JP4677722B2 - 3枚刃ボールエンドミル - Google Patents

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Description

本発明は、エンドミル本体の先端に、軸線回りの回転軌跡が略半球状となる円弧状切刃が3枚形成された3枚刃のボールエンドミルに関するものである。
この種の3枚刃ボールエンドミルとしては、例えば特許文献1に、3枚の底刃(円弧状切刃)を有して各々の底刃のランド(逃げ面)が凸R曲面を有するボールエンドミルにおいて、各々のランドのエッジ(切刃)が全て底刃の頂点中心部(回転中心)に接するように構成されものが提案されている。また、特許文献2には、3枚のボール刃(円弧状切刃)の各ランド(逃げ面)に、各ボール刃が工具本体(エンドミル本体)の回転中心およびその近傍において欠落するようにシンニングが施された3枚刃のボールエンドミルも提案されている。
特開平10−128611号公報 特開2002−187011号公報
しかしながら、特許文献1に記載の3枚刃ボールエンドミルでは、3枚の円弧状切刃がその内周端を上記回転中心に一致させて形成されるので、かかる円弧状切刃を形成するためにエンドミル本体先端をそれぞれ切り欠くように設けられる3つのギャッシュ(凹部)もすべての内周端が回転中心と一致させられることになり、この回転中心周辺においてエンドミル本体の強度が著しく損なわれるおそれがある。特に、この回転中心の周辺は、加工時に切削速度が0となってワークを押し潰すような加工形態となり、エンドミル本体に作用する負荷が大きくなりがちとなるため、かかる部分で強度が損なわれると容易に欠損等が生じて工具寿命の短縮を招く結果となる。
一方、特許文献2に記載の3枚刃ボールエンドミルでは、この回転中心の周辺において円弧状切刃が欠落するようにシンニングが施され、すなわちこのシンニングによって回転中心周辺がエンドミル本体の後端側に後退するようにされて、切刃自体が回転中心周辺に存在しないようにされているため、如何に大きな負荷が作用しても欠損の生じるおそれはない。しかしながら、当然にこの回転中心周辺では切削も行われることがなくなるため、例えば当該ボールエンドミルによって溝加工を行うときには溝底部分が削り残されて平坦な筋が形成されてしまい、加工後のワークの品位を損なうばかりか、この回転中心がエンドミル本体後端側に後退した位置にあるので加工前にエンドミル本体を正確に位置決めすること自体が難しく、加工精度を著しく損なうことになる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、大きな負荷が作用するエンドミル本体先端の回転中心周辺における強度を十分に確保しながらも、優れた加工精度を得ることが可能な3枚刃のボールエンドミルを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部に3つのギャッシュが形成され、各ギャッシュとその回転方向後方側に隣接する逃げ面との交差稜線部に、上記軸線回りの回転軌跡が該軸線上に中心を有する略半球状をなす3枚の円弧状切刃が周方向に等間隔に形成された3枚刃のボールエンドミルであって、上記エンドミル本体先端の上記軸線上における回転中心の周辺においては、上記ギャッシュおよび円弧状切刃の内周端が該回転中心から離間して配置されることによりチゼル部が形成され、このチゼル部には、周方向に隣接する上記逃げ面同士の交差稜線部に、上記円弧状切刃の内周端に連なってそれぞれ上記回転中心に延びるチゼル刃が、該チゼル刃の上記軸線回りの回転軌跡が、上記エンドミル本体の先端側には上記円弧状切刃の回転軌跡がなす半球を越えない範囲で、なおかつ該円弧状切刃の上記内周端よりもエンドミル本体の後端側に後退しない範囲で、該円弧状切刃の上記回転軌跡がなす半球に略沿うように形成されており、このチゼル刃のすくい面の上記軸線方向の幅が該チゼル刃に沿って上記回転中心側に向かうに従い漸次小さくなることを特徴とする。
従って、このような3枚刃ボールエンドミルにおいては、ギャッシュおよび円弧状切刃の内周端がエンドミル本体先端の回転中心から離間して配置されて、この回転中心周辺にチゼル部が形成されており、これらギャッシュや円弧状切刃の内周端の間にエンドミル本体の肉厚を確保することができるため、回転中心周辺に作用する大きな負荷にも耐えうる十分な強度を得ることができる。そして、このチゼル部には、各円弧状切刃の内周端に連なるチゼル刃が、該チゼル刃の上記軸線回りの回転軌跡が、上記エンドミル本体の先端側には上記円弧状切刃の回転軌跡がなす半球を越えない範囲で、なおかつ該円弧状切刃の上記内周端よりもエンドミル本体の後端側に後退しない範囲で、円弧状切刃の回転軌跡がなす半球に略沿って上記回転中心に向かうに従いエンドミル本体先端側に凸となるように形成されることとなり、これらのチゼル刃の交点がエンドミル本体先端の回転中心とされるので、加工前の位置決めを容易に行うことが可能となるとともに、溝加工においても溝底部分に削り残しが生じたりするのを防ぐことができ、高品位で優れた加工精度を得ることが可能となる。
ここで、上記軸線方向先端側から見て、上記チゼル刃を直線状とした場合には、このチゼル刃は該チゼル刃が連なる上記円弧状切刃の上記回転中心周辺における延長線に略沿って延びるように、できるだけ連続して形成されるのが望ましく、より具体的に、該チゼル刃が連なるこの円弧状切刃の回転方向側に位置する他の円弧状切刃に対してなすチゼル角が100°〜120°の範囲とされるのが望ましい。すなわち、3枚の円弧状切刃が周方向に等間隔に形成された3枚刃ボールエンドミルでは、周方向に隣接する円弧状切刃同士が軸線方向先端側から見てなす角度は120°となるので、上記チゼル角が120°を超えると、個々のチゼル刃が連なる円弧状切刃の内周端よりも回転方向後方に後退した位置から該チゼル刃が回転中心に向けて延びることとなり、両者の間に段差を形成したりしなければならなくなる。その一方で、チゼル角が100°を下回ると、チゼル刃が円弧状切刃の内周端において大きく折れ曲がって回転中心に延びることとなるため、何れの場合もこれら円弧状切刃とチゼル刃とが交差する円弧状切刃の内周端の切刃強度が損なわれるおそれがあって好ましくない。
ただし、このチゼル刃は、上記軸線方向先端側から見て上記回転方向の後方側に凹曲する凹曲線状に形成されていてもよく、この場合には、該凹曲線の回転中心側の端部における接線が、該チゼル刃が連なる円弧状切刃の回転方向側に隣接する他の円弧状切刃に対してなすチゼル角は、120°を上回っていてもよい。このようにチゼル刃を軸線方向先端視に凹曲線状に形成した場合には、この凹曲した部分におけるチゼル刃の刃先角を大きくすることができて切刃強度を向上させることができ、上述のような大きな負荷に対しても高い耐欠損性を得ることができる。
また、上記チゼル部においては、上記軸線方向先端側から見て上記回転中心を中心に上記ギャッシュの内周端に接するギャッシュ心厚円の直径が、上記円弧状切刃の回転軌跡がなす半球の直径Dに対して0.001×D〜0.02×Dの範囲とされるのが望ましい。すなわち、このギャッシュ心厚円の直径が、円弧状切刃の回転軌跡がなす半球の直径Dつまり切刃外径Dに対して0.001×Dを下回るほど小さいと、上記チゼル部も小さくなってエンドミル本体先端の回転中心周辺に十分な強度を確保することができなくなるおそれが生じる。その一方で、上記チゼル刃は円弧状切刃の逃げ面同士の交差稜線部に形成されるためにすくい角が負角側に設定される場合が多く、上記ギャッシュ心厚円の直径が0.02×Dを上回るほど大きいと、このようなチゼル刃の長さも長くなるために切削抵抗の増大を招くおそれがある。
さらに、このチゼル刃のすくい角については、上記軸線方向先端側から見て該チゼル刃が連なる上記円弧状切刃の回転方向側に位置する他の円弧状切刃に平行で、かつ上記軸線にも平行な断面におけるこのチゼル刃のすくい角が、−10°〜−50°の範囲とされるのが望ましい。すなわち、この断面におけるチゼル刃のすくい角が−50°よりもさらに負角側に大きくなると、やはりエンドミル本体先端の回転中心周辺において加工時に切削抵抗の増大を招くおそれがある一方、逆にこのすくい角が−10°よりも正角側に大きくなると刃先角が小さくなってチゼル刃の強度を確保することが困難となり、上述のような大きな負荷が作用する場合にチゼル刃自体に欠損が生じたりするおそれがある。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態を示すものである。本実施形態において、エンドミル本体1は、超硬合金等の硬質材料により形成されて図1に示すように軸線Oを中心とした概略円柱状をなし、その後端側(図1において右側)が当該エンドミル本体1を工作機械の主軸に装着するためのシャンク部2とされるとともに、先端側(図1において左側)には切刃部3が形成され、上記工作機械によって軸線O回りに図中に符号Tで示す回転方向に回転されつつ送り出されることにより、上記切刃部3によってワークに断面U字状の溝加工を施してゆく。
ここで、切刃部3の外周には、その先端から後端側に向けて軸線O回りに回転方向Tの後方側に捩れる3条の切屑排出溝4が周方向に等間隔に形成されている。さらに、これらの切屑排出溝4の回転方向T側を向く壁面と、周方向に隣接する切屑排出溝4の間に残された切刃部3の外周逃げ面5との交差稜線部には、切屑排出溝4と同じく後端側に向かうに従い軸線O回りに回転方向Tの後方側に捩れる外周刃6が、やはり切屑排出溝4と同じく周方向に等間隔に3条形成されている。なお、この切刃部3は、次述する先端部も含めて、こうして周方向に等間隔に形成された3条の外周刃6が軸線Oを中心として周回り方向に120°ごとに一致するように、120°回転対称形状とされている。
また、この切刃部3の先端部すなわちエンドミル本体1の最先端部においては、上記3条の切屑排出溝4の回転方向T後方側を向く壁面がそれぞれ内周側に削り取られるようにして3つのギャッシュ7が形成されるとともに、これらのギャッシュ7の回転方向T後方側に隣接して上記外周逃げ面5に連なる逃げ面8も、エンドミル本体1の内周側、すなわちエンドミル本体1先端における軸線O上の回転中心C側に向けて先端外周側に凸となるように湾曲させられている。さらに、これらギャッシュ7とその回転方向T後方側に隣接する逃げ面8との交差稜線部には、外周刃6の先端に滑らかに接するように連なってエンドミル本体1の先端外周側に凸となる概略1/4円弧状をなしつつ上記回転中心Cに向かう円弧状切刃9が形成されており、この円弧状切刃9はその軸線O回りの回転軌跡が該軸線O上に中心を有する略半球状をなすように形成されている。
ここで、この円弧状切刃9は、外周刃6の捩れと同様に先端の上記回転中心C側から後端外周側の外周刃6との接点に向けて、回転方向Tの後方側に向かうように形成されるとともに、軸線O方向先端視においては図2に示すように回転方向T側に凸となるように形成されていて、3条の外周刃6にそれぞれ連なる3枚の円弧状切刃9は、やはり周方向に等間隔とされる。なお、こうして円弧状切刃9が外周刃6に接して連なる接点は、円弧状切刃9の上記回転軌跡がなす半球の中心を通って軸線Oに垂直な平面上に位置するようにされており、また外周刃6の回転軌跡は本実施形態では軸線Oを中心とした円筒面状をなすようにされていて、これらにより外周刃6と円弧状切刃9とが軸線O回りになす回転軌跡は該軸線Oに沿った断面がU字状をなすようにされ、このU字の幅すなわち円弧状切刃9の回転軌跡がなす上記半球の直径Dが切刃部3の外径、つまり当該ボールエンドミルの外径とされる。
一方、エンドミル本体1先端の回転中心C周辺においては、図3に示すようにギャッシュ7が回転中心Cにまで至らずに該ギャッシュ7の内周端10が回転中心Cから外周側に離間した位置に配置されており、これに伴い上記円弧状切刃9の内周端11も同様に回転中心Cから外周側に離間した位置に配置され、これによりこの回転中心Cの周辺には、各円弧状切刃9の回転方向T後方側に連なる逃げ面8同士が交差するチゼル部12が形成される。なお、この図3に示すようにギャッシュ7の上記内周端10は軸線O方向先端側から見て回転中心C側に向けて凹曲するように形成されており、チゼル部12は、その外径、すなわち軸線O方向先端側から見て上記回転中心Cを中心にギャッシュ7の凹曲した上記内周端10に接するギャッシュ心厚円Aの直径Bが、上記切刃部3の外径すなわち円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球の直径Dに対して、0.001×D〜0.02×Dの範囲とされている。
そして、このチゼル部12には、周方向に隣接する逃げ面8同士の交差稜線部に、3枚の上記円弧状切刃9の内周端11に連なって回転中心Cに延びる3つのチゼル刃13がそれぞれ形成されており、これらのチゼル刃13は、円弧状切刃9の回転軌跡がなす上記半球に略沿うようにされている。ここで、各チゼル刃13は、図3に示すように上記軸線O方向先端側から見たときに、本実施形態ではギャッシュ7の内周端10の上記凹曲した部分で各円弧状切刃9の内周端11に連なり、この内周端11から該円弧状切刃9の回転中心C周辺における延長線に略沿うように回転中心Cに向けて直線状に延びて、この回転中心Cで3つのチゼル刃13が交差するようにされている。より具体的に、各チゼル刃13は、該チゼル刃13が連なる円弧状切刃9の120°回転方向T側に位置する他の円弧状切刃9に対して該チゼル刃13がなすチゼル角θが100°〜120°の範囲となるようにされている。
また、このチゼル刃13は、上述のようにチゼル部12で交差する円弧状切刃9の逃げ面8同士の交差稜線部に形成されるものであるので、図4に示すようにこのうち該チゼル刃13が連なる円弧状切刃9の逃げ面8(図4において左側の逃げ面8)がそのまま当該チゼル刃13の回転方向T後方側に連なる逃げ面8とされるとともに、この円弧状切刃9の回転方向T側に位置する上記他の円弧状切刃9の逃げ面8(図4において右側の逃げ面)内周側の、チゼル部12においてチゼル刃13と交差する部分が、該チゼル刃13の回転方向T側に連なるすくい面14とされる。ここで、この図4は、上記軸線O方向先端側から見てチゼル刃13が連なる円弧状切刃9の回転方向T側に位置する他の円弧状切刃9に平行で、かつ上記軸線Oにも平行な該チゼル刃13の断面であるが、この図4に示すように上記チゼル刃13のすくい面14は、上記他の円弧状切刃9の逃げ面8から凹曲状に立ち上がってチゼル刃13に交差するようにされており、この断面におけるチゼル刃13のすくい角αは−10°〜−50°の範囲とされている。
従って、このように構成された3枚刃のボールエンドミルにおいては、ギャッシュ7や円弧状切刃9がエンドミル本体1先端の回転中心Cに達することなく、その内周端10,11がこの回転中心から離間して配置されていて、該回転中心C周辺にギャッシュ7によって切り欠かれることのないチゼル部12が残されているので、この回転中心C周辺におけるエンドミル本体1の強度を確保することができる。従って、切削時に回転速度が0となるために大きな負荷が作用する該回転中心Cの周辺において欠損が生じたりするのを防ぐことができ、工具寿命の長い安定した加工が可能な3枚刃ボールエンドミルを提供することが可能となる。
その一方で、この回転中心Cの周辺に残されたチゼル部12には、円弧状切刃9の内周端11から該回転中心Cに向けて延びるチゼル刃13が形成されており、このチゼル刃13は、特許文献2のようにエンドミル本体1の後端側に後退するものではなく、円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球に略沿うように形成されたものであるので、当該3枚刃ボールエンドミルによって溝加工を行う場合でも、このチゼル刃13を確実に切削に関与させることができる。このため、かかる溝加工によってワークに形成されたU字溝の溝底に平坦な筋が残されたりすることもなく、ワークの加工品位の向上を図ることができるとともに、本実施形態ではこのようなチゼル刃13同士の交点が回転中心Cとされてエンドミル本体1先端に残されたチゼル部12上に位置することとなるので、加工前のエンドミル本体1の位置決めも正確かつ容易に行うことができ、これらによって高い加工精度を得ることが可能となる。
なお、これらのチゼル刃13が軸線O回りになす回転軌跡は、厳密には円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球と一致させられて、すなわちチゼル刃13がこの半球の球面上に延びるように形成されているのが最も望ましいが、例えばこの球面に略沿うような直線状に形成されていてもよい。ただし、このチゼル刃13の回転軌跡が、円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球よりも突出していると、上述のような溝加工を行った場合の溝底にはさらに一段凹むような凹溝が形成されてしまうことになるので、このチゼル刃13の回転軌跡は、エンドミル本体1の先端側には上記円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球を越えない範囲で、なおかつ特許文献2のように円弧状切刃9の上記内周端11よりもエンドミル本体1の後端側に後退しない範囲で、この内周端11から上記半球に略沿うように回転中心Cに向けて延びるように形成される
一方、このチゼル刃13は、本実施形態では上記チゼル角θが100°〜120°の範囲内とされていて、上記軸線O方向先端側から見て図3に示したように、該チゼル刃13が内周端11において連なる円弧状切刃9の内周側への延長線にも略沿うように形成されており、上述のようにこのチゼル刃13が円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球に略沿うように形成されることとも相俟って、チゼル刃13と円弧状切刃9とをより滑らかに連続するように形成することが可能となる。ここで、図5は、ギャッシュ7と円弧状切刃9との内周端10,11が略一致して上記チゼル角θが約90°とされた場合の第1の実施形態の変形例を示すものであり、図4に示した実施形態と共通する部分には同一の符号を配してあるが、この変形例のようにチゼル角θが小さいと、円弧状切刃9の内周端11において該円弧状切刃9とチゼル刃13とがより鋭い角度で交差することとなり、上述のように大きな負荷が作用した場合にこの内周端11の角部に欠損等が生じるおそれがある。
その一方で、3枚の円弧状切刃9およびチゼル刃13を周方向に等間隔に120°おきに配置した本実施形態の3枚刃ボールエンドミルでは、上記チゼル角θが120°を超えると、円弧状切刃9に連なるチゼル刃13がこの円弧状切刃9よりも回転方向Tの後方側に後退した位置から回転中心Cに向けて延びることとなり、チゼル刃13がこの円弧状切刃9に連なるその内周端11に先端側から見て段差等を設けなければならなくなって、この段差部分に欠損が生じるおそれがある。これに対して、本実施形態では、このチゼル角θが120°を越えない範囲で100°以上と大きくされていて、上述の通り円弧状切刃9の延長線に略沿うようにチゼル刃13が形成されており、従ってこのような段差や図5のような鋭い角部が形成されることがないので、加工時のエンドミル本体1先端における損傷等をより確実に防いで工具寿命の一層の延長を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、このエンドミル本体1先端に残される上記チゼル部12の外径、すなわち軸線O方向先端側から見て回転中心Cを中心にギャッシュ7の内周端10に接するギャッシュ心厚円Aの直径Bが、切刃部3の外径、すなわち円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球の直径Dに対して0.001×D〜0.02×Dの範囲とされており、これによってもエンドミル本体1の先端の損傷を確実に防ぐことができる一方で、該チゼル部12に形成される上記チゼル刃13によって徒に切削抵抗が増大したりするのを避けることができる。すなわち、このギャッシュ心厚円Aの直径Bが円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球の直径Dに対して0.001×Dを下回るほど小さいと、チゼル部12が回転中心Cの略1点のみにしか残されない状態となって、加工時に特許文献1と同様にエンドミル本体1先端に容易に欠損等の損傷が生じるおそれがある一方、逆に直径Bが直径Dの0.02×Dを上回るほど大きいと、円弧状切刃9の内周端11から回転中心Cに向けて延びるチゼル刃13の長さも長くなるため、特に本実施形態のようにこのチゼル刃13の上記すくい角αが負角に設定されている場合には、切削抵抗が増大してしまうおそれがある。
さらに、このチゼル刃13のすくい角αについても、本実施形態では、軸線O方向先端側から見てチゼル刃13が連なる円弧状切刃9の回転方向T側に位置する上記他の円弧状切刃9に平行で、かつ軸線Oにも平行な上記断面におけるこのチゼル刃13のすくい角αが−10°〜−50°の範囲とされており、これによってもエンドミル本体1先端部の損傷を防ぎながら切削抵抗の増大を抑えることが可能となる。すなわち、このチゼル刃13の上記すくい角αが−10°よりも正角側に大きくなると、チゼル刃13の刃先角が小さくなって切刃強度が損なわれ、上述のような大きな負荷が作用した場合にはチゼル刃13自体に欠損等が生じてやはりエンドミル本体1先端部の損傷を招くおそれがある一方、すくい角αが−50°を上回るほど負角側に大きくなると、チゼル刃13がワークを切削すると言うよりは押し潰すような作用が強くなり、回転中心Cの周辺で切削速度が0に近づくこととも相俟って、切削抵抗が一層増大する結果となる。
なお、本実施形態ではこのチゼル刃13のすくい面14が、上述のように該チゼル刃13が連なる円弧状切刃9の回転方向T側に隣接する上記他の円弧状切刃9の逃げ面8から凹曲状に立ち上がってこのチゼル刃13に交差するようにされているが、このすくい面14が立ち上がる上記他の円弧状切刃9の逃げ面8は、当該チゼル刃13の回転方向T側に隣接する他のチゼル刃13の逃げ面8ともなるものであるので、逃げ面8からすくい面14が立ち上がる高さ、すなわちすくい面14の軸線O方向の幅は、チゼル刃13に沿って回転中心C側に向かうに従い漸次小さくなって回転中心Cで0となり、これにより3つの逃げ面8がこの回転中心Cにおいて交差することとなる。ここで、上記すくい角αは、チゼル刃13の全長に亙って一定でもよいが、例えば上記内周端11から回転中心C側に向かうに従い負角側に大きくなるようにするなど、チゼル刃13に沿ってすくい角αが変化するようにされていてもよい。
次に、図6および図7は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、図1ないし図5に示した第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を配して説明を省略する。すなわち、この第1の実施形態では上記チゼル刃13がエンドミル本体1の軸線O方向先端側から見て直線状とされていたのに対し、第2の実施形態ではそのチゼル刃21が軸線O方向先端側から見てエンドミル本体1の回転方向Tの後方側に凹曲する凹曲線状(本実施形態では凹円弧状)とされていることを特徴とする。さらに、こうしてチゼル刃21が凹曲線状とされるのに伴い、図3に示した第1の実施形態ではチゼル刃13の上記チゼル角θが100°〜120°とされ、また図5に示した第1の実施形態の変形例ではチゼル角θが90°とされていたのに対し、凹曲したチゼル刃21の回転中心C側の端部における接線が、該チゼル刃21が連なる円弧状切刃9の回転方向T側に隣接して位置する他の円弧状切刃9に対してなすチゼル角θは、120°を上回って本実施形態では150°程度とされている。
このように構成された第2の実施形態の3枚刃ボールエンドミルにおいても、このチゼル刃21が、円弧状切刃9の内周端11に連なってそれぞれ上記回転中心Cに延び、かつ該円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球に略沿うように形成されることにより、第1の実施形態と同様にチゼル刃21を切削に関与させることができてワーク加工品位の向上を図るとともに、エンドミル本体1の位置決めも正確かつ容易とし、高い加工精度を得ることが可能となる。そして、さらにこの第2の実施形態によれば、軸線O方向先端側から見てチゼル刃21が連なる円弧状切刃9の回転方向T側に位置する他の円弧状切刃9に平行で、かつ軸線Oにも平行な断面においては、図7に示すようにチゼル刃21が凹曲して回転方向Tの後方側に後退していることにより、例えば図中に破線で示す第1の実施形態のチゼル刃13に比べ、チゼル刃21のすくい角αをより負角側に大きく設定することができる。このため、チゼル刃21の刃先角もより大きくしてその切刃強度の一層の向上を図ることができ、上述のように大きな負荷が作用する回転中心C周辺の欠損等をより確実に防いで、さらに工具寿命の長い3枚刃ボールエンドミルを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示す側面図である。 図1に示す実施形態を軸線O方向先端側から見た拡大正面図である。 図2に示す拡大正面図の回転中心C周辺をさらに拡大した正面図である。 図3におけるZZ断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す回転中心C周辺の拡大正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す回転中心C周辺の拡大正面図である。 図6におけるZZ断面図である。
符号の説明
1 エンドミル本体
3 切刃部
7 ギャッシュ
8 逃げ面
9 円弧状切刃
10 ギャッシュ7の内周端
11 円弧状切刃9の内周端
12 チゼル部
13,21 チゼル刃
14 チゼル刃13,14のすくい面
O エンドミル本体1の軸線
T 回転方向
C エンドミル本体1先端部の回転中心
A ギャッシュ心厚円
B ギャッシュ心厚円Aの直径
D 円弧状切刃9の回転軌跡がなす半球の直径
θ チゼル角
α チゼル刃13,21のすくい角

Claims (5)

  1. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部に3つのギャッシュが形成され、各ギャッシュとその回転方向後方側に隣接する逃げ面との交差稜線部に、上記軸線回りの回転軌跡が該軸線上に中心を有する略半球状をなす3枚の円弧状切刃が周方向に等間隔に形成された3枚刃のボールエンドミルであって、上記エンドミル本体先端の上記軸線上における回転中心の周辺においては、上記ギャッシュおよび円弧状切刃の内周端が該回転中心から離間して配置されることによりチゼル部が形成され、このチゼル部には、周方向に隣接する上記逃げ面同士の交差稜線部に、上記円弧状切刃の内周端に連なってそれぞれ上記回転中心に延びるチゼル刃が、該チゼル刃の上記軸線回りの回転軌跡が、上記エンドミル本体の先端側には上記円弧状切刃の回転軌跡がなす半球を越えない範囲で、なおかつ該円弧状切刃の上記内周端よりもエンドミル本体の後端側に後退しない範囲で、該円弧状切刃の上記回転軌跡がなす半球に略沿うように形成されており、このチゼル刃のすくい面の上記軸線方向の幅が該チゼル刃に沿って上記回転中心側に向かうに従い漸次小さくなることを特徴とする3枚刃ボールエンドミル。
  2. 上記軸線方向先端側から見て、上記チゼル刃は直線状であって、該チゼル刃が連なる上記円弧状切刃の回転方向側に位置する他の円弧状切刃に対してなすチゼル角が100°〜120°の範囲とされていることを特徴とする請求項1に記載の3枚刃ボールエンドミル。
  3. 上記軸線方向先端側から見て、上記チゼル刃は、上記回転方向の後方側に凹曲する凹曲線状とされていることを特徴とする請求項1に記載の3枚刃ボールエンドミル。
  4. 上記チゼル部においては、上記軸線方向先端側から見て上記回転中心を中心に上記ギャッシュの内周端に接するギャッシュ心厚円の直径が、上記円弧状切刃の回転軌跡がなす半球の直径Dに対して0.001×D〜0.02×Dの範囲とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の3枚刃ボールエンドミル。
  5. 上記軸線方向先端側から見て上記チゼル刃が連なる上記円弧状切刃の回転方向側に位置する他の円弧状切刃に平行で、かつ上記軸線にも平行な断面における該チゼル刃のすくい角が、−10°〜−50°の範囲とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の3枚刃ボールエンドミル。
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