JPH0739192A - テープレコーダのテープ送り速度制御装置 - Google Patents

テープレコーダのテープ送り速度制御装置

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Publication number
JPH0739192A
JPH0739192A JP5198800A JP19880093A JPH0739192A JP H0739192 A JPH0739192 A JP H0739192A JP 5198800 A JP5198800 A JP 5198800A JP 19880093 A JP19880093 A JP 19880093A JP H0739192 A JPH0739192 A JP H0739192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive motor
capstan drive
tape
motor
tape recorder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5198800A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kakigahara
寛 垣ケ原
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanashin Denki Co Ltd filed Critical Tanashin Denki Co Ltd
Priority to JP5198800A priority Critical patent/JPH0739192A/ja
Publication of JPH0739192A publication Critical patent/JPH0739192A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 高価なタコジェネレータを組込んだモー
タを使用しないで、キャプスタン駆動モータに供給され
る電流の周期的なノイズを利用して、製造コストがかか
らないテープレコーダのテープ送り速度制御装置を提供
する。 【構 成】 電流検出器(2)は、キャプスタン駆動
モータ(1)に供給される電流を検出し、ノイズカウン
タ(N)は前記電流検出器(2)が検出した周期的ノイ
ズの数をカウントする。また、目標回転数設定装置
(7)は、キャプスタン駆動モータ(1)の目標回転数
を設定する。そして、比較器(6)は、ノイズカウンタ
(N)の出力と前記目標回転数設定装置(7)の出力と
を比較する。比較器(6)の出力は、電圧制御部(8)
に入力される。そして、その電圧制御部(8)はキャプ
スタン駆動モータ(1)に供給する電圧を制御して、そ
のキャプスタン駆動モータ(1)の回転数を所望の値に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープを再生または録
音する際におけるテープレコーダのテープ送り速度制御
装置に関し、特にテープの送り速度が可変であるテープ
レコーダのテープ送り速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テープレコーダの利用の仕方としては、
テープに会議の内容を録音し、後でテープを再生して聞
く場合や、重役がタイプして欲しい内容をテープに録音
しておき、秘書が後でテープを再生しながらタイプして
清書したりする場合などがある。このような場合、重要
な事項はゆっくりと、あまり重要でないことは早く再生
する必要があり、このような用途に使用するテープレコ
ーダは再生速度が録音速度に対して可変に構成されてい
る。
【0003】このようなテープレコーダのテープ送り速
度制御装置として、図4に図示する構造のものが従来知
られている。図4はテープレコーダのテープ送り速度制
御装置の従来例を説明するためのブロック図である。図
4において、キャプスタン駆動モータ01の回転によ
り、キャプスタンが回転し、テープを走行させており、
このキャプスタン駆動モータ01の回転速度でテープレ
コーダのテープ送り速度が決定される。
【0004】そして、キャプスタン駆動モータ01の回
転速度を該モータ01に内蔵されたタコジェネレータ0
2で検出し、比較器03に入力する。比較器03は、可
変抵抗器などで構成された目標回転速度設定装置04か
らの入力と、前記タコジェネレータ02からの入力とを
比較して、その差信号を電圧制御部05に入力する。電
圧制御部05はその差信号に応じてキャプスタン駆動モ
ータ01の回転速度を制御する。
【0005】このようなフィードバック回路により構成
されたテープレコーダのテープ送り速度制御装置におい
て、目標回転速度設定装置04を操作することにより、
キャプスタン駆動モータ01の回転速度を変更して、テ
ープレコーダのテープ送り速度を変化させている。
【0006】また、キャプスタン駆動モータ01はDC
モータで構成されているが、モータに設けられた整流子
の整流作用による電流の断続やモータ内部での磁界の回
転などの影響により、キャプスタン駆動モータ01に供
給される電流には周期的ノイズが発生する。このような
ノイズが大きいと、テープレコーダに設けられているI
Cなどの電子部品が、ノイズによる電気的衝撃により破
損するので、ノイズの発生を極力抑える対策がなされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のテープレコーダ
のテープ送り速度制御装置は、高価なタコジェネレータ
を組込んだモータを使用しているため、装置全体の製造
コストがかかるという問題点があった。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、高価なタコジェネレータを組込んだモータ
を使用しないで、前述の無用の長物であった周期的なノ
イズをうまく利用して、製造コストがかからないテープ
レコーダのテープ送り速度制御装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のテープレコーダのテープ送り速度制御装置
は、キャプスタン駆動モータ(1)と、このキャプスタ
ン駆動モータ(1)への供給電流を検出する電流検出器
(2)と、この電流検出器(2)により検出される周期
的変動成分から前記キャプスタン駆動モータ(1)の回
転速度を検出する手段(N)と、検出されたモータ回転
速度の情報を前記キャプスタン駆動モータ(1)の駆動
部(8)にフィードバックして前記キャプスタン駆動モ
ータ(1)の回転速度を制御する手段(6)とを具備し
ている。
【0010】
【作 用】電流検出器(2)は、キャプスタン駆動モ
ータ(1)に供給される電流を検出する。この電流検出
器(2)により検出される周期的変動成分から前記キャ
プスタン駆動モータ(1)の回転速度を検出する。そし
て、検出されたモータ回転速度の情報を前記キャプスタ
ン駆動モータ(1)の駆動部(8)にフィードバックし
て前記キャプスタン駆動モータ(1)の回転速度を制御
する。
【0011】
【実 施 例】次に、本発明におけるテープレコーダの
テープ送り速度制御装置の一実施例について説明する。 (実施例1)図1は本発明のテープレコーダのテープ送
り速度制御装置の実施例1を説明するためのブロック図
である。図2は図1の電流検出器および波形整形器の出
力信号の波形図である。
【0012】図1において、キャプスタン駆動モータ1
はDCモータであり、キャプスタン駆動モータ1に供給
される電流は、キャプスタン駆動モータ1の回転に依存
した周期的なノイズを発生している。このノイズを利用
して、キャプスタン駆動モータ1の回転数を検出するた
めに、キャプスタン駆動モータ1に供給される電流を検
出する電流検出器2が、キャプスタン駆動モータ1の電
源回路に接続されている。
【0013】実験を行ったところ、電流検出器2は、図
2で示すような周期的なノイズを実際に検出した。そし
て、この電流検出器2の出力は微分回路などの波形整形
器3に入力される。波形整形器3は、電流検出器2の周
期的なノイズに応じた図2で示すようなパルスを発生す
る。
【0014】波形整形器3の出力はパルスカウンタ4に
入力される。波形整形器3の出力であるパルス電圧が閾
値V1以下になったときの数をパルスカウンタ4がカウ
ントする。また、パルスカウンタ4にはタイマ5の出力
が入力される。このタイマ5の出力により、パルスカウ
ンタ4は一定時間内のパルスの数をカウントする。この
パルスの数により、キャプスタン駆動モータ1の一定時
間内の回転数すなわち回転速度がわかる。
【0015】なお、パルスカウンタ4とタイマ5は、コ
ンデンサーにより構成することも可能である。波形整形
器3、パルスカウンタ4およびタイマ5でノイズカウン
タNを構成する。
【0016】パルスカウンタ4の出力は比較器6に入力
される。また、比較器6には可変抵抗器などで構成され
る目標回転数設定装置7の出力も入力される。比較器6
はパルスカウンタ4と目標回転数設定装置7とを比較し
て、その差信号を電圧制御部8に出力する。電圧制御部
8は前記差信号によりキャプスタン駆動モータ1の回転
速度を制御する。
【0017】このようにテープレコーダのテープ送り速
度制御装置を構成することにより、目標回転数設定装置
7を操作して目標回転数を設定して、キャプスタン駆動
モータ1が所望の回転数になるように、キャプスタン駆
動モータ1をフィードバック制御する。したがって、タ
コジェネレータを用いなくても、キャプスタン駆動モー
タ1の電気的なノイズを検出することにより、キャプス
タン駆動モータ1の回転数の制御が行われる。
【0018】(実施例2)つぎに、図3により本発明の
テープレコーダのテープ送り速度制御装置の実施例2に
ついて説明する。図3は本発明のテープレコーダのテー
プ送り速度制御装置の実施例2を説明するためのブロッ
ク図である。なお、この実施例2の説明において、前記
実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0019】図3において、増速・減速用パルス数設定
部10を操作することにより、キャプスタン駆動モータ
1の回転数の増速または減速量が設定できる。この増速
・減速用パルス数設定部10は、加算器11にその増速
または減速量の値を出力する。また、パルス数メモリ9
には常時はOFF信号を、増速・減速用パルス数設定部
10の増速または減速量の設定動作開始時にはON信号
を出力する。
【0020】そして、パルス数メモリ9にはパルスカウ
ンタ4がカウントしたノイズ数が入力されている。増速
・減速用パルス数設定部10を操作することにより、増
速または減速量の設定動作を開始すると、増速・減速用
パルス数設定部10はON信号をパルス数メモリ9に入
力する。すると、パルス数メモリ9は、その時点でのパ
ルスカウンタ4がカウントしたノイズ数をホールドし
て、そのノイズ数を加算器11に出力する。
【0021】加算器11には前述のように増速・減速用
パルス数設定部10から増速または減速量の値が入力さ
れ、この増速または減速量の値とパルス数メモリ9が出
力する設定動作時のノイズ数を加算することにより、目
標回転数を計算してその値を、比較器6に出力する。こ
の目標回転数により、キャプスタン駆動モータ1が所望
の回転数になるように、キャプスタン駆動モータ1がフ
ィードバック制御される。
【0022】目標回転数設定装置7をパルス数メモリ
9、増速・減速用パルス数設定部10および加算器11
で構成すると、可変抵抗器で構成した場合よりもテープ
送り速度の微調整が簡単に行える。このように、目標回
転数設定装置7の目標回転数設定機構は、キャプスタン
駆動モータ1の回転数の目標値が設定できるならば適宜
設計を変更することが可能である。
【0023】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (1)実施例においては、テープレコーダの再生時に、
テープ送り速度を可変にしているが、録音時にテープ送
り速度を可変にすることも可能である。
【0024】(2)目標回転数設定装置は、テープ送り
速度すなわちキャプスタン駆動モータの回転数の目標値
が設定できるならば適宜手段が採用可能である。 (3)キャプスタン駆動モータに供給される電流のノイ
ズのカウントは、連続的に行っても、断続的に行っても
良い。
【0025】(4)ノイズカウンタNによる一定時間の
ノイズ数の計測に代えて、周期的ノイズの入力間隔の計
測により、キャプスタン駆動モータの回転速度を制御す
ることも可能である。周期的ノイズの入力間隔の計測の
ための具体的構成としては、高速クロックをカウントす
るカウンタが周期的ノイズによりリセットされること
で、周期的ノイズの入力間隔が計測される。 (5)シュミットトリガ回路を通して周期的ノイズをパ
ルス化し、このパルスを用いてキャプスタン駆動モータ
の回転速度を制御してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、キャプスタン駆動モー
タの回転数の検出手段が高価なタコジェネレータではな
く、電流検出器、波形整形器およびパルスカウンタなど
の簡単な電気回路で構成されているので安価に製造する
ことができる。
【0027】また、携帯用テープレコーダなどに見られ
るように、テープレコーダはできる限り小型化する必要
があり、そこで一番問題となっているのはモータの厚み
である。従来のモータの回転数を検出するタコジェネレ
ータは、その構造上の理由からモータの回転軸の付近に
取り付けなくてはならず、ますますモータ全体の厚みが
大となり問題となる。しかしながら、本発明の電流検出
器およびノイズカウンタは配線のみキャプスタン駆動モ
ータの電源回路に行えば、その設置箇所には自由度があ
り、厚みが問題となっているモータから離れた場所にも
簡単に設置可能である。その結果、テープレコーダを小
型化でき、特に厚さを薄くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のテープレコーダのテープ送り速
度制御装置の実施例1を説明するためのブロック図であ
る。
【図2】図2は図1の電流検出器および波形整形器の出
力信号の波形図である。
【図3】図3は本発明のテープレコーダのテープ送り速
度制御装置の実施例2を説明するためのブロック図であ
る。
【図4】図4はテープレコーダのテープ送り速度制御装
置の従来例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
N ノイズカウンタ(回転速度を検出する手段) 1 キャプスタン駆動モータ 2 電流検出器 6 比較器(制御する手段) 7 目標回転数設定装置 8 電圧制御部(駆動部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタン駆動モータ(1)と、 このキャプスタン駆動モータ(1)への供給電流を検出
    する電流検出器(2)と、 この電流検出器(2)により検出される周期的変動成分
    から前記キャプスタン駆動モータ(1)の回転速度を検
    出する手段(N)と、 検出されたモータ回転速度の情報を前記キャプスタン駆
    動モータ(1)の駆動部(8)にフィードバックして前
    記キャプスタン駆動モータ(1)の回転速度を制御する
    手段(6)とを具備したことを特徴とするテープレコー
    ダのテープ送り速度制御装置。
JP5198800A 1993-07-19 1993-07-19 テープレコーダのテープ送り速度制御装置 Withdrawn JPH0739192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5198800A JPH0739192A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 テープレコーダのテープ送り速度制御装置

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JP5198800A JPH0739192A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 テープレコーダのテープ送り速度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739192A true JPH0739192A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16397127

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5198800A Withdrawn JPH0739192A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 テープレコーダのテープ送り速度制御装置

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JP (1) JPH0739192A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241682A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Ts Tech Co Ltd 車両用シート装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241682A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Ts Tech Co Ltd 車両用シート装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003