JPH0474542A - 竪型ミル - Google Patents
竪型ミルInfo
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- JPH0474542A JPH0474542A JP34070890A JP34070890A JPH0474542A JP H0474542 A JPH0474542 A JP H0474542A JP 34070890 A JP34070890 A JP 34070890A JP 34070890 A JP34070890 A JP 34070890A JP H0474542 A JPH0474542 A JP H0474542A
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Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、たとえばセメントなどの製造に用いられる竪
型ミルに関する。
型ミルに関する。
背景技術
第9図は従来技術の竪型ミル1の一部分の断面図である
。竪型ミル1は、ハウジング2内に鉛直回転軸線を有す
るテーブル3を有し、テーブル3はテーブルライナ3a
およびテーブル本体3bから構成される。このテーブル
3は回転軸4によって回転駆動される。またテーブルラ
イナ3aに圧接して、たとえばセメントなどの原料を粉
砕するローラ5が回転軸6のまわりに、テーブル3の回
転駆動に伴って回転する。ローラ5とテーブルライナ3
aとの間で粉砕された原料は、ノズル7を介しハウジン
グ2内で矢符A1方向に吹き上げられる気体流によって
上昇される。
。竪型ミル1は、ハウジング2内に鉛直回転軸線を有す
るテーブル3を有し、テーブル3はテーブルライナ3a
およびテーブル本体3bから構成される。このテーブル
3は回転軸4によって回転駆動される。またテーブルラ
イナ3aに圧接して、たとえばセメントなどの原料を粉
砕するローラ5が回転軸6のまわりに、テーブル3の回
転駆動に伴って回転する。ローラ5とテーブルライナ3
aとの間で粉砕された原料は、ノズル7を介しハウジン
グ2内で矢符A1方向に吹き上げられる気体流によって
上昇される。
第10図は竪型ミル1の動作を説明するグラフである。
第10図のライン11は、ローラ5のテーブルライナ3
aとの間で粉砕を行う外周面8の各部の回転軸6のまわ
りの回転速度に関し、回転一 軸6の延びる方向に沿い、一端部から他端部に亘る速度
分布を示す。また、ラインp2はテーブル3の回転速度
のテーブル3の半径方向に沿う分布を示す。第10図の
ラインI 1,12の交点P1は、ローラ5とテーブル
ライナ3aとが相互に等速度で接触しており、したがっ
て相対速度が0の部分である。以下、この位置を回転同
期位置と称する。この回転同期位置P1より半径方向内
方側の第1粉砕領域Q1では、ローラ5の周速度の方が
大きく、点回転同期位置1より半径方向外方の第2粉砕
領域Q2では、テーブルライナ3aの周速度の方が大き
い。なお、参照符Ql、Q2は、図解の便宜のために、
回転軸6の軸線方向の長さで示しである。
aとの間で粉砕を行う外周面8の各部の回転軸6のまわ
りの回転速度に関し、回転一 軸6の延びる方向に沿い、一端部から他端部に亘る速度
分布を示す。また、ラインp2はテーブル3の回転速度
のテーブル3の半径方向に沿う分布を示す。第10図の
ラインI 1,12の交点P1は、ローラ5とテーブル
ライナ3aとが相互に等速度で接触しており、したがっ
て相対速度が0の部分である。以下、この位置を回転同
期位置と称する。この回転同期位置P1より半径方向内
方側の第1粉砕領域Q1では、ローラ5の周速度の方が
大きく、点回転同期位置1より半径方向外方の第2粉砕
領域Q2では、テーブルライナ3aの周速度の方が大き
い。なお、参照符Ql、Q2は、図解の便宜のために、
回転軸6の軸線方向の長さで示しである。
このような粉砕領域Ql、Q2における相対速度を有し
て相互に回転するローラ5とテーブルライナ3aとに関
して、原料は第9図の矢符A2方向に供給され、ローラ
5とテーブルライナ3aとの間に噛込まれ、第1粉砕領
域Q1において、ローラ5とテーブルライナ3aとの圧
接力によって圧縮粉砕される。また、第2粉砕領域Q2
では、ローラ5とテーブルライナ3aとの相対速度が比
較的に大きいので、両者の摩擦による摩擦粉砕が行われ
、原料がさらに微粉砕される。
て相互に回転するローラ5とテーブルライナ3aとに関
して、原料は第9図の矢符A2方向に供給され、ローラ
5とテーブルライナ3aとの間に噛込まれ、第1粉砕領
域Q1において、ローラ5とテーブルライナ3aとの圧
接力によって圧縮粉砕される。また、第2粉砕領域Q2
では、ローラ5とテーブルライナ3aとの相対速度が比
較的に大きいので、両者の摩擦による摩擦粉砕が行われ
、原料がさらに微粉砕される。
従来の竪型ミル1においては、第9図に示すように第2
粉砕領域Q2において、テーブル3の半径方向外方にな
るに従い、ローラ5の外周面8とテーブルライナ3aと
の間隙は次第に拡大している。したがって上述したよう
に粉砕されて得られた粉体が、テーブルライナ3aとロ
ーラ5との前記間隙9から、半径方向外方に容易に移動
する。
粉砕領域Q2において、テーブル3の半径方向外方にな
るに従い、ローラ5の外周面8とテーブルライナ3aと
の間隙は次第に拡大している。したがって上述したよう
に粉砕されて得られた粉体が、テーブルライナ3aとロ
ーラ5との前記間隙9から、半径方向外方に容易に移動
する。
したがってローラ5からテーブルライナ3aへの圧下刃
によって、粉体は上述のように半径方向外方に移動し、
この圧下刃が粉体の微粉砕に有効に用いられないという
問題点があった。
によって、粉体は上述のように半径方向外方に移動し、
この圧下刃が粉体の微粉砕に有効に用いられないという
問題点があった。
このような問題点を解決する従来技術として、第11図
に示すような構成を有する竪型ミル1aが用いられた。
に示すような構成を有する竪型ミル1aが用いられた。
この従来技術の竪型ミル1aは第11図に示した竪型ミ
ル1に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
ル1に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
本従来技術の竪型ミ=3
ル1aの注目すべき構成は、ローラ5の前記外周面8と
、テーブルライナ3aとの間の前記間隙9が、テーブル
3の半径方向内方から外方にかけて、単調に減少する形
状となっていることである。すなわち前記間隙9の幅は
、ローラ5の前記外周面8の半径方向外方側端部付近で
最も小さくなっており、第9図の前記回転同期位置P1
に関して指摘したような粉砕されて得られた粉体が前記
間隙9から半径方向外方に容易に移動してしまい、ロー
ラ5のテーブルライナ3aへの圧下刃が有効に粉砕に用
いられないという問題点は、一定程度解消することがで
きる。
、テーブルライナ3aとの間の前記間隙9が、テーブル
3の半径方向内方から外方にかけて、単調に減少する形
状となっていることである。すなわち前記間隙9の幅は
、ローラ5の前記外周面8の半径方向外方側端部付近で
最も小さくなっており、第9図の前記回転同期位置P1
に関して指摘したような粉砕されて得られた粉体が前記
間隙9から半径方向外方に容易に移動してしまい、ロー
ラ5のテーブルライナ3aへの圧下刃が有効に粉砕に用
いられないという問題点は、一定程度解消することがで
きる。
発明が解決しようとする問題点
一方、このような従来技術では、第9図の第1粉砕領域
Q1に対応する部分の間隙9がむやみに広くなってしま
い、この部分の原料の粉砕への寄与が減少すると共に、
ローラ外方端部のみに局部的に力が加わり、その他の部
分での粉砕が不十分となり、したがって粉砕効率が低下
してしまうという問題点があった。
Q1に対応する部分の間隙9がむやみに広くなってしま
い、この部分の原料の粉砕への寄与が減少すると共に、
ローラ外方端部のみに局部的に力が加わり、その他の部
分での粉砕が不十分となり、したがって粉砕効率が低下
してしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し粉砕効率が格段
に向上されるとともに、原料を粉砕して得られる粉体の
粒度分布を所望の態様にするようにできる改善された竪
型ミル、特に微粉砕に適した竪型ミルを提供することで
ある。
に向上されるとともに、原料を粉砕して得られる粉体の
粒度分布を所望の態様にするようにできる改善された竪
型ミル、特に微粉砕に適した竪型ミルを提供することで
ある。
問題点を解決するための手段
本発明は、鉛直回転軸線を有するテーブル上に、テーブ
ルの半径方向に沿う回転軸線を有するローラを圧接回転
して、テーブルに備えられるテーブルライナとローラと
の間で原料を粉砕する竪型ミルにおいて、 ローラは、その回転軸線方向に沿う略円弧状の外周面を
有し、 テーブルライナには、ローラの外周面が嵌り込む環状凹
溝が形成され。
ルの半径方向に沿う回転軸線を有するローラを圧接回転
して、テーブルに備えられるテーブルライナとローラと
の間で原料を粉砕する竪型ミルにおいて、 ローラは、その回転軸線方向に沿う略円弧状の外周面を
有し、 テーブルライナには、ローラの外周面が嵌り込む環状凹
溝が形成され。
テーブルライナの環状凹溝より半径方向外方で、前記半
径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、 前記環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において
、半径方向に貫通する切欠きが設けられていることを特
徴とする竪型ミルである。
径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、 前記環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において
、半径方向に貫通する切欠きが設けられていることを特
徴とする竪型ミルである。
作 用
本発明に従う竪型ミルでは、ローラは、その回転軸線方
向に沿う略円弧状の外周面を有し、テーブルライナには
、ローラの外周面が嵌り込む環状凹溝が形成される。テ
ーブルライナの環状凹溝より半径方向外方で、前記半径
方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、前記環
状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において、半径
方向に貫通する切欠きが設けられる。
向に沿う略円弧状の外周面を有し、テーブルライナには
、ローラの外周面が嵌り込む環状凹溝が形成される。テ
ーブルライナの環状凹溝より半径方向外方で、前記半径
方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、前記環
状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において、半径
方向に貫通する切欠きが設けられる。
したがって原料は、前記環状凹溝とローラの外周面によ
って容易に噛み込まれ、また、ローラとテーブルライナ
との間の圧接力によって粉砕される。このように微粉砕
された粉体は、テーブルライナの半径方向外方に設けら
れた環状突出部によって半径方向外方に移動することが
阻害され、したがってローラとテーブルライナとの間の
原料および粉体などがローラとテーブルライナとの間の
間隙に滞留する時間が長くなり、したがって粉砕効率が
格段に向上されると共に、十分な微粉砕が得られること
になる。
って容易に噛み込まれ、また、ローラとテーブルライナ
との間の圧接力によって粉砕される。このように微粉砕
された粉体は、テーブルライナの半径方向外方に設けら
れた環状突出部によって半径方向外方に移動することが
阻害され、したがってローラとテーブルライナとの間の
原料および粉体などがローラとテーブルライナとの間の
間隙に滞留する時間が長くなり、したがって粉砕効率が
格段に向上されると共に、十分な微粉砕が得られること
になる。
また環状突出部の切欠きから、粉砕された粉体などが半
径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉砕して得られ
た粉体などが、ローラと、テーブルライナとの間に滞留
する時間および量を、選択的に変化することができる。
径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉砕して得られ
た粉体などが、ローラと、テーブルライナとの間に滞留
する時間および量を、選択的に変化することができる。
したがって、前記切欠きの周方向長さを所望の値とする
ことによって、このような竪型ミルを用いて製造される
粉体の粒度分布を、所望の態様とすることができる。
ことによって、このような竪型ミルを用いて製造される
粉体の粒度分布を、所望の態様とすることができる。
実施例
第1図は本発明の基礎となる構成の竪型ミル11の一部
分の断面図であり、第2図は竪型ミル1の断面図であり
、第3図は間隙37の状態を示す展開図である。第1図
〜第3図を参照して、竪型ミル11の構成について説朋
する。竪型ミル11は、大略的に円筒状のハウジング1
2を有し、ハウジング12内に、鉛直回転軸線を有する
テーブル13を備える。テーブル13は、テーブルライ
ナ13aとテーブル本体13bとから成る。テーブル1
3は駆動、装置14に結合された回転軸15一 によって回転駆動される。
分の断面図であり、第2図は竪型ミル1の断面図であり
、第3図は間隙37の状態を示す展開図である。第1図
〜第3図を参照して、竪型ミル11の構成について説朋
する。竪型ミル11は、大略的に円筒状のハウジング1
2を有し、ハウジング12内に、鉛直回転軸線を有する
テーブル13を備える。テーブル13は、テーブルライ
ナ13aとテーブル本体13bとから成る。テーブル1
3は駆動、装置14に結合された回転軸15一 によって回転駆動される。
テーブル13の上方には、周方向に間隔をあけて複数の
ローラ16が配置される。ローラ16はテーブル13の
回転駆動に伴い、回転軸17の回りに回転する。ローラ
16の略円弧状の外周面16aは、テーブルライナ13
aに形成されている環状凹溝51に嵌り込み、圧下機構
18によってテーブルライナ13aに圧接される。テー
ブル13のさらに上方には、テーブル13上に、粉砕さ
れるべきたとえばセメントクリンカやスラグなどの粉砕
原料を供給する供給シュート19が設けられ、その下端
部はテーブル13の中央部付近上方に臨んで開口する。
ローラ16が配置される。ローラ16はテーブル13の
回転駆動に伴い、回転軸17の回りに回転する。ローラ
16の略円弧状の外周面16aは、テーブルライナ13
aに形成されている環状凹溝51に嵌り込み、圧下機構
18によってテーブルライナ13aに圧接される。テー
ブル13のさらに上方には、テーブル13上に、粉砕さ
れるべきたとえばセメントクリンカやスラグなどの粉砕
原料を供給する供給シュート19が設けられ、その下端
部はテーブル13の中央部付近上方に臨んで開口する。
また、テーブル13の中央部付近上方に、下端部が開口
した逆円錐台形状のコーン21が配置される。コーン2
1の上端部には、周方向に多数の旋回羽根22が配置さ
れ、後述されるようにコーン21に関して半径方向外方
から内方に向けて、各旋回羽根22間を粉砕された粉体
を含んだ気体流が通過するとき、旋回羽根22によって
整流され、コーン21内で一定方向に旋回するように設
けられる。また、コーン21の半径方向内方には、周方
向に多数の回転翼23が配置され、回転翼23は支持部
材24に固定され、この支持部材は駆動装置25によっ
て回転駆動される回転軸26に固定される。
した逆円錐台形状のコーン21が配置される。コーン2
1の上端部には、周方向に多数の旋回羽根22が配置さ
れ、後述されるようにコーン21に関して半径方向外方
から内方に向けて、各旋回羽根22間を粉砕された粉体
を含んだ気体流が通過するとき、旋回羽根22によって
整流され、コーン21内で一定方向に旋回するように設
けられる。また、コーン21の半径方向内方には、周方
向に多数の回転翼23が配置され、回転翼23は支持部
材24に固定され、この支持部材は駆動装置25によっ
て回転駆動される回転軸26に固定される。
ハウジング12の天井板276.mおいて、前記回転翼
23より半径方向内方部分には、後述するように分級さ
れて得られた細粉を竪型ミル11がら取出すための排出
ダク1〜28が設けられる。また、ハウジング12のテ
ーブル13より下方には、送風口29が設けられ、たと
えば昇温されな空気をハウジング12内に圧送する。こ
の昇温空気はテーブル13の半径方向外方側においてハ
ウジング12にテーブル13を外囲して取付けられたノ
ズル30を介して、ハウジング12内を上方に吹き上げ
られる。
23より半径方向内方部分には、後述するように分級さ
れて得られた細粉を竪型ミル11がら取出すための排出
ダク1〜28が設けられる。また、ハウジング12のテ
ーブル13より下方には、送風口29が設けられ、たと
えば昇温されな空気をハウジング12内に圧送する。こ
の昇温空気はテーブル13の半径方向外方側においてハ
ウジング12にテーブル13を外囲して取付けられたノ
ズル30を介して、ハウジング12内を上方に吹き上げ
られる。
テーブル13の半径方向外方端部付近のいわゆるダム部
31の上端部には、テーブル13の全周にわたって環状
突出部である環状突出部材32が設けられる。環状突出
部材32の半径方向外方側部33は、テーブル13の半
径方向外方側の外方側部34とたとえば円滑な円筒面を
構成するように形成される。一方、環状突出部材32の
半径方向内方側の内方側部35の下端部は、テーブルラ
イナ13aの粉砕部36の半径方向外方側端部に連なっ
ており、鉛直上方になるに従い半径が縮小するような円
錐台面となっている。
31の上端部には、テーブル13の全周にわたって環状
突出部である環状突出部材32が設けられる。環状突出
部材32の半径方向外方側部33は、テーブル13の半
径方向外方側の外方側部34とたとえば円滑な円筒面を
構成するように形成される。一方、環状突出部材32の
半径方向内方側の内方側部35の下端部は、テーブルラ
イナ13aの粉砕部36の半径方向外方側端部に連なっ
ており、鉛直上方になるに従い半径が縮小するような円
錐台面となっている。
また、ローラ16とテーブルライナ13aとの間の間隙
37に関して、この間隙の長さL3を下記のように定め
る。すなわちローラ16のテーブルライナ13aとの間
で粉砕を行う粉砕面38の周速度は、ローラ16の半径
に比例して変化する。
37に関して、この間隙の長さL3を下記のように定め
る。すなわちローラ16のテーブルライナ13aとの間
で粉砕を行う粉砕面38の周速度は、ローラ16の半径
に比例して変化する。
ここでローラ16の粉砕面38の半径は、回転軸17の
軸線方向に沿って次第に増加して、その後に減少する。
軸線方向に沿って次第に増加して、その後に減少する。
またテーブルライナ13aの粉砕部36の周速度は、テ
ーブル13の半径に比例し、したがって半径方向内方か
ら外方に向かうにつれて次第に増加する。一方、前記ロ
ーラ16の粉砕面38の前記周速度と、テーブルライナ
13aの前記周速度とにおいて、両者が等速度になる位
置を、第10図を参照して説明したように回転同期位置
13と称する。
ーブル13の半径に比例し、したがって半径方向内方か
ら外方に向かうにつれて次第に増加する。一方、前記ロ
ーラ16の粉砕面38の前記周速度と、テーブルライナ
13aの前記周速度とにおいて、両者が等速度になる位
置を、第10図を参照して説明したように回転同期位置
13と称する。
本構成例のローラ16における回転同期位置I3は、粉
砕面38の周方向に全周にわたって想定される。これを
第1図において2点鎖線13で示す。すなわち前記間隙
37において、前記回転同期位置13に関してテーブル
13の半径方向内方側の第1粉砕領域D1と、第1粉砕
領域D1よりも半径方向外方側の第2粉砕領域D2とが
想定される。ここで本実施例においては、前記第1粉砕
領域D1および第2粉砕領域D2の回転軸17の軸線方
向の長さLL、L2に関して、 L1=L2 ・・・(1)の関係
が成立するように構成する。
砕面38の周方向に全周にわたって想定される。これを
第1図において2点鎖線13で示す。すなわち前記間隙
37において、前記回転同期位置13に関してテーブル
13の半径方向内方側の第1粉砕領域D1と、第1粉砕
領域D1よりも半径方向外方側の第2粉砕領域D2とが
想定される。ここで本実施例においては、前記第1粉砕
領域D1および第2粉砕領域D2の回転軸17の軸線方
向の長さLL、L2に関して、 L1=L2 ・・・(1)の関係
が成立するように構成する。
一方、ローラ16とテーブルライナ13aとの間の前記
間隙37の長さL3は、前記第1粉砕領域D1において
半径方向内方側から外方側にかけて次第に狭くなり、ま
た、前記第2粉砕領域D2において一定値とされる。す
なわち第1粉砕領域Dlにおける粉砕面38および粉砕
部36の形状は、半径rl、R1の円弧状であり、第2
粉砕領域D2における粉砕面38および粉砕部36の形
状は、それぞれ半径r2.R2の円弧状である。
間隙37の長さL3は、前記第1粉砕領域D1において
半径方向内方側から外方側にかけて次第に狭くなり、ま
た、前記第2粉砕領域D2において一定値とされる。す
なわち第1粉砕領域Dlにおける粉砕面38および粉砕
部36の形状は、半径rl、R1の円弧状であり、第2
粉砕領域D2における粉砕面38および粉砕部36の形
状は、それぞれ半径r2.R2の円弧状である。
ここで前記半径rl、r2に関して、rl=r2あるい
はr1≠r2のいずれでもよい。すなわち前述したよう
に、あるいは後述するように第1粉砕領域D1が内方に
向かって狭くなり、かつ第2粉砕領域D2の間隙37の
長さL3が一定であればよい。また、前記環状突出部材
32の内方側部35の傾きは、ローラ16に沿った形状
となるように定められる。
はr1≠r2のいずれでもよい。すなわち前述したよう
に、あるいは後述するように第1粉砕領域D1が内方に
向かって狭くなり、かつ第2粉砕領域D2の間隙37の
長さL3が一定であればよい。また、前記環状突出部材
32の内方側部35の傾きは、ローラ16に沿った形状
となるように定められる。
上述の構成を有する竪型ミル11の動作について、第1
図〜第3図を参照して説明する。供給シュート19から
テーブル13の中央部付近に原料が供給される。テーブ
ル13の回転駆動に伴い発生する遠心力によって、この
原料が半径方向外方に移動し、ローラ16とテーブルラ
イナ13aとの間に噛み込まれる。このように噛み込ま
れた原料は、前記第1粉砕領域D1において、基本的に
社ローラ16のテーブルライナ13aへの圧下刃によっ
て粉砕される。
図〜第3図を参照して説明する。供給シュート19から
テーブル13の中央部付近に原料が供給される。テーブ
ル13の回転駆動に伴い発生する遠心力によって、この
原料が半径方向外方に移動し、ローラ16とテーブルラ
イナ13aとの間に噛み込まれる。このように噛み込ま
れた原料は、前記第1粉砕領域D1において、基本的に
社ローラ16のテーブルライナ13aへの圧下刃によっ
て粉砕される。
すなわちこの第1粉砕領域D1においては、テーブルラ
イナ13aの周速度とローラ16の粉砕面38の周速度
との相対速度が小さく、したがって両者の相対速度の差
に基づく摩擦粉砕効果よりも、上述したような圧下刃に
よる圧縮粉砕効果が大きいことになる。
イナ13aの周速度とローラ16の粉砕面38の周速度
との相対速度が小さく、したがって両者の相対速度の差
に基づく摩擦粉砕効果よりも、上述したような圧下刃に
よる圧縮粉砕効果が大きいことになる。
前記第1粉砕領域D1における粉砕過程の原料は、前記
遠心力などによってさらに半径方向外方に移動し、第2
粉砕領域D2において、更に粉砕される。ここで第2粉
砕領域D2においては、テーブルライナ13aの周速度
とローラ16の周速度との相対速度が比較的大きく、し
たがってこの第2粉砕領域D2における粉砕過程の原料
などは、テーブルライナ13aとローラ16との相対速
度に基づく摩擦粉砕によってさらに微粉砕される。
遠心力などによってさらに半径方向外方に移動し、第2
粉砕領域D2において、更に粉砕される。ここで第2粉
砕領域D2においては、テーブルライナ13aの周速度
とローラ16の周速度との相対速度が比較的大きく、し
たがってこの第2粉砕領域D2における粉砕過程の原料
などは、テーブルライナ13aとローラ16との相対速
度に基づく摩擦粉砕によってさらに微粉砕される。
まだ、この第2粉砕領域D2における間隙37は一定幅
とされているため、先行技術において指摘したように間
隙37が半径方向外方になるに従い、拡大する構成と比
べ、粉砕過程の原料や粉砕されて得られた粉体などが間
隙37において半径方向外方に容易に移動してしまうこ
とを防ぐことができる。このため、粉砕過程の原料など
が、ローラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留す
る時間が長くなり、微粉砕効率を向上することができる
。
とされているため、先行技術において指摘したように間
隙37が半径方向外方になるに従い、拡大する構成と比
べ、粉砕過程の原料や粉砕されて得られた粉体などが間
隙37において半径方向外方に容易に移動してしまうこ
とを防ぐことができる。このため、粉砕過程の原料など
が、ローラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留す
る時間が長くなり、微粉砕効率を向上することができる
。
また、前記環状突出部材32によって、間隙37を半径
方向外方に移動する粉体が上述のように塞止められ、前
記滞留時間をより長くすることができる。したがって環
状突出部材32を設けることによって粉体などが、ロー
ラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留する時間を
さらに長くすることができ、微粉砕効率がさらに向上さ
れる。
方向外方に移動する粉体が上述のように塞止められ、前
記滞留時間をより長くすることができる。したがって環
状突出部材32を設けることによって粉体などが、ロー
ラ16とテーブルライナ13aとの間に滞留する時間を
さらに長くすることができ、微粉砕効率がさらに向上さ
れる。
本件発明者らは、セメントクリンカの粉砕テストにおい
て、間隙37が上述したような形状である本実施例の竪
型ミル11と、第9図〜第11図に示す従来技術の竪型
ミル1,1aとに関して、共通に前記環状突出部材32
を設け、微粉生成量を5.5μmふるいの通過量比とし
て観測する実験をおこなった。その結果を、下記の第1
表に示す。
て、間隙37が上述したような形状である本実施例の竪
型ミル11と、第9図〜第11図に示す従来技術の竪型
ミル1,1aとに関して、共通に前記環状突出部材32
を設け、微粉生成量を5.5μmふるいの通過量比とし
て観測する実験をおこなった。その結果を、下記の第1
表に示す。
第 1 表
第1表から明らかなように、間隙37を上述したような
形状とし、かつ環状突出部材32を設けた構成とするこ
とによって、微粉生成量が格段に向上されたことが確認
された。このような環状突出部材32の前記突出量Δd
は、製造される製品の粒度分布を勘案して設定されるが
、たとえばローラ16の直径の0.2〜1,0%程度で
あってもよく、さらにこの数値よりも大きい数値でもよ
く、また小さい数値でもよい。
形状とし、かつ環状突出部材32を設けた構成とするこ
とによって、微粉生成量が格段に向上されたことが確認
された。このような環状突出部材32の前記突出量Δd
は、製造される製品の粒度分布を勘案して設定されるが
、たとえばローラ16の直径の0.2〜1,0%程度で
あってもよく、さらにこの数値よりも大きい数値でもよ
く、また小さい数値でもよい。
ここで、上記構成例におけるよりも更に微粉砕を必要と
する場合には、上述したような環状突出部材32の突出
部Δdを増加する。また竪型ミル11に供給される原料
の粒径が大きいとき、第2粉砕領域D2における微粉砕
を有効に生かすには、竪型ミル11の前記第1粉砕領域
D1における圧縮粉砕効率を向上する必要がある。これ
らの場合、本発明の他の基礎となる構成例として、上述
した第1粉砕領域D1および第2粉砕領域D2の各長さ
Ll、F2において、 Ll>F2 ・・・(2)を満足
するように設定する。すなわち第1粉砕領域D1を拡大
することによって、原料の圧下刃による圧縮粉砕効果を
向上するとともに、下記のように想定される問題の発生
を防止することができる。
する場合には、上述したような環状突出部材32の突出
部Δdを増加する。また竪型ミル11に供給される原料
の粒径が大きいとき、第2粉砕領域D2における微粉砕
を有効に生かすには、竪型ミル11の前記第1粉砕領域
D1における圧縮粉砕効率を向上する必要がある。これ
らの場合、本発明の他の基礎となる構成例として、上述
した第1粉砕領域D1および第2粉砕領域D2の各長さ
Ll、F2において、 Ll>F2 ・・・(2)を満足
するように設定する。すなわち第1粉砕領域D1を拡大
することによって、原料の圧下刃による圧縮粉砕効果を
向上するとともに、下記のように想定される問題の発生
を防止することができる。
第4図は竪型ミル11の一部分の平面図である。
第4図を合わせて参照して:前記第2式が成立するよう
にローラ16の構成を選ぶ根拠について説明する。テー
ブル13はたとえば矢符B1方向に回転駆動される。こ
のとき、ローラ16は矢符B2方向に回転するが、ロー
ラ16とテーブル13との間には、前記回転同期位置1
3より半径方向内方側で矢符F1で示される摩擦力と、
回転同期位置13より半径方向外方で矢符F2で示され
る摩擦力とが発生する。この摩擦力は、ローラ16とテ
ーブルライナ13aとの相対速度に基づいて発生し、前
記回転同期位置I3に関して半径方向内方側および外方
側において両者の相対速度が逆転していることに起因し
て、相互に逆方向となる。
にローラ16の構成を選ぶ根拠について説明する。テー
ブル13はたとえば矢符B1方向に回転駆動される。こ
のとき、ローラ16は矢符B2方向に回転するが、ロー
ラ16とテーブル13との間には、前記回転同期位置1
3より半径方向内方側で矢符F1で示される摩擦力と、
回転同期位置13より半径方向外方で矢符F2で示され
る摩擦力とが発生する。この摩擦力は、ローラ16とテ
ーブルライナ13aとの相対速度に基づいて発生し、前
記回転同期位置I3に関して半径方向内方側および外方
側において両者の相対速度が逆転していることに起因し
て、相互に逆方向となる。
ここで回転軸17が、たとえばハウジング12に対して
固定されている位置から、各摩擦力Fl。
固定されている位置から、各摩擦力Fl。
F2の作用点家での距離をそれぞれF5.F6とする。
ここで一般に、上述したように回転同期位置13よりテ
ーブル13の半径方向外方においては、ローラ16とテ
ーブルライナ13aとの相対速度は、半径方向内方側よ
りも比較的大きいので、前記・摩擦力F2はFlより大
きい。
ーブル13の半径方向外方においては、ローラ16とテ
ーブルライナ13aとの相対速度は、半径方向内方側よ
りも比較的大きいので、前記・摩擦力F2はFlより大
きい。
また、粉砕効率を向上するために第5図に示した第2粉
砕領域D2における間隙37の長さF3をさらに縮小し
、環状突出部材32の内方側部35をさらに半径方向内
方に突出させるようにしてもよい。このとき、前記構成
例で説明したように、1フ 粉砕過程の原料や粉体などが、ローラ16とテーブルラ
イナ13aとの間に停留する時間が長くなり、粉体効率
は向上されるけれども、第4図に示す摩擦力F2が摩擦
力F1よりも過剰に大きくなり、前記モーメントL6F
2.L5F1の均衡がくずれ、ローラ16などが回転軸
17の延びる方向とは垂直方向に振動してしまうことが
考えられる。
砕領域D2における間隙37の長さF3をさらに縮小し
、環状突出部材32の内方側部35をさらに半径方向内
方に突出させるようにしてもよい。このとき、前記構成
例で説明したように、1フ 粉砕過程の原料や粉体などが、ローラ16とテーブルラ
イナ13aとの間に停留する時間が長くなり、粉体効率
は向上されるけれども、第4図に示す摩擦力F2が摩擦
力F1よりも過剰に大きくなり、前記モーメントL6F
2.L5F1の均衡がくずれ、ローラ16などが回転軸
17の延びる方向とは垂直方向に振動してしまうことが
考えられる。
したがってこのような振動を発生させる前記モーメント
の不均衡の発生を防止するため、前記回転同期位W13
より半径方向内方側における摩擦力F1を大きくするよ
うにする。すなわち第1粉砕領域DJの前記共L1が上
記第2式を満足するように設定する。したがって前記摩
擦力F1は増大し、竪型ミル11の粉砕効率を向上する
ために、第2粉砕領域D2における間隙37の長さを減
少し、環状突出部材32をさらに半径方向内方に突出さ
せるようにしても、上述したような振動を生じることを
防ぐことができる。
の不均衡の発生を防止するため、前記回転同期位W13
より半径方向内方側における摩擦力F1を大きくするよ
うにする。すなわち第1粉砕領域DJの前記共L1が上
記第2式を満足するように設定する。したがって前記摩
擦力F1は増大し、竪型ミル11の粉砕効率を向上する
ために、第2粉砕領域D2における間隙37の長さを減
少し、環状突出部材32をさらに半径方向内方に突出さ
せるようにしても、上述したような振動を生じることを
防ぐことができる。
第6図は本発明の一実施例のテーブル13の平面図であ
り、第7図は第6図の切断面線■−■がら見た断面図で
あり、第8図は第6図の切断面線■−■から見た断面図
である。本実施例は、前述の各構成例に立脚し、これを
更に改善したものである。前記構成例と重複する全体構
成の説明は省略する。前述の各構成例において環状突出
部材32は、テーブルライナ13aの全周にわたって設
けられたけれども、本実施例では第7図に示すように複
数の突出片3つをテーブル13の周方向に間隔をあけて
配置し、これをたとえばボルト40によってテーブル1
3に固定する。
り、第7図は第6図の切断面線■−■がら見た断面図で
あり、第8図は第6図の切断面線■−■から見た断面図
である。本実施例は、前述の各構成例に立脚し、これを
更に改善したものである。前記構成例と重複する全体構
成の説明は省略する。前述の各構成例において環状突出
部材32は、テーブルライナ13aの全周にわたって設
けられたけれども、本実施例では第7図に示すように複
数の突出片3つをテーブル13の周方向に間隔をあけて
配置し、これをたとえばボルト40によってテーブル1
3に固定する。
すなわち各突出片39間の切欠き41から、粉砕された
粉体などが半径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉
砕して得られた粉体などが、第1図を参照して説明した
ようなローラ16と、テーブルライナ13aとの間に滞
留する時間および量を、選択的に変化することができる
。したがって、前述の各構成例においては、環状突出部
材32および突出片39の半径方向内方への突出量Δd
を変化することによって、製造される粉体の粒度分布を
変化するようにしているのに対して、本実施例では前記
切欠き41の周方向長さを所望の値とするような突出片
3つを選ぶこによって、このような竪型ミル11bを用
いて製造される粉体の粒度分布を、所望の態様とするこ
とができる。
粉体などが半径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉
砕して得られた粉体などが、第1図を参照して説明した
ようなローラ16と、テーブルライナ13aとの間に滞
留する時間および量を、選択的に変化することができる
。したがって、前述の各構成例においては、環状突出部
材32および突出片39の半径方向内方への突出量Δd
を変化することによって、製造される粉体の粒度分布を
変化するようにしているのに対して、本実施例では前記
切欠き41の周方向長さを所望の値とするような突出片
3つを選ぶこによって、このような竪型ミル11bを用
いて製造される粉体の粒度分布を、所望の態様とするこ
とができる。
また、本実施例においては前記突出片39の形状を、テ
ーブル13の軸線を通る面で切断した断面がたとえば大
略的に矩形であるようにした。そのため、突出片39の
下方面がテーブルライナ13aから半径方向内方に突出
した突出領域42が前記実施例における環状突出部材3
2の内方側部35と同様の機能を有し、粉砕過程の原料
および粉体などが、ローラ16とテーブルライナ13a
との間の間隙37から容易に半径方向外方に移動してし
まうことを防ぐようにできる。このような構成によって
、前述の構成例で述べた効果に加え、更に改善された効
果を実現することができる。
ーブル13の軸線を通る面で切断した断面がたとえば大
略的に矩形であるようにした。そのため、突出片39の
下方面がテーブルライナ13aから半径方向内方に突出
した突出領域42が前記実施例における環状突出部材3
2の内方側部35と同様の機能を有し、粉砕過程の原料
および粉体などが、ローラ16とテーブルライナ13a
との間の間隙37から容易に半径方向外方に移動してし
まうことを防ぐようにできる。このような構成によって
、前述の構成例で述べた効果に加え、更に改善された効
果を実現することができる。
このように突出片3つを、ボルト4oによってテーブル
13に固定する構成は、第5図の構成例に対しても適用
することができる。
13に固定する構成は、第5図の構成例に対しても適用
することができる。
効 果
以上のように本発明に従えば、ローラは、その回転軸線
方向に沿う略円弧状の外周面を有し、テーブルライナに
は、ローラの外周面が嵌り込む環状凹溝が形成される。
方向に沿う略円弧状の外周面を有し、テーブルライナに
は、ローラの外周面が嵌り込む環状凹溝が形成される。
テーブルライナの環状凹溝より半径方向外方で、前記半
径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、前記
環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において、半
径方向に貫通する切欠きが設けられる。
径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、前記
環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において、半
径方向に貫通する切欠きが設けられる。
したがって原料は、前記環状凹溝とローラの外周面によ
って容易に噛み込まれ、また、ローラとテーブルライナ
との間の圧接力によって粉砕される。このように微粉砕
された粉体は、テーブルライナの半径方向外方に設けら
れた環状突出部によって半径方向外方に移動することが
阻害され、したがってローラとテーブルライナとの間の
原料および粉体などがローラとテーブルライナとの間の
間隙に滞留する時間が長くなり、したがって粉砕効率が
格段に向上されると共に、十分な微粉砕が得られること
になる。
って容易に噛み込まれ、また、ローラとテーブルライナ
との間の圧接力によって粉砕される。このように微粉砕
された粉体は、テーブルライナの半径方向外方に設けら
れた環状突出部によって半径方向外方に移動することが
阻害され、したがってローラとテーブルライナとの間の
原料および粉体などがローラとテーブルライナとの間の
間隙に滞留する時間が長くなり、したがって粉砕効率が
格段に向上されると共に、十分な微粉砕が得られること
になる。
また環状突出部の切欠きから、粉砕された粉体などが半
径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉砕して得られ
た粉体などが、ローラと、テーブルライナとの間に滞留
する時間および量を、選択的に変化することができる。
径方向外方に移動し、粉砕過程の原料や粉砕して得られ
た粉体などが、ローラと、テーブルライナとの間に滞留
する時間および量を、選択的に変化することができる。
したがって、前記切欠きの周方向長さを所望の値とする
ことによって、このような竪型ミルを用いて製造される
粉体の粒度分布を、所望の態様とすることができる。
ことによって、このような竪型ミルを用いて製造される
粉体の粒度分布を、所望の態様とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基礎となる構成の竪型ミル11の一部
分の断面図、第2図は竪型ミル11の断面図、第3図は
ローラ16とテーブルライナ13a付近の周方向展開図
、第4図は本構成例の竪型ミル11の一部分の平面図、
第5図は本発明の他の基礎となる構成例の構成を示す断
面図、第6図は本発明の一実施例の平面図、第7図は第
6図の切断面線■−■から見た断面図、第8図は第6図
の切断面線■−■から見た断面図、第9図は第1の従来
技術の竪型ミル1の一部分の断面図、第10図は竪型ミ
ル1の動作を説明するグラフ、第11図は第2の従来技
術の竪型ミル1aの一部分の断面図である。 11.11a、]、lb・・−竪型ミル、12 ・・・
ハウジング、13・・テーブル、13a・・・テーブル
ライナ、16・・ローラ、32・・・環状突出部材、3
5・・・内方側部、35・・・粉砕部、37・・・間隙
、38・・・粉砕面、39・・・突出片、40・・・ボ
ルト、41・・・切欠き、42・・・突出領域 代理人 弁理士 画数 圭一部 \ 第 図 ω 派
分の断面図、第2図は竪型ミル11の断面図、第3図は
ローラ16とテーブルライナ13a付近の周方向展開図
、第4図は本構成例の竪型ミル11の一部分の平面図、
第5図は本発明の他の基礎となる構成例の構成を示す断
面図、第6図は本発明の一実施例の平面図、第7図は第
6図の切断面線■−■から見た断面図、第8図は第6図
の切断面線■−■から見た断面図、第9図は第1の従来
技術の竪型ミル1の一部分の断面図、第10図は竪型ミ
ル1の動作を説明するグラフ、第11図は第2の従来技
術の竪型ミル1aの一部分の断面図である。 11.11a、]、lb・・−竪型ミル、12 ・・・
ハウジング、13・・テーブル、13a・・・テーブル
ライナ、16・・ローラ、32・・・環状突出部材、3
5・・・内方側部、35・・・粉砕部、37・・・間隙
、38・・・粉砕面、39・・・突出片、40・・・ボ
ルト、41・・・切欠き、42・・・突出領域 代理人 弁理士 画数 圭一部 \ 第 図 ω 派
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 鉛直回転軸線を有するテーブル上に、テーブルの半径
方向に沿う回転軸線を有するローラを圧接回転して、テ
ーブルに備えられるテーブルライナとローラとの間で原
料を粉砕する竪型ミルにおいて、 ローラは、その回転軸線方向に沿う略円弧状の外周面を
有し、 テーブルライナには、ローラの外周面が嵌り込む環状凹
溝が形成され、 テーブルライナの環状凹溝より半径方向外方で、前記半
径方向内方側に向けて突出した環状突出部を設け、 前記環状突出部にはその周方向に沿う複数箇所において
、半径方向に貫通する切欠きが設けられていることを特
徴とする竪型ミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070890A JPH0724786B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 竪型ミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34070890A JPH0724786B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 竪型ミル |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26879885A Division JPS62129153A (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | 竪型ミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474542A true JPH0474542A (ja) | 1992-03-09 |
JPH0724786B2 JPH0724786B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18339556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34070890A Expired - Lifetime JPH0724786B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 竪型ミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724786B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107405627A (zh) * | 2015-04-17 | 2017-11-28 | 三菱日立电力系统株式会社 | 粉碎辊以及粉碎装置 |
CN112517155A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-19 | 合肥中亚建材装备有限责任公司 | 一种蜂窝辊面的制砂立式磨磨辊 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP34070890A patent/JPH0724786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107405627A (zh) * | 2015-04-17 | 2017-11-28 | 三菱日立电力系统株式会社 | 粉碎辊以及粉碎装置 |
CN107405627B (zh) * | 2015-04-17 | 2019-11-05 | 三菱日立电力系统株式会社 | 粉碎辊以及粉碎装置 |
CN112517155A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-19 | 合肥中亚建材装备有限责任公司 | 一种蜂窝辊面的制砂立式磨磨辊 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724786B2 (ja) | 1995-03-22 |
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