JPH0131370Y2 - - Google Patents

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JPH0131370Y2
JPH0131370Y2 JP8149485U JP8149485U JPH0131370Y2 JP H0131370 Y2 JPH0131370 Y2 JP H0131370Y2 JP 8149485 U JP8149485 U JP 8149485U JP 8149485 U JP8149485 U JP 8149485U JP H0131370 Y2 JPH0131370 Y2 JP H0131370Y2
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throw
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away
rake
cutting
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JP8149485U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ねじれ溝内にスローアウエイチツプ
を配列固定したスローアウエイカツタに関する。
(従来の技術) 従来、この種のスローアウエイカツタとして
は、例えば、特開昭58−177219号公報、実開昭57
−43915号公報等にみられるものがある。そして、
これらの公報にみられるものは、ねじれ溝内に配
列固定されたスローアウエイチツプの軸方向のす
くい角がそれぞれ同一となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの工具は、剛性が高く、
しかも切刃構成が適正でないとびびり振動特に実
質送りが小さい壁面での再生びびりが問題になる
ものであつた。したがつて、この種の工具では、
送りの小さい範囲における再生びびりを抑制する
ことが問題点とされている。本考案では、この問
題点を切刃構成の改善により解決したものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、工
具本体に設けられたねじれ溝内には、スローアウ
エイチツプがそれぞれ離間的に配列固定され、し
かも軸方向のすくい角が正となるように構成され
たスローアウエイカツタにおいて、前記スローア
ウエイチツプは、ねじれ角θを15゜〜30゜の範囲内
とし、先端刃における軸方向のすくい角をβ0とし
て、それ以外の外周刃における軸方向のすくい角
をβ1,β2で異なるように構成したものである。ま
た、このすくい角β1,β2は、前記ねじれ溝を基準
にして、一溝ごとの交互配列又は二溝続きの交互
配列になつており、しかもβ1が11゜〜20゜、β25゜〜
11゜の範囲内で設定されるとともに、β1>β2≧β0
>0の関係にあるようにしたものである。
(作用) 本考案のスローアウエイカツタは、スローアウ
エイチツプにおける軸方向のすくい角β1,β2が、
ねじれ溝を基準にして、一溝ごとの交互配列又は
二溝続きの交互配列になつていることから、切削
量が変化し、正面フラスイスにおける不等分割刃
と同様にびびり振動を抑制する作用をなす。ま
た、軸方向のすくい角をβ1>β2≧β>0の関係に
配置したことから切削抵抗が少なく、安定した切
削作用をなすものである。
(実施例) 以下、本考案スローアウエイカツタの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は、シヤンク
2および工具本体3からなるスローアウエイカツ
タであり、工具本体2に設けられたねじれ溝4内
には、正方形板状のスローアウエイチツプ5が離
間的に配置されている。
このスローアウエイチツプ5は、第3図a,b
に示されるように中央取付け穴6を有するもの
で、逃げ角Aを予め付与したいわゆるポジチツプ
が適用されている。そして、前記ねじれ溝4内で
は、切屑の排出性を良好にするため、すくい面側
に露出するように締付けねじ7によつて固定され
る。
しかして、このスローアウエイチツプ5は、ね
じれ溝4内では、ねじれ角θに沿つて配置され、
軸方向のすくい角β0,β1,β2が第4図の展開図で
示されるような関係で設定される。
すなわち、第4図は、縦軸を縦方向刃長、横軸
を回転角としたもので、第1番目のねじれ溝4で
は、スローアウエイチツプ5が外周刃5aとして
組込まれるとともに、その軸方向のすくい角がβ1
になつている。また第2番目のねじれ溝4では、
スローアウエイチツプ5が先端刃5aおよび外周
刃5bとして組込まれ、その軸方向のすくい角が
β0,β2となつている。さらに、第3番目のねじれ
溝4は、第1番目と同一で、第4番目のねじれ溝
4は、第2番目と同一である。したがつて、第4
図は、軸方向のすくい角β1,β2がねじれ溝4を基
準としたときに一溝ごとの交互配列になつてい
る。この場合、これらの軸方向のすくい角の関係
は、β1>β2≧β0>0で、一般的には、100mm以下
の刃先外径のものに適用されるが、具体的な数値
範囲は、β1が11゜〜20゜、β2が5゜〜11゜である。な
お、
β0については直角肩削りのため、それほど大きな
角度を採用できず、一般的には8゜以下である。
これに対し、第5図は第4図に対する変形例を
示したもので、軸方向のすくい角β1,β2が前記ね
じれ溝4を基準としたときに、二溝続きの交互配
列になつている。
なお、本実施例の配列は、偶数溝に対して適用
されるが、二溝の場合には、先端刃5aのあるも
のおよびないものの配列となり、第5図の場合
は、四溝から適用される。
また、本実施例では、シヤンク2および工具本
体3からなるスローアウエイカツタ1を示してい
るが、シヤンク2を存在させず、工具本体3側に
取付け穴(図示せず)を軸方向に貫通させたいわ
ゆるシエルエンドミル形式のものにも適用でき
る。
(考案の効果) 本考案のスローアウエイカツタは、以上説明し
たように軸方向のすくい角を異ならせるようにし
たものであるから、切削時における再生びびりを
抑制できる効果を有する。これは、以下に述べる
切削試験等により確認したものである。この切削
試験は、スローアウエイカツタ1については、刃
先外径が50mmの仕様で、スローアウエイチツプ5
の配列については、第4図に示されるものであ
る。この場合、ねじれ角は、θ=15゜、軸方向の
すくい角は、β0=8゜,β1=15゜,β2=8゜とした。

た、半径方向のすくい角については全て−3゜とし
た。
被削材は、S55C(HB=240)で、切削条件は、
切削速度V=80〜137m/min、切込みd=50mm
とし、切削幅を25mmとした。
この結果、本考案のスローアウエイカツタ1
は、送りf=0.1mm/刃で再生びびりを生じるこ
となく切削でき、f=0.05mm/刃でもびびりがな
く良好な切削性能を示した。これは、正面フライ
スにおける不等分割法によるびびり抑制と同様の
理由と考えられ、特に、切削速度V=90m/min
が最も良好であつた。
これに対し、従来の工具は、β1=β2=15゜の角
度構成で残りを同一とした仕様であつたが、送り
f=0.1mm/刃以下では再生びびりが発生し、切
削不可であつた。また、送りf=0.15mm/刃で
は、切削できるが、機械馬力がオーバーとなりや
すかつた。
さらに、第5図に示される配列にものについて
も同一条件で切削してみたが、前述した第4図の
ものとほゞ同等で大差なかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイカツタの一実
施例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3
図は、スローアウエイチツプを示すもので、a
は、正面図、bは、その側面図、第4図は、スロ
ーアウエイチツプの配列を示す展開図、第5図
は、変形例を示す展開図である。 1……工具本体、4……ねじれ溝、5……スロ
ーアウエイチツプ、5a……先端刃、5b……外
周刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 工具本体1に設けられたねじれ溝4内には、ス
    ローアウエイチツプ5が、それぞれ離間的に配列
    固定され、しかも軸方向のすくい角が正となるよ
    うに構成されたスローアウエイカツタにおいて、 前記スローアウエイチツプ5は、ねじれ角θを
    15゜〜30゜の範囲内とし、先端刃5aにおける軸方
    向のすくい角をβ0として、それ以外の外周刃5b
    における軸方向のすくい角をβ1,β2で異なるよう
    に構成するとともに、このすくい角β1,β2が、前
    記ねじれ溝4を基準にして、一溝ごとの交互配列
    又は二溝続きの交互配列になつており、しかもβ1
    が11゜〜20゜、β2が5゜〜11゜の範囲内で設定されると
    ともに、β1>β2≧β0>0の関係になつていること
    を特徴とするスローアウエイカツタ。
JP8149485U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPH0131370Y2 (ja)

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JP8149485U JPH0131370Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JPS61199314U JPS61199314U (ja) 1986-12-13
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JPH0790411B2 (ja) * 1986-10-07 1995-10-04 三菱マテリアル株式会社 スロ−アウエイ式転削工具
US8613574B2 (en) * 2008-02-22 2013-12-24 Kennametal Inc. Helical milling cutter
CN112108697A (zh) 2019-06-20 2020-12-22 肯纳金属印度有限公司 具有容纳间隙角不同的切割插入件的凹穴的工具固持器
CN116867593A (zh) * 2021-04-05 2023-10-10 住友电工硬质合金株式会社 切削刀具

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JPS61199314U (ja) 1986-12-13

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