JP2007007593A - 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007007593A JP2007007593A JP2005193544A JP2005193544A JP2007007593A JP 2007007593 A JP2007007593 A JP 2007007593A JP 2005193544 A JP2005193544 A JP 2005193544A JP 2005193544 A JP2005193544 A JP 2005193544A JP 2007007593 A JP2007007593 A JP 2007007593A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- rotation speed
- vertical crusher
- rotary table
- abnormal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
【解決手段】 粉砕ローラ3の回転数Nを観察して、異常振動の前に発生する特徴的な粉砕ローラ3の回転数低下状態をスティックスリップ現象として捉えて、変化率、あるいは回転数の差等によって定義し、その後の運転において、異常振動のきっかけとなるスティックスリップ現象を、粉砕ローラ3の回転数から検出し、回転テーブル2の回転数を調整して抑制することによって、スティックスリップ現象をきっかけとして発生する異常振動を防止する。
【選択図】 図1
Description
例えば、石灰を原料とする炭カルは、製紙用の用途等に用いるグレードとして、従来から、細かな粒径の粉砕品が求められているが、近年、紙の品質向上を目的としてさらに細かな粒径の粉砕品が求められつつある。
前記分級機を内蔵したエアスエプト式の竪型粉砕機として、例えば特許文献1に開示された粉砕機がある。
これは、スティックスリップと言われる現象であるが、これがきっかけなり、竪型粉砕機の自励振動が大きくなって異常振動の発生につながる。
(1) 回転テーブルの上面に回転自在な粉砕ローラを配置し、該回転テーブル上に供給した原料を回転テーブル上面と粉砕ローラとの間で粉砕する竪型粉砕機の運転方法において、該粉砕ローラのローラ回転数を測定することにより、該粉砕ローラの異常回転状態を検出して、該粉砕ローラが異常回転状態になった場合に該回転テーブルの回転速度を減速する。
(8) 回転テーブルの上面に回転自在な粉砕ローラを配置し、該回転テーブル上に供給した原料を回転テーブル上面と粉砕ローラとの間で粉砕する竪型粉砕機において、
該粉砕ローラのローラ回転数を測定するセンサ、異常回転状態を判断するために用いるローラ回転数の変化率を予め設定する設定機、該センサの測定値からローラ回転数の変化率を算出する演算機、該設定機に設定したローラ回転数の変化率と該演算機で算出したローラ回転数の変化率を比較して、該粉砕ローラの異常回転状態を検出するとともに、該検出結果に基づき回転テーブルの回転速度を制御する制御装置を備える構成とする。
該粉砕ローラのローラ回転数を測定するセンサ、異常回転状態を判断するために用いるローラ回転数を予め設定する設定機、該センサの測定値からローラ回転数を算出する演算機、該設定機に設定したローラ回転数と該演算機で算出したローラ回転数を比較して、該粉砕ローラの異常回転状態を検出するとともに、該検出結果に基づき回転テーブルの回転速度を制御する制御装置を備える構成とする。
図1から図7は本発明による実施形態を説明する図であって、図1は本実施形態による竪型粉砕機の概略の構造を説明する要部縦断面図である。図2はステックスリップ現象によるローラ回転数の変化を説明するための参考図である。図3及び図4は粉砕ローラの中心径部を説明する概念図である。図5及び図6は石灰石、及び石炭について粉砕特性を説明するための参考図である。図7は噛み込み速度と摩擦係数の関係を説明する参考図である。
なお、本実施形態におけるセンサSはロータリエンコーダ式を使用したが、センサSの形式がこれに限らないことはもちろんであって、近接スイッチ等を利用して回転数をカウントする方法であっても良く、粉砕ローラの回転数を検出できる測定器であれば良いことは説明するまでもない。
なお、本発明による設定器50C、演算機50B、及び制御盤50Aは前述の構成に限らないことは勿論であって、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で構成を変更することは可能であり、例えば、一つの制御盤に設定器50C、演算機50B、及び制御盤50Aを備える必要はなく、適宜分離して配置しても良く、あるいは、コンピュータを使用して、設定器50C、演算機50B、及び制御盤50Aを一体化して一つの装置にしたとしても本発明の適応の範囲である。
なお、本実施形態においては。設定器50Cに変化率としてKS%を予め設定するとともに、粉砕ローラ回転数NのデータをT秒毎に測定して数式1により変化率を算出した。
なお、以下説明する実施形態に用いた竪型粉砕機1は、粉砕ローラの個数が3個であって、粉砕ローラ中心直径Dは0.4mであり、テーブル直径Tは0.64mであり、ダムリング15の高さはテーブル上面2Aより約20mmである。
なお、ここで前述のDP50はロジン・ラムラー線図(Rosin−Rammler−Sperling)上に粒径分布を図示した場合にR=50%となる点の粒径をμm(ミクロンメータ)で表わしたものである。
ここで、図7により噛み込み速度と摩擦角度の関係を概念的に説明するが、噛み込み速度が大きくなるにつれて、回転テーブル上の原料が滑りやすくなり、スティックスリップ現象が生じ易くなると考える。
また、一方、竪型粉砕機1の処理量の面から考察すると、噛み込み速度が、概ね1.5〜1.6(m/S)あたりまで、処理量が非常に小さいため常用運転に用いるのは、好ましくない。これらの理由から、微粉砕に適した噛み込み速度は、1.7〜2.1(m/s)の範囲とすることが好ましい。
従って、予め設定する指標回転数KJを粉砕ローラ3の噛み込み速度に換算した場合に、前述の噛み込み速度の範囲に入るようにすることは好ましい形態である。
従って、予め噛み込み速度を設定し、前述の実施形態と同様の運転方法を行っても良い。
なお、前記原料の噛み込み速度は前述した理由によって、1.7〜2.1(m/s)の範囲とすることが好ましい。
噛み込み速度Vは数式1で求められる。
なお、Dはローラ中心径部におけるローラ外周の直径(単位:m)であり、Nは粉砕ローラが一分間あたりに回転する回転数(単位:rpm)であり、πは円周率である。
2 テーブル
3 粉砕ローラ
13 シュート
14 セパレータ
15 ダムリング
1A ケーシング(下部)
1B ケーシング(上部)
14A 羽根
30 通路
33 ガス導入口
35 原料投入口
39 上部取出口
50 制御盤
50A 制御装置
50B 演算機
50C 設定器
S センサ
Claims (9)
- 回転テーブルの上面に回転自在な粉砕ローラを配置し、該回転テーブル上に供給した原料を回転テーブル上面と粉砕ローラとの間で粉砕する竪型粉砕機の運転方法において、
該粉砕ローラのローラ回転数を測定することにより、該粉砕ローラの異常回転状態を検出して、該粉砕ローラが異常回転状態になった場合に該回転テーブルの回転速度を減速する竪型粉砕機の運転方法。 - 前記ローラ回転数の単位時間あたりの変化率が、予め定めた範囲を逸脱した場合に異常回転状態として検出する請求項1に記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 前記ローラ回転数の単位時間あたりの変化率が、予め定めた範囲を逸脱する回数を検出して、単位時間あたりに検出した該逸脱する回数が、予め定めた範囲を超える場合に異常回転状態として検出する請求項1に記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 前記ローラ回転数が、予め定めた範囲を逸脱した場合に異常回転状態として検出する請求項1に記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 前記ローラ回転数が、予め定めた範囲を逸脱する回数を検出して、単位時間あたりに検出した該逸脱する回数が、予め定めた範囲を超える場合に異常回転状態として検出する請求項1に記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 前記異常回転状態が予め定めた時間の間に検出されない場合に、該回転テーブルの回転速度を増速する請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 前記予め定めたローラ回転数を粉砕ローラの噛み込み速度に換算した場合に、粉砕ローラタイヤ中心径部において、1.7〜2.1(m/s)の範囲である請求項4又は請求項5記載の竪型粉砕機の運転方法。
- 回転テーブルの上面に回転自在な粉砕ローラを配置し、該回転テーブル上に供給した原料を回転テーブル上面と粉砕ローラとの間で粉砕する竪型粉砕機において、
該粉砕ローラのローラ回転数を測定するセンサ、異常回転状態を判断するために用いるローラ回転数の変化率を予め設定する設定機、該センサの測定値からローラ回転数の変化率を算出する演算機、該設定機に設定したローラ回転数の変化率と該演算機で算出したローラ回転数の変化率を比較して、該粉砕ローラの異常回転状態を検出するとともに、該検出結果に基づき回転テーブルの回転速度を制御する制御装置を備えた竪型粉砕機。 - 回転テーブルの上面に回転自在な粉砕ローラを配置し、該回転テーブル上に供給した原料を回転テーブル上面と粉砕ローラとの間で粉砕する竪型粉砕機において、
該粉砕ローラのローラ回転数を測定するセンサ、異常回転状態を判断するために用いるローラ回転数を予め設定する設定機、該センサの測定値からローラ回転数を算出する演算機、該設定機に設定したローラ回転数と該演算機で算出したローラ回転数を比較して、該粉砕ローラの異常回転状態を検出するとともに、該検出結果に基づき回転テーブルの回転速度を制御する制御装置を備えた竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005193544A JP2007007593A (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005193544A JP2007007593A (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007007593A true JP2007007593A (ja) | 2007-01-18 |
Family
ID=37746746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005193544A Pending JP2007007593A (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007007593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107127035A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-05 | 东北大学 | 一种立式双通道双机自同步振动惯性破碎机及参数确定方法 |
JP2020093214A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 宇部興産機械株式会社 | 竪型粉砕機 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0584446A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH0584447A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH0584448A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH05104014A (ja) * | 1991-10-15 | 1993-04-27 | Babcock Hitachi Kk | ローラミルにおける振動を予測する方法および同予測に基づくローラミルによる粉粒体製造方法 |
JPH07250402A (ja) * | 1994-03-11 | 1995-09-26 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の制動制御装置 |
JPH08141421A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-04 | Babcock Hitachi Kk | ローラ式粉砕装置 |
JPH09290174A (ja) * | 1996-04-25 | 1997-11-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 生ごみ処理システム |
JPH10337487A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ミルローラの加圧力制御方法及び装置 |
JPH11319592A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-24 | Nakayama Iron Works Ltd | ジョークラッシャ |
JP2000271503A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機の運転方法 |
JP2001277896A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Komatsu Ltd | インタアクスルデフ装置及びその制御方法 |
-
2005
- 2005-07-01 JP JP2005193544A patent/JP2007007593A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0584446A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH0584447A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH0584448A (ja) * | 1991-09-27 | 1993-04-06 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機 |
JPH05104014A (ja) * | 1991-10-15 | 1993-04-27 | Babcock Hitachi Kk | ローラミルにおける振動を予測する方法および同予測に基づくローラミルによる粉粒体製造方法 |
JPH07250402A (ja) * | 1994-03-11 | 1995-09-26 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の制動制御装置 |
JPH08141421A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-04 | Babcock Hitachi Kk | ローラ式粉砕装置 |
JPH09290174A (ja) * | 1996-04-25 | 1997-11-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 生ごみ処理システム |
JPH10337487A (ja) * | 1997-06-04 | 1998-12-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ミルローラの加圧力制御方法及び装置 |
JPH11319592A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-24 | Nakayama Iron Works Ltd | ジョークラッシャ |
JP2000271503A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Ube Ind Ltd | 竪型粉砕機の運転方法 |
JP2001277896A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Komatsu Ltd | インタアクスルデフ装置及びその制御方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107127035A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-05 | 东北大学 | 一种立式双通道双机自同步振动惯性破碎机及参数确定方法 |
JP2020093214A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 宇部興産機械株式会社 | 竪型粉砕機 |
JP7205690B2 (ja) | 2018-12-12 | 2023-01-17 | Ubeマシナリー株式会社 | 竪型粉砕機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5277967B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP4771207B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 | |
JP4953067B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP5057212B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP4919159B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法及び制御装置 | |
JP6331741B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 | |
JP2011088115A (ja) | 竪型ローラミル及び竪型ローラミルに於ける加圧ローラ摩耗検出方法 | |
JP6338098B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 | |
JP2007007593A (ja) | 竪型粉砕機の運転方法及び竪型粉砕機 | |
JP5057214B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP5577777B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 | |
JP7327129B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP5057213B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP4953066B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP2000271503A (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 | |
JP7151512B2 (ja) | 竪型粉砕機及びその運転方法 | |
JP4919158B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法及び竪型粉砕機 | |
JP3873483B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転制御方法 | |
JP2013226501A (ja) | 竪型粉砕機の運転方法及びスラグ粉砕用の竪型粉砕機 | |
JP2613509B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP7372593B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP2010131532A (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP4978835B2 (ja) | 竪型粉砕機の制御方法 | |
JP6492690B2 (ja) | 竪型粉砕機の運転方法 | |
JP2010125356A (ja) | 竪型ミル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100930 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20110622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111213 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20120202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121002 |