JP2945876B2 - ローレット加工用カッタ - Google Patents

ローレット加工用カッタ

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JP2945876B2 JP31446996A JP31446996A JP2945876B2 JP 2945876 B2 JP2945876 B2 JP 2945876B2 JP 31446996 A JP31446996 A JP 31446996A JP 31446996 A JP31446996 A JP 31446996A JP 2945876 B2 JP2945876 B2 JP 2945876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホルダに取り付
けられ、ワークに接触回転してローレットを形成するロ
ーレット加工用カッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、一対のカ
ッタ50、50をホルダ51の上下2箇所のヘッド5
2、52に回動自在に取り付け、両カッタ50、50を
ワークWの外周に押し付けてワークWを回転させ、その
回転に伴い各カッタ50を回転させてワークWの外周に
編目状のローレットを形成する加工方法が知られてい
る。
【0003】上記カッタ50は、図5に示すように、円
筒体53の外周に切刃54を形成した構成とされ、円筒
体53の端面と切刃54の頂面との間の角部55からワ
ークWの外周に切り込み、ワークWに対する切刃54の
相対移動によりチップを排出しつつワークWを切削す
る。
【0004】また、ホルダ51は、図6及び図7に示す
ように、ワークWの軸線とカッタ50の軸線とのなす角
αをワークWの径に応じて変化させることにより、ワー
クWの径にかかわらず均一なローレットパターンを得る
ことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
Wの径が大きくなると、図8に示すように、下側のヘッ
ド52に取り付けたカッタ50は、角部55からワーク
Wに接触するのではなく、切刃54の頂面の中間部から
端部へ向かってワークWに摺接し、非切削状態となるた
め、鮮明なローレットパターンが得られず、また、切刃
54の摩耗が激しくなるという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、良好な仕上がり状態
が得られ、かつ切刃の寿命が長いカッタを提供しようと
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、円筒体の外周に切刃を形成したローレ
ット加工用カッタにおいて、前記円筒体の外周に周方向
の溝を形成し、この溝の一側面と切刃の頂面との間に角
部を設けたのである。
【0008】このカッタをホルダの下側のヘッドに取り
付けて加工すると、前記角部が最初にワークの外周に当
接し、ワークの回転に伴って、切刃のワークとの接触点
が順次カッタの端面方向に移動するので、ワークは切刃
により切削されてローレットが形成される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明に係るカッタの一実施形
態を図1に示す。図示のように、このカッタ1におい
て、円筒体2の外周には、軸方向に延びる切刃3と、周
方向の2条の溝4、4とが形成されており、各溝4の底
部は切刃3の歯元よりも少し深くなっている。円筒体2
の端面側に位置する各溝4の一側面と切刃3の頂面との
間には角部5が設けられている。
【0010】溝4の他側面と円筒体2の径方向に延びる
線とのなす角βは45°〜50°程度とされ、切刃3の
逃げ角γは6°〜8°とされている。切刃3の外端角部
6は切刃3の端部の欠損を防止するため面取りされ、溝
4の底部7は丸み付けされている。
【0011】このようなカッタ1を、図2に示すよう
に、ホルダ51の下側のヘッド52に取り付けて加工す
ると、角部5が最初にワークWの外周に当接し、ワーク
Wの回転に伴って、切刃3のワークWとの接触点が順次
カッタ1の端面方向に移動するので、ワークWは切刃3
により切削されて鮮明なローレットパターンが形成され
ると共に、カッタ1の寿命が2倍程度向上する。
【0012】また、切削が困難な場合には、図3に示す
ように、ホルダ51を3°〜4°の範囲内で傾けること
により、角部5のワークWに対する接触角度を変化させ
るとよい。
【0013】なお、上記実施形態では、一方の溝4の角
部5が摩耗した際、カッタ1を反転させてホルダ51に
取り付け、他方の溝4の角部5によりワークWに切り込
めるようにするため、溝4を2条設けたが、溝4は1条
であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、円
筒体の外周に切刃を形成したローレット加工用カッタに
おいて、前記円筒体の外周に周方向の溝を形成し、この
溝の一側面と切刃の頂面との間に角部を設けたので、こ
のカッタをホルダの下側のヘッドに取り付けて加工する
と、前記角部が最初にワークの外周に当接し、ワークの
回転に伴って、切刃のワークとの接触点が順次カッタの
端面方向に移動し、ワークは切刃により切削されて鮮明
なローレットパターンが形成されると共に、カッタの寿
命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカッタの一実施形態を示す一部
縦断側面図
【図2】同上の使用状態を示す概略平面図
【図3】同上の他の使用状態を示す概略平面図
【図4】従来のカッタによる加工状態を示す概略正面図
【図5】(a)従来のカッタの正面図、(b)同上の一
部縦断側面図
【図6】ホルダのヘッド角調整状態をホルダ前面から見
た図(ワークが小径の場合)
【図7】ホルダのヘッド角調整状態をホルダ前面から見
た図(ワークが大径の場合)
【図8】従来のカッタによる加工状態を示す概略平面図
【符号の説明】
1 カッタ 2 円筒体 3 切刃 4 溝 5 角部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に多数の切刃を有する円筒体を軸線
    が互いに斜交するようにワークに押し付け、この円筒体
    をワークと共に回転させることにより、前記切刃をワー
    クに摺接させてワークの外周にローレットを形成する
    ーレット加工用カッタにおいて、前記円筒体の外周に周
    方向の溝を形成し、この溝の一側面と切刃の頂面との間
    に角部を設けたことを特徴とするローレット加工用カッ
    タ。
JP31446996A 1996-11-26 1996-11-26 ローレット加工用カッタ Expired - Fee Related JP2945876B2 (ja)

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JPH10151502A JPH10151502A (ja) 1998-06-09
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JP5771821B2 (ja) * 2010-08-17 2015-09-02 日鉄住金鋼管株式会社 電縫鋼管、電縫鋼管の製造方法、管状製品の製造方法

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