JPH0445540B2 - - Google Patents

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JPH0445540B2
JPH0445540B2 JP57140599A JP14059982A JPH0445540B2 JP H0445540 B2 JPH0445540 B2 JP H0445540B2 JP 57140599 A JP57140599 A JP 57140599A JP 14059982 A JP14059982 A JP 14059982A JP H0445540 B2 JPH0445540 B2 JP H0445540B2
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JP
Japan
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alkyl group
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hydrogen atom
compound represented
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JP57140599A
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Kyoyasu Hashimoto
Akira Murata
Akira Takeshita
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
本発明は新規なモノアゾ化合物及びそれを用い
る合成繊維類の染色または捺染法に関するもので
ある。より詳しくは、本発明は水不溶性モノアゾ
化合物及びそれを用いて、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維などの合成繊維類を赤〜紫色に染色
または捺染する方法に関するものである。 すなわち、本発明は、一般式() (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基または置換されてい
てもよいアリールオキシ基、Zは水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アシルアミノ基、べンゾ
イルアミノ基またはアルキルスルホニルアミノ
基、R1,R2,R3,R4は各々独立に水素原子また
はアルキル基、R5は水素原子、アルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、アラルキル基またはフエニル基を表わす。) で示されるモノアゾ化合物及びそれを用いること
を特徴とする合成繊維類の染色または捺染法であ
る。 本発明における低級とは、炭素数が1〜4であ
ることを意味する。 一般式()で示される化合物において、有利
には、Xは水素原子、塩素原子、臭素原子、メチ
ル基、メトキシ基、フエノキシ基が好ましく、Z
は水素原子、ハロゲン原子、メチル基、炭素数4
以下のアシルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、炭
素数4以下のアルキルスルホニルアミノ基が好ま
しく、R1はアルキル基、特にメチル基が好まし
く、R2,R3,R4は水素原子、メチル基が好まし
い。 本発明のモノアゾ化合物は、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などの合成繊維用の分散染料
として種々の特性、例えば、染着性、染浴安定
性、pH安定性、ビルドアツプ性などが優れ、更
に水、洗濯、摩擦、昇華、日光などの諸堅牢度に
も優れた性能を示す。 本発明において一般式()で示されるモノア
ゾ化合物は、 一般式() (式中、Xは前記の意味を表わす。) で示されるアミン化合物を公知の方法でジアゾ化
し、一般式() (式中、R1,R2,R3,R4,R5,Zは前記の意
味を表わす。) で示される化合物とカツプリングすることによつ
て製造できる。 あるいはまた、一般式() (式中、Yはハロゲン原子、X,Z,R1,R2
R3,R4,R5は前記の意味を表わす。)で示される
化合物をシアン化銅でシアノ置換することによつ
ても製造できる。 一般式()で示される化合物は、公知の方法
例えば、特公昭47−34680号公報に記載されてい
る方法で製造できる。 本発明のモノアゾ化合物は、具体的には、例え
ば次のようにして製造できる。 一般式()で示されるアミン化合物を、硫
酸、塩酸などの鉱酸、又は酢酸、プロピオン酸な
どの有機酸、又はそれらの混合溶媒に溶解又は分
散させ、冷時好ましくは5℃以下でニトロシル硫
酸を用いてジアゾ化する。一方、一般式()で
示される化合物を、硫酸、塩酸などの鉱酸、又は
酢酸、プロピオン酸などの有機酸、又はメタノー
ル、エタノールなどの有機溶媒、又はそれらの混
合溶媒に溶解し、これに前記ジアゾニウム化合物
を冷時好ましくは10℃以下で添加し、カツプリン
グさせる。反応終了後、析出した結晶を別し
て、一般式()で表わされるモノアゾ化合物が
得られる。 一般式()で示されるアミン化合物として
は、具体的には次のものがあげられる。 2,6−ジシアノアニリン 2,6−ジシアノ−4−クロロアニリン 2,6−ジシアノ−4−ブロモアニリン 2,6−ジシアノ−4−メチルアニリン 2,6−ジシアノ−4−エチルアニリン 2,6−ジシアノ−4−メトキシアニリン 2,6−ジシアノ−4−エトキシアニリン 2,6−ジシアノ−4−フエノキシアニリン 2,6−ジシアノ−4−(4−ニトロフエノキ
シ)アニリン 2,6−ジシアノ−4−(4−クロロフエノキ
シ)アニリン 2,6−ジシアノ−4−(3−メチルフエノキ
シ)アニリン 2,6−ジシアノ−4−(2−メトキシフエノ
キシ)アニリン 一般式()で示される化合物としては具体的
には次のものがあげられる。 1,2,3,4−テトラハイドロキノリン、
2,2,4−トリメチル−1,2,3,4−テト
ラハイドロキノリン 1−エチル−2,2,4−トリメチル−1,
2,3,4−テトラハイドロキノリン 1−ブチル−2,7−ジメチル−1,2,3,
4−テトラハイドロキノリン 1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,4,7
−テトラメチル−1,2,3,4−テトラハイド
ロキノリン 1−(2−シアノエチル)−2,2,4−トリメ
チル−7−クロロ−1,2,3,4−テトラハイ
ドロキノリン 1−ベンジル−2,7−ジメチル−1,2,
3,4−テトラハイドロキノリン 1−シクロヘキシル−2,2,4−トリメチル
−1,2,3,4−テトラハイドロキノリン 1−エチル−2,2,4−トリメチル−1,
2,3,4−テトラハイドロキノリン 1−アリルー2,2,4−トリメチル−1,
2,3,4−テトラハイドロキノリン 1−(2−アセトキシエチル)−2,2,4−ト
リメチル−7−アセチルアミノ−1,2,3,4
−テトラハイドロキノリン 1−プロピル−2,2,4−トリメチル−7−
メチルスルホニルアミノ−1,2,3,4−テト
ラハイドロキノリン 1−エチル−2,2,4−トリメチル−7−ベ
ンゾイルアミノ−1,2,3,4−テトラハイド
ロキノリン 1−フエネチル−2,2,4−トリメチル−7
−プロピオニルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ハイドロキノリン 本発明における合成繊維類としては、ポリエス
テル系、ポリアミド系繊維、ポリオレフイン系繊
維、セルロースエステル系繊維又はこれらの繊維
の混紡品を挙げることができる。 本発明の化合物は特にポリエステル系繊維に対
して優れた染料特性を発揮する。 本発明のモノアゾ化合物を用いて合成繊維類を
染色するにあたつては、まず一般式()で示さ
れるモノアゾ化合物の一種又は二種以上を適当な
分散剤と共に水性媒体中で微細な粒子に粉砕し、
分散化させる。分散化した染料は、そのままの液
状あるいはスプレー乾燥等によつて粉末状として
用いられる。染色はそれ自体公知の方法により、
分散化した染料を水性媒体中に分散させて染浴を
調製し、合成繊維を浸漬して、加圧下105℃以上、
好ましくは、110〜140℃で染色するか、0−フエ
ニルフエノールやトリクロロベンゼン等のキヤリ
ヤーの存在下で比較的高温、例えば水の沸騰状態
で染色するか、染料分散液を布にパツデングし、
150〜230℃で30〜120秒間の乾熱処理をするいわ
ゆるサーモゾル染色法で染色するか、捺染の場合
は、染料分散液を適当な糊剤と共に練り合わせ、
これを布にパツデイングし、スチーミング又はサ
ーモゾル処理をして染色を行なうことができる。
又、トリクロロエチレンやパークロロエチレン等
の有機溶剤を染色媒体とした溶剤染色法も可能で
ある。 次に本発明を実施例により、更に詳細に説明す
るが、本発明はそれらの実施例によつて限定され
るものではない。文中、部及び%は特記しない限
りそれぞれ重量部、重量%を意味する。 実施例 1 98%硫酸100部に2,6−ジシアノ−4−ブロ
モアニリン22.2部を溶解させ、0℃に冷却した
後、40%ニトロシル硫酸31.8部を5℃以下で加え
同温度で3時間保温攪拌してジアゾ化する。 一方、1−エチル−2,2,4−トリメチル−
1,2,3,4−テトラハイドロキノリン20.3部
をメタノール100部に溶解し、これに前記ジアゾ
ニウム溶液を5℃以下に冷却しながら加える。析
出した結晶を別、水洗、乾燥する。式(1) の化合物34.9部が得られた。 実施例 2 式()のモノアゾ化合物1部をナフタレンス
ルホン酸のホルマリン縮合物1部、リグニンスル
ホン酸ソーダ1部と共に微粒化分散し、これと高
級アルコール硫酸エステル3部を水3000部に均一
に分散させて染浴を調製する。この染浴にポリエ
ステル加工糸織物100部を浸漬し、130℃で60分間
染色を行なつた後、染色物をカセイソーダ3部、
ハイドロサルフアイト3部、ベタイン型両性界面
活性剤3部と水3000部からなる処理液で、85℃で
10分間還元洗浄処理を行なつた。その後、水洗、
乾燥して濃度の高い鮮明な青味赤の染色物が得ら
れた。この染色物は、昇華、耐光、水、洗濯の堅
牢度に優れた性能を示した。 実施例 3 35%塩酸150部に2,6−ジブロモ−4−メチ
ルアニリン26.5部を分散させる。0℃に冷却した
後、亜硫酸ソーダ7部を加え、0〜5℃で3時間
攪拌してジアゾ化する。 一方、1−エチル−2,2,4,7−テトラメ
チル−1,2,3,4−テトラハイドロキノリン
21.7部をメタノール100部に溶解し、これに前記
ジアゾニウム溶液を、5℃以下に冷却しながら加
える。析出した結晶を別、水洗、乾燥する。式
(2) で示される化合物44.4部が得られた。 次に式(2)のモノアゾ化合物4.9部をジメチルホ
ルムアミド50部に溶解し、シアン化第一銅3.6部
を加えて、室温で5時間攪拌して、シアノ化を行
い、過した液をメタノールで希釈して結晶を
析出させ、別、水洗、乾燥する。式(3) で示される化合物3.1部が得られた。 実施例 4 式(3)のモノアゾ化合物1部をナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合部2部と共に微粒化分散
し、得られた染料組成物を下記組成の捺染元糊95
部に加え、よく練り合わせて色糊を調製する。 (捺染元糊) 12%メイプロガムNP60 (ローカストビーンガム) 68部 塩素酸ソーダ 0.6部 酒 石 酸 0.4部 水 36部 計 100部 この色糊をポリエステル加工糸織物に印捺し、
乾燥後、高圧スチーマー(温度130〜135℃、ゲー
ジ圧3〜4Kg/cm2)にて30分間スチーミングし
た。この後、水洗、乾燥して、実施例2と同様に
して還元洗浄処理を行ない、水洗、乾燥して、濃
度の高い鮮明な青味赤の染色物が得られた。この
染色物は、昇華、耐光、水、洗濯の堅牢度に優れ
た性能を示した。 以下、実施例1あるいは3と同様にして表1の
モノアゾ化合物を合成し、各々、実施例2と同様
にして染色を行ない表1に示される結果を得た。
表中、色相はポリエステル繊維上の色相を示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基または置換されてい
    てもよいアリールオキシ基、Zは水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アシルアミノ基、べンゾ
    イルアミノ基またはアルキルスルホニルアミノ
    基、R1はアルキル基、R2,R3,R4は各々独立に
    水素原子またはアルキル基、R5は水素原子、ア
    ルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、アラルキル基またはフエニル基を
    表わす。) で示されるモノアゾ化合物。 2 一般式() (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基または置換されてい
    てもよいアリールオキシ基、Zは水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アシルアミノ基べンゾイ
    ルアミノ基またはアルキルスルホニルアミノ基、
    R1はアルキル基、R2,R3,R4は各々独立に水素
    原子またはアルキル基、R5は水素原子、アルキ
    ル基、置換アルキル基、アルケニル基、シクロア
    ルキル基、アラルキル基またはフエニル基を表わ
    す。) で示される化合物を用いることを特徴とする合成
    繊維類の染色または捺染法。
JP57140599A 1982-08-12 1982-08-12 モノアゾ化合物及びそれを用いる染色法 Granted JPS5930861A (ja)

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