JPS62123141A - 乳酸誘導体およびこれを含有する液晶組成物 - Google Patents

乳酸誘導体およびこれを含有する液晶組成物

Info

Publication number
JPS62123141A
JPS62123141A JP61173921A JP17392186A JPS62123141A JP S62123141 A JPS62123141 A JP S62123141A JP 61173921 A JP61173921 A JP 61173921A JP 17392186 A JP17392186 A JP 17392186A JP S62123141 A JPS62123141 A JP S62123141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
liquid crystal
general formula
tables
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61173921A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0533942B2 (ja
Inventor
Kazuo Yoshinaga
和夫 吉永
Kazuharu Katagiri
片桐 一春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to GB8619693A priority Critical patent/GB2181429B/en
Priority to DE19863627443 priority patent/DE3627443A1/de
Publication of JPS62123141A publication Critical patent/JPS62123141A/ja
Priority to US07/291,325 priority patent/US4882085A/en
Priority to US07/406,541 priority patent/US5114613A/en
Publication of JPH0533942B2 publication Critical patent/JPH0533942B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は分子構造の変更が容易でかつ光学活性を有する
乳酸誘導体、それを含有する組成物および該組成物を使
用する液晶素子に関するものである。
本発明の化合物は、光学活性を有することを特徴とする
種々の光学素子を形成する場合に必要な機能性材料を合
成するための光学活性中間体として特に有用である。光
学活性を有することを特徴とする光学素子としては、具
体的には。
l)液晶状態においてコレステリック・ネマティック相
転移効果を利用するもの(J、J、ウィソキ、A、アダ
ムス及びW、ハース;フィジカル・レビュー・レターズ
、 20.1024 (196B)  (J、 J。
Wysoki、 A、 Adams and W、 H
aas; Phys、 Rev。
Lett、、 20.1024 (1968)) )2
)液晶状態においてホワイト・ティラー形ゲスト・ホス
ト効果を利用するもの([]、L、ホワイト及びG、N
、ティラー;ツァイトシュリフト・フユア・フィジカリ
ッシェ・ヘミ−、、45,4718(+974) (D
、 L、 White and G、 N、 Tayl
or; Z。
Appl、 Phys、、 45.4718 (+97
4)) )、3)液晶状態においてカイラル・スメクチ
ンクソ相、H相、F相、■相、G相の強誘電性効果を利
用するもの(N、A、クラーク及びS、T、ラガーウォ
ール;アプライド・フィジックス・レターズ、、基。
899 (+980) (N、 A、 C1ark a
nd S、 T、 Lagerwall;Appl、 
Phys、 Lett、、 36.899 (1980
) ) )、4)液晶状fmにおいてコレステリック相
を持つものをマトリックス中へ固定することにより、そ
の選択散乱特性を利用し、ノツチフィルターやドンドパ
スフイルターとして利用するものCF、J、力一ン、ア
プライド・フィジックス・レターズ、脛。
231 (1971) (F、 J、 Kahn、 A
ppl、 Phys、 Lett、。
18、231 (1971)) ) 、円偏光特性を利
用した円偏光ビームスプリッタ−として利用するもの(
s、n、ヤコブス、ニス・ピー・アイ・イー、37゜9
8  (+981)  (S、 Il、  Jacob
s、 5PIE、  37. 98(+981)) ) 等が知られている。個々の方式についての詳細な説明は
省略するが、表示素子・変調素子として重要である。
また、ツィステッド・ネマチック(TN)型表示素子用
のネマチック液晶組成物にごく少量添加することにより
表示面のしま模様(リバースドメイン)の発生を防止し
、その表示の均一性を増大させることにも利用すること
が出来る。
従来、光学活性を有することを特徴とする光学素子に必
要な機能性材料を合成するための光学活性中間体として
は、2−メチルブタノール、2級オクチルアルコール、
2級ブチルアルコール、塩化p−(2−メチルブチル)
安息香耐、2級フェネチルアルコール、アミノ酸誘導体
、ショウノウF1体、コレステロール1誘導体等が知ら
れている。
しかし、これらは次のような欠点を有している。光学活
性な鎖状炭化水素誘導体は構造の変更が困難で、しかも
一部のものを除き非常に高価なものである。アミノ酸誘
導体は比較的安価な]−に構造の変更も容易であるがア
ミンの水素基が化学的に活性が強く、水素結合や化学反
応を生じゃすいために機能性材料の特性を制限してしま
いやすい。ショウノウ、誘導体・コレステロール誘導体
は構造の変更が困難なうえに立体的な障害によって機能
性材料の特性に悪影響を与えやすい。
上記のような欠点は、種々の材料を開発する上で大きな
制約となっていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記の点に鑑みなされたものである。すなわ
ち、本発明は、適度な分子間力と形状をもった機能性材
料中間体と光学活性を損うことなく結合させることがで
き1分子設計を自由に行うことができる化合物を提供す
ることを目的とする。
本発明はアルキル基の長さを変更することが容易で、こ
のことにより(H,アーノルド、ジャーナル°オブ・フ
ィジカル・ケミストリー(H。
Arnold、 J、 Phys、 Chem、、 2
26.146 (1964) ) )に示されるように
液晶状態において発現する液晶相の種類や温度範囲を制
御することが可能な液晶性化合物及びそれを少なくとも
1種類配合成分として含有する液晶組成物を提供するこ
とを目的とする。またLB脱法により単分子累精膜を作
製する場合には容易に疎水基を制御することが出来、安
定に成膜することが可能な化合物の提供を目的とする。
c問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、一
般式(I): (上記一般式中Rは炭素数1〜1日の直鎖状、分岐状も
しくは環状の4!!和もしくは不飽和の炭化水素基を示
す。又、本は不斉炭素原子を示す。Aは化学的に活性な
置換基を示す。) で表わされる光学活性な乳酸誘導体及びそれを少なくと
も1種類配合成分として含有する液晶組成物、並びに 一般式(II ) (上記一般式中Rは炭素数1〜1日の直鎖状、分岐状も
しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素で表わされ
る光学活性な液晶性の乳癩誘導体及びそれを少なくとも
1種類配向酸分として含有する液晶組成物を提供する。
上記一般式中、Rは炭素原7−e!!t〜18の直釦状
5分岐状または環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素2
(である。19以上では最終的な機能材料としたときの
粘度やモル体積が増加するため好ましくない。また、好
ましいRの炭素原子数は4〜16である。Rの具体例と
しては直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基、シクロア
ルキル基、直鎖状アルケニル基、分岐状アルケニル基、
シクロアルケニル基、直鎖状アルカブイエニル基、分岐
状アルカディエニル基、シクロアル力ディエニル基、直
鎖状アルカトリエニル基、分岐状アルカトリエニル基、
直鎖状アル午ニル基、分岐状アルキニル基、アラルキル
基がある。又、木は不斉炭素原fを示す。
A ハOH基、ハロゲン原子、アルコキシ基、フェノ午
シ基トルエンスルホン酸基、チオール基等の脱着可能な
化学的に活性な置換基を示す、すなわち、Rは、適当な
反応条件下で、反応試薬と反応して他の基によって容易
に置き換えることができる。この場合反応試薬を種々変
化させることにより、液晶性化合物その他の機能性化合
物を得ることができる。
光学2に子・変調素子等の用途に適した機能性材料を合
成するためには、本発明1こより提供される光学活性な
乳酸誘導体と分子制御を行うことのできる適度な分子間
力と形状をもった機能性材料中間体とを光学活性を損う
ことなく結合することが有効である。本発明の乳酸誘導
体と組み合わせることの有効な機能性材料中間体として
は、アゾ−、アンキシ誘導体、環集合炭化水素誘導体。
縮合多環式炭化水素誘導体、複素環誘導体、縮合複素環
誘導体、環集合複素環誘導体等で具体的には、アゾベン
ゼン誘導体、アゾキシベンゼン誘導体、ビフェニル誘導
体、ターフェニル誘導体、フェニルシクロヘキサン誘導
体、安息香耐誘導体、ピリミジン誘導体、ピラジン誘導
体、ピリジン誘導体、スチルベン誘導体、トラン誘導体
、カルコン誘導体、ビシクロヘキサン誘導体、ケイ皮酸
誘導体等である。
次に、本発明の一般式(I)で示される光学活性な乳酸
誘導体のうち、Aが4脱可能な化学的に活性な置換基で
ある化合物の合成方法の例を示(a) (b) (h) (g) 」二記反応式におけるR1は炭素数の広い範囲にわたっ
て選択することが可能であり、具体的にはヨー18ブタ
ン、ヨードペンタン、ヨードヘキサン、ヨードヘプタン
、ヨードオクタン、ヨードノナン、ヨートチカン、ヨー
ドウンデカン、ヨードドデカン、ヨードトリデカン、ヨ
ードテトラデカン、ヨードペンタデカン、ヨードヘキサ
デカン。
ヨードヘプタデカン、ヨードオクタデカン、ヨードノナ
デカン、ヨードエイコサン等の直鎖状飽和炭化水素ヨウ
化物;2−ヨードブタン、1−ヨード−2−メチルプロ
パン、l−ヨード−3−メチルブタン等の分岐状飽和炭
化水素ヨウ化物;ヨードベンジル、ヨードフェナシル、
3−ヨーF−1−シクロヘキセン等の環状不飽和炭化水
素ヨウ化物;ヨートンクロペンタン、ヨードシクロヘキ
サン、1−ヨード−3−メチルシクロヘキサン、ヨード
シクロへブタン、ヨードシクロオクタン等の環状飽和炭
化水素ヨウ化物がある。
以上のようなヨウ化物から自由に選択することにより光
学活性な乳酸誘導体を得ることができる。
表1にこのようにして得られた光学活性な乳酸誘導体の
旋光度を示す。
(14H9−14,1°   実施例IC5HI+−−
13,5°   実施例2C6H13−−12,5° 
  実施例6CIH15−−12,0°   実施例7
0aHu−−11,3°   実施例3CqH+q−−
10,6°   実施例8C+oH2+−−10,0°
   実施例9CIlH23−−9,3°   実施例
10CI2H25−−8,6°   実施例4CI3H
21−−7,9°   実施例1ICI4H29−−7
,2°   実施例12015H31−−6,5°  
 実施例13CI6H33−−5,9°   実施例1
4CIIH35−−5,3°   実施例15(+aH
3+−−5,0°   実施例5CH3−’  16°
    実施例16C7H5−−14,7°   実施
例17C3Hr−−15,5°   実施例18このよ
うな方法により得られた種々の乳酸誘導体より次に示す
合成経路によって下記一般式(m)〜(IV)に示され
る液晶性化合物を得た。
・・・・・・(II[) [但し、上記一般式(III)において、Rは炭素原子
数1〜18の直鎖状1分1岐状または環状の飽和もしく
は不飽和の炭化水素基を示し、R′は炭素原子e!!4
〜18のアルキル基またはアルコキシ基を示す。] 表2に、このようにして得られた液晶性化合物の相転移
温度を示す。
表中、相転移温度の欄における記号は、それぞれ以ドの
相を示す。
Cryst、 :結晶相、Sa+A :スメクチックA
相、5rnc”:カイラルスメクチックC相、N:ネマ
チック相、Ch:コレステリック相、Iso二等方相、
5ail。
Sm2: SmA、 SmC’以外のスメクチフク相(
未同定)。
・・・・・・ (■) [但し、上記一般式(rV)において、Rは炭素原子数
1−18の直鎖状1分岐状もしくは環状の飽和又は不飽
和の炭化水ぶ基を示し、R′は炭素原子数4〜18のア
ルキル基またはアルコキシ基を示す、] 未発明の液晶組成物は、一般式(I):(上記一般式中
Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状もしくは環状の飽
和もしくは不飽和の炭化水素基を示す。又、木は不斉炭
諧原子を示す。Aは化学的に活性な置換基を示す。) で表わされる光学活性な乳酸誘導体を少なくとも1種類
配合成分として含有するもの及び−競“式(II ) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状1分岐状も
しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素で表わされ
る光学活性な液晶性の乳酸誘導体を少なくとも1種類配
合成分として含有するものである。一般式(I)におけ
る化学的に活性な置換基AとしてはOH基、ハロゲン原
子、アルコキシ基、チオール基、フェノキシ基、トルエ
ンスルホン酸基等が好ましい。
本発明の乳酸誘導体を少なくとも1種類配合成分として
含有するネマチック液晶はツィステッドネマチック(T
N)型セルにして使用する場合にリバースドメインの発
生を防止することができ好ましい6 また本発明の乳酸誘導体の少なくとも1種類と強誘電性
液晶化合物とを含有する組成物は、強誘電性液晶の性質
の改良という観点から本発明における殊に好ましい態様
をなすものである。この液晶組成物において使用される
強誘電性液晶化合物の具体例を表2に掲げる。
また本発明の光学活性基を持つ液晶性化合物を少なくと
も1種類配合成分として含有する液晶組成物に対して表
3に示すようなコレステリック液晶化合物もしくは光学
活性基を含む液晶性化合物を添加することにより組成物
のスメクチック相もしくはコレステリック相におけるら
せんピッチを最適値に制御することは実用上好ましい。
一般式(I)の化合物または一般式(II )の化合物
を少なくとも1種類配合成分として含有する液晶組成物
においては、一般式(I)または(II )の化合物を
0.1〜99重量%含有するのが好ましい。
表  3 p−デシロキシベンジリデン−p′−アミノ−2−一メ
チルブチルシンナレート(DOBAMBC)p−へキシ
ロキシベンジリデン−p′−アミノ−2−〜クロルブa
ピルシンナメート(HOBACPC)60°C64’C
78°C 結晶==SmH’ =SmC” =SIIIA =等方
相h”j +io =:コ5 m L; ’ =::S
 ffi八 ===弄万相[ −COOGHzCHC2H5 オキシビフェニル−4−カルポキシレート表  4 (A)コレヌテリルプロピオネート (B)コレステリルノナネート (C)コレステリルパルミテート (D)コレステリルノナネート 4−(2”−メチルブチル)−4′−シアノビフェニル
4−(2“−メチルブチルオキシ)−4’−一シアノヒ
フェニル 4−才クチルフェニル−4’−(4−β−メチフレブチ
ルベンゾイルオキシ)へンジ゛エート72.6’C: 
        154.3”c:結晶□コレステリッ
ク相□等方M1 これらの液晶材料を用いて素子を構成する場合、液晶材
料がSmC’相またはSmH”相となるような温度状態
に保持する為、必要に応じて素子をヒーターが埋め込ま
れた銅ブロック等により支持することができる。
第1図は1強誘電性液晶の動作説01のために、セルの
例を模式的に描したものである。llaと、11bは、
それぞれ111203.5n02あるいはITO(In
dium−Tin 0xide)等の薄膜からなる透明
電極で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に液
晶分子ff+2がガラス面に垂直になるよう配向した5
raC”相又はSmH”相の液晶が封入されている。太
線で示した線13が液晶分子を表わしており、この液晶
分子13はその分子に直交した方向に双極子モーメント
(P工)14を有している。基板11a とllb上の
電極間に一定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子
13のらせん構造がほどけ1双極子モーメン) (Pよ
) 14がすべて゛准界方向に向くよう、液晶分子I3
は配向方向を変えることができる。液晶分子13は、細
長い形状を有しており、その長軸方向と短頓1方向で屈
折率異方性を示し、従って例えばガラス面の上下に互い
にクロスニコルの偏光子を置けば、電圧印加極性によっ
て光学特性が変わる液晶光学変調素子となることは、容
易に理解される。
本発明の光学変調素子で好ましく用いられる液晶セルは
、その厚さを充分に薄く(例えば10IL以下)するこ
とができる。このように液晶層が薄くなるにしたがい、
第2図に示すように電界を印加していない状mでも液晶
分子のらせん構造がほどけ、その双極子モーメン)Pa
またはpbは上向き(24a)又は下向き(24b )
のどちらかの状態をとる。このようなセルに、第2図に
示す如く一定の閾値以上の極性の異る電界Ea又はEb
を電圧印加り段21aと21bにより付ケすると、双極
子モーメントは、電界Ea又はEbの電界ベクトルに対
応して」二向き24a又は下向き24bと向きを変え、
それに応じて液晶分子−は、第1の安定状態23aかあ
るいは第2の安定状態23 bの何れか1方に配向する
このような強誘電性を光学変調素子として用いることの
利点は、先にも述べたが2つある。
その第1は、応答速度が極めて速いことであり、第2は
液晶分子の配向が双安定性を有することである。第2の
点を1例えば第2図によって更に説明すると、電界Ea
を印加すると液晶分子は第1の安定状態23aに配向す
るが、この状態は電界を切っても安定である。又、逆向
きの電界Ebを印加すると、液晶分子は第2の安定状態
23bに配向してその分子の向きを変えるが、やはり電
界を切ってもこの状態に留まっている。又、与える1[
界EaあるいはEbが一定の閾値を越えない限り、それ
ぞれ前の配向状態にやはり維持されている。このような
応答速度の速さと、双安定性が有効に実現されるにはセ
ルとしては出来るだけ薄い方が好ましく、−・般的には
0.5p〜20ル、特に1p〜5μが適している。
次に強誘電性液晶の駆動法の具体例を、第3図〜第5図
を用いて説明する。
第3図は、中間に強誘電性液晶化合物(図示せず)が挟
まれたマトリクス電極構造を有するセル31の模式図で
ある。32は、走査電極群であり、33は信号電極群で
ある。最初に走査電極S1が選択された場合について述
べる。第4図(a)と第4図(b)は走査信号であって
、それぞれ選択された走査電極S1に印加される電気信
号とそれ以外の走査電極(選択されない走査電極)s7
.、s3゜S4・・・・・・に印加される電気信号を示
している。第4図(C)と第4図(d)は、情報信号で
あってそれぞれ選択された信号電極II  、I3 、
I5と選択されない信号電極I2.Inにケえられる電
気信壮を示している。
第4図および第5図においては、それぞれ横軸が時間を
、縦軸が′1L圧を表す。例えば、動画を表示するよう
な場合には、走査電極群32は逐次1周期的に選択され
る。今、所定の電圧印加時間t1またはt2に対して双
安定性を有する液晶セルの、第1の安定状態を与えるた
めの閾値電圧を−Vth+とじ、2の安定状態を与える
ための閾値電圧を+V th2とすると、選択された走
査電極32(Sl)に与えられる電極信号は、第4図(
a)に示される如く位相(時間)1+では、2Vを、位
相(時間月2では、−2Vとなるような交番する電圧で
ある。このように選択された走査電極に互いに電圧の異
なる複数の位相間隔を有する電気信号を印加すると、光
学的「暗」あるいは「明」状態に相当する液晶の第1あ
るいは第2の安定状態間での状態変化を、速やかに起こ
させることができるという重要な効果が得られる。
一方、それ以外の走査電極S2〜S5・・・・・・は、
第4図(b)に示す如くアース状態となっており、電気
信号Oである。また、選択された信号電極II  、I
3 、I5に与えられる電気信号は、第4図(c)に示
される如くVであり、また選択されない信号電極I2+
Inに与えられる電気信号は、第4図(d)に示される
如<−Vである。以上に於て各々の電圧値は、以下の関
係を満足する所望の値に設定される。
V<Vth2< 3 V −3V(−Vth+ <−V この様な電気信号が与えられたときの各画素のうち、例
えば第3図中の画素AとBにそれぞれ印加される゛rh
圧波形を第5図(a)と(b)に示す。すなわち、第5
図(a)と(b)より明らかな如く1選択された走査線
上にある画素Aでは1位相t2に於て、閾値vth2を
越える電圧3vが印加される。また、同一走査線上に存
在する画素Bでは位相t1に於て閾値−Vthlを越え
る電圧−3vが印加される。従って、選択された走査電
極線上に於て、信号電極が選択されたか否かに応じて、
選択された場合には、液晶分子は第1の安定状態に配向
を揃え、選択されない場合には第2の安定状態に配向を
揃える。
=一方、第5図(c)と(d)に示される如く、選択さ
れない走査線」二では、すべての画素に印加される電圧
はVまたは−Vであって、いずれも閾値電圧を越えない
。従って、選択された走査線上以外の各画素における液
晶分子は、配向状態を変えることなく前回走査されたと
きの信号状態に対応した配向を、そのまま保持している
。即ち、走査電極が選択されたときにその1ライン分の
信号の書き込みが行われ、■フレームが終了して次回選
択されるまでの間は、その信号状態を保持し得るわけで
ある。従って、走査電極数が増えても、実質的なデユー
ティ比はかわらず、コントラストの低下は全く生じない
次に、ディスプレイ装置として駆動を行った場合の実際
に生じ得る問題点について考えてみる。
第3図に於て、走査電極S1〜S5・・・・・・と信号
電極T1−工5・・・・・・の交点で形成する画素のう
ち、斜線部の画素は「明」状態に、白地で示した画素は
、「暗」状態に対応するものとする。今、第3図中の信
号電極Il上の表示に注目すると、走査電極Slに対応
する画素(A)では「明」状態であり、それ以外の画素
(B)はすべて「暗」状態である。この場合の駆動法の
一例として、走査信号と信号電極11に与えられる情報
信号及び画素Aに印加される電圧を時系列的に表したも
のが第6図である。
例えば第6図のようにして、駆動した場合、走査信号S
lが走査されたとき、時III t 2に於て画素Aに
は、閾値V tb2を越える電圧3Vが印加されるため
、前歴に関係なく、画素Aは一方向の安定状態、埋ち「
明」状態に転移(スイッチ)する。その後は、S2〜S
5・・・・・・が走査されるj【■は第6図に示される
如<−Vの電圧が印加され続けるが、これは閾値−vt
h、を越えないため、画素Aは「明」状態を保ち得るは
ずであるが、実際にはこのように1つの信号電極上で一
方の信号(今の場合「暗」に対応)が与えられ続けるよ
うな情報の表示を行う場合には、走査線数が極めて多く
、しかも高速駆動が求められるときには反転現象を生じ
るが、前述した特定の液晶化合物またはそれを含有した
液晶組成物を用いることによって、この様な反転現象は
完全に防止される。
さらに、本発明では、前述の反転現象を防止する上で液
晶セルを構成している対向電極のうち少なくとも一方の
電極に絶縁物質により形成した絶縁j+aを設けること
が好ましい。
この際に使用する絶縁物質としては、特に制限されるも
のではないが、シリコン窒化物、水素を含有するシリコ
ン窒化物、シリコン炭化物、水素を含有するシリコン炭
化物、シリコン酸化物、硼素窒化物、水素を含有する硼
素窒化物、セリウム酸化物、アルミニウム酸化物、ジル
コニウム酸化物、チタン酸化物やフッ化マグネシウムな
どの無機絶縁物質、あるいはポリビニルアルコール、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポ
リパラキシレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポ
リビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酩酊ビニル
、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミ
ン樹脂、ユリャ樹脂、アクリル樹脂やフォトレジスト樹
脂などの有機絶縁物質が絶縁膜として使用される。これ
らの絶縁膜の膜厚は5000A以下、好ましくは100
 A〜1000A 、特に500A〜3000Aが適し
ている。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 2−ブトキシプロパノール L−(+)−乳酸エチル31.58と1−ヨードブタン
107.3gを四ツ1」フラスコへ混合し、新しく合成
したAg1Oを2時間で加える。室温にて15時間放置
後200mMのエーテルにて希釈し、濾過したのちエー
テルを留去する。残分を5%KDH水溶液100m交に
て洗7′f1後、無水Na 2s04にて乾燥して減圧
蒸留、1〕0°C154mIIIHgの留分を集めると
23gの(−)−エチル−2−ブトキシプロピオネート
が得られる。
24゜ 施光度 [α]D ・−73゜ LiA11L 2.0gを100J)のエーテルに加え
3時間撹拌したものへ(−)=エチルー2−ブトキシプ
ロピオネート12.7gを滴下する。滴下終了後15分
攪拌をつづける。その抜水50o+fおよびlO%H2
S04水溶液50mRを加える。エーテル層を分離しM
g5Oaにて乾燥する。濾過してエーテルを留去する。
収量24゜ 7.4基、旋光度 [α]D ・+24.4゜(工程2
) 2′−フトキシプロピルP−トルエン スルフォネート 乾燥ピリジン40gと2−ブトキシプロパノール15.
3gを四ツ目フラスコへ加え攪拌しつつ水冷したものへ
35gのp−トルエンスルホン酸クロライドを少量づつ
加え、2時間反応後室温までもどし、さらに16時間反
応させた。水冷した6%HCRaq−へ反応物を加え攪
拌したのちベンゼンにて抽出し無水Na25Oaにて乾
j&した。ベンゼンをエバポレートして油状の(2′−
ブトキシプロピル)p−1−ルエンスルホネートを得た
。収量33.2g。この化合物のNMRデータを次に示
す。
7.8〜7.3ppm (q、 4H)4.0〜3.9
ppm (d、 2H)3.7〜3Jppm (m、 
3H) 2.4ppm    (S、 3H) 1.4〜0.8ppm (m、 l0H)(工程3) p−ハイドロキノンモノ (2−ブトキシプロパル〕エ
ーテル ハイドロキノ726g と85%KOH7,1gを30
0muのエタノールと2mpの水とともに加え7時間攪
拌する。2′−ブトキシプロピル−p−トルエンスルホ
ネート15.1gを加え、60°Cで3時間、加熱還流
で51t!f間反応させ、さらに室温で11時間反応さ
せたのちエタノールを留去する。残分に500ff1M
の水を加えさらにHCpa(1、で酸性化し、ヘキサン
50hMで抽出後回結晶した。収量1.9g(収率16
%)、26.6゜ [α]0    = −14,1゜ NMR:   6.8ppm   (S、4H)4.6
ppIIl(S、 IH) 3.9〜3.5ppm (Ill、 5H)1.6〜0
.8ppm (IIl、 l0H)IR:  3310
cml、 2950cm−’、 2870cm−’15
20cm1.1445cm=、 1225cm−’10
75cm=、 830cm1 実施例2 2−ペンチルオキシプロパノール 実施例1と同様にして2−ペンチルオキシプロパノール
を得た。
C工程2) (2′−ペンチルオキシプロピル) P−)ルエンスルホネート 2′−ペンチルオキシプロパノール17.6gと乾燥ピ
リジン53gを四ツ目フラスコへ加え、NaCR−氷に
て冷却した。そこへp−トルエンスルホン酸クロライド
35.7gを徐々に加えた。3時間反応後室温にもどし
14時間反応させる。冷水300mfiへ少量の塩酸を
加えたものへ反応物を投入しベンゼンで抽出後無水Na
 2SOsにて乾燥。ベンゼンをエバボレートして油状
の(2′−ペンチルオキシプロピル)PIルエンスルホ
ネート35.2g ヲ1’J タ。
(工程3) ハイドロキノン16.7gと85%KOH8,6gと水
14g 、エタノール200+41を四ツ目フラスコへ
加え13時間反応させた。50℃に昇温してさらに3時
間反応させたものへ(2′−ペンチルオキシプロピル)
p−トルエンスルホネート30呂ヲ滴下し、70℃にシ
フ温して1時間加熱還流で3時間反応させ室温で22時
間放置した。エタノールを留去した残分へ水50Qml
と少州の塩酸を加えたのち500rr+flのヘキサン
で抽出した。水で2回洗浄したものを無水Na2SO4
で乾燥した。ヘキサンにて再結晶した。
28゜ 旋光度 [αID   ・−13,5゜実施例3 2−オクチルオキシプロパツール 実施例1と同様の方法により2−オクチルオキシプロパ
ツールを得た。
旋光度は (cxJo=16.8°CCHCf!3中)
であった。
乾燥ピリジン53gと2−オクチルオキシプロパツール
22.2gを四ツ目フラスコへ加えNaCl!−氷で冷
却する。り−)ルエンスルホン酸クロライド35.4g
を少州ずつ加え、4時間反応後室温で18時間放置。6
%HCi)aq、 5100gを氷冷したものへ反応物
を加えベンセン500m!Qで抽出し無水Na 2SO
aにて乾燥、ベンゼンをエバポレートして油状の(2′
オクチルオキシプロピル)p−)ルエンスルホネート4
0gを得た。
ハイドロキノン17.0g と85%KO)I 11.
4g と水7゜5ffiM トエタノール200mMを
四ツ目フラスコへ加工5時間反応させたのち50°Cに
昇温しく2′−オクチルオキシプロピル)p−トルエン
スルホネート33gを滴下する。5時間反応後加8遺流
を11時間行いエタノールを留去する。残分を60hu
の水へ加え塩酸にて酸性化する。ヘキサン500mMで
抽出し無水Na 2SOaにて乾燥後、再結晶した。
収  量  4.2g   (収率16%)26.2゜ 旋光度 [αID    =−11,3゜実施例4 (工程1) 2−ドデシルオキシプロパノール L−(+)−乳酸エチル47.0gと1−ヨードドデカ
ン88.4gをフラスコへ加えN2気流下混合する。新
しく合成したAg2O42,1gを3時間で加える。室
温にて501寺間放置後、ウォーターバスにて60〜7
0℃に4時間加熱する。エーテル2001文にて希釈し
てlp過後後エーテル留去する。5%KOH水溶液+0
0+aJ1にて洗浄後、無水Na 2S04にて乾燥し
て減圧J留。
169℃/9ff1mHgの留分を集めると22gの(
−)−エチル−2−ドデシルオキシプロピオネートが得
られる。
23゜ 旋光度[α]D=−42゜ LiA1)Hn 1.9gを70 m文のエーテルに加
え4時間撹拌したものへ(−)−エチル−2−ドデシル
オキシプロピオネート16.9gを10 tanのエー
テルに溶解したものを滴下する。滴下終了後15分撹拌
をつづける。50 rnfLのイオン交換水を加えさら
に50 anの10%H2SD 4水溶液を加える。エ
ーテル層を分離し無水MgSO4にて乾燥する。か過し
てエーテルを留去する。収量12.0基、 26゜ 旋光度[αID  =+11.1゜ IR:  3430cm−1,2930ca+−’、 
2850cm−1,1470cm−’1380cml、
 1100cm−1,1050c+w−1(工程2) ゛2−ドデシルオキシプロパノール6.6gと乾燥ピリ
ジン20iRを混合し、Na1J)−水で冷却する。p
lルエンスルホン酸クロライド8.0gを少賃ずつ加え
9時間反応をつづける。室温にもどしたものを濃塩酸3
0mj!を110gの氷へ加えたものへ混合し、ベンゼ
ンにて抽出し無水Na 2SOaで乾燥する。ベンゼン
を留去すると油状の(2−ドデシルオキシプコビル)p
−トルエンスルホネートが得られた。収量10.7g 
オギシブロビルノエーアル ハイドロキノン++、+gと85%KO83,1gとエ
タノール100mMを混合し2.5時間反応させる。
(2′−ドデシルオキシプロピル)p−)ルエンスルホ
ネート10.7gを滴下し、60°Cで3時間加8還流
にて7.0時間反応させた後、エタノールをエバボレー
ト。残分に水200muを加え少量の塩酸で酸性化した
のち500mJ1のヘキサンで抽出し再結晶した。
収 j;H1,1g  (収率12%)26゜ 旋光度[αコ[]  =−8,6。
実施例5〜18 実施例1に博した操作を行い、表1に示す化合物を合成
した。表1に旋光度を併記した。
実施例19 4−オキシビフェニル85gを1.5N−NaOH溶液
1.5 !;Lに溶解し、温度が60℃をこえないよう
にして、メチル硫酸2モルと反応させ、それから30分
を霊して70°Cに温度をあげる。エタノールから再結
晶すると融点80.5°C(収率90〜95%)の4−
メトキシビフェニル結晶を得る。
11.5gの4−メトキシビフェニルを75 mlの蒸
留したばかりの二値下炭素に溶解したのち、0〜2°C
に冷却し、無水塩化アルミニウム9.5gを撹拌しなが
らすばやく加える。その後、アセチルクロライド5.8
mMを5〜IO分間で滴下する。それから温度を徐々に
35°Cに」二げ、反応を完結させる。約45分間還流
してから冷却し、冷濃塩酸60 tn文を加えて分解す
る。水蒸気を溶媒中に吹き込み溶媒を除いた後、良く撹
拌しながら急速に冷却すると褐色がかったピンク色の結
晶を生ずる。異性体の3−ケトンを除くためにエーテル
40 malて2回抽出してから、イソプロピルアルコ
ールから再結晶する。融点は156.5°C1収率は6
0〜77%で4−アセチル−4′−メトキシビフェニル
が得られる。
285mJlのジオキサンに18gの4−7セチルー4
′−メトキシビフェニルを溶解して稀薄次亜臭素酸ナト
リウムで酸化する。エタノールと酢酸から再結晶すれば
、融点285°Cの4′−メトキシビフェニル−4−カ
ルホン酸が得られる。
4′−メトキシビフェニル−4−カルボン酸25基、酢
酸1文、48%臭素酸200m文を12〜14時間還流
して2.5文の水中に投入する。冷却後、結晶を集める
。融点は288〜291℃で収率は90〜95%で4′
−ハイドロキシビフェニルカルボン酸が得られる。
p−才キシビフェニルカルポン酸0.01モル、水酸化
カリウム0.02モルをアルコール300+aJJと水
30 m文中に溶解する6その後、n−ドデシルブロマ
イド1.2モルを加え、12時間還流する。1.12g
の水酸化カリウムを含む10%溶液を2時間口流して加
水分解する。再結晶はエタノールと氷酢耐で行なう。
4′−n−ドデシルオキシビフェニルカルポン酸が得ら
れる。
4’−n−ドデシルオキシビフェニルカルポン酸1.2
3gに塩化チオニル40aj!を加え、加熱還流を5時
間する。塩化チオニルを留去し、さらに乾燥ベンゼン4
0m1!を加え再度留去する。乾燥ピリジン40rml
を加え、冷却したのちハイドロキノンモノ(2′−ドデ
シルオキシプロピル)エーテル1.37gを3611i
’の乾燥ベンゼンに溶解したものを滴下する。 16時
間攪拌したのち4時間加熱還流した。冷却後lO%HC
:paq、 150mfを加えヘンゼンテ抽出し。
水、Na2CO3水溶液、水で洗浄し無水Ha 2SO
4テ乾燥。ベンゼンを留去しエタノールにて再結晶。
IR:  2920cm−1,2840cm−1,17
30cm−11600cm−’、 1520c+o−1
,1290cm−’1200cm1. l085cm−
1,765cm−’NMR:  8.3〜6.9ppm
 (12H)4.0〜3.5ppm (7H) 1.6〜0.9ppm (41H) 実施例20 ルエステル 2−へブチルマロンジアルデヒドテトラエチルアセクー
ル25gを40 m文のエタノール、4m文の水、3/
F4の濃硫酸とともに50°Cで20時間撹拌し、エー
テルで希釈する。未反応の2−ヘプチルマロンジアルデ
ヒドテトラエチルアセクールを希Ha 7CO3水溶液
にて除去したのちエーテルを留去する。得られた2−へ
ブチル−3−エトキシアクロレイン15gと4−アミデ
ィノベンゾイックアシッドメチルエステルハイドロクロ
ライド17gと8.0gのナトリウムメチラートを15
0mJlのメタノール中でN2気流ド室温にて1夜撹拌
する。沈殿を炉別し、水、メタノール、エーテルにて洗
浄する。得られた4−(5−ヘプチルピリジン−2−イ
ル)安息香酸メチルエステル3,9gを47%HBr水
溶液40.l11g ヘ加え5時間撹拌下顎熱還流し、
17時間室温で放置する。水を加え結晶を炉別し、エタ
ノールにて再結晶しか別後乾燥。
得られた4−(5−ヘプチルピリミジン−2−イル)安
、じ香酸1.28gを4hj)の塩化チオニルに加え2
時間撹拌しつつ加熱還流する。塩化チオニルを留去し乾
燥ピリジン40+a#を加え、水冷しつつ撹拌したモノ
ヘハイドロキノンモノ(2′−ブトキシプロピル)エー
テル1.34gを乾燥ベンゼン30履pへ溶解シたもの
を滴下する。
2時間反応後2時間加熱還流し、冷却後希塩酸100m
4を加えベンゼンで抽出した。水で2回洗浄し、無水N
a25Oaで乾燥したものからベンゼンを留去しエタノ
ールにて再結晶。
IR:  2920cm=、 2850cm−1,17
35cm−’1590cm−’、 1480cm−1,
1435cm−’1260cm−1.1190ca+−
1,1080cm−108O+   8.7ppm  
 (S、 2H)8.6〜8.3ppm (q、 4H
)7.2〜6.8ppm (+、 4H)3.9ppm
   (m、 3H) 3.6〜3.4ppm (t、 2H)2.7〜2.f
ippm (t、 2H)1.5 〜0.9ppm  
(m、  23H)実施例21 リクンンGR−63(チッソ製ビフェニル液晶混合物)
99重量部に対して本発明実施例4の(−)−ハイドロ
キノンモノ(2’−ドデシルオキシプロビル)エーテル
1重量部を加えた液晶混合物を使用したツィステッドネ
マチック(TN)セルはこの化合物を添加しないで製造
したTNセルに比軟してリバース・ドメインが大巾に減
少していることが観察された。
実施例22 リクソン0R−63(チッソ製ビフェニル液晶混合物)
98重量部に対して本発明実施例19の4(2′−オク
チルオキシプロポキシ)フェニル−4′−ドデシルオキ
シビフェニル−4−カーポキシレート2重量部を加えた
液晶混合物を使用したツィステッドネマチック(TN)
セルはこの化合物を添加しないで製造したTNセルに比
較してリバース・ドメインが大巾に減少していることが
観察された。
実施例23 表5の液晶組成物は33〜50℃でSmG◆相を示すが
、表5の液晶組成物に対し本発明の実施例19の化合物
を19.1wt%加えた液晶組成物は18〜71’0で
Sac ’相を示し、かなり拡大することが可能となっ
た。
表  5 実施例31 交差した帯状のITOで形成した対向マトリクス電極の
それぞれに100OAの膜厚を有するポリイミド膜(ヒ
ロメリット酸無水物と4,4′−ジアミノジフェニルエ
ーテルとの結合物からなるポリアミック酸樹脂の5重量
%N−メチルピロリドン溶液を塗布し、250℃の温度
で加熱閉環反応により形成した)を設け、このポリイミ
ド膜の表面を互いに平行になる様にラビングし、セル厚
を1ルにしたセルを作成した。
次いで、下記組成物Aを等方相下で前述のセル中に真空
注入法によって注入し、封口した。しかる後に、徐冷(
1℃/時間)によってS+wC”の液晶セルを作成した
液晶組成物A この液晶セルの両側にクロスニコルの偏光子と検光子を
配置し、対向マトリクス電極間に第4図及び第5図に示
す波形の信号を印加した。この際、走査信号は第4図(
a)に示す+8ボルトと一8ボルトの交番波形とし、書
込み情報は、それぞれ+4ボルトと一4ボルトとした。
また、1フレ一ム期間を30層・secとした。
この結果、この液晶素子は前述のメモリー駆動型時分割
駆動を行なっても、書込み状態は、何ら反転することな
く正常な動画表示が得られた。
比較例1 実施例31の液晶素子を作成する際に用いた液晶組成物
Aの中の前述一般式CIりで示された液晶性化合物を省
略した前記表5に示す液晶組成物を調整し、液晶素子を
作成した。この液晶素子を実施例31と同様の方法で駆
動させたが、反転現象を生じているために正常な動画が
表示されなかった。
[発明の効果] 本発明の光学活性な乳酸誘導体は適当な分子間力と形状
をもった機能性材料中間体と光学活性を損うことなく結
合させることができ分子設計を自由に行うことができる
。特にアルキル基の長さを選択することにより液晶状態
において発現する液晶相の種類や温度範囲を制御するこ
とが可能である。また本発明の光学活性な乳酸誘導体及
び光学活性な液晶性の乳酸誘導体を少なくとも1種類を
配合成分として含有するところの液晶組成物はカイラル
ネマチック液晶、カイラルスメクチック液晶として使用
することにより性能改善に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明で用いる時分割駆動用液
晶素子を模式的に表わす斜視図、第3図は、本発明で用
いるマトリクス電極構造の平面図、第4図(a)〜(d
)は、マトリクス電極に印加する電気信号を表わす説明
図、第5図(a)〜(d)は、マトリクス電極間に行手
された電圧の波形を表わす説明図、第6図は、本発明の
液晶素子に印加する電気信号を表わしたタイムチャート
の説明図である。 11a、 llb・−・基板、 12・・・液晶分子層、 13・・・液晶分子。 14・・・双極子モーメン) (P↓)、23a・・・
第1の安定状態。 23b・・・第2の安定状態、 24a・・・上向き双極子モーメント。 24b・・・下向き双極子モーメント。 31・・・ セ ル、 32(St  、S2 、S3 、・・・)・・・走査
電極群、33(I+  、I2 、I3 、・・・)・
・・信号電極群。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す。 又、*は不斉炭素原子を示す。Aは化学的に活性な置換
    基を示す。) で表わされる光学活性な乳酸誘導体。
  2. (2)AがOH基、ハロゲン原子、アルコキシ基、チオ
    ール基、フェノキシ基またはトルエンスルホン酸基であ
    る特許請求の範囲第1項記載の乳酸誘導体。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す。 又、*は不斉炭素原子を示す。Aは化学的に活性な置換
    基を示す。) で表わされる光学活性な乳酸誘導体を少なくとも1種類
    配合成分として含有することを特徴とする液晶組成物。
  4. (4)AがOH基、ハロゲン原子、アルコキシ基、チオ
    ール基、フェノキシ基またはトルエンスルホン酸基であ
    る特許請求の範囲第3項記載の液晶組成物。
  5. (5)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す、
    R′は炭素数4〜18りのアルキル基もしくはアルコキ
    シ基を示す。B▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。) で表わされる光学活性な液晶性の乳酸誘導体。
  6. (6)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す。 R′は炭素数4〜18りのアルキル基もしくはアルコキ
    シ基を示す。Bは▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。) で表わされる光学活性な液晶性の乳酸誘導体を少なくと
    も1種類配合成分として含有することを特徴とする液晶
    組成物。
  7. (7)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す、
    又、*は不斉炭素原子を示す。Aは化学的に活性な置換
    基を示す。) で表わされる光学活性な乳酸誘導体を少なくとも1種類
    配合成分として含有する液晶組成物を使用することを特
    徴とする液晶素子。
  8. (8)AがOH基、ハロゲン原子、アルコキシ基、チオ
    ール基、フェノキシ基またはトルエンスルホン酸基であ
    る特許請求の範囲第7項記載の液晶素子。
  9. (9)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (上記一般式中Rは炭素数1〜18の直鎖状、分岐状も
    しくは環状の飽和もしくは不飽和の炭化水素基を示す、
    R′は炭素数4〜18りのアルキル基もしくはアルコキ
    シ基を示す。Bは▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。) で表わされる光学活性な液晶性の乳酸誘導体を少なくと
    も1種類配合成分として含有する液晶組成物を使用する
    ことを特徴とする液晶素子。
JP61173921A 1985-08-13 1986-07-25 乳酸誘導体およびこれを含有する液晶組成物 Granted JPS62123141A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8619693A GB2181429B (en) 1985-08-13 1986-08-13 Lactic acid derivative and liquid crystal composition containing same
DE19863627443 DE3627443A1 (de) 1985-08-13 1986-08-13 Aromatische carbonsaeureester und aromatische aetherderivate, diese enthaltende fluessigkristallmischung und fluessigkristallvorrichtung
US07/291,325 US4882085A (en) 1985-08-13 1988-12-28 Lactic acid derivative and liquid crystal composition containing same
US07/406,541 US5114613A (en) 1985-08-13 1989-09-13 Lactic acid derivative and liquid crystal composition containing same

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17693885 1985-08-13
JP60-176938 1985-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62123141A true JPS62123141A (ja) 1987-06-04
JPH0533942B2 JPH0533942B2 (ja) 1993-05-20

Family

ID=16022362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61173921A Granted JPS62123141A (ja) 1985-08-13 1986-07-25 乳酸誘導体およびこれを含有する液晶組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62123141A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228036A (ja) * 1985-12-24 1987-10-06 Ajinomoto Co Inc 光学活性化合物
JPS63192733A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Chisso Corp 光学活性−2−置換プロピルエ−テル類および液晶組成物
JPS63307837A (ja) * 1986-09-08 1988-12-15 Daicel Chem Ind Ltd 光学活性化合物
WO1992020641A1 (en) * 1991-05-20 1992-11-26 Chisso Corporation Optically active trifluorolactic acid derivative and liquid crystal composition

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148523A (ja) * 1974-04-26 1975-11-28
JPS5536496A (en) * 1978-08-28 1980-03-14 Ciba Geigy Ag 11phenoxyy22alkynyloxyethane*its manufacture and noxious organism expellent containing it
JPS61112038A (ja) * 1984-11-07 1986-05-30 Canon Inc 液晶性化合物の製造方法
JPS61176544A (ja) * 1985-01-30 1986-08-08 Fuji Photo Film Co Ltd 芳香族エ−テル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148523A (ja) * 1974-04-26 1975-11-28
JPS5536496A (en) * 1978-08-28 1980-03-14 Ciba Geigy Ag 11phenoxyy22alkynyloxyethane*its manufacture and noxious organism expellent containing it
JPS61112038A (ja) * 1984-11-07 1986-05-30 Canon Inc 液晶性化合物の製造方法
JPS61176544A (ja) * 1985-01-30 1986-08-08 Fuji Photo Film Co Ltd 芳香族エ−テル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228036A (ja) * 1985-12-24 1987-10-06 Ajinomoto Co Inc 光学活性化合物
JPS63307837A (ja) * 1986-09-08 1988-12-15 Daicel Chem Ind Ltd 光学活性化合物
JPS63192733A (ja) * 1987-02-05 1988-08-10 Chisso Corp 光学活性−2−置換プロピルエ−テル類および液晶組成物
WO1992020641A1 (en) * 1991-05-20 1992-11-26 Chisso Corporation Optically active trifluorolactic acid derivative and liquid crystal composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0533942B2 (ja) 1993-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4882085A (en) Lactic acid derivative and liquid crystal composition containing same
EP0175591B1 (en) Lactic acid derivative, liquid crystal composition containing same and liquid crystal device
JPS62123141A (ja) 乳酸誘導体およびこれを含有する液晶組成物
US5167857A (en) Lactic acid derivative, liquid crystal composition containing same and liquid crystal device
EP0445037A2 (en) Liquid crystal compound
JPS6351377A (ja) 光学活性化合物およびこれを含む液晶組成物
JP2732765B2 (ja) 強誘電性液晶表示素子
JPH0665154A (ja) 液晶化合物
JPS63152348A (ja) ヒドロキシ酪酸誘導体およびこれを含む液晶組成物
JPS63152347A (ja) ヒドロキシ吉草酸誘導体およびこれを含む液晶組成物
JP2623428B2 (ja) ヒドロキシ吉草酸誘導体
JPH0617336B2 (ja) 光学活性な液晶性化合物、それを含む液晶組成物及びそれを用いた液晶素子
JPH0424345B2 (ja)
JPH0615508B2 (ja) 液晶性カルボナ−ト安息香酸誘導体及び組成物
JPS61293288A (ja) 時分割駆動用液晶素子
JP2554997B2 (ja) 乳酸誘導体およびこれを含む液晶組成物
JPH02157248A (ja) 液晶性化合物
JPS6341445A (ja) 液晶組成物および液晶素子
JPH05230032A (ja) 液晶化合物
JPH07107023B2 (ja) 乳酸誘導体およびこれを含む液晶組成物
JPH0710847A (ja) 新規なエステル化合物、これを含む混合液晶及び光スイッチング素子
Tamba Design of Liquid Crystal Dimers and Trimers: Synthesis and Characterization of Novel Systems Containing Bent-core and Calamitic Mesogenic Units
JPH0236154A (ja) 含フッ素液晶性化合物
JPH0643583B2 (ja) 乳酸誘導体を含む液晶組成物および液晶素子
JPH0728012A (ja) 強誘電性液晶表示素子