JP2013226502A - 竪型粉砕機の運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本願発明による運転方法においては、回転テーブル上に投入した原料を補助ローラで圧密してから粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機を使用して、スラグを粉砕する際において、回転テーブルの回転速度を調整して、原料の噛み込み速度を6.5m/s以下にする。本願発明の運転方法によれば、スラグを粉砕する際においても、粉砕ローラが原料層の上でスリップすることに起因して発生する異常振動を抑制して、原料を効率良く粉砕できる。
【選択図】 図1
Description
特にスラグの場合は、原料層の中に多量に空気を抱え込んだ部分が無数にできてしまうために、粉砕の際に、その部分でローラが急激に滑るという問題を生じる。
そのため、スラグによる嵩高い原料層を、粉砕ローラによって一挙に粉砕しようとすれば、回転テーブル上で粉砕ローラが滑ってスリップし、粉砕ローラの回転が不規則になって、異常振動が発生するという問題が生じた。
しかし、特許文献1に開示された従来技術においても、補助ローラで圧密する際の嵩高い原料層は、空気を大量に含んで滑りやすい状況であるという点において変わりはない。
補助ローラで原料層を押す圧力は粉砕ローラで原料層を粉砕する圧力より小さいので、基本的に補助ローラで大きな振動が生じにくい構造であるにしても、空気を多量に含んだ原料層を補助ローラで急激に圧密すれば、原料層中の空気が一気に脱気されて、原料層と補助ローラとの間に多量の空気が介在することになる。その結果、原料層と補助ローラとの間に多量の空気が滞留し、補助ローラと原料層が大きくスリップして振動が発生するという問題が生じた。そのため、補助ローラで原料層を圧密化するにも限度があった。
(1) 粉砕ローラ、補助ローラ、及び回転テーブルを備えて、回転テーブル上に投入した被粉砕物を補助ローラで圧密してから粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機の運転方法であって、スラグを粉砕する際において、原料の噛み込み速度を6.5m/s以下にする。
図1〜図7は、本発明の実施形態に係わり、図1は竪型粉砕機の全体構成を説明する概念図である。図2はローラと回転テーブルの関係を説明する図、図3はローラと原料層の関係を説明する図、図4は粉砕ローラの転動ラインの寸法を説明する図、及び、図5はローラで与える面圧を説明するための図である。
また、図6は原料層と粉砕ローラについて速度と摩擦係数の関係を示したものであり、図7は粉砕ローラにおける噛み込み率と噛み込み速度との関係を示したものである。
本実施形態に用いた竪型粉砕機1は、図1又は図2に示すように竪型粉砕機1の外郭を形成するケーシング1B、1A、竪型粉砕機1の下部に設置された減速機2Bと駆動モータ2Mによって駆動される回転テーブル2、コニカル型の粉砕ローラ3及び補助ローラ5を備えている。
なお、本実施形態に用いた竪型粉砕機1は、図2に示したように、粉砕ローラ3が、回転テーブル2上において、その外周部分に2個が対向するようにして配されているとともに、粉砕ローラ3と位相を90度ずらしたような形で、補助ローラ5が2個配されている。補助ローラ5を配したタイプの竪型粉砕機1においては、回転テーブル上に供給された原料を、一旦、圧密してから粉砕ローラ3にて粉砕できるという点で粉砕効率が良く、好しい形態の1つである。
なお、回転式分級機13が備えた回転式の羽根は、竪型粉砕機1の上部に設置された図示しない駆動モータにより駆動されて、自在に回転する構成となっている。
なお、粉砕ローラ3で粉砕された後においても、一次分級羽根14、又は回転式分級機13を通過できずに、回転テーブル2上に供給されて、再度、繰り返して粉砕される原料は、一般的に循環原料と称される。
なお、図5に示したように、補助ローラ5により与えられる力をFとした場合に、補助ローラ5の幅方向の寸法をW、周方向の直径(ローラ幅方向寸法の中央部寸法)をD、とすると、補助ローラ5の投影面積当たりに与えられる面圧Mは以下の数式(1)により求められる。
なお、一次分級羽根14を通過できない原料の中で極端に重量の重いものは、回転テーブル2の下方まで落下して、下部取出口34より排石として取り出される。
また、一次分級羽根14を通過して、回転式分級機13を通過できなかった原料は、落下することにより内部コーン19に捕集されて、再度、回転テーブル2上に供給され、粉砕される。
一方、所定の粒径まで小さく粉砕された原料は、回転式分級機13を通過することにより、上部取出口39より粉砕品として取り出される。
そして、図3に概念図を示すが、原料層の中にガスを多く含む層があり、滑りやすい部分を形成しており、原料を微粉砕する際においては、ガスを抱え込む空隙が大きい循環原料と、新規原料を一緒に合わせて粉砕するため、その層間で滑りが発生し、異常振動の発生につながるから、運転不能に陥ると考えた。
従って、竪型粉砕機1を大型化すると、竪型粉砕機1の異常振動が著しく発生しやすくなり、運転不能に陥るケースが高くなるのである。
異常振動の発生がなければローラ速度を上げた方が、処理能力が上がるため、本実施形態においては、スラグの粉砕において、速度を6.5(m/s)として、竪型粉砕機1の運転を行った。
本実施形態においては、粉砕ローラ3の幅方向寸法Wに対して、その中央部の寸法を基準として、対向する2つの粉砕ローラ3の間に、円状の転動ラインSを設定し、回転テーブル2の回転速度から、転動ラインSの回転している速度を算出する。
V=(π×SD×N)÷60
2 回転テーブル
3 粉砕ローラ
5 補助ローラ
6 スイングレバー
13 一次分級羽根
14 回転式分級機
15 ダムリング
19 内部コーン
35 原料投入口
39 上部取出口
Claims (1)
- 粉砕ローラ、補助ローラ、及び回転テーブルを備えて、
回転テーブル上に投入した被粉砕物を補助ローラで圧密してから粉砕ローラで粉砕する竪型粉砕機の運転方法であって、
スラグを粉砕する際において、粉砕ローラによる原料の噛み込み速度を6.5m/s以下にすることを特徴とする竪型粉砕機の運転方法。
Priority Applications (1)
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JP2012099664A JP2013226502A (ja) | 2012-04-25 | 2012-04-25 | 竪型粉砕機の運転方法 |
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JP2012099664A JP2013226502A (ja) | 2012-04-25 | 2012-04-25 | 竪型粉砕機の運転方法 |
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JP2012099664A Pending JP2013226502A (ja) | 2012-04-25 | 2012-04-25 | 竪型粉砕機の運転方法 |
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JP (1) | JP2013226502A (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2000271503A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機の運転方法 |
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JP2011194300A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Ube Machinery Corporation Ltd | 竪型粉砕機の運転方法 |
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