JPS621423B2 - - Google Patents

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JPS621423B2
JPS621423B2 JP11423879A JP11423879A JPS621423B2 JP S621423 B2 JPS621423 B2 JP S621423B2 JP 11423879 A JP11423879 A JP 11423879A JP 11423879 A JP11423879 A JP 11423879A JP S621423 B2 JPS621423 B2 JP S621423B2
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JP
Japan
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parts
formula
water
fastness
compound represented
Prior art date
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Expired
Application number
JP11423879A
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English (en)
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JPS5638353A (en
Inventor
Mitsuru Kurosawa
Takao Aizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication of JPS5638353A publication Critical patent/JPS5638353A/ja
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【発明の詳細な説明】
本発明は式 (式中Rはメチル基、エチル基、クロルメチル
基又はクロルエチル基を、Xは塩素原子又は臭素
原子を意味する。) で示される水不溶性モノアゾ化合物、その製法並
びにそれを用いる疎水性繊維の染色及び捺染する
方法に関するものである。 本発明の目的とするところは疎水性繊維、特に
ポリエチレンテレフタレートからなる繊維を各種
堅牢度の良好な黄色に染色する方法を提供するに
ある。本発明方法に従つてポリエチレンテレフタ
レート繊維に染色又は捺染するときは各種堅牢度
の良好な濃黄色染色物が得られることを認めた。
ポリエチレンテレフタレート繊維(以下ポリエス
テルと略称する)の染色物は近年各種の後加工例
えば帯電防止加工、風合加工などが行われるのが
普通であり、そしてこの様な後加工を行うと一般
的に染色物の堅牢度が低下するという現象を生じ
る。又更に近年高付加価値製品の開発を指向する
ことからポリエステルの捺染染色或は防抜染染色
などが行われる事が多くなつた。捺染染色では発
色方法として、HTS法がとられる事が多く、こ
の方法では、高温での発色を行うので使用する染
料の昇華堅牢度が高い事が要求される。又、抜
染、防染を行う場合は塩化錫等の還元剤を用いて
行い、その際良好な白度が得られる事が重要であ
る。ところが抜染用といわれる、ポリエステル用
黄色分散染料として後加工耐性、昇華堅牢度、抜
染性が共に満足出来る染料は意外に見当らない。 従来より例えば以下に挙げる染料が知られてい
る。 しかるにこれらの染料は上記性質に於いて何ら
かの欠点を有している。 本発明者はかかる3点を研究し本発明を見出し
た。即ち本発明の式()のモノアゾ化合物の様
に分子中にハロゲン原子を導入することで、後加
工耐性昇華堅牢度が良好でかつ抜染性良好な染料
が得られることが確められた。 本発明のモノアゾ化合物と前記の公知染料との
比較を表−1に掲載する。表−1において公知染
料は抜染性、昇華堅牢度、風合仕上後の水堅牢度
の少なくともいずれか一つにおいて欠点を有して
いる。たとえば公知染料Aは抜染性は良好である
が堅牢度が不充分であるし公知染料Bは昇華堅牢
度が不充分である。また、公知染料Cは堅牢度は
良好であるが、抜染性が劣る欠点を有している。
本発明のモノアゾ化合物は係る堅牢度において満
足のできる性質を提供出来る。
【表】 表示◎は抜染部分の白度が良好を意味する
〃 ○ 〃 普通 〃
〃 △ 〃 劣る 〃
表−1における抜染性*-1は下記手法により試
験された。 ポリエステル布に染料組成物を含有する色糊
〔本発明の実施例1,2で得た、微分散化し乾燥
した染料組成物10重量部、カルパールSM−100
(安達糊料社製グアガム系糊剤)600重量部、塩素
酸ソーダ5重量部、酒石酸2重量部、インプルー
バー880(横浜ポリマー研究所製均染向上剤)20
重量部、微温湯1000重量部によくかきまぜたもの
を示す。また公知染料A,B,Cも実施例1,2
と同様に微分散化しスプレー乾燥し以下同様に調
製したものを示す。〕を印捺し中間乾燥後に抜染
剤を含有する糊料〔塩化第一錫10重量部芳香族系
キヤリアー10重量部、ローカストビーンガム12%
水溶液60重量部、水20重量部を良くかきまぜたも
のを示す。〕を印捺し170℃、5分間過熱蒸気によ
るHTスチーミングを行う。その後、水洗、湯
洗、還元洗浄、乾燥し、抜染部分の白度を◎、
○、△で判定した。 表−1における昇華堅牢度*-2はJIS規格
L.0879の試験符号Cにより試験した。表−1にお
ける風合仕上後の水堅牢度*-3は、ハイドランF
−24K(大日本インキ株式会社製)1重量%溶液
に染布を浸漬し、絞率80%になるように絞つた。
次いで100℃で5分間中間乾燥後150℃、3分間乾
熱処理する。この処理布をJISL−0846A法に準じ
水試験をした。 本発明における式()のモノアゾ化合物は、 式 (式中R及びXは前記と同じものを意味する)
で示される化合物を例えば鉱酸中、所望により酢
酸、プロピオン酸等の低級脂肪酸の存在下好まし
くは−5〜10℃でジアゾ化し、p−フエニルフエ
ノールと好ましくはアルカリ水溶液中でカツプリ
ング反応をすることによつて製造することが出来
る。上記式()の化合物としては2−クロル−
4−アセチルアミノアニリン、2−クロル−4−
プロピオニルアミノアニリン、2−クロル−4−
(β−クロルプロピオニルアミノ)アニリン、2
−ブロム−4−アセチルアミノアニリン、2−ブ
ロム−4−プロピオニルアミノアニリン及び2−
ブロム−4−(β−クロルプロピオニルアミノ)
アニリン等が挙げられる。 これらは、2−クロル−4−アミノアニリンま
たは2−ブロム−4−アミノアニリンを水溶媒中
酸結合剤(例えば酸化マグネシウム)の存在下に
おいて無水酢酸、無水プロピオン酸、アセチルク
ロライド、α−クロルアセチルクロライド、プロ
ピオニルクロライド、β−クロルプロピオニルク
ロライド等のアシル化剤を温度0℃から50℃好ま
しくは0℃から10℃において反応させることによ
り得ることが出来る。 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。実施例中部及び%とあるのはそれぞれ重量
部、重量%を示す。 実施例 1 2−クロル−4−アミノアニリン14.3部を水
400部に完溶後、酸化マグネシウム2.66部を加え
外冷により5℃に冷却する。これに無水酢酸12.5
部を5℃を保ちながら7時間で滴加する。次に濃
塩酸30部を加え反応液を完溶させる。温度を10℃
にし、亜硝酸ソーダ7.2部を含む水溶液40部を加
えジアゾ化を完結させた後、スルフアミン酸を
0.7部を加える。このジアゾ液をp−フエニルフ
エノール17.0部を湯1000部に加え苛性ソーダ12
部、炭酸ソーダ2部を加えp−フエニルフエノー
ルを完溶させ10℃に冷却した液に30分間で滴加し
その後4時間撹拌する。濃塩酸を加えPHを7に調
整し、結晶を別し、湯2000部でプレスケーキを
洗浄後、乾燥する。この化合物は式 で示され80%アセトン水溶液中における最大吸収
波長は363nmであつた。また融点は200〜204℃で
あつた。 元素分析値は下記表の通り計算値と良く一致し
た。
【表】 次にこの化合物3部とデモールN(商品名、花
王アトラス製分散剤)4部、デモールN(商品名
花王アトラス製分散剤)3部と少量の水を加えス
ラリーとし、サンドグラインダーで微分散化した
後、スプレー乾燥器で乾燥した。この微分散化し
た染料組成物2部を水3000部に加え、PH5に調整
する。これにポリエステル繊維100部を浸漬し130
℃で60分間染色後ソーピング、水洗、乾燥を順次
行い、黄色のポリエステル染色物を得た。これは
各種堅牢度が良好であつた。 実施例 2 実施例1と同様な方法にて、4−アミノ−2−
ブロムアニリンを用いることにより式 で示される化合物を合成した。この化合物の80%
アセトン水溶液中における最大吸収波長はλmax
=363nmであつた。また融点は235〜242℃であつ
た。 元素分析値は下記表の通り計算値と良く一致し
た。
【表】 上記化合物を用い実施例1と同様に分散化しス
プレー乾燥した染料1部を水1500部に加えPHを5
に調整し、ポリエステル繊維50部を浸漬し130℃
で60分間染色後ソーピング、水洗、乾燥し、黄色
のポリエステル繊維が得られた。この染色物は各
種堅牢度が良好であつた。 実施例 3 実施例1で得た微分散した染料組成物を10部セ
ルパールSM100(安達糊料社製ガアグム系糊剤)
600部、塩素酸ソーダ5部、酒石酸2部、インプ
ルバー880(横浜ポリマー研究所製均染向上剤)
20部、微温湯1000部によくかきまぜた色糊をポリ
エステル布に印捺し、中間乾燥後、170℃5分間
過熱蒸気によるHTスチーミングを行う。その後
水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥し、各種堅牢度が良
好な、黄色のポリエステル布が得られた。 実施例 4 実施例3で得た色糊をポリエステル布に印捺し
中間乾燥後塩化第1錫10部、芳香族系キヤリアー
10部、ローカストビーンガム12%水溶液60部、水
20部を良くかきまぜた抜染糊を印捺し、170℃、
5分間過熱蒸気によるHTスチーミングを行う。
その後、水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥することに
より抜染部分の白度は極めて良好な黄色のポリエ
ステル布が得られた。 実施例 5 実施例2で得た、黄色ポリエステル布に実施例
4と同様に調整した抜染糊を印捺し、中間乾燥の
後170℃、5分間過熱蒸気によるHTスチーミン
グを行い。その後水洗、湯洗、還元洗浄、乾燥す
ることにより、抜染部分の白度が良好な黄色のポ
リエステル布が得られた。 実施例1又は2と同様の方法により実施例6〜
9のモノアゾ化合物を合成した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中Rはメチル基、エチル基、クロルメチル
    基又はクロルエチル基をXは塩素原子又は臭素原
    子を意味する。)で示される水不溶性のモノアゾ
    化合物。 2 式 式 (式中R及びXは前記と同じものを意味する)
    で示される化合物をジアゾ化し、p−フエニルフ
    エノールとカツプリングさせることを特徴とする
    (式中R及びXは前記と同じものを意味す
    る。)で示される水不溶性のモノアゾ化合物の製
    法。 3 式 (式中R及びXは前記と同じものを意味する)
    で示される水不溶性モノアゾ化合物を用いること
    を特徴とする疎水性繊維の染色又は捺染方法。
JP11423879A 1979-09-07 1979-09-07 Water-insoluble azo compound, its preparation, dyeing and printing hydrophobic fiber using it Granted JPS5638353A (en)

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JPS5638353A JPS5638353A (en) 1981-04-13
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