JP2000271503A - 竪型粉砕機の運転方法 - Google Patents
竪型粉砕機の運転方法Info
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Abstract
等の原料を微粉砕する際に粉砕ローラと原料とがスリッ
プすることにより発生するミル振動を防止する。 【解決手段】 回転テーブル2の一分間の回転数を、2
8を該回転テーブルの直径(m)の平方根で除した値か
ら50を該回転テーブルの直径(m)の平方根で除した
値までの範囲に選んで運転することにより、粉砕ローラ
3と原料がスリップして発生する振動を防止して、所望
の粒度の粉砕品を効率よく製造する。
Description
カ、スラグ、セメント原料、化学品等の原料を粉砕する
竪型粉砕機に発生する振動を抑える竪型粉砕機の運転方
法に係り、特に竪型粉砕機によって原料を微粉砕する際
に発生する振動を抑えるに有効な竪型粉砕機の運転方法
に関するものである。
炉スラグ、転炉スラグ、水滓スラグ)、セメント原料、
化学品等の原料を粉砕する粉砕機として、回転テーブル
と複数の粉砕ローラを備えた竪型粉砕機が広く用いられ
ている。竪型粉砕機は、電動機により駆動されて回転す
る回転テーブル(テーブルと称することもある)と、回
転テーブル上面の外周部に配設された複数個の粉砕ロー
ラとを備えており、回転テーブルの上面に粉砕ローラを
押圧することにより、回転テーブル上に供給(投入と称
することもある)した原料を該粉砕ローラの周面と回転
テーブルの上面との間に噛み込ませて粉砕する粉砕機で
ある。また、竪型粉砕機の中には、竪型粉砕機内部の回
転テーブルの上方に分級装置(セパレータと称すること
もある)を配した型式のものがあり、該型式の竪型粉砕
機は、粉砕された原料の大部分をガスとともに吹き上げ
て回転テーブル上方のセパレータに達しさせ、所望の粒
径(粒度と称することもある)となってセパレータを通
過した原料のみを粉砕品として粉砕機の外部へ取出し、
所望の粒径とならずセパレータを通過できない原料は回
転テーブル上面に落下させて再度粉砕することにより、
所望の粒径になるまで原料を繰り返し粉砕する粉砕機で
ある。また、該型式の竪型粉砕機は、ガスによって吹き
上げることのできない一部の原料を、竪型粉砕機の外部
に取出した後、竪型粉砕機に再度投入して粉砕したり、
排石としたり等している。
たような竪型粉砕機の運転において、竪型粉砕機に供給
する原料の種類等によって、求められる粉砕品の粒径も
異なっており、粉砕品の粒径によっては竪型粉砕機の運
転中に振動(ミル振動と称することもある)が多く発生
して運転の支障となる。
を微粉砕して製品粒度を細かくする運転をする場合は、
回転テーブル上面に粉砕ローラを強く押圧しなければな
らず、また、回転テーブル上に粒径の細かい原料が多く
なることから、粉砕ローラと原料との間の摩擦係数が均
一でなくなったり、粉砕ローラによる原料の噛み込み角
度が不安定になったりする等、粉砕ローラとテーブル上
面の間の原料の層(粉砕層と称することもある)の状態
が安定せず大きなミル振動が発生するといった問題を有
していた。
えるために竪型粉砕機に付属する全ての粉砕ローラの押
付力(図3のFに示すよう粉砕ローラを回転テーブルに
対して垂直方向に押しつける力であり、粉砕荷重と称す
ることもある)を低下させて粉砕するか、あるいは、押
付力を強く負荷(ロードと称することもある)する粉砕
ローラとほとんど負荷(アンロードと称することもあ
る)しない粉砕ローラを交互に配列して粉砕するか、等
といった方法を用いていた。
において、全ての粉砕ローラの押付力を低下させて粉砕
する方法は、粉砕のための粉砕荷重が不十分であるため
原料を効率よく微粉砕することができず、粉砕効率が著
しく低下するという問題がある。また、前述したロード
した粉砕ローラとアンロードの粉砕ローラとを交互に配
列して粉砕する方法は、アンロードの粉砕ローラによっ
て粉砕層の状態を安定させ、安定した状態の粉砕層の原
料をロードした粉砕ローラによって粉砕するため、振動
の発生をかなり抑制することができるものの、ほとんど
粉砕に寄与しないアンロードの粉砕ローラを設置して作
動(回転)させる必要があるために、ローラ全数を押圧
する方式に比べ効率が悪く、また、その設備のためコス
ト高になる等という問題を有していた。
る必要がある原料として、例えば、セメントクリンカや
スラグ等があげられ、セメントクリンカはブレーン値
(JIS R5201−1955の装置を用いたBla
ine法によって測定)で2000〜8000cm2/
gの製品粒度が必要であり、高炉スラグ、転炉スラグ、
水滓スラグ等のスラグはブレーン値で2500〜100
00cm2/gの製品粒度が必要である。
のであり、セメントクリンカ、スラグ、セメント原料、
化学品等の原料を粉砕する竪型粉砕機に発生する振動を
抑えるる竪型粉砕機の運転方法に係り、特に被粉砕物を
微粉砕する際に竪型粉砕機に発生する振動を抑えるに有
効な竪型粉砕機の運転方法に関するものである。
めに、本発明による竪型粉砕機の運転方法は、 (1) 回転テーブルの外周上面に回転自在な粉砕ロー
ラを配置し、回転テーブル上に供給した原料を粉砕ロー
ラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ロ
ーラ周面との間で原料を粉砕する竪型粉砕機の運転方法
において、該回転テーブルの直径をT(m)としたと
き、該回転テーブルの一分間の回転数は28/T0.5〜
50/T0.5rpmの範囲であることを構成とした。
運転方法であって、回転テーブル駆動用の電動機の回転
数を可変に設け、前記竪型粉砕機に生じる振動値を許容
値内に抑えることを構成とした。
竪型粉砕機の運転方法であって、前記竪型粉砕機で粉砕
する原料は、スラグであることを構成とした。
竪型粉砕機の運転方法であって、前記竪型粉砕機で粉砕
する原料は、セメントクリンカであることを構成とし
た。
について説明する。図1〜図2は本発明に係る発明の実
施の形態(実施例と称することもある)を示し、図1は
竪型粉砕機の縦断面図、図2は竪型粉砕機を用いたスラ
グ粉砕装置のフローシートである。図3は本発明に用い
る竪型粉砕機の粉砕ローラの個数に対する回転テーブル
の直径Tと粉砕ローラ中心直径Dと粉砕圧力Lの関係を
説明する図である。図4は竪型粉砕機のテーブル回転数
に対する処理量と振動の関係を示すグラフである。
砕機1の構成について以下に説明する。本実施例に用い
られる竪型粉砕機1は、粉砕機の下部に設置された減速
機2Bを介して電動機2Mにより駆動されて回転する回
転テーブル2と、回転テーブルの上面である回転テーブ
ル上面2Aの外周部を円周方向に等分する位置に配設さ
れた複数個の粉砕ローラ3とを備えている。
駆動用の電動機の電源を制御(本実施例においてはイン
バータ式制御)することにより、回転テーブル駆動用の
電動機の回転数を可変とできるように構成しており、竪
型粉砕機1の運転中においても回転テーブルの回転数を
自在に変更することができる。なお、本実施例において
は、前記電源制御により、回転テーブルの回転数を自在
に変更することができるよう構成したが、運転中に減速
比を可変できる減速機2Bを用いる等することによっ
て、回転テーブルの回転数を自在に変更できる構成とし
ても良い。
軸7により回動自在に軸着された上部アーム6と該上部
アーム6と一体に形成された下部アーム6Aとを介して
油圧シリンダ8のピストンロッド9に連結されており、
該油圧シリンダ8の作動により回転テーブル上面2Aの
方向に押圧され回転テーブル上面2Aに従働して回転す
ることにより、回転テーブル上面2Aに供給された原料
を該粉砕ローラ3と回転テーブル上面2Aとの間に噛み
込み粉砕する構造となっている。
ラ3に噛み込まれて粉砕された原料は、その大部分が該
回転テーブル上面2Aの外縁部に周設されたダムリング
15を乗り越え、回転テーブル上面2Aの外周部と下部
ケーシング1Aとの隙間である環状空間部30へと向か
い、環状空間部30から導入されるガスにより吹き上げ
られて上部ケーシング1B内を上昇する構造となってい
る。
2の上方に上部ケーシング1Bに回転自在に取付けられ
て、図示されない駆動源により回転するセパレータ14
が配され、該セパレータ14は上方に向かって拡径し略
円錐状に配された複数枚の羽根14A等によって形成さ
れており、上部ケーシング1B内を上昇した原料はセパ
レータ14の羽根14Aによって分級され所定粒度の原
料のみが、粉砕品としてガスとともに上部取出口16よ
り取出される構造となっている。セパレータ14を通過
できなかった原料は回転テーブル上面2Aに落下し、再
度、粉砕される。
り出され、環状空間部30から導入されるガスにより吹
き上げられなかった原料は、環状空間部30より竪型粉
砕機1の下部に落下して竪型粉砕機1の下部取出口17
より外部に取出される構造となっている。
下部ケーシング1Aに図示されない振動計が取付けられ
おり、竪型粉砕機1の振動を常に計測している。
スラグ粉砕装置のフローシートについて説明する。本実
施例に用いたスラグ粉砕装置は、原料ホッパ60から竪
型粉砕機1に原料を供給することができるように、原料
ホッパ60と竪型粉砕機1の原料投入シュート13が配
管等により接続されている。また、竪型粉砕機1の上部
取出口16がバグフィルタ45を介してエキゾーストフ
ァン47に接続されており、エキゾーストファン47に
より竪型粉砕機1内のガスを吸引してガスとともに粉砕
品を取出すとともに、該ガスとともに取出した粉砕品を
バグフィルタ45で捕集して製品とすることができる構
成となっている。なお、竪型粉砕機1の下部取出口17
より取出した原料は、バケットエレベータ41により搬
送されて原料ホッパ60に再度投入することができる構
成となっている。
砕機1の運転方法を以下に説明する。原料ホッパ60よ
り竪型粉砕機1に供給した原料[本実施例では、高炉ス
ラグでありHGI(ハードグローブインデックス)=3
5〜40のものを使用した]を、竪型粉砕機1の回転テ
ーブル上面2Aの中央上部に設けられた原料投入シュー
ト13を通して、回転テーブル上面2Aの上方より回転
テーブル上面2Aの中央部に投入する。投入された原料
は、回転テーブル上面2Aで回転させられ、回転による
遠心力により回転テーブル上面2Aを渦巻き状の軌跡を
描きながら回転テーブル上面2Aの外周部に移動し、回
転テーブル上面2Aと粉砕ローラ3に噛み込まれ粉砕さ
れる。
み込まれ粉砕された原料は、その大分部が、回転テーブ
ル上面2Aの外周縁部に固定して設けられたダムリング
15を乗り越える。なお、ダムリング15にせき止めら
れて回転テーブル上面2Aに滞留した一部の原料は、回
転テーブル上面2Aと粉砕ローラ3に再び噛み込まれて
再度粉砕される。
テーブル2Aの外周面とケーシング内周面との間の環状
空間部30に放り出される。本実施例においては、エキ
ゾーストファン47により竪型粉砕機1内のガスを吸引
して、上部取出口16よりガスとともに粉砕品を取出す
構成となっているため、図示されないガス導入口より導
入されたガス(本実施例では空気)が、環状空間部30
からミル内を上方に向かって流れている。
原料の中の、比較的小さな粒径の原料は、該ガスの気流
によりミル内の上方へ運ばれ、回転テーブル2の上方に
あるセパレータ14に達し、そこで、分級されて所望の
粒度になった微粉だけがセパレータ14を通過して、粉
砕品として竪型粉砕機1の上部取出口16よりガスとと
もに取出される。なお、セパレータ14を通過できなか
った原料は回転テーブル上面2Aに落下し、再度粉砕さ
れる。
6よりガスとともに取出された粉砕品は、ガスとともに
集塵機であるバグフィルタ45に送給されて、そこで製
品として取出される。
であって該ガスの気流によって持上げられない大きな粒
径の原料は、回転テーブル上面2Aの外周面とケーシン
グ内周面との間の環状空間部30よりミル下方外部へ落
下して下部取出口17よりミル外部へ取出され、バケッ
トエレベータ41等の搬送手段を介して再び、竪型粉砕
機1に投入されて再度粉砕される。
合において、竪型粉砕機1に投入された原料は、所望の
粒度になり粉砕品として上部取出口16から取り出され
るまで竪型粉砕機1の中で繰り返し粉砕されるが、前述
したように原料を微粉砕して製品粒度を細かくする運転
を行う場合は、回転テーブル上面2Aの方向に粉砕ロー
ラを強く押圧しなければならず、また回転テーブル上に
粒径の細かい原料が多くなって粉砕ローラとテーブル上
面の粉砕層が安定しないため、大きなミル振動が発生す
るといった問題を生じていた。本発明者はこのような状
況に鑑みて振動防止などについて鋭意研究した結果、回
転テーブルの回転数とミル振動の関係に着目し、また、
竪型粉砕機の粉砕処理能力等を勘案して、回転テーブル
の1分間の回転数N(rpm)を、28を該回転テーブ
ルの直径T(m)の平方根で除した値から50を該回転
テーブルの直径T(m)の平方根で除した値までの範囲
に選んで運転することにより、粉砕ローラ3とテーブル
上面の粉砕層が安定して竪型粉砕機に許容される値以上
に大きい振動の発生を抑制でき、所望の粒度の粉砕品を
効率よく得られることを見出した。
して、回転テーブルの回転数をN(rpm)とすると、
Nは28/T0.5〜50/T0.5の範囲となる。
(竪型粉砕機下部ケーシング部分における縦方向の振動
の振幅)、および、竪型粉砕機の処理能力Q(処理量と
称することもある)の関係を示すグラフである。図4よ
り明らかなように、テーブル回転数Nと処理量Qはある
範囲内において比例関係を有しており、テーブル回転数
Nを大きくすると処理量Qは大きくなる。しかし、テー
ブル回転数Nを大きくしていくと、ミル振動も大きくな
っていき、テーブル回転数N2(N2=50/T0.5rp
m)おいて、竪型粉砕機1に許容される許容限界振動値
(本実施例においては40〜60μm/P−P)を超え
る。
機1の許容限界振動値を超えた結果、原料の投入量を減
少せざるえなくなり、竪型粉砕機の処理量Qが大幅に減
少することになる。上述したように、テーブル回転数N
を小さくすると処理量Qは比例的に減少していくことを
勘案し、粉砕の効率を考えた結果、テーブル回転数Nの
下限値として、テーブル回転数N1(N1=28/T0.5
rpm)を選択した。
ては、テーブル回転数Nの下限値は35/T0.5rpm
が好ましく、さらに好ましくは、40/T0.5rpmで
あるので、テーブル回転数Nは、好ましくは35/T
0.5〜50/T0.5rpmの範囲であり、さらに好ましく
は40/T0.5〜50/T0.5rpmの範囲である。な
お、図4よりテーブル回転数N1においての処理量Q
1は、テーブル回転数N 2おいての処理量Q2の約60%
である。
の回転テーブルの回転数を自在に変更することができる
よう構成されているので、例え運転中に原料の性状(か
さ密度等)が変化する等して、竪型粉砕機1に投入され
る原料の量が変化し前記処理量Qが変化したとしても、
回転テーブルの回転数Nを処理量Qに合わせて上記範囲
内で変更することにより、効率よく運転することができ
る。また、本実施例においては、竪型粉砕機1に振動計
を取付けて竪型粉砕機1に生じる振動の大きさを常に測
定しており、原料に異物が混入する等、なんらかの理由
によって突発的に振動が大きくなった場合でも、回転テ
ーブルの回転数Nを減少させることによって竪型粉砕機
1に生じる振動値を許容値内に抑えることができる。
は、回転テーブル直径T(m)とすると、粉砕ローラ3
の幅W、粉砕ローラの中心直径D、および、粉砕圧力L
は、通常、図3に示すような範囲で選ばれて用いられて
おり、この範囲であれば、本実施例と同様な傾向の結果
が得られる。ここで、粉砕圧力L(kgf/cm2)
は、粉砕荷重F(kgf)とし、粉砕ローラ3の幅W
(m)とし、粉砕ローラ3の中心直径D(m)とした場
合において、D1=(D/2)×SIN6゜と定義し、
L=F/(W×D1)と定義した。
径Tは2mであり、粉砕ローラ3の中心直径Dは1.5
2mであり、粉砕ローラ3の幅Wは0.34mであり、
粉砕圧力Lは210kgf/cm2である。本実施例に
おいては、テーブル回転数Nを当初は、上記範囲内であ
る32.7rpmに選んで運転し、突発的な原因により
振動値が許容限界振動値を超えそうになった場合におい
ても、テーブル回転数Nを上記範囲内で減少させて、竪
型粉砕機1の振動値を許容値内に抑えながら、ブレーン
値で4200cm2/gのスラグ粉砕品を安定して効率
よく製造する運転を行うことができた。なお、図3に示
す、粉砕圧力Lの単位はkgf/cm2であり、回転テ
ーブル直径T、粉砕ローラの中心径D、および、粉砕ロ
ーラ幅Wの単位はmである。
回転テーブルの回転数を自在に変更することができるよ
う構成して、回転テーブルの回転数Nを上記範囲内で変
更することにより、常に竪型粉砕機に生じる振動値を許
容値内に抑え効率よく運転することができるようした
が、竪型粉砕機1の回転テーブルの回転数を当初から、
28/T0.5〜50/T0.5の範囲内のある決まった回転
数に固定して設けても良い。
カ(実施例においてはワークインデックス=15Kwh
/tのセメントクリンカ)を用いて前述した実施例(第
1実施例と称することもある)と同様な運転をおこなっ
た場合も、テーブル回転数に対する処理量と振動の関係
を示すグラフは第1実施例と同様な結果となり、回転テ
ーブルの回転数N(rpm)を、28を該回転テーブル
の直径T(m)の平方根で除した値から50を該回転テ
ーブルの直径T(m)の平方根で除した値までの範囲に
選んで運転すれば、ミル振動が竪型粉砕機の許容振動値
内であって、所望の粒径の粉砕品を効率よく得られた。
の粉砕ローラを有する竪型粉砕機1を使用したが、その
他の粉砕ローラ形状(例えば、スフェリカル形状等)の
竪型粉砕機を用いても、上記範囲内において運転すれば
ミル振動が竪型粉砕機の許容振動値内であって、所望の
微粉粒度の粉砕品を得ることができる。
砕機の運転方法においては、回転テーブルの回転数N
を、28を該回転テーブルの直径T(m)の平方根で除
した値から50を該回転テーブルの直径T(m)の平方
根で除した値までの範囲に選んで運転することより、原
料を微粉砕する際に竪型粉砕機に発生する振動を竪型粉
砕機の許容値の範囲内に抑え、セメントクリンカ、スラ
グ(高炉スラグ、転炉スラグ、水滓スラグ)等の原料を
微粉砕する場合においても、常に安定した運転を行うこ
とができ、粉砕品を効率よく製造することができる。
ある。
グ粉砕装置のフローシートである。
に対する回転テーブルの直径Tと粉砕ローラ中心直径D
と粉砕圧力Lの関係を説明する図である。
転数に対する処理量と振動の関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転テーブルの外周上面に回転自在な粉
砕ローラを配置し、回転テーブル上に供給した原料を粉
砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と
粉砕ローラ周面との間で原料を粉砕する竪型粉砕機の運
転方法において、該回転テーブルの直径をT(m)とし
たとき、該回転テーブルの一分間の回転数は28/T
0.5〜50/T0.5rpmの範囲であることを特徴とする
竪型粉砕機の運転方法。 - 【請求項2】 回転テーブル駆動用の電動機の回転数を
可変に設け、前記竪型粉砕機に生じる振動値を許容値内
に抑えることを特徴とする請求項1に記載の竪型粉砕機
の運転方法。 - 【請求項3】 前記竪型粉砕機で粉砕する原料は、スラ
グであることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記
載の竪型粉砕機の運転方法。 - 【請求項4】 前記竪型粉砕機で粉砕する原料は、セメ
ントクリンカであることを特徴とする請求項1、又は請
求項2に記載の竪型粉砕機の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079236A JP2000271503A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 竪型粉砕機の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079236A JP2000271503A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 竪型粉砕機の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271503A true JP2000271503A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13684242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11079236A Pending JP2000271503A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 竪型粉砕機の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271503A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-03-24 JP JP11079236A patent/JP2000271503A/ja active Pending
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