JP2759806B2 - 電子サイクル縫いミシンにおける布押え装置 - Google Patents

電子サイクル縫いミシンにおける布押え装置

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JP2759806B2 JP63233667A JP23366788A JP2759806B2 JP 2759806 B2 JP2759806 B2 JP 2759806B2 JP 63233667 A JP63233667 A JP 63233667A JP 23366788 A JP23366788 A JP 23366788A JP 2759806 B2 JP2759806 B2 JP 2759806B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電子サイクル縫いミシンの布押え装置に係
わり、特に保持した布の解放時に押え枠取付板が円滑に
動作するようにした布押え装置の改良に関するものであ
る。
[従来の技術] 第3図乃至第5図は従来のこの種の装置の構成説明図
である。
第3〜5図において、(1)は押え台で、先端部に垂
直方向に穿設された2条の平行な凹形の摺動溝(1a)が
設けられている。押え台(1)は図示してないが、X−
Y方向に駆動するX−Yテーブル上にねじで固定されて
いる。(2),(3)は摺動溝(1a)に摺動可能に嵌合
する左右の押え枠取付板で、共に垂直部の途中に丸孔
(2a),(3a)が形成されている。(4)と(5)は押
え枠で、押え枠取付板(2)と(3)の下端部に2本の
ねじ(2b)と(3b)で取換え可能に固定されている。
(6)は2つの摺動溝(1a)の両側の前面を覆うように
設けられた案内板で、それぞれねじ(6a)で押え台
(1)に固定され、取付板(2),(3)の摺動溝(1
a)内の摺動を案内するためのものである。(7)は押
えレバーで、押え台(1)に挿入された段付ピン(8)
に揺動自在に支承され、先端部は丸孔(2a)と(3a)に
嵌合し、後端部には図示していないが長溝穴が設けられ
ている。
(9)は布押え駆動用の左右のエアーシリンダーで、
押え台(1)に固定された取付板(10)に取付けられて
いる。(11)は押えレバー(7)とエアーシリンダー
(9)とを連結する継手、(12)はこれらの連結用のピ
ンである。(13)はエアーシリンダー(9)と継手(1
1)を固定するナットで、押え高さ調整後にこのロッド
部がロックされる。(14)はEリング、(15)は押えレ
バー(7)の復帰バネである。(16)はX−Yテーブル
上にねじで固定された送り板、(17)は天秤機構等を設
けたアーム、(18)は針棒である。(19)は前記アーム
(17)内に支持されたY駆動軸で、図示してないステッ
ピングモーターにより押え台(1)をY方向に駆動す
る。
(20)はベッドで、図示されていないが、内部にかま
機構とX−Yテーブル機構等が設けられている。(21)
はスベリ板で、ベッド(20)上にねじで固定されて送り
板(16)を支持する。(22),(23)は縫製物で押え枠
(4),(5)と送り板(16)に挟まれながら移動し
て、上記かま機構と針棒(18)によって縫目が形成され
る。
次に動作について説明する。図示していないが、右側
押え用のフットスイッチ等で布押え信号を発信させる
と、右側のエアーシリンダー(9)が作動して継手(1
1)、ピン(12)を介して押えレバー(7)に駆動力が
伝達される。伝達された駆動力で押えレバー(7)は段
付ピン(8)を支点にして第3図の矢印に示すように反
時計方向に回動し、押え枠取付板(2)を凹形の溝(1
a)に沿って摺動しながら降下させる。そして、押え枠
取付板(2)に固定された押え枠(4)と送り板(16)
との間に、縫製物(22)を挟持する。
次に、左側の布押え信号が発信されると、同様にして
左側のエアーシリンダー(9)によって、継手(11)と
ピン(12)を介して押えレバー(7)が同方向に回動
し、押え枠取付板(3)を降下させて押え枠(5)と送
り板(16)とにより他方の縫製物(23)を押圧して保持
する。
また、縫製が終わると自動糸切り等の動作が行われて
から、上記と逆の動作により押え枠取付板(2),
(3)が凹形の溝(1a)に沿って摺動しながら両方の押
え枠(4),(5)と共に上昇して縫製物(22)と(2
3)を解放する。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように従来の布押え装置においては、押え枠取
付板(2),(3)が凹形の摺動溝(1a)の摺動面に沿
って摺動するように構成されている。このため、上記の
摺動に伴う押え枠(4)と(5)による布押えと解放動
作が、不円滑になることがある。特に、第4図に示すよ
うに、大形の押え枠(4),(5)の前端や側端で縫製
物(22),(23)を押えた場合、摺動溝(1a)の摺動面
に横方向の大きな力が掛ってこの部分が拗れて、押え信
号がOFFになっても押え枠(4),(5)が上昇できな
くなり故障を起こす等の問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、押え動作に関連する上下動の摺動面の摩擦力
を小さく構成して、押え枠(4),(5)の摺動をスム
ースに昇降できる布押え装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る布押え装置は、上下に摺動する押え枠
取付板の摺動部にボール又はローラよりなる転がり軸受
けを配置した布押え装置を構成したものである。
[作用] 左右の布押え信号が発信されると、押え装置が駆動さ
れて摺動部に設けられ転がり接触する転がり軸受けを介
して2つの押え枠取付板が降下し、縫製物を押え枠によ
って挟持される。また、左右の押え用スイッチがOFFに
なって両エアーシリンダーが解放されると、復帰バネ等
によって押えレバーが時計方向に回動し、それに連れて
左右の押え枠取付板が転がり軸受けに支持されながら押
え枠と共に円滑に上昇して縫製物を解放する。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例について、図面によって説明す
る。
第1図と第2図は本発明の実施例の構成説明図で、前
述の第3図及び第5図の図面に示された構成素子は本発
明と構成や機能がほぼ同様であるため共通に利用でき
る。また、第1,2図で第3〜4図と同じ記号は構造や機
能がほぼ同様の素子を表すので再説明を省略する。
第1図と第2図において、(31),(32)は押え枠
(4),(5)を取付けた押え枠取付板で、第1図の上
下両サイドにV溝部が形成されている。(33)は押え台
(1)に固定され押え枠取付板(31),(32)をガイド
する案内板で、上記V溝部に対応するV溝部が形成され
ている。(34)はボールで、対向する2つのV溝部に嵌
合し、押え枠取付板(31),(32)の上下動に従動して
ころがり運動する。(35)はボール(34)の保持板、
(36)は保持板(35)が案内板(25)から抜け出ること
を防止するためのストッパーである。
上述のように構成された本発明装置の動作について説
明する。図示していないが右側用フットスイッチ等で布
押え信号を発信させると、エアーシリンダー(9)が作
動して継手(11)、ピン(12)を介して、押えレバー
(7)の後端が矢印方向に押される。押えレバー(7)
の後端が左に押されると、この押えレバー(7)が段付
ピン(8)を支点にして回動する(第3図参照)。そし
て、押え台(1)に固定された案内板(25)をガイドに
して、押え枠取付板(31)がボール(34)で転がり軸受
けされながら降下する。この結果、押え枠取付板(31)
に固定された押え枠(4)が、縫製物(22)を送り板
(16)上に押圧して保持する。
同様にして、左側の布押え信号を発信させると、第1
図の上方のエアーシリンダー(9)が駆動されて、継手
(11)、押えレバー(7)を介して押え枠取付板(32)
が降下して押え枠(5)により縫製物(23)が保持され
る。
両方の縫製物(22),(23)を押えた後、スタートス
イッチをONにするとミシンは回転し、図示していない
が、予め入力された模様パターンに従い、パルス信号を
受けてX軸、Y軸のステッピングモータが駆動される。
その結果、X−Yテーブル上に固定された押え装置
(1)〜(15)と送り板(16)が縫製物(22),(23)
を保持した状態でX−Y方向に制御されて所定の模様を
縫製する。
縫目模様の縫製が終わると、縫製終了のEND信号を受
けて自動糸切り装置が駆動され、自動的に上糸と下糸の
2本の糸を切断してミシンの回転は停止する。続いて、
糸払い信号が発信され、切断された上糸の糸払いが行わ
れる。糸払い後、左右の押え用スイッチがOFFになって
両エアーシリンダー(9)の駆動力が解放され、シリン
ダー(9)に内蔵のバネと復帰バネ(15)とによって押
えレバー(7)が時計方向に回動する。この結果、押え
枠取付板(2),(3)と押え枠(4),(5)が上昇
して、縫製動作の1サイクルが終了する。
なお、押え枠取付板に押え枠を取付ける構成のもので
説明したが、両者が一体構成のものでも良い。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、X−Yテーブル上
に固定された押え台に支承され駆動源により揺動する押
えレバーの揺動端に連結されて、前記押え台の先端に設
けられたほぼ凹形の被摺動部に摺動可能に嵌合して垂直
方向に摺動する摺動部を設けた押え枠取付板を具備する
電子サイクル縫いミシンにおける布押え装置において、
前記押え枠取付板の摺動部の両サイドに形成された第1
及び第2のV溝部と、前記押え台の被摺動部に固定され
た案内板に形成されて前記第1及び第2のV溝部に対向
する第3及び第4のV溝部と、該第3及び第4のV溝部
と前記第1及び第2のV溝部との間に転動可能に配置さ
れた2列のボールと、該ボールを保持する保持板と、該
保持板の前記案内板からの抜け出しを防止するストッパ
ーと、を備えた電子サイクル縫いミシンにおける布押え
装置を構成したものである。
この結果、対向する第1及び第2と第3及び第4の両
V溝部内に介装された各ボールが、4箇所で点接触して
押え枠取付板の摺動部が押え台の被摺動部内に摺動可能
に嵌合して保持されることになる。したがって、押え装
置の押え動作と解放動作が確実かつ円滑になって、押え
用スイッチのON・OFFで押え枠取付板に固定された押え
枠がスムースに昇降する。このため、譬え大形の押え枠
の端部で縫製物を保持したような場合でも、押え枠取付
板(31),(32)が拗れることなく上昇し、故障の虞を
なくすことができる。また、転がり軸受けで摺動部が円
滑に上下動するので、弱いバネ力の復帰ばねを使用する
こともでき、押え装置の材料費を安価に構成できる利点
もある。
よって、本発明によれば、布押えが確実で故障がな
く、製作費の安い電子サイクル縫いミシンの布押え装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成説明図、第2図は第1図
の要部の拡大説明図、第3図乃至第5図は従来装置の構
成説明図で、第3図は正面図、第4図は平面図、第5図
は左側面図である。 図において、(1)は押え台、(4),(5)は押え
枠、(7)は押えレバー、(9)はエアーシリンダー、
(23),(24),(31),(32)は押え枠取付板、(2
5),(33)は案内板、(34)はボール又はローラ(転
がり軸受け)である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X−Yテーブル上に固定された押え台に支
    承され駆動源により揺動する押えレバーの揺動端に連結
    されて、前記押え台の先端に設けられたほぼ凹形の被摺
    動部に摺動可能に嵌合して垂直方向に摺動する摺動部を
    設けた押え枠取付板を具備する電子サイクル縫いミシン
    における布押え装置において、 前記押え枠取付板の摺動部の両サイドに形成された第1
    及び第2のV溝部と、 前記押え台の被摺動部に固定された案内板に形成されて
    前記第1及び第2のV溝部に対向する第3及び第4のV
    溝部と、 該第3及び第4のV溝部と前記第1及び第2のV溝部と
    の間に転動可能に配置された2列のボールと、 該ボールを保持する保持板と、 該保持板の前記案内板からの抜け出しを防止するストッ
    パーと、 を備えたことを特徴とする電子サイクル縫いミシンにお
    ける布押え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102264973A (zh) * 2009-03-06 2011-11-30 缝纫机的故事株式会社 刺绣机用被刺绣物夹持单元及包括该夹持单元的刺绣机

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