JPH0128971Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0128971Y2 JPH0128971Y2 JP8149585U JP8149585U JPH0128971Y2 JP H0128971 Y2 JPH0128971 Y2 JP H0128971Y2 JP 8149585 U JP8149585 U JP 8149585U JP 8149585 U JP8149585 U JP 8149585U JP H0128971 Y2 JPH0128971 Y2 JP H0128971Y2
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- Japan
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- tips
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- Expired
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 2
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 102220259718 rs34120878 Human genes 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ねじれ溝内にスローアウエイチツプ
を配列固定したスローアウエイカツタに関する。
を配列固定したスローアウエイカツタに関する。
(従来の技術)
従来、この種のスローアウエイカツタとして
は、例えば、特開昭58−177219号公報、実開昭57
−165394号公報等にみられるものがある。そし
て、これらの公報にみられるものは、スローアウ
エイチツプの切刃稜が直線稜又は円弧稜のみのも
のである。
は、例えば、特開昭58−177219号公報、実開昭57
−165394号公報等にみられるものがある。そし
て、これらの公報にみられるものは、スローアウ
エイチツプの切刃稜が直線稜又は円弧稜のみのも
のである。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、これらのスローアウエイカツタ
は、同一切刃稜を有するため、特に実質送りが小
さい壁面での再生びびりが問題になるものであつ
た。したがつて、この種のスローアウエイカツタ
では、送りの小さい範囲における再生びびりを抑
制することが問題点とされている。本考案では、
この問題点を切刃構成の改善により解決したもの
である。
は、同一切刃稜を有するため、特に実質送りが小
さい壁面での再生びびりが問題になるものであつ
た。したがつて、この種のスローアウエイカツタ
では、送りの小さい範囲における再生びびりを抑
制することが問題点とされている。本考案では、
この問題点を切刃構成の改善により解決したもの
である。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、工
具本体に設けられたねじれ溝内には、正方形板状
のスローアウエイチツプが、その中央取付け穴を
利用して、それぞれ離間的に配列固定されるとと
もに、そのねじれ角θを15゜〜30゜の範囲内で設定
したスローアウエイカツタである。またこのスロ
ーアウエイカツタは、先端刃における軸方向のす
くい角をβ0として、それ以外の外周刃における軸
方向のすくい角をβ1としたものであり、具体的に
は、β1が11゜〜20゜の範囲内で設定されβ1>β0>0
の関係にしたものである。
具本体に設けられたねじれ溝内には、正方形板状
のスローアウエイチツプが、その中央取付け穴を
利用して、それぞれ離間的に配列固定されるとと
もに、そのねじれ角θを15゜〜30゜の範囲内で設定
したスローアウエイカツタである。またこのスロ
ーアウエイカツタは、先端刃における軸方向のす
くい角をβ0として、それ以外の外周刃における軸
方向のすくい角をβ1としたものであり、具体的に
は、β1が11゜〜20゜の範囲内で設定されβ1>β0>0
の関係にしたものである。
さらに、本考案のスローアウエイカツタに組込
まれるスローアウエイチツプについては、前記中
央取付け穴のあるのすくい面が平面で直線刃稜を
形成するスローアウエイチツプおよびそのすくい
面が円錐面で円弧刃稜を形成するスローアウエイ
チツプの二種類からなるものである。また、その
配列は、同じねじれ溝には、同じ形状のスローア
ウエイチツプが組込まれ、いわゆる二溝続きの交
互配列になつているものである。
まれるスローアウエイチツプについては、前記中
央取付け穴のあるのすくい面が平面で直線刃稜を
形成するスローアウエイチツプおよびそのすくい
面が円錐面で円弧刃稜を形成するスローアウエイ
チツプの二種類からなるものである。また、その
配列は、同じねじれ溝には、同じ形状のスローア
ウエイチツプが組込まれ、いわゆる二溝続きの交
互配列になつているものである。
(作用)
本考案のスローアウエイカツタは、スローアウ
エイチツプにおける切刃稜が直線刃稜および円弧
刃稜が組合されていることから、切削量が変化
し、正面フラスイスにおける不等分割刃と同様に
びびり振動を抑制する作用をなす。また、軸方向
のすくい角をβ1>β0>0の関係に配置したことか
ら、切削抵抗が少なく、安定した切削作用をなす
ものである。
エイチツプにおける切刃稜が直線刃稜および円弧
刃稜が組合されていることから、切削量が変化
し、正面フラスイスにおける不等分割刃と同様に
びびり振動を抑制する作用をなす。また、軸方向
のすくい角をβ1>β0>0の関係に配置したことか
ら、切削抵抗が少なく、安定した切削作用をなす
ものである。
(実施例)
以下、本考案スローアウエイカツタにおける一
実施例について、図を参照しながら説明する。
実施例について、図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は、シヤンク
2および工具本体3からなるスローアウエイカツ
タであり、工具本体2に設けられたねじれ溝4内
には、正方形板状の二種類からなるポジ形のスロ
ーアウエイチツプ5,6が離間的に配置されてい
る。すなわち、一方のスローアウエイチツプ5
は、前記中央取付け穴7のあるすくい面が平面8
で直線刃稜9を形成するものであり、他方のスロ
ーアウエイチツプ6は、第3図a,b,cで示さ
れているように、そのすくい面が円錐面10で円
弧刃稜11を形成するものである。そして、前記
ねじれ溝4内では、切屑の排出性を良好にするた
め、すくい面側が露出するように締付けねじ12
によつて固定される。なお、スローアウエイチツ
プ6に形成される円錐面10の円錐角αは、通常
5゜〜15゜の範囲内で設定される。
2および工具本体3からなるスローアウエイカツ
タであり、工具本体2に設けられたねじれ溝4内
には、正方形板状の二種類からなるポジ形のスロ
ーアウエイチツプ5,6が離間的に配置されてい
る。すなわち、一方のスローアウエイチツプ5
は、前記中央取付け穴7のあるすくい面が平面8
で直線刃稜9を形成するものであり、他方のスロ
ーアウエイチツプ6は、第3図a,b,cで示さ
れているように、そのすくい面が円錐面10で円
弧刃稜11を形成するものである。そして、前記
ねじれ溝4内では、切屑の排出性を良好にするた
め、すくい面側が露出するように締付けねじ12
によつて固定される。なお、スローアウエイチツ
プ6に形成される円錐面10の円錐角αは、通常
5゜〜15゜の範囲内で設定される。
しかして、これらのスローアウエイチツプ5,
6は、4溝以上の偶数のねじれ溝4に適用される
が、その配列については、第4図の展開図に示さ
れるような関係にある。
6は、4溝以上の偶数のねじれ溝4に適用される
が、その配列については、第4図の展開図に示さ
れるような関係にある。
すなわち、第4図は、縦軸を軸方向刃長、横軸
を回転角としたもので、第1番目および第2番目
のねじれ溝4では、円錐面10を有するスローア
ウエイチツプ6が配置され、第3番目および第4
番目ねじれ溝4では平面8を有するスローアウエ
イチツプ5が配置される。そして、第2番目およ
び第4番目のものでは、先端刃5a,6aを備
え、残りは外周刃5b,6bとして作用する。し
たがつて、これらのスローアウエイチツプ5,6
は、同じねじれ溝4には同じ形状のものが組込ま
れ、その配列が二溝続きの交互配列になつてい
る。
を回転角としたもので、第1番目および第2番目
のねじれ溝4では、円錐面10を有するスローア
ウエイチツプ6が配置され、第3番目および第4
番目ねじれ溝4では平面8を有するスローアウエ
イチツプ5が配置される。そして、第2番目およ
び第4番目のものでは、先端刃5a,6aを備
え、残りは外周刃5b,6bとして作用する。し
たがつて、これらのスローアウエイチツプ5,6
は、同じねじれ溝4には同じ形状のものが組込ま
れ、その配列が二溝続きの交互配列になつてい
る。
また、前記軸方向のすくい角は、β1が11゜〜20゜
の範囲内で設定され、β1>β0>0の関係にある。
なお、β0については直角肩削りに適用されるた
め、それほど大きな角度を採用できず、一般的に
は8゜以下である。これは、本考案では刃先外径が
100mmφ以下のものを対象としていることも関係
する。
の範囲内で設定され、β1>β0>0の関係にある。
なお、β0については直角肩削りに適用されるた
め、それほど大きな角度を採用できず、一般的に
は8゜以下である。これは、本考案では刃先外径が
100mmφ以下のものを対象としていることも関係
する。
また、本実施例では、シヤンク2および工具本
体3からなるスローアウエイカツタ1を示してい
るが、シヤンク2を存在させず、工具本体3側に
取付け穴(図示せず)を軸方向に貫通させたいわ
ゆるシエルエンドミル形式のものにも適用でき
る。
体3からなるスローアウエイカツタ1を示してい
るが、シヤンク2を存在させず、工具本体3側に
取付け穴(図示せず)を軸方向に貫通させたいわ
ゆるシエルエンドミル形式のものにも適用でき
る。
(考案の効果)
本考案のスローアウエイカツタは、以上説明し
たように異なつた切刃稜9,11をそれぞれ有す
る二種類のスローアウエイチツプ5,6を組込ん
だものであるから、切削時における再生びびりが
抑制される効果を有する。これは、以下に説明す
る切削試験等により確認したものである。この切
削試験で使用したスローアウエイカツタ1の仕様
は、刃先外径が50mmφで、スローアウエイチツプ
5,6の配列については、第4図で示されるもの
である。この場合、ねじれ角は、θ=15゜、軸方
向のすくい角は、β0=8゜,β1=15゜とし、スローア
ウエイチツプ6の円錐角は、α=10゜とした。ま
た、半径方向のすくい角については全て−3゜とし
た。
たように異なつた切刃稜9,11をそれぞれ有す
る二種類のスローアウエイチツプ5,6を組込ん
だものであるから、切削時における再生びびりが
抑制される効果を有する。これは、以下に説明す
る切削試験等により確認したものである。この切
削試験で使用したスローアウエイカツタ1の仕様
は、刃先外径が50mmφで、スローアウエイチツプ
5,6の配列については、第4図で示されるもの
である。この場合、ねじれ角は、θ=15゜、軸方
向のすくい角は、β0=8゜,β1=15゜とし、スローア
ウエイチツプ6の円錐角は、α=10゜とした。ま
た、半径方向のすくい角については全て−3゜とし
た。
これに対し、被削材は、S55C(HB=240)で、
切削条件は、切削速度V=80〜137m/min、切
込みd=50mmとし、切削幅を25mmとした。
切削条件は、切削速度V=80〜137m/min、切
込みd=50mmとし、切削幅を25mmとした。
この結果、本考案のスローアウエイカツタ1
は、送りf=0.1mm/刃で再生びびりを生じるこ
となく切削できた。さらに、送りf=0.05mm/刃
でもびびりがなく良好な切削性能を示した。これ
は、正面フライスにおける不等分割刃によるびび
り抑制と同様の理由と考えられる。特に切削速度
V=90m/min付近が最も最好であつた。
は、送りf=0.1mm/刃で再生びびりを生じるこ
となく切削できた。さらに、送りf=0.05mm/刃
でもびびりがなく良好な切削性能を示した。これ
は、正面フライスにおける不等分割刃によるびび
り抑制と同様の理由と考えられる。特に切削速度
V=90m/min付近が最も最好であつた。
これに対し、従来の直線刃稜のみの工具(他は
同一仕様)では、送りf=0.1mm/刃以下では再
生びびりが発生し、切削不可であつた。また、送
りf=0.15mm/刃では、切削できるが機械馬力が
オーバーとなりやすかつた。
同一仕様)では、送りf=0.1mm/刃以下では再
生びびりが発生し、切削不可であつた。また、送
りf=0.15mm/刃では、切削できるが機械馬力が
オーバーとなりやすかつた。
第1図は、本考案スローアウエイカツタの一実
施例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3
図は、スローアウエイチツプを示すもので、a
は、正面図、bは、その側面図、cは、a図中の
c−c線に沿つて得られる一部断面図、第4図
は、スローアウエイチツプの配列を示す展開図で
ある。 3……工具本体、4……ねじれ溝、5,6……
スローアウエイチツプ、5a,6a……先端刃、
5b,6b……外周刃、7……中央取付け穴、8
……平面、9……直線刃稜、10……円錐面、1
1……円弧刃稜。
施例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3
図は、スローアウエイチツプを示すもので、a
は、正面図、bは、その側面図、cは、a図中の
c−c線に沿つて得られる一部断面図、第4図
は、スローアウエイチツプの配列を示す展開図で
ある。 3……工具本体、4……ねじれ溝、5,6……
スローアウエイチツプ、5a,6a……先端刃、
5b,6b……外周刃、7……中央取付け穴、8
……平面、9……直線刃稜、10……円錐面、1
1……円弧刃稜。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 工具本体3に設けられたねじれ溝4内には、正
方形板状のスローアウエイチツプが、その中央取
付け穴7を利用してそれぞれ離間的に配列固定さ
れるとともに、そのねじれ角θを15゜〜30゜の範囲
内で設定し、また先端刃5a,6aにおける軸方
向のすくい角をβ0として、それ以外の外周刃5
b,6bにおける軸方向のすくい角をβ1としたス
ローアウエイカツタにおいて、 前記スローアウエイチツプは、前記中央取付け
穴7のあるすくい面が平面8で直線刃稜9を形成
するスローアウエイチツプ5およびそのすくい面
が円錐面10で円弧刃稜11を形成するスローア
ウエイチツプ6の二種類からなり、 また、これらのスローアウエイチツプ5,6
は、同じねじれ溝4には、同じ形状のものが組込
まれ、その配列が二溝続きの交互配列になつてい
るとともに、前記すくい角β1が11゜〜20゜の範囲内
で、β1>β0>0の関係にあることを特徴とするス
ローアウエイカツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8149585U JPH0128971Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8149585U JPH0128971Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199315U JPS61199315U (ja) | 1986-12-13 |
JPH0128971Y2 true JPH0128971Y2 (ja) | 1989-09-04 |
Family
ID=30628329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8149585U Expired JPH0128971Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0128971Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016084877A1 (ja) | 2014-11-27 | 2016-06-02 | 京セラ株式会社 | エンドミルおよび切削加工物の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP8149585U patent/JPH0128971Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61199315U (ja) | 1986-12-13 |
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