JPS6213832B2 - - Google Patents

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JPS6213832B2
JPS6213832B2 JP57177604A JP17760482A JPS6213832B2 JP S6213832 B2 JPS6213832 B2 JP S6213832B2 JP 57177604 A JP57177604 A JP 57177604A JP 17760482 A JP17760482 A JP 17760482A JP S6213832 B2 JPS6213832 B2 JP S6213832B2
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JP
Japan
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forming
film
insulating film
layer
lower electrode
Prior art date
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Expired
Application number
JP57177604A
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English (en)
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JPS5967675A (ja
Inventor
Masato Kosugi
Hikosuke Shibayama
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はジヨセフソン集積回路装置の製造方法
に関し、特に上部電極の形成の際に、下部電極の
表面に配設されているトンネル絶縁膜の膜質の低
下を防止し得る上部電極の形成方法に関する。
技術の背景 情報処理技術の発展に伴い、電子計算機をはじ
めとする電子機器の高速化、大容量化が図られて
いる。
このため、かかる電子計算機にあつては機能素
子として従来のシリコン半導体素子にかわり、ジ
ヨセフソン素子の適用が検討されている。
従来技術と問題点 かかるジヨセフソン素子を用いた論理回路を構
成するうえでは、該ジヨセフソン素子を集積化す
る即ちジヨセフソン集積回路の形成が必要とされ
る。
かかるジヨセフソン集積回路素子を形成する際
には、一般に、下部電極を構成する鉛合金(Pb
―In―Au)の表面を熱酸化法あるいは高周波プ
ラズマ酸化法によつて酸化して厚さ数10Åの酸化
膜(pb0・In2O3)を形成し、該酸化膜をトンネル
絶縁膜として用いている。かかるトンネル絶縁膜
の膜質は、ジヨセフソン素子の電気的特性、特に
臨界電流密度に大きく影響する。
かかるジヨセフソン集積回路素子の形成には、
従来第1図乃至第4図に示される方法がとられて
いる。
第1図参照 シリコン半導体基板11の表面に、接地面を
構成する例えばニオブ(Nb)層12を、厚さ
3000Åに形成する。
該接地面12の表面に、酸化シリコンからな
る第1の層間絶縁膜13を介して下部電極を構
成する鉛合金(Pb―In―Au)層14を、厚さ
2000Åに形成する。
第2図参照 フオトリソグラフイ技術を適用してジヨセフ
ソン接合形成予定領域を画定するレジストパタ
ーン(図示せず)を形成する。
該下部電極層上に酸化シリコンからなる第2
の層間絶縁膜15を厚さ3000Åに形成する。
リフトオフ技術を適用して前記下部電極14
上の層間絶縁膜15を選択的に除去し、ジヨセ
フソン接合を形成する領域16を画定する。
第3図参照 フオトリソグラフイ技術を適用して上部電極
形成用レジストパターン(図示せず)を形成す
る。
高周波プラズマ酸化法を適用して、前記領域
16に表出されていた下部電極の表面を酸化し
てトンネル酸化膜17を形成する。
該トンネル酸化膜17および層間絶縁膜15
上を覆つて鉛―金合金(Pb―Au)層からなる
上部電極材料を厚さ4000Åに被着する。
リフトオフ技術を適用して該上部電極材料を
選択的に除去し、上部電極18を形成する。
第4図参照 前記上部電極18を覆つて酸化シリコンから
なる第3の層間絶縁膜19を形成する。
該層間絶縁膜19上に鉛合金からなる制御線
20を形成する。
以上のような製造方法によれば、前記第2図に
示す工程において、下部電極14の一部を表出し
て後、上部電極形成用(リフトオフ用)フオトレ
ジスト層のパターニングの際に、該フオトレジス
トの現像液及び/或いは洗浄用水が下部電極14
の露出表面即ちジヨセフソン接合形成予定領域1
6に接触する。
このため、該下部電極14を構成している鉛が
解け出し、下部電極14の表面部分の組成が変化
してしまう。
したがつて、ここに形成されるトンネル絶縁膜
はその組成、膜厚等の再現性が低下し、ジヨセフ
ソン集積回路素子としての特性の再現性が低下し
てしまう。
発明の目的 本発明は、このようなジヨセフソン集積回路素
子の製造において、上部電極の形成工程中にジヨ
セフソン接合形成予定領域の汚染、組成の変化等
を招来することのない製造方法を提供しようとす
るものである。
発明の構成 このため、本発明によれば、下部電極上を覆う
絶縁層に選択的に第1の開口を形成する工程、該
第1の開口内及び前記絶縁膜上に高分子有機物皮
膜を形成した後、前記高分子皮膜上にレジスト層
を形成し、該レジスト層に前記第1の開口に対応
する第2の開口を形成する工程、プラズマ中で該
レジスト層をマスクにして該高分子有機物皮膜を
選択的に除去した後プラズマ酸化により前記第1
の開口内の下部電極表面に酸化膜を形成する工
程、前記レジスト層をマスクとして前記酸化膜上
に上部電極を形成する工程を有するジヨセフソン
集積回路装置の製造方法が提供される。
即ち、本発明にあつては、上部電極形成用フオ
トレジスト層下に該フオトレジスト層の現像液が
下部電極に接触するのを防止する皮膜である高分
子有機物皮膜を配設して後、該フオトレジスト層
のパターニングを行う。従つてかかるフオトレジ
スト層の現像の際、下部電極の露出表面の汚染、
組成の変化を招く恐れがない。
以下本発明を実施例をもつて詳細に説明する。
発明の実施例 図面第5図乃至第10図は、本発明に係るジヨ
セフソン集積回路装置の製造工程を示す。
第5図参照 シリコン半導体基板31の表面に、接地面を
構成する例えばニオブ(Nb)層32を、厚さ
3000Åに形成する。
該接地面32の表面に、酸化シリコンからな
る第1の層間絶縁膜33を介して下部電極を構
成する鉛合金(Pb―In―Au)層34を、厚さ
2000Åに形成する。
フオトリソグラフイ技術を適用してジヨセフ
ソン接合形成予定領域を画定するレジストパタ
ーン(図示せず)を形成する。
該下部電極層34上に酸化シリコンからなる
第2の層間絶縁膜35を厚さ3000Åに形成す
る。
リフトオフ技術を適用して前記下部電極34
上の層間絶縁膜35を選択的に除去し、ジヨセ
フソン接合を形成する領域36を画定する。
第6図参照 前記ジヨセフソン接合を形成する領域36及
び層間絶縁膜35の表面を覆つて有機絶縁膜例
えばPBS(ポリ(ブテン―1スルホン))層3
7を厚さ6000Åに形成し、更にフオトレジスト
例えばAZレジスト層38を厚さ5000Åに形成
する。
かかる皮膜37,38は通常の塗布、ベーキ
ングによつて形成される。
第7図参照 通常のフオトリソグラフイ技術を適用して前
記フオトレジスト層38に露光、現像処理を施
し上部電極形成用パターンを形成する。
第8図参照 高周波プラズマ酸化法により、前記ジヨセフ
ソン接合形成予定領域36の下部電極表面にト
ンネル絶縁膜39を形成する。
かかる酸化は、例えば圧力0.01Torr、高周波
電力13.56MHz、5Wの条件により行われる。
かかる工程において、前記フオトレジスト層
38にマスクされないPBS層37も酸化除去さ
れフオトレジスト層38下にオーバーハングを
形成する。
同一真空室内において、連続的に鉛(Pb)、
金(Au)を蒸着して、厚さ4000Åの上部電極
材料層40を形成する。このとき、該上部電極
材料層40の厚さが前記PBS層37とフオトレ
ジスト層38との合計の厚さよりも薄く、且つ
前述の如くオーバーハングが形成されているた
めに、該上部電極材料層40は前記ジヨセフソ
ン接合形成予定領域36上とフオトレジスト層
38上とに分離して形成される。
第9図参照 前記フオトレジスト層38を溶解除去し、該
フオトレジスト層38上の蒸着膜40を同時に
除去する(いわゆるリフトオフ)。かかるフオ
トレジスト層38の除去の際、前記PBS層37
も除去される。フオトレジスト層38は例えば
アセトンを用いて除去し得る。
この結果、前記ジヨセフソン接合形成予定領
域36上に選択的に上部電極41が形成され
る。
第10図参照 前記上部電極41を覆つて酸化シリコンから
なる第3の層間絶縁膜42を形成する。
該層間絶縁膜42上に鉛合金からなる制御線
43を形成する。
このような本発明によるジヨセフソン集積回路
装置の製造方法によれば、上部電極の選択的な形
成工程において、下部電極表面のジヨセフソン接
合形成予定領域はPBS層によつて保護されるため
に、該ジヨセフソン接合形成予定領域の下部電極
の表面状態、組成等が変化しない。
従つて、該ジヨセフソン接合形成予定領域に形
成されるトンネル絶縁膜は、高い再現性をもつて
形成することができる。
よつて、当該ジヨセフソン集積回路装置は高い
再現性をもつて形成される。
尚、前記本発明の実施例にあつては、フオトレ
ジスト層の現像液、水がジヨセフソン接合形成予
定領域に接触するのを防止する皮膜として、PBS
膜を掲げたが、本発明は勿論これにかぎられるも
のではなく、耐プラズマエツチング性の低い有機
物皮膜特に高分子材料よりなる皮膜を用いること
ができる。
発明の効果 以上のような本発明によれば、上部電極の形成
工程において、下部電極表面のジヨセフソン接合
形成予定領域を保護し、その状態を一定に保つこ
とができるため、特性のバラツキのないジヨセフ
ソン集積回路装置を高い製造歩留りをもつて形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、従来のジヨセフソン集積
回路素子の形成工程を示す断面図、第5図乃至第
10図は、本発明によるジヨセフソン集積回路素
子の形成工程を示す断面図である。 図において、11,31……シリコン半導体基
板、12,32……接地面、13,33……層間
絶縁膜、14,34……下部電極、15,35…
…層間絶縁膜、16,36……ジヨセフソン接合
形成予定領域、17,39……トンネル絶縁膜、
18,41……上部電極、19,42……層間絶
縁膜、20,43……制御線、37……高分子皮
膜、38……フオトレジスト層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電極上を覆う絶縁層に選択的に第1の開口を
    形成する工程、該第1の開口内及び前記絶縁膜上
    に高分子有機物皮膜を形成した後、前記高分子皮
    膜上にレジスト層を形成し、該レジスト層に前記
    第1の開口に対応する第2の開口を形成する工
    程、プラズマ中で該レジスト層をマスクにして該
    高分子有機物皮膜を選択的に除去した後プラズマ
    酸化により前記第1の開口内の下部電極表面に絶
    縁膜を形成する工程、前記レジスト層をマスクと
    して前記酸化膜上に上部電極を形成する工程を有
    することを特徴とするジヨセフソン集積回路装置
    の製造方法。
JP57177604A 1982-10-12 1982-10-12 ジヨセフソン集積回路装置の製造方法 Granted JPS5967675A (ja)

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JP57177604A JPS5967675A (ja) 1982-10-12 1982-10-12 ジヨセフソン集積回路装置の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5967675A JPS5967675A (ja) 1984-04-17
JPS6213832B2 true JPS6213832B2 (ja) 1987-03-28

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JP57177604A Granted JPS5967675A (ja) 1982-10-12 1982-10-12 ジヨセフソン集積回路装置の製造方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0340958U (ja) * 1989-08-30 1991-04-19
JPH0343449U (ja) * 1989-09-06 1991-04-23
JPH03162247A (ja) * 1989-11-10 1991-07-12 Seisan Nipponsha Kk チャック〔登録商標〕付袋体
JPH047441U (ja) * 1990-05-08 1992-01-23

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JPH047441U (ja) * 1990-05-08 1992-01-23

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JPS5967675A (ja) 1984-04-17

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