 (ja) 丸 鋸
JPH11254207A (ja) スローアウェイチップ及びスローアウェイ式切削工具
JPH023376Y2 (ja)
JPH0751206Y2 (ja) スローアウエイチップ
JPH01125112U (ja)
JPS6212504Y2 (ja)
JPS6024495Y2 (ja) スロ−アウエイカツタ−
JPS634570Y2 (ja)
JPS632248Y2 (ja)
JPS646171Y2 (ja)
JP2563168Y2 (ja) スローアウェイ式カッタ
JPH0493110A (ja) 正面フライス
JPH031136Y2 (ja)
JPH0128971Y2 (ja)