JPS62129153A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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Publication number
JPS62129153A
JPS62129153A JP26879885A JP26879885A JPS62129153A JP S62129153 A JPS62129153 A JP S62129153A JP 26879885 A JP26879885 A JP 26879885A JP 26879885 A JP26879885 A JP 26879885A JP S62129153 A JPS62129153 A JP S62129153A
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JP
Japan
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roller
crushing
vertical mill
liner
table liner
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Application number
JP26879885A
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English (en)
Inventor
勲 橋本
木下 統右
正博 内田
進 内山
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Chichibu Cement Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえばセメントなどの91aに用いられる
竪型ミルに関する。
背景技術 第9図は従来技術の竪型ミル1の一部分の断面図である
。竪型ミル1は、ハウジング2内に鉛直回転軸線を有す
るテーブル3を有し、テーブル3はテーブルライナ3a
およびテーブル本体3bから構成される。このテーブル
3は回転柚4によって回転駆動される。またテーブルラ
イナ3aに圧接して、たとえばセメントなどの原料を粉
砕するローラ5が回転軸6のまわりに、テーブル3の口
伝駆動に伴なって回転する。ローラ5とテーブルライナ
3aとの間で粉砕された原料は、ノズル7を介しハウジ
ング2内で矢符A1方向に吹き上げられる気体流によっ
て上昇される。
第10図は竪型ミル1の動作を説明するグラフである。
第10c2Iのラインノ1は、ロー″75のテーブルラ
イナ3aとの間で粉砕を行なう外周面8の各部の回転軸
6のまわりの回転速度に関し、回転軸6の延びる方向に
沿い、一端部から1@端部に亘る速度分布を示す。また
、ラインノ2はテーブル3の回転速度のテーブル3の半
径方向に沿う分布を示す。第10図のラインノ1.!2
の交点P1は、ローラ5とテーブルライナ3aとが相互
に等速度で接触しており、したがって相対速度が0の部
分である。以下、この位置を回転同期位置と称rる。こ
の回転同期位置P1より半径方向内方側の第1粉砕領域
Q1では、ローラ5の周速度の方が太き(1,4j回転
同期位置1より半径方向外方の第2粉砕領域Q2では、
テーブルライナ3aの周速度の力が太きい。なお、参照
符Ql、Q2は、図解の便宜のために、回転M6の細線
方向の長さで示しである。
このような粉砕領域Ql、Q2における相対速度を有し
て相互に回転するローラ5とテーブルライナ3aとに関
して、原料は第9図の矢符A2)j向に供給され、ロー
ラ5とテーブルライナ3aとの開に噛込まれ、第1粉砕
領域Q1において、ローラ5とテーブルライナ3aとの
圧接力によって圧縮粉砕される。また、第2粉砕領域Q
2て゛は、ローラ5とテーブルライナ3aとの相対j1
度が比較的に大きいので、両者の摩擦による摩擦粉砕が
行なわれ、原料がさらに微粉砕される。
従来の竪型ミル1においては、第9図1こ示すように第
2粉砕頒域Q2において、テーブル3の半径方向外方に
なるに従い、ローラ5の外周面8とテーブルライナ3a
との間隙は次第に拡大している。したがって上述したよ
うに粉砕されて得られた粉体が、テーブルライナ3aと
ローラ5との前記間隙9から、半径方向外方に容易に移
動する。
しムユがってローラ5からテーブルライナ3aへの圧下
刃によって、粉体は上述のように半径方向外方に移動し
、この圧下刃が粉体の微粉砕に有効に用いられないとい
う問題点があった。
このような問題点を解決する従来技術として、第11図
に示すような構成を有する竪型ミル1aか用いられた。
この従来技術の竪型ミル1aは第11図に示した竪型ミ
ル1に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
本従米技術の竪型ミル1dの注目すべき構成は、ローラ
5のiv記外周面3と、テーブルライナ3aとの間の前
記間隙9か、テーブル3の半径ノミ向内力から外方にか
けて、ill調に減少する形状となっていることである
。すなわち前記間隙9の幅は、ローラ5の前記外周面8
の半径方向外方側端部付近で最も小さくなっており、第
9図の前記回転同期位1fiP1に関して指摘したよう
な粉砕されて得られた粉体が前記間隙9から半径方向外
方に容易に9動してしまい、口1−ラ5のテーブルライ
ナ3a□\の圧下刃が有効に粉砕に用いられないという
問題点は、一定程度解消することができる。
発明が解決しようとする問題点 一方、このような従来技術では、第9図の第1粉砕領域
Q1に対応する部分の間隙9がむやみに広くなってしま
い、二の部分の原料の粉砕への寄与が減少すると共に、
ローラ外方端部のみに局部的に力が加わり、その他の部
分での粉砕が不十分となり、したがって粉砕効率が低下
してしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し粉砕効率が格段
に向上されるとともに、原料を粉砕して得られる粉体の
粒度分布を所望の態様に′rるようにできる改善さねた
竪型ミル、特に微粉砕に適した竪型ミルを提供すること
である。
問題点を解決するための手段 本発明は、鉛直回転軸線を有するテーブル上に、テーブ
ルの半径方向に沿う回転軸線を有するローラを圧接回転
して、テーブルに備えられるテーブルライナとローラと
の開で原料を粉砕する竪型ミルにおいて、 ローラとテーブルライナとに関連して、これらの間の間
隙がテーブルライナの半径方向に関して内方から外方に
向けて狭くなる第1粉砕領域と、第1粉砕領域よりも半
径方向外方の間隙が一定幅である第2粉砕領域とを含み
、 前記第2粉砕領域のテーブルライナの半径方向外方で、
前記半径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け
たことを特徴とする竪型ミルである。
本発明の好ましい実施態様は、前記第1粉砕領域のロー
ラの回転軸線方向に沿う長さは、第2粉砕領域の同方向
に沿う長さと等しく形成されていることを特徴とする。
本発明の他の好ましい実施態様は、前記@1粉砕領域の
ローラの回転軸線方向に沿う長さは、第2粉砕領域の同
方向に沿う長さ上り長(形成されていることを特徴とす
る。
本発明の他の好ましい実施態様は、前記環状突出部には
その周方向に沿う複数箇所において、半径方向に貫通す
る切欠きが設けられたことを特徴とする。
作  用 本発明に従う竪型ミルでは、ローラとテーブルライナと
に関連して、これらの開の間隙がテーブルの半径方向に
関して、内方から外方に向かうに従い狭くなる第1粉砕
領域と、第1粉砕領域よりも半径方向外方の間隙が一定
幅である第2粉砕領域を有するようにした。また、前記
第2粉砕領域のテーブルライナの半径方向外方で、前記
半径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設けるよ
うにした。
したがって原料は、前記第1粉砕領域の半径方向内方側
の相互間の間隙が拡大した部分によって容易に噛み込ま
れ、また、前記第1粉砕領域は半径方向外方側になるに
つれて狭隘化しているので、ローラとテーブルライナと
の間の圧接力によって粉砕される。このように粉砕され
た原料は、第2粉砕領域において更に粉砕されるが、こ
の粉砕時において第2粉砕領域は半径方向内方側から内
方外方側にかけて相互間の間隙が一定幅となっており、
したがってローラとテーブルライナとの間の圧接力は効
率的に原料に与えられ、ローラとテーブルライナとの相
対速度に基づいて原料はさらに粉砕される。このように
微粉砕された粉体は、テーブルライナの半径方向外方に
設けられた環状突出部によって半径方向外方に移動する
ことが阻害され、したがってローラとテーブルライナと
の間の原料および粉体などがローラとテーブルライナと
の間の間隙に沸留する時間が長くなり、したがって粉砕
効率が格段に向上されると共に、十分な微粉砕が得られ
ることになる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の竪型ミル11の一部分の断
面図であり、第2図は竪型ミル1の断面図であり、第3
図は間隔37の状態を示す展開図である。第1図〜第3
図を参照して、竪型ミル11の構成について説明する。
竪型ミル11は、大略的に円筒状のハウジング12を有
し、ハウジング12内に、鉛直回転軸線を有するテーブ
ル13を備える。テーブル13は、テーブルライナ13
aとテーブル本体1 ’3 bとから成る。テーブル1
3は駆動装置14に結合された回転軸15によって回転
駆動される。
テーブル13の上方には、周方向に間隔をあけて複数の
ローラ16が配置される。ローラ1Gはテーブル13の
回転駆動に伴ない、回転軸17の回りに回転する。ロー
ラ16は、圧下磯措18によってテーブルライナ13a
に圧接される。テーブル13のさらに上方には、テーブ
ル13上に、粉砕されるべきたとえばセメントクリンカ
やスラグなどの粉砕原料を供給する供給シュート19が
設けられ、その下端部はテーブル13の中央部付近上方
に臨んで開口する。
また、テーブル13の中央部付近上方に、下端部が開口
した逆円錐台形状のコーン21が配置される。コーン2
1の上端部には、周方向に多数の旋回羽根22が配置さ
れ、後述されるようにコーン21に関して半径方向外方
から内方に向けて、各旋回羽根22間を粉砕された粉体
を含んだ気本流が通過するとき、旋回羽根22によって
整流され、コーン21内で一定方向に旋回するように設
けられる。また、コーン21の半径方向内方には、周方
向に多数の回転翼23が配置され、回転翼23は支持部
材24に固定され、この支持部材は駆動装置25によっ
て回転駆動される回転軸26に固定される。
ハウジング12の天井板27において、前記回転翼23
より半径方向内方部分には、後述するように分級されて
得られた細粉を竪型ミル11から取出すための排出ダク
ト28が設けられる。また、ハウジング12のテーブル
13より下方には、送風口29が設けられ、たとえば昇
温されな空気をハウジング12内に圧送する。この昇温
空気はテーブル13の半径方向外方側においてハウジン
グ】2にテーブル13を外囲して取イ1けられたノズル
30を介して、ハウジング12内を上方に吹き上げられ
る。
テーブル13の半径方向外方端部付近のいわゆるダム部
31の上端部には、テーブル13の全周にわたって環状
突出部である環状突出部材32が設けられる。環状突出
部材32の半径方向外方側部33は、テーブル13の半
径方向外方側の外’H側部34とたとえば円滑な円筒面
を構成するように形成される。一方、環状突出部材32
の半径方向内力側の内方l1111部35の下端部は、
テーブルライナ13aの粉砕部36の半径方向外方側端
部に連なっており、鉛直上方になるに従い半径が1縮小
するような円錐台面となっている。
また、ローラ16とテーブルライナ13aとの間の間隙
37に関して、この間隙の長さL3を下記のように定め
る。すなわちローラ16のテーブルライナ13a との
間で粉砕を行なう粉砕面38の周速度は、ローラ16の
半径に比例して変化する。ここでローラ16の粉砕面3
8の半径は、回転軸17の細線方向に沿って次第に増加
して、その後に減少する。またテーブルライナ13aの
粉砕部36の周速度は、テーブル13の半径に比倒し、
したがって半径方向内方から外方に向かう1こつれて次
第に増加する。一方、前記ローラ16の粉砕面38の前
記周速度と、テーブルライナ13aの前記周速度とにお
いて、両者が等速度になる位置を、第10図を参照して
説明したように回転同期位置と称する。
本実施例のローラ16における回転同期位置13は、粉
砕面38の周方向に全周にわたって想定される。これを
第1図において2息鎖線13で示す。すなわち前記間隙
37において、前記回転同期位置ノ3に関してテーブル
13の半径方向内方側の第1粉砕領域DSと、第1粉砕
領jaD1よりも半径方向外力jIll+の第2粉砕領
域D2とが想定される。ここで本実施例においては、前
記第1粉砕領域D1および第2粉砕領域D2の回転軸1
7の軸線力向の長さLl、L2に関して、 Ll=L2            ・・・(1)の関
係が成立するように構成する。
一方、ローラ1Gとテーブルライナ13aとの間の前記
間VA37の長さ1,3は、曲記fl’s1粉砕領域D
1において半径方向内方側から外方側にかけて次第に狭
くなり、また、+ifj記第2粉砕領域D2において一
定値とされる。すなわち第1粉砕領域D1における粉砕
面38および粉砕部36の形状は、半径rl 、R1の
円弧状であり、第2粉砕領域D2における粉砕部38お
よび粉砕部3Gの形状は、それぞれ半径r2 、R2の
円弧状である。ここで前記半径r1.r2に関して、r
l=r2でもよいまた、1tjf記環状突環状突出2の
内方側部35の傾きは、ローラ1Gに沿った形状となる
ように定められる。
上述の構成を有する竪型ミル11の動作について、第1
図〜第3図を参照して説明する。供給シュート19から
テーブル13の中央部付近に原料が供給される。テーブ
ル13の回転駆動にfl’ない発生する遠心力によって
、この原料が半径方向外方に移動し、ローラ16とテー
ブルライナ13aとの間1こ噛み込まれる。このよう1
こ噛み込まれrこ原料は、前記第1粉砕領域D1におい
て、基本的にはローラ16のテーブルライナ13aへの
圧下刃によって粉砕される。
すなわちこの第1粉砕頒域D1においては、テ−プルラ
イナ13aの周速度とローラ1Gの粉砕面38の周速度
との相対速度が小さく、したがって両者の相対速度の差
に基づく摩擦粉砕効果よりも、上述したような圧下刃に
よる圧縮粉砕効果が大きいことになる。
前記第1粉砕領域D1における粉砕過程の原料は、前記
遠心力などによってさらに半径方向外力に移動し、第2
粉砕領域D2において、更に粉砕される。ここで第2粉
砕領域D2においては、テーブルライナ13aの周速度
とローラ1Gの周速度との相対速度が比較的大きく、し
たがってこの第2粉砕領域D2における粉砕過程の原料
などは、テーブルライナ13aとローラ1Gとの相対速
度に基づく摩擦粉砕によってさらに微粉砕される。
また、この第2粉砕領域D2における間隙37は一定幅
とされているため、先行技術において指摘したように間
隙37が半径方向外方になるに従い、拡大する構成と比
べ、粉砕過程の原料や粉砕されて得られた粉体などが間
VA37において半径方向外方に容易に移動してしまう
ことを防ぐことができる。このため、粉砕過程の原料な
どが、ローラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留
する時間が長くなワ、微粉砕効率を向上することができ
る。
また、前記環状突出部材32によって、間隙37を半径
方向外方に移動する粉体が上述のように塞止められ、前
記2m留時間をより艮(することができる。したがって
環状突出部材32を設けることによって粉体などが、ロ
ーラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留する時間
をさらに長くすることができ、微粉砕効率がさらに向上
される。
本件発明者らは、セメントクリンカの粉砕テストにおい
て、間隙37が上述したような形状である本実施例の竪
型ミル11と、第12図に示す従来技術の竪型ミル1,
1aとに関して、共通に前記環状突出部材32を設け、
微粉生成量を5.5μmふるいの通過量比として観測す
る実験をおこなった。その結果を、下記の第1表に示す
(以下余白) 第1表 第1表から明らかなように、間隙37を上述したような
形状とし、かつ環状突出部材32を設けた構成とするこ
とによって、微粉生成量が格段に向上されたことが確認
された。このような環状突出部材32の前記突出量Δd
は、!!遺される製品の粒度分布を勘案して設定される
が、たとえばローラ16の直径の0.2〜1.0%程度
であってもよく、さらにこの数値よりも大きい数値でも
よく、また小さい数値でもよい。
ここで、上記実施例におけるよりも更に微粉砕を必要と
する場合には、上述したような環状突出部材32の突出
量Δdを増加する。また竪型ミル11に供給される原料
の粒径が大きいとき、第2粉砕領域D2における微粉砕
を有効に生かすには、竪型ミル11の前記第1粉砕領域
D1における圧縮粉砕効率を向上する必要がある。これ
らの場合、本発明の他の実施例として、上述した第1粉
砕領域D1および第2粉砕領域D2の各長さLl、L2
において、 LL>L2                ・・・(
2)を満足するように設定する。すなわち第1粉砕領域
D1を拡大することによって、原料の圧下刃による圧縮
粉砕効果を向上するとともに、下記のように想定される
問題の発生を防止することがでトる。
第4図は竪型ミル11の一部分の平面図である。
第4図を合わせて参照して、前記第2式が成立するよう
にローラ16の構成を選ぶ根拠につり1て説明する。テ
ーブル13はたとえば矢符B1方向に回転駆動される。
このとき、ローラ16は矢符B2方向に回転するが、ロ
ーラ16とテーブル13との間には、前記回転同期位置
13より半径方向内方側で矢符F1で示される摩擦力と
、回転同期位置に3より半径方向外方で矢符F2で示さ
れる摩擦力とが発生する。この摩擦力は、ローラ16と
テーブルライナ13aとの相対速度に基づ(1て発生し
、前記回転同期位置!3に関して半径方向内力側および
外方側において両者の相対速度が逆転していることに起
因して、相互に逆方向となる。
ここで回転軸17が、たとえばハウジング12に対して
固定されている位置から、各摩擦力Fl。
F2の作用点までの距離をそれぞ1t−L5.L6とす
る。
ここで一般に、上述したように回転同期位置ノ3よりテ
ーブル13の半径方向外方においては、ローラ16とテ
ーブルライナ13aとの相対速度は、半径方向内方側よ
りも比較的大きいので、前記摩擦力F2はFlより大き
い。
また、粉砕効率を向上するために第5図に示した#tJ
2粉砕領域D2における間隙37の長さL3をさらに縮
小し、環状突出部材32の内方側部35をさらに半径方
向内方に突出させるようにしてもよい。このとき、前記
実施例で説明したように、粉砕過程の原料や粉体などが
、ローラ16とテーブルライナ13aとの間に停留する
時間が長くなり、粉砕効率は向上されるけれども、第4
図に示す摩擦力F2が摩擦力F1よりら過剰に大きくな
り、1肖記モーメン)L6F2.L5F1の均jでがく
ずれ、ローラ1Gなどが回転軸17の延びる方向とは垂
直力向に振動し゛こしようことが考えられる。
したがってこのような振動を発生させる^1j記モーメ
ントの不均衡の発生を防止するため、前記回転同期位置
J!3より半径方向内方側における摩擦力F1を大きく
するようにする。すなわち第1粉砕領域D1の前記艮L
1が上記第2式を満足−rるように設定する。したがっ
て前記摩擦力F1は増大し、竪型ミル11の粉砕効率を
向上するために、第2粉砕領域D2における間隙37の
長さを減少し、環状突出部材32をさらに半径方向内方
に突出させるようにしても、上述したような振動を生じ
ることを防ぐことができる。
第6図は本発明のさらに他の実施例のテーブル13の平
面図であり、ttS7図は第6図の切断面線■−■から
見た断面図であり、第8図は第6図の切断面線■−■か
ら見た断面図である。前述の各実施例において環状突出
部材32は、テーブルライナ13の全周にわたって設け
られたけれども、第7図に示すようlこ複数の突出片3
9をテーブル13の周方向に間隔をあけて配置し、これ
をたとえばボルト40によってテーブル13に固定する
ようにしてもよい。
すなわち各突出片39間の切欠き41から、粉砕された
粉体などが半径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉
砕して得られた粉体などが、第1図を参照して説明した
ようなローラ16と、テーブルライナ13aとの開に滞
留する時間および量を、選択的に変化することができる
。したがって、前述の各実施例においては、環状突出部
材32および突出片39の半径方向内方への突出量Δd
を変化することによって、製造される粉体の粒度分布を
変化するようにしているのに対して、本実施例では前記
切欠き41の周方向長さを所望の値とするような突出片
39を選ぶことによって、このような竪型ミルllbを
用いて製造される粉体の粒度分布を、所望の態様とする
ことができる。
土tこ、本実施例においては前記突出片3つの形状を、
テーブル13の軸線を通る面で切断した断面がたとえば
大略的に矩形であるようにした。そのrこめ、突出片3
9の下方面がテーブルライナ13aから半径方向内方に
突出した突出部j、l 42が前記実施例における環状
突出部材32の内方側部35と同様の機能を有し、粉砕
過程の原料および粉体などが、ローラ16とテーブルラ
イナ13との間の間隙37から容易に半径方向外方に移
動してしまうことを防ぐようtこできる。このような構
成(こよっても、前述の実施例で述べた効果と同様の効
果を実現することができる。
このように突出片39を、ボルト40によってテーブル
13に固定する補機は、第5図の実施例に対しても適用
することができる。
効  果 以上のように本発明に従えば、ローラとテーブルライナ
とに関連して、これらの間め間隙がテーブルライナの半
径方向に関して、内方から外方に向けて狭くなる第1粉
砕領域と、第1粉砕領域よワも半径方向外方で一定幅の
間隙が形成された第2粉砕領域とを構成するようにし、
また、前記第2粉砕頒域のテーブルライナの半径方向外
方で、前記半径方向内方側に向けて突出した環状突出部
を設けるようにした。そのためテーブル上に供給された
原料は、テーブルの回転に伴なう遠心力によって半径方
向外方に移動し、前記第1粉砕領域に容易に噛み込まれ
、ローラのテーブルライナへの圧下刃によって粉砕され
る。
このような粉砕過程の原料は、さらに半径方向外方に移
動し、第2粉砕頒域においてさらに粉砕される。第2粉
砕領域では、半径方向内方から外方にかけて間隙の幅は
一定であり、したがって粉砕過程の原料などが容易に半
径方向外方に移動し、この第2粉砕領域からむやみに速
く移動してしまうことを防ぐことができる。そのため粉
砕効率が格段に向上される。また、前記第2粉砕領域に
おける間隙によって粉砕された粉体なとは、さらに半径
方向外方に移動するけれども、上述したように設けた環
状突出部によってこのような粉体が容易にさらに半径方
向外方に移動することが防がれ、したがってローラとテ
ーブルライナとの間にこのような粉体および粉砕過程の
原料が停留する時間を長くすることができる。したがっ
て粉砕効率がさらに向上される。
【図面の簡単な説明】
11図は本発明の一実施例の竪型ミル11の一部分の断
面図、第2図は竪型ミル11の断面図、第3図はローラ
16とテーブルライナ13a付近の周方向展開図、第4
図は本実施例の竪型ミル11の一部分の平面図、第5図
は本発明の他の実施例の構成を示す断面図、#&6図は
本発明のさらに他の実施例の平面図、第7図は第6図の
切断面線■−■から見た断面図、第8図は第6図の切断
面線■−■から見た断面図、第9図は第1の従来技術の
竪型ミル1の一部分の断面図、第10図は竪型ミル1の
動作を説明するグラフ、第11図は第2の従来技術の竪
型ミル1aの一部分の断面図である。 11.11a、1 lb・・・竪型ミル、12・・・ハ
ウジング、13・・・テーブル、13a・・・テーブル
ライナ、1G・・・ローラ、32・・・環状突出部材、
35・・・内方側部、36・・・粉砕部、37・・・間
隙、38・・・粉砕面、39・・・突出片、40・・・
ボルト、41・・・坊欠き、42・・・突出領域 代理人  弁理士 画数 圭一部 第1図 第2図 第6 図 第7図 V 第9図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉛直回転軸線を有するテーブル上に、テーブルの
    半径方向に沿う回転軸線を有するローラを圧接回転して
    、テーブルに備えられるテーブルライナとローラとの間
    で原料を粉砕する竪型ミルにおいて、 ローラとテーブルライナとに関連して、これらの間の間
    隙がテーブルライナの半径方向に関して内方から外方に
    向けて狭くなる第1粉砕領域と、第1粉砕領域よりも半
    径方向外方の間隙が一定幅である第2粉砕領域とを含み
    、 前記第2粉砕領域のテーブルライナの半径方向外方で、
    前記半径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け
    たことを特徴とする竪型ミル。
  2. (2)前記第1粉砕領域のローラの回転軸線方向に沿う
    長さは、第2粉砕領域の同方向に沿う長さと等しく形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の竪型ミル。
  3. (3)前記第1粉砕領域のローラの回転軸線方向に沿う
    長さは、第2粉砕領域の同方向に沿う長さより長く形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の竪型ミル。
  4. (4)前記環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所に
    おいて、半径方向に貫通する切欠きが設けられたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の竪型ミル。
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