JPS62114490A - 冷却フアンの回転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 制御部からファンに供給される電源はパルスによって行
い、温度センサーの出力信号に応じて該パルスの幅を増
減させることにより該ファンの回転速度の制御を行うよ
うに形成したものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は電子装置などの空冷用ファンの制御に係り、特
に、該ファンに供給する電源のパルス幅の増減によって
回転速度の制御を行う冷却ファンの回転制御方法に関す
る。

最近では、ＯＡ化により、電子計算機は専用の機械室で
なく、一般の事務室内に設置されるようになった。

このように事務室内に設置されると、電子計算機に内設
されている冷却ファンの騒音により、事務室の環境が損
なわれる。

そこで、このようなファンの回転駆動を常に所定の速度
で行わず、電子計算機に内設された温度センサーによっ
て内部の温度を検出して、温度が低い時は回転速度を低
くし、騒音の軽減を図ることが行われている。

したがって、ファンの回転駆動は温度センサーの温度検
出に応じて、確実に制御されることが望まれている。

〔従来の技術〕

従来は第４図の従来の説明図に示すように構成されてい
た。第４図の（ａ）はブロック図、　（ｂ）は供給電源
と回転速度の関係グラフである。

第４図の（ａ）に示すように、温度センサー３からの出
力信号Ｓによって制御部４からファン２に供給される電
源ＰＯＷの電圧が増減されるように構成されている。

したがって、制御部４は出力信号Ｓの温度センサー３に
よる検出温度が例えば、低い場合はファン２の供給電源
ｐｏｗの電圧を低くし、高い場合は電圧を高くすること
が行われるように形成されている。

この供給型ｔＸｐｏｗの電圧の増減によってファン２の
回転速度を（ｂ）に示すようにすることができる。

供給型ｔＡｐｏｗの電圧を低い値の■１にした場合はフ
ァンの回転速度ＲはＲ１の低い値となり、電圧を■２と
高（することにより、回転速度ＲをＲ２と速くすること
ができる。

この供給電源ｐｏｗの電圧Ｖｌ、Ｖ２は、通常、Ｖ２を
そのファン２の定格電圧に設定し、Ｖｌは■２より低く
なるように設定されている。

したがって、温度の高い時はファンの回転速度を所定の
速度にし冷却能力を大きくし、温度が低いときは回転速
度を所定の速度より低くして冷却能力を小さくすること
で、ファンによる騒音が小さくなるよう配慮されている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような構成では、電源投入時は温度が低い
ため、ファンに供給される電源ＰｏＷの電圧は当然低い
値となる。

この場合の電圧はファン２の定格電圧より低い値のため
、ファン２の起動が行われない問題を有していた。

また、このような回転速度の制御を行うと、例えば、フ
ァン２の定格電圧がＤＣ１２Ｖの場合は５■〜１２Ｖの
範囲の定格電圧より低い電圧によってファンの駆動を制
御させることになるため、ファンの駆動は保証されない
。

更に、第４図の（ｂ）に示すように電圧を■３として点
線のより低い回転速度Ｒ３にしたい場合が生じても、フ
ァン２の回転駆動が得られなくなり、実際には低い回転
速度にすることができない問題を有していた。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理フロック図である。

第１図に示すように、制御部（１）から前記ファン（２
）には所定電圧（Ｖ）の所定幅（Ｂ）のパルス状に形成
された電源（ＰＯＷ）を供給すると共に、該ファン（２
）の回転速度の制御が出力信号（Ｓ）に応じて該パルス
状の幅（Ｂ）を増減することによって行われるように構
成したものである。

このように構成することによって前述の問題点は解決さ
れる。

〔作　用〕

即ち、制御部からファンに供給される電源はパルスによ
って行い、温度センサーからの温度情報によって該パル
スの幅を増減することでファンの回転速度の制御が行わ
れるように形成したものである。

したがって、従来のような供給電源Ｐの電圧が低いため
に、電源投入時にファンが起動されない、また、稼働中
にファンの回転駆動が停止するなどを防ぎ、確実に駆動
させることができる。

〔実施例〕

以下本発明を第２図および第３図を参考に詳細に説明す
る。第２図は本発明による一実施例の説明図で、（ａ）
は回路図、　（ｂ）は信号の説明図。

第３図は本発明による速度制御の説明図で、（ａ）は回
路図、　　（ｂｌ）　　（ｂ）は信号の説明図である。

企図を通じ、同一符号は同一対象物を示す。

第２図の（ａ）に示すように、電源投入時は制御部ｌに
形成された微分回路Ｃに投入電源の電圧■を印加し、そ
の出力信号ＳＡがコンパレータＣＭＰＩによって基準電
位■０と比較されオアゲートＧを介してファン２に電源
ＰＯＷが供給されるようにしたもので、また、稼働中は
温度センサー３の温度検出による信号Ｓをコンパレータ
ＣＭＰ２によって基準電位ＶＯと比較し前述と同様にオ
アゲー１−Ｇを介してファン２に電ｓ　ｐ　ｏ　ｗが供
給されるように構成したものである。

このように構成すると、（ｂ）に示すように、投入電源
の電圧Ｖが印加されることで微分回路Ｃより信号ＳＡと
しては図示の波形が出ノｊされ、コンパレータＣＭＰ　
１の基準電位■０によってスライスされ供給電源ＰＯＷ
としてはパルスＰ１が形成される。

したがって、パルスＰ１の電位をファン２の定格電圧に
することでファン２を確実に起動させることができる。

また、温度が高い時は温度センサー３によってコンパレ
ータＣＭＰ３から出力信号Ｓが出力されるようにすると
出力信号Ｓに対しても同様にコンパレータＣＭＰ２によ
って供給電源ＰＯＷとしてはパルスＰ２が形成される。

この場合は温度の高低によりパルスＰ１の幅Ｂが増減さ
れるため、ファン２の回転速度は幅Ｂが大となれば速く
なり、逆に小となれば遅くなり速度の制御が行える。

このようなファン２の回転速度の制御は第３図に示すよ
うに構成することでも可能である。

（ａ）に示すように、温度センサー３からの出力信号Ｓ
１とキコギリ状の波形の信号Ｓ２とをコンパレータＣＭ
Ｐ４によって受はパルス信号Ｓ３をトランジュサＴｒｉ
に送出し、更に、トランジュサＴｒｉとＴｒ２とによっ
て増幅して１２Ｖの供給電源ｐｏｗが供給されるように
構成したものである。

このように構成すると、温度によって信号Ｓ１のレベル
が変動されるため、信号＄２のスライス位置が変わり、
（ｂｌ）に示すように温度が高い場合は信号Ｓ１のレベ
ルが高（なり、パルス信号Ｓ３の幅はＢｌのように広く
形成され、温度が低い場合は信号Ｓ１のレベルが高くな
り、パルス信号Ｓ３の幅はＢ２のように狭（形成される
。

したがって、幅Ｂ１の広い場合はファン２に供給される
電源の供給時間が長くなるため、ファン２の回転速度は
速く、幅Ｂ２の狭い場合は逆にファン２に供給される電
源の供給時間が短くなるため、ファン２の回転速度は遅
くなり、幅Ｂの増減よってファン２の回転速度の制御を
確実に行うことができる。

この場合、ノコギリ状の波形のピッチを小さくするとパ
ルス信号のサイクルが速（なり、前述より微妙な制御を
行うことができる利点がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、供給電源は定格
電圧のパルス信号によって形成されるため、ファンの起
動および駆動は確実となる。

したがって、従来のようにファンの起動が行われなかっ
たり、または、回転速度の制御による電圧降下によって
、稼働中に回転駆動が停止することがなくなり、信頼性
の向上が図れ、実用的効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図。 第２図は本発明による一実施例の説明図で、（ａ）は回
路図、　（ｂ）は信号の説明図。 第３図は本発明による速度制御の説明図で、（ａ）は回
路図、　　（ｂｌ）（ｂ２）は信号の説明図。 第４図は従来の説明図で、（ａ）はブロック図。 （ｂ）はグラフを示す。 図において、 １は制御部、　　　　　　　２はファン。 ３は温度センサー、　　　　Ｓは出力信号。 ｐｏｗは供給電源、　　　　Ｂは幅。 ■は電圧を示す。 （ム２ ≠５Ｖ　　　＋／２Ｖ Ｑυ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 冷却を行うファン（２）と、所定箇所の温度を検出する
   温度センサー（３）と、該温度センサー（３）の出力信
   号（Ｓ）により該ファン（２）の回転駆動を制御する制
   御部（１）とを備えた冷却ファンの回転制御装置であっ
   て、 前記制御部（１）から前記ファン（２）には所定電圧（
   Ｖ）の所定幅（Ｂ）のパルス状に形成された電源（ＰＯ
   Ｗ）を供給すると共に、該ファン（２）の回転速度の制
   御が前記出力信号（Ｓ）に応じて該パルス状の幅（Ｂ）
   を増減することによって行われることを特徴とする冷却
   ファンの回転制御方法。