JPS6216256Y2 - - Google Patents

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JPS6216256Y2
JPS6216256Y2 JP4154783U JP4154783U JPS6216256Y2 JP S6216256 Y2 JPS6216256 Y2 JP S6216256Y2 JP 4154783 U JP4154783 U JP 4154783U JP 4154783 U JP4154783 U JP 4154783U JP S6216256 Y2 JPS6216256 Y2 JP S6216256Y2
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JP
Japan
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cutting
cutter
chip
angle
tip
Prior art date
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JP4154783U
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JPS59148212U (ja
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、スローアウエイ式カツタ、特に重
切削隅削りや深溝入れに適したカツタに関する。
(ロ) 従来技術とその問題点 汎用的なウエツジタイプの隅削りカツタやサイ
ドカツタ(千鳥刃フライス)は、スローアウエイ
チツプの厚みの最も薄い部分で切削力を受けるた
めチツプの折損等が生じ易いこと、及びチツプク
ランプの関係で切屑ポケツトの大きさに限界が生
じ、切削巾、切込み、送り量から決定される単位
時間当りの切屑排出量を大きくとれないことか
ら、これ等の欠点を解消したスローアウエイ式カ
ツタが提案され既に実用に供されている。第1図
乃至第3図に示すものと第4図乃至第6図に示す
ものがそれである。
前者のカツタは、正方形ポジテイブチツプの2
枚を、各チツプの底面が接するように、かつそれ
ぞれのチツプの対角線が中心で一致し両端で多少
ずれるよう重ねて接合した形のスローアウエイチ
ツプ1を、カツターボデイ2の外周部に横向きに
即ち、チツプ1の上面1aが切削時の外周逃げ面
となるよう所定の間隔で千鳥状に取付けたもの
で、切屑ポケツト3及びチツプ強度を大きくと
れ、また、切削コーナ角を0゜(第2図のγが90
゜)とすることが可能であるが、チツプ1のコー
ナ角δが90゜であるので第3図のアキシヤルレー
キ角αがネガテイブとなり、このため、切削負荷
が大きく、切削処理性も悪くなる欠点がある。
一方、後者のカツタは、菱形ポジテイブチツプ
の2枚を、底面同士が完全に重なるように接合し
た形のスローアウエイチツプ1′を、カツターボ
デイ2′の先端外周部に前者同様横向きに取付け
たもので、チツプ1′の鋭角コーナ部を切削に使
用するため、アキシヤルレーキ角αをポジテイブ
にすることができる。しかし、第5−A図の如く
切削コーナ角を0゜(第5図のγ=90゜)とした
場合、切刃とならないコーナb点が切刃となるa
点の軌跡よりも外側にはみ出て切削を不可能に
し、従つてγ=88゜程度が限界で、直角隅削りに
おいては切り残し部を生じ、他のカツタによる再
切削が必要になる。
(ハ) 問題点を解決するための手段 この考案は、第1図乃至第6図に例示した如き
カツタのもつ上述の欠点を解消したもので、その
特徴は、使用するスローアウエイチツプの形状を
菱形ポジテイブの2枚を第6図に示すように単に
同一向きに重ねるのではなく、鋭角コーナの対角
線が中心で重なつて両端で位置ずれするようひね
つて重ねた形とするところにあり、かゝるスロー
アウエイチツプを採用したカツタは、アプローチ
角(切削コーナ角)を0゜とし、かつアキシヤル
レーキ角をポジテイブとしても切削に関与しない
チツプのコーナ部は切刃の軌跡の内側に収まり、
従つて、この考案によれば、切味並びに切屑排出
性に優れ、またチツプが重切削に耐え、かつ被削
材の切削コーナが直角になる隅削りカツタ又はサ
イドカツタが実現する。
(ニ) 実施例 添付第7図乃至第15図にこの考案のカツタの
一例を示す。
まず、使用するスローアウエイチツプである
が、第7図に示すように、鋭角部のコーナ角δを
70〜80゜程度に設定した2枚の菱形ポジテイブチ
ツプ10a,10a′を、その底面同士が接合され
るように、かつ鋭角コーナの対角線f,f′が平面
視において中心で一致し両端でε=5〜10゜程度
の角度をもつてずれるようひねりを加えて重ね、
さらに、上下面の菱形を構成する4辺のうち、上
面側では一方の組の平行な2辺に沿つて、下面側
では他方の組の平行な2辺に沿つて各々第9図及
び第10図に示すノーズアール11もしくは第1
0−A図に11′で示す如きサラエ刃を付したダ
ブルポジテイブ形のスローアウエイチツプ10を
一体の合金によつて形成してあり、このチツプ1
0は、εのねじり方向と、直線刃12の連続する
ノーズアール11又はサラエ刃の加工個所を逆に
することで左右の勝手違いのものが得られる。
即ち、一般正面フライスの場合、右回りボデイ
に右勝手のスローアウエイチツプ、左回りボデイ
に左勝手スローアウエイチツプが装着され、サイ
ドカツタには左右勝手のチツプが交互に装着され
るので、カツタの回転方向、形式に応じて勝手違
いのチツプが必要になる。
さて、例示のスローアウエイチツプ10は、右
回りボデイに取付けるものであるが、左右の勝手
に関係なく、そのカツターボデイへの装着は公知
の引込クランプ方式による。即ち、第11図に示
すように、カツターボデイ20の外周コーナ部に
直接、又は締付ねじ21によりボデイ20に固着
されるロケータ22に設けたチツプ取付溝23
に、上記スローアウエイチツプ10を、ノーズア
ール又はサラエ刃の付された辺の1つがカツタの
先端外周側に位置して上下面のいずれか一方が外
周逃げ面となるよう横向きに載置し、その後、チ
ツプ10の中心穴に通した引込ピン24をセツト
ねじ25により引込んで載置したチツプを強固に
クランプする。このとき、チツプ10は、第12
図のアプローチ角(90゜−γ)が0゜で、第13
図に示す切刃のアキシヤルレーキ角αが5゜程度
のポジテイブとなる向きにセツトする。なお、切
刃のラジアルレーキ角は、第11図の取付角θが
ネガテイブとなるチツプ取付溝の影響を受ける
が、第10図に示すチツプの溝角度βが5〜15゜
程度に設定されているので、第14図に示す如き
小径カツタの場合、チツプサイズによつては、両
角度が相殺されても若干のネガテイブ(β−θ<
0)となることもあるが、第15図に示す径が
250mm以上のカツタでは、β−θ>0となつてラ
ジアルレーキ角はポジテイブとなる。
(ホ) 効果 以上の構成としたカツタは、第13図に示すよ
うに、チツプ10の切刃となるコーナaが非切刃
であるコーナb,cをかくす(a点が切削方向の
最先端にある)ため、上述したようにアプローチ
角を0゜、アキシヤルレーキ角をポジテイブとし
ても切削に支障を来たすことがなく、また、引込
ピンクランプ方式を採つてチツプ10を横向きに
装着しているため切屑ポケツト26を大きく設計
でき、チツプ強度も大きくとれ、従つて切削負荷
が小さく切味の鋭い、しかも切屑排出の良好な直
角重隅削り切削が可能になる。
ここで、実施例は隅削りカツタへの適用例を示
したが、本考案は第1図に示す如きサイドカツタ
にも適用できることは云うまでもない。また、チ
ツプ10は、その4コーナを切刃として使用する
ことが可能である。
なお、本考案カツタの切削性能を確認するた
め、外径315mm、切刃総数12個の第12図に示す
隅削りカツタと、外径420mm、切刃総数16個(片
面に各8個)の深溝入サイドカツタを試作し、切
削試験を行つた。その結果、一般鋼切削におい
て、前者は切込み12mm以上、切削巾250mm以上、
送り0.6mm/1刃の切削が可能であり、一方、後
者は送り0.8mm/1刃、巾約30mmの深溝入れが可
能であつた。また、両者とも切刃の切損は全く起
こらず、切屑も良好に排出され、かつ切削面の面
性状も良好であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の重切削サイドカツタの一例を示
す正面図、第2図はその断面図、第3図は側面
図、第4図は重切削隅削りカツタの一例を示す正
面図、第5図はその断面図、第5−A図は第5図
のカツタの切削コーナ角を0゜にしたときの切刃
のコーナ点を示す断面図、第6図は側面図、第7
図はこの考案のカツタに採用するスローアウエイ
チツプの接合前の斜視図、第8図は完成したチツ
プの平面図、第9図はその左側面図、第10図は
同上の正面図、第10−A図はコーナアールをサ
ラエ刃に代えたチツプの正面図、第11図は本考
案カツタのチツプのクランプ方式を示す斜視図、
第12図本考案カツタの一例を示す断面図、第1
3図は同上の側面図、第14図及び第15図はカ
ツタ径に応じたラジアルレーキ角の変化を示す線
図である。 10……スローアウエイチツプ、11……ノー
ズアール、12……直線切刃、20……カツター
ボデイ、22……ロケータ、23……チツプ取付
溝、24……引込ピン、25……セツトねじ、2
6……切屑ポケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同一形状の菱形ポジテイブチツプの2枚を、
    その底面同士が接合されるように、かつ各チツ
    プの鋭角コーナの対角線が中心で一致し両端で
    ずれるようにひねりを加えて重ね、さらに、上
    下面の菱形を構成する4辺のうち上面側では一
    方の組の平行な2辺に沿つて、下面側では他方
    の組の平行な2辺に沿つて各々ノーズアールも
    しくはサラエ刃を付したダブルポジテイブ形の
    スローアウエイチツプを一体の合金によつて形
    成し、このチツプを中心に設けた貫通孔に通さ
    れる引込式クランプピンで締付けてノーズアー
    ル又はサラエ刃を付した辺の1つがカツタの先
    端外周側に位置して上下面のいずれか一方が切
    刃部の外周逃げ面となる横向きに、かつノーズ
    アール部又はサラエ刃に続く切刃のアキシヤル
    レーキ角がポジテイブ、アプローチ角(切削コ
    ーナ角)が0゜となる向きに直接又はロケータ
    を介してカツターボデイに装着して成るスロー
    アウエイ式カツタ。 (2) 上記菱形ポジテイブチツプの鋭角部のコーナ
    角をほゞ70〜80゜、各チツプの対角線のずれ角
    をほゞ5〜10゜の範囲に設定したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のスロ
    ーアウエイ式カツタ。
JP4154783U 1983-03-23 1983-03-23 スロ−アウエイ式カツタ Granted JPS59148212U (ja)

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JP4154783U JPS59148212U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 スロ−アウエイ式カツタ

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JP4154783U JPS59148212U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 スロ−アウエイ式カツタ

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Publication Number Publication Date
JPS59148212U JPS59148212U (ja) 1984-10-03
JPS6216256Y2 true JPS6216256Y2 (ja) 1987-04-24

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ID=30172122

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JP4154783U Granted JPS59148212U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 スロ−アウエイ式カツタ

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JPS59148212U (ja) 1984-10-03

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