JPS62120890A - 多針ミシンのための針棒切替装置 - Google Patents

多針ミシンのための針棒切替装置

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JPS62120890A
JPS62120890A JP26166085A JP26166085A JPS62120890A JP S62120890 A JPS62120890 A JP S62120890A JP 26166085 A JP26166085 A JP 26166085A JP 26166085 A JP26166085 A JP 26166085A JP S62120890 A JPS62120890 A JP S62120890A
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needle
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横江 正明
義和 黒野
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は複数本の針棒を備えた針棒支持り〜スを横移
動させることにより所望の針棒に切替えて[Jされる糸
を変更し得るようにした多針ミシンの副棒切替装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の多針ミシンにおいて、針棒支持ケースを
移動させる手段としては、例えば特開昭59−1798
58jt公報に記載されているように、針棒支持ケース
の側方にエアシリンダ等の駆動手段を配置するとともに
、その駆動手段と針棒支持ケースとを連結し、その駆動
手段により針棒支持ケースを針棒切替のために移動させ
るようにしたものが一般的である。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、この従来の多針ミシンにおいては、針棒支持ケ
ースの側方に前記エアシリンダ等の駆動手段が突出配置
されることにより、その針棒支持ケース部分が大型化す
る欠陥があった。又、駆動手段としてエアシリンダを使
用した場合にはそのエアシリンダのピストンロッドにこ
じれが生じ針棒支持ケースを円滑に移動できないおそれ
があった。さらに、従来の多針ミシンにおいては針棒支
持ケースを移動させるための機構と、針棒と係合してそ
の針棒を上下動させるための機構とが別々に設けられて
おり、前記と同様に大型化をJB <ものであった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するためにこの発明においては、ミ
シンのアームの端部に上下方向に延びるようにかつ回転
可能に支持された回転軸と、その回転軸に摺動可能に挿
嵌支承され、かつ第1の駆動手段の作用によりその回転
軸の延びる方向に沿い上下に往復動される昇降体と、そ
の昇降体の近傍においてミシンアームの端部に横移動可
能に支承され、下端にそれぞれ針を有する複数の針棒を
上下動可能に支持する針棒支持ケースと、前記各針棒は
針棒支持ケースの横移動に伴って前記昇降体に順次対向
することと、前記昇降体に対向する針棒が上下動されて
縫製動作が行われるように昇降体とそれに対向する針棒
とを連結する連結手段と、前記針棒支持ケース上に設け
られた従動ギアと、その従動ギアと噛合するように前記
回転軸上に固定された駆動ギアと、その駆動ギアを直接
ちしくは前記回転軸を介して回転駆動し、前記従動ギア
を介して前記針棒支持ケースを横移動するための第2の
駆動手段とを設けた。
(作用) 従って、第2の駆動手段によりミシンのアームに支持さ
れた一対の駆動ギヤが回転されると、その一対の駆動ギ
セと噛合する一対の従動ギヤを介して針棒支持ケースが
横移動され、各針棒は昇降体と対向したときに連結手段
によりその昇降体と連結されて昇降体とともに上下動さ
れ縫製が行われる。以上のように、針棒支持ケースを移
動させるための駆動ギヤがミシンのアームに支持されて
いるので、その駆動ギヤを回転駆動するための第2の駆
動手段は針棒支持ケースに連結する必要がなく、このた
めその第2の駆動手段をミシンのアームに設けることが
できて、この駆動手段が針棒支持ケースの側方に位置し
て針棒切替装置全体が大型化するようなことはない。
又、回転軸が針棒を上下動させる昇降体の案内゛と針棒
ケースを移動させる駆動ギヤの支持とを兼ねるので構成
を簡単にすることができるとともに、その昇降体及び駆
動ギヤがほぼ同一位置に配置されるので小形化を計るこ
とができる。
さらに、針棒支持ケースは駆動ギヤの回転によりこじれ
たりすることなく円滑に移動される。
(実施例) 以下この発明を具体化した一実施例を図面に基づいて説
晴する。
第2図に示すように、ミシンのフレーム1はベッド2と
、そのベッド2上に立設された脚柱部3と、その脚柱部
3より横方向へ延びるアーム4とからなる。第3図〜第
5図に示すように、前記アーム4にはミシン主軸5が軸
受6を介して水平方向へ延びるように回転可能に支持さ
れ、前記アーム2外に位置するその端部にはこのミシン
主軸5を手動回転させるための操作体7が固定されてい
る。アーム4の後端部には第1の駆動手段としてのミシ
ン駆動モータ8が固定され、そのモータ軸9上には駆動
ギヤ10が固定されている。この駆動ギヤ10は前記ミ
シン主軸5上に固定された従動ギヤ11と噛合して、ミ
シン駆動モータ8によりミシン主軸5が回転される。
前記の脚柱部3には軸受12により伝達−flA 13
が上下方向に延びるように回転可能に支持され、その上
下両端にはベベルギヤ14が固定されるとともに、上端
のベベルギヤ14が前記ミシン主軸5上に固定された別
のベベルギヤ15と噛合している。前記ベッド2内には
釜駆動軸16が回転可能に支持され、その一端に固定し
たベベルギヤ17が前記伝達軸13の下端のベベルギヤ
15と噛合するとともに、他端が図示しない糸輪捕捉器
に連結されている。そして、ミシン主軸5の回転により
前記伝達軸13及び釜駆動軸16を介して糸輪捕捉器が
回転され、この糸輪捕捉器により上糸のループが捕捉さ
れる。
なお、前記ミシン主軸5とアーム4との間にはミシン主
軸5の回転位置を検出する検出器(図示しない)が設け
られており、その検出器と接続された制御手段(図示し
ない)の作用によりミシン主@5を常に所定の回転位置
で停止できるようになっている。
第1図、第6図、第7図及び第8図に示すように、前記
アーム4の前端部にはそれぞれ上下方向へ延びる第1.
第2の回転軸21.22が上下の軸受23により回転可
能に支持され、第1の回転軸21の上下両端にはそれぞ
れ駆動ギヤとしての一対のビニオン24が固定されてい
る。この明細書では第1図、第2図、第3図、第5図等
の左側を前部、右側を後部とする。第1.第2の回転軸
21.22には下部昇降体25がその両端の筒状部26
において上下動可能に嵌挿支持されている。
又、その下部昇降体25の上方において両回転軸21.
22には上部昇降体27がその両端の筒状部28におい
て上下動可能に挿嵌支持されている。
第1図及び第10図に示すように、前記ミシン主軸4の
前端にはクランクアーム29が固定され、その先端には
クランクビン3oを介してクランクロッド31が回動可
能に連結されている。そして、前記下部昇降体25に固
定したビン32に前記クランクロッド31が連結されて
おり、ミシン主軸5が回転されるとこのクランク機構の
作用により下部昇降体25が両回転軸21.22に沿い
その両回転軸21.22上を上下動される。
第1図、第7図及び第9図に示すように、前記ミシン主
軸5の近傍においてアーム4には支持軸33がミシン主
軸5の軸線と平行な軸線上に回転可能に支持され、その
前端に固定された従動ギヤ34がアイドルギヤ35を介
してミシン主軸5上に固定した駆動ギヤ36に連結され
ている。前記支持軸33の後端部にはクランクアーム3
7が固定され、その先端にはクランクビン38を介して
クランクロッド39が回動可能に取付けられている。又
、アーム4の一部にビン18によりに回動可能に支持し
た支持アーム40の先端が前記クランクロッド39にビ
ン41により回動可能に連結されている。又、前記下部
昇降体27の背面に形成した横溝42に前記クランクロ
ッド39の先端に固定したビン43が摺動可能に嵌合さ
れている。
そして、前記ミシン主軸4が回転されると、その回転が
前記駆動ギA736、アイドルギヤ35及び従動ギヤ3
4を介して支持軸33に伝達され、この支持軸33の回
転に基づき、前記クランクアーム37等のクランク機構
及び支持アーム40の作用により、上部昇降体27が第
1.第2の回転軸21.22に沿いその第1.第2の回
転軸21゜22上を前記下部昇降体25とは贋なるタイ
ミングにて上下動される。
アーム4の前端上面にはブラケット51を介して正逆回
転°可能な第2の駆動手段としての切替駆動モータ52
が固定され、そのモータ軸53上に固定したギヤ54が
前記第1の回転軸21の上端のビニオン24に噛合して
いる。
第1図、第5図、第6図及び第13図に示すように、ア
ーム4の前端開口部には複数の板材よりなる蓋板ら1が
固定され、その上下両端縁にはあり形のガイド面62が
形成されている。前記蓋板61の前面には針棒支持ケー
ス63が配置され、その上下のフレーム64には後部カ
バー65を介して上下一対のガイド部材55が固定され
ている。
そして、そのガイド部材55に形成したガイド面66が
前記あり形のガイド面62に摺動可能に係合し、この両
ガイド面62.66の係合により前記針棒支持ケース6
3が左右方向へ直線的に横移動可能に支持されている。
前記上下のフレーム64にはそれぞれ前記上下のビニオ
ン24と噛合する従動ギヤとしての一対のラック67が
固定されており、前記選択駆動モータ52の正逆回転に
より両ビニオン24が正逆いずれかへ回転されると、ラ
ック67を介して針棒支持ケース63が左右いずれかへ
横移動される。上部のフレーム64の左右両端には規制
板68がそれぞれ固定されており、針棒支持ケース63
がその移動範囲の左右両端にそれぞれ位置したどきに前
記切替駆動モータ52のブラケット51に固定した2本
のストッパ69のいずれかに当接して、針棒支持ケース
63がアーム4から脱落するのを防止するようになって
いる。
第13図に示すように、前記蓋板61には上下方向へ延
びる嵌合W470とイその嵌合溝70とそれぞれ交差す
るように左右方向へ延びる下部ガイド溝71及び上部ガ
イド溝72が透設されている。
嵌合溝70の両側における下部ガイド溝71にはそれぞ
れ嵌合溝70側へ不時するカム部73が形成されている
。一方、前記下部昇降体25及び上部昇降体27のそれ
ぞれ前面には上下一対の突出部74.75よりなるビン
挟持部76.77が形成されており、それらのビン挾持
部76.77は前記嵌合溝70に上下動可能に嵌合され
ている。
又、上下のそれぞれの両突出部75及び74間の間隔が
上下のガイド溝72.71の幅とほぼ同一になっている
とともに、下部突出部74の上方側のものには前記カム
部73の上縁に連続し得る斜面78が形成されている。
第1図、第6図及び第7図に示すように、前記針棒支持
ケース63の前記上下のフレーム64間にはそれぞれ上
下方向へ延びる複数本の針棒79がカラー80を介して
上下動可能に支持されている。この実施例では合計6本
の針棒79が設けられ、それらが等間隔をおいて配置さ
れている。各針棒79の下端には目孔103を有する針
81が取付けられている。そして、針棒支持ケース63
の横移動に伴い前記多針82が針板81の針孔83を介
して前記糸輪捕捉器に順次対向し、その対向位置におい
てその針棒79が上下動することにより針81と糸輪捕
捉器との協働によりミシンベ、ラド1Fの加工布く図示
しない)上に縫目が形成される。前記各針棒79の上下
はぼ中間部にはそれぞれスリーブ84が固定されている
。各スリーブ84の前後両面にはそれぞれ止めビン85
及び連結ビン86が突設され、針棒支持ケース63の横
移動に伴いこの連結ピン86が前記下部ガイド溝71内
を摺動案内されるとともに、その下部ガイド溝71のカ
ム部73及び前記斜面78を経て前記下部昇降体25の
ビン挾持部76に挾持されるようになっており、これに
より針棒79と下部昇降体25とが連結されて、針棒7
9が下部昇降体25とともに上下動される。この連結ピ
ン86とビン挾持部76とにより針棒79と下部昇降体
25とを連結するための連結手段が構成されている。そ
して、ミシン停止時には下部、下部昇降体25.27は
その上下動範囲の上端にて停止するようになっており、
この場合には第13図に示すように両昇降体25.27
がそれぞれ前記嵌合溝70と下部、上部ガイド溝71.
72との交叉部に位置し、両昇降体25.27のビン挾
持部76゜77がそれぞれガイド溝71.72と連通ず
るようになっている。
第1図、第6図及び第7図に示すように、前聞各針棒7
9と対応するように前記下部のフレーム64と針棒支持
ケース63の前面を形成する面板87との間に形成した
案内溝88内には板材よりなる布押え89が上下動可能
に挿通され、その下端に前記加工布を上方から押圧する
押え足90が形成されている。布押え89の上端には前
記止め・ビン85に掛止めされる掛止部91が形成され
るとともに、はぼ中間部にばばね受け92が固定されて
いる。そして、ばね受け92は針棒79に緩く挿嵌され
ていてこのばね受け92と前記スリーブ84との間には
コイルバネ93が介装されていて、針棒79が第1図に
実線で示す上方位置に配置されたときには布押え79の
上端の掛止部91が前記止めビン85に掛止めされて前
記押え足90が前記針81の先端とほぼ同じ高さに位置
するとともに、第1図に2点鎖線で示すように針棒79
の下方移動されると押え足90は加工布の上面を押圧し
針棒79がさらに下方移動してもコイルバネ93のばね
力に抗して布押え89はその位置を保持する。
前記スリーブ84の上方において、針棒79上には天秤
体94がその筒状部95において上下摺動可能に挿嵌支
承され、糸挿通孔96に備えた前端部分が針棒支持ケー
スの縦溝97を介して舶部外方へ突出している。この天
秤体94には後方へ向かって連結ビン98が突設されて
おり、この連結ビン98は針棒支持ケース63の横移動
に伴い前記上部ガイド溝72内を移動し、針棒79が縫
製位置に配置されたときに前記上部昇降体27のビン挾
持部77内に挾持されて、この天秤体94と前記上部昇
降体27とが連結される。従って、この状態において上
部昇降体27の上下動に伴い天秤体94が上下動される
第1図、第6図、第7図及び第15図に示すように、針
棒支持ケース63の後部カバー65の内面には前記各針
棒79とそれぞれ相対するように板ばねよりなる保持手
段としての保持部材99が各別に固定されている。その
保持部材99には下方へ向かってばね片100が形成さ
れ、その下端には前記スリーブ84上の止めビン85に
弾性係合可能な係合部101が形成されている。又、前
記ばね片100には切込みが形成されて保持部102が
形成されている。そして、針棒79が縫製のための上下
動範囲内に位置しているときには前記止めビン85及び
天秤体94がそれぞれ係合部101及び保持部102の
下方に位置している。
又、前記下部ガイド溝71のカム部73の作用により針
棒79が上方の待機位置に配置されたときには、止めビ
ン85が係合部101に係合してその係合により針棒7
9が通常の作動ストロークよりも上の休止位置に弾性的
に保持されるとともに、第16図に示すように連結ビン
86と係合部101との係合によりばね片100全体が
湾曲して保持部102の上端が天秤体94側に突出し、
その天秤体94と係合して天秤体94を所定の高さ位置
に保持する。
第1図、第5図及び第14図に示すように、前記針棒支
持ケース63の上下のフレーム64の上面及び下面には
被係合部としての7個の位置決め部材111がそれぞれ
上下で対をなすように等間隔をおいて固定され、それら
のうちの第14図における上端のものを除く6対のもの
は前記各針棒79に対応している。この各位置決め部材
111には後方へ向かって開口するV型の位置決め溝1
12がそれぞれ形成されるとともに、上部側の位置決め
部材111の一側突出部は検出片113になっている。
一方、前記検出片113の移動域に位置するように前記
アーム4の上面には光電センサ114が固定されており
、この光電センサ114は前記検出片113を検出して
作動信号を出力し、これにより前記切替駆動モータ52
の作動が1b11111される。
第1図、第5図及び第14図に示すように、前記位置決
め部材111の移動域に近接して前記第1の回転軸22
の上下両端には係止部材としての上下一対の位置決めレ
バー116が固定され、その一端には位置決め爪117
が形成されている。
又、アーム4の前端にはブラケット118を介して第3
の駆動手段としてのロータリーソレノイド119が固定
され、その出力軸120と前記位置決めレバー116の
他端との間には連結リンク121が介在されている。連
結リンク121とアーム4との間にはコイルバネ122
が張設されている。そして、前記ロータリーソレノイド
119の非励磁時には前記コイルバネ122のばね力に
より前記位置決め爪117が位置決め部材111がら離
間する位置に位置決めレバー116が回動配置され、い
ずれかの針棒79と上部昇降体25とが連結された状態
において〇−タリーソレノイド119の励磁された時に
は出力軸120が回動されて連結リンク121を介して
上部の位置決めレバー116が回動されるとともに、第
2の回転軸22を介して下部の位置決めレバー116も
同時に回動され、その位置決め爪117が位置決め部材
111の位置決めW4112内に挟入して、その位置決
め部材111との係合により針棒支持ケース63を前記
連結状態にて移動不能に固定する。
第1図及び第12図に示すように、アーム4上には県立
て台123が固定され、その上面には前記各天秤体94
に対応して上糸ボビン124を立設配置できるとともに
、各上糸ボビン124からのF糸125を針棒支持ケー
ス63の方向へ案内する糸ガイド126が設けられてい
る。
又、第1図及び第12図に示すように針棒支持ケース6
3の面板87の上端にはそれぞれ各針棒79と対応する
ように合計6個の糸調子器127が取付けられ、前記糸
ガイド126から前記各天秤体94の糸挿通孔96に至
る各上糸125に所要の張力を付与するようになってい
る。なお、この各糸調子器127は一対の糸調子皿12
8を備えた周知構成のものが使用されている。前記面板
87の下部には糸案内孔129を備えた糸ガイド130
が取付けられ、前記天秤体94の糸挿通孔96からの上
糸125を前記針81の目孔103に案内するようにな
っている。
次の以上のように構成されたミシンの作用を説明する。
さて、ミシンの停止時にはロータリーソレノイド119
が非励磁状態にあって、コイルバネ122のばね力によ
り連結リンク121を介して位置決めレバー116がい
ずれかの位置決め部材111の位置決め溝112内に係
合して、その位置決め部材111と対応する針棒79及
び天秤体94がそれぞれ下部昇降体25及び上部昇降体
27と連結された縫製位置に配置されている。
この状態においてミシン駆動モータ8によりミシン主軸
5が回転されると、クランクアーム29等のクランク機
構を介して下部昇降体25が第1゜第2の回転軸21.
22上を上下に移動され、このため、針棒79も第1.
第2の回転軸21,22に沿って上下動される。一方、
ミシン主軸5の回転により駆動ギヤ36、アイドルギヤ
35及び従動ギヤ34を介して支持軸33が回転され、
その回転によりクランクアーム37等のクランク機構及
び支持アーム40の作用により上部昇降体27が前記下
部昇降体25とは異なるタイミングにて上下動される。
このため、天秤体94がビン挾持部77と連結ピン98
との連結を介して針棒79上を上下動される。以上のよ
うにして、針81と糸輪捕捉品とにより加工布上に縫目
が形成されるとともに、天秤体94により糸の取上げが
行われて、前記縫目の糸繰めが行われる。
次に、糸替えは以下のようにして行われる。まず制御装
置の作用により上下の昇降体25.27が第13図の位
置で停止されるようにミシン駆動モータ8の回転が停止
されて、針棒79が計上位置で停止されるとともに、天
秤体94がその上下動範囲の上端位置で停止される。又
、この停山とほぼ同時にベッド2内において糸切断装置
(図示しない)により上糸125の切断が行われる。次
に、ロータリーソレノイド119が励磁されて、連結リ
ンク121を介して第14図に2点鎖線で示すように上
部の位置決めレバー116及び第2の回転軸22と下部
の位置決めレバー116とが回動され、その位置決め爪
117が位置決め部材111から離間して針棒支持ケー
ス63の固定が解除される。引続き、切替駆動モータ5
2が正逆いずれかの方向へ回転し、ピニオン24の回転
によりラック67を介して針棒支持ケース63が左右い
ずれかの方向へ移動される。この針棒支持ケース63の
移動により、針棒79の連結ピン86が下部昇降体25
のピン挾持部76から下部ガイド溝71のカム部73内
に移行し、そのカム部73の作用によりVi製のための
上下動範囲の上方の休止位置へ移動配置される。この針
棒79の上方移動により、止めピン85がそれと対応す
る保持部材99の係合部101に弾性係合して針棒79
が休止位置に保持される。そして、係合部101を有す
るばね片100の撓曲により保持部102が天秤体94
の下端面に対向し、その天秤体94を下方から支持する
状態になる。従って、針棒支持ケース63の横移動によ
り針棒79及び天秤体94の連結ピン86.98がガイ
ド溝71.72からそれぞれ外れても、針棒79及び天
秤体94は前記上方位置に保持される。
このように針棒支持ケース63の移動により、所要の針
棒79に対応する検出片113が光電センサ114によ
り検出されると、切替駆動モータ52の回転が停止され
て針棒支持ケース63の横移動が停止される。そして、
前記ロータリーソレノイド119が消磁状態になり、コ
イルバネ122の作用により位置決めレバー116が回
動されて前記所要の針棒79に対応する位置決め部材1
11の位置決め溝112内に係合し、針棒支持ケース6
3が固定される。一方、針棒79は非縫製位置から縫製
位置への移動に伴い下部ガイド溝71のカム部73の作
用により下部昇降体25のビン挾持部76に挾持されて
連結される位置まで移動される。又、その針棒79上の
天秤体94も上部昇降体27との連結位置に移動配置さ
れる。従って、前述したようにミシン駆動モータ8によ
りミシン主軸8が回転されると、針棒79及び天秤体9
4が上下動されて別の上糸125による縫製が行われる
なお、針棒支持ケース63が第14図の下方へ移動して
位置決め部vi111がこの第14図の上端の位置決め
部材111に係合し、針棒支持ケース63がその位置で
固定された場合には全ての針棒79が下部昇降体25か
ら外れて休止位置に配置されるとともに、全ての天秤体
94が上部昇降体27から外れて上方位置に配置保持さ
れる。
発明の効果 以上実施例にて例示したように、この発明においては針
棒支持ケースに従動ギヤを設けるとともにその従動ギヤ
と噛合し第2の駆動手段により回転される駆動ギヤをミ
シンのアームに回転可能に支承したことにより、前記実
施例のようにその第2の駆動手段をミシンアーム上に配
置できて、その第2の駆動手段が針棒支持ケースの側方
へ突出したりすることはなく針棒切替装置全体を小形化
できるとともに、こじれが生ずることなく針棒支持ケー
スを第2の駆動手段の作動に応じて円滑に移動させるこ
とができる優れた効果を発揮する。
又、この発明においては同一の回転軸上に針棒を上下動
させるための昇降体を挿嵌支承するとともに、針棒支持
ケースを移動させるための駆動ギヤを固定したことによ
り、構成を簡単かつコンパクトにすることができる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を具体化した一実施例を示すものであっ
て、第1図は要部を示す正断面図、第2図はアーム全体
を示す側面図、第3図はミシン駆動モータの部分を示す
側断面図、第4図はミシン駆動モータとミシン主軸との
間の歯車機構を示す断面図、第5図はアームの平断面図
、第6図は針棒ケースを分離した状態を示す要部の正断
面図、第7図はアームの一部破断正断面図、第8図は下
部昇降体を示す平断面図、第9図は上部昇降体を示す平
断面図、第10図は針棒のためのクランク機構を示す断
面図、第11図は天秤体のためのクランク機構を示す正
断面図、第12図はアームの正面図、第13図は嵌合溝
、上下のガイド満の作用を示す正断面図、第14図は針
棒ケースの位置決め機構を示す平面図、第15図は保持
部材の斜視図、第16図は保持部材の作用を示す正面図
である。 4・・・アーム、8・・・ミシン駆動モータ、21・・
・第1の回転軸、22・・・ビニオン、25・・・下部
昇降体、52・・・切替駆動モータ、63・・・針棒支
持ケース、67・・・ラック、76・・・ビン挾持部、
79・・・針棒、81・・・針、86・・・連結ビン。 特許出願人   ブラザー工業株式会社代 理 人  
 弁理士 恩1)傅宣 114図 ム 第13図 1,62

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ミシンのアーム(4)の端部に上下方向に延びるよ
    うにかつ回転可能に支持された回転軸(21)と、 その回転軸(21)に摺動可能に挿嵌支承され、かつ第
    1の駆動手段(8)の作用によりその回転軸(21)の
    延びる方向に沿い上下に往復動される昇降体(25)と
    、 その昇降体(25)の近傍においてミシンアーム(4)
    の端部に横移動可能に支承され、下端にそれぞれ針(8
    1)を有する複数の針棒(79)を上下動可能に支持す
    る針棒支持ケース(63)と、 前記各針棒(79)は針棒支持ケース(63)の横移動
    に伴って前記昇降体(25)に順次対向することと、 前記昇降体(25)に対向する針棒(79)が上下動さ
    れて縫製動作が行われるように昇降体(25)とそれに
    対向する針棒(79)とを連結する連結手段(76、8
    6)と、 前記針棒支持ケース(63)上に設けられた従動ギア(
    67)と、 その従動ギア(67)と噛合するように前記回転軸(2
    1)上に固定された駆動ギア(24)と、その駆動ギア
    (24)を直接もしくは前記回転軸(21)を介して回
    転駆動し、前記従動ギア(67)を介して前記針棒支持
    ケース(63)を横移動するための第2の駆動手段(5
    2)とを設けたことを特徴とする多針ミシンのための針
    棒切替装置。
JP26166085A 1985-11-20 1985-11-20 多針ミシンのための針棒切替装置 Granted JPS62120890A (ja)

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JPH0566838B2 JPH0566838B2 (ja) 1993-09-22

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