JPS62112814A - アンカ−の定着方法 - Google Patents

アンカ−の定着方法

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JPS62112814A
JPS62112814A JP25196385A JP25196385A JPS62112814A JP S62112814 A JPS62112814 A JP S62112814A JP 25196385 A JP25196385 A JP 25196385A JP 25196385 A JP25196385 A JP 25196385A JP S62112814 A JPS62112814 A JP S62112814A
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JP
Japan
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water
anchor
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sleeve
grout
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JP25196385A
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Seiji Naito
内藤 清司
Kazuhiko Matsumoto
松元 和彦
Isao Hashimoto
功 橋本
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はpcmより線等の引張材に緊張力を与えて定着
する、アンカーの定着方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、VSL工法には引張材を楔で定着する可動定着方
式(Eタイプ)が存在する。
この定着技術の一例を、第8図に示す。
図中aはコンクリート構造体、bはシース、Cはコンク
リート構造体aの端面に設置する支圧板、dはアンボン
ドタイプのpcmより線等からなる引張材である。
そして、アンカー孔e内に引張材dを挿入して定着用グ
ラウト材fを充填して他山との固着を図った後、引張材
dにプレストレスを与えて、アンカーヘッドhに楔片g
を把持させて定着する構造である。
く本発明が解決しようとする問題点〉 定着地盤が帯水層や被圧地盤等の場合には、次のような
問題点が存在する。
(イ)アンカー孔eが下向きの場合、アンカー孔e内の
上位まで水iが溜まってしまう。
しかし、従来のアンカーの定着技術ではアンカーの定着
に悪影響を与えずにアンカー孔e内に溜まった水iを除
去することは不可能であった。
(ロ)アンカー孔e内に溜まった水iを放置すると、引
張材dの腐蝕原因となり、アンカーとしては致命的であ
る。
(ハ)アンカーの施工完了後も、地下水や浸透水の影響
を受は引張材dや定着具が腐蝕する。
く本発明の目的〉 本発明は以上のような問題点を解決するためになされた
もので、アンカーの耐力に悪影響を与えずに、アンカー
孔内に存在する湧水を除去してアンカーを構築できる、
アンカーの定着方法を提供することを目的とする。
〈発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
く1〉アンカー孔の穿孔(第1.2図)湧水地盤1にコ
ンクリートを吹き付けて、または打設してコンクリート
構造体11を構築する。
この際、アンカーの定着予定位置には、アウタースリー
ブ12と螺締鉄筋2をコンクリート中に埋没させておく
コンクリート構造体11の養生期間経過後、公知の穿孔
方法でアウタースリーブ12をガイドとし、螺締鉄筋2
の中心に一致させてアンカー孔13を穿孔する。
さらにコンクリート構造体11に開設した孔内には、こ
の孔の内外とを連絡する上部連通路14と下部連通路1
5をそれぞれ独立して形成する。
く2〉アンカーの挿入セット(第3図)地上側で製作し
たアンボンドタイプのpcmより線等からなる引張材3
をアンカー孔13内に挿入する。
この引張材3は定着長に渡って定着シース31を被覆し
、かつ内部には、孔底部でグラウト材を放出できるよう
グラウト充填ホースを装備する。
〈3〉定着グラウト(第4図) 孔外に露出するグラウト充填ホースにセメントペースト
やモルタル等の定着用グラウト材4を圧送して、アンカ
ー孔13の底部から充填する。
定着用グラウト材4は、アンカー孔13の出口付近まで
充填する。
その結果、アンカー孔13内に存在する水5は定着用グ
ラウト材4に押し出されて孔外へ排出されるが、アウタ
ースリーブ12内のアンカー孔13の出口付近には、依
然水5が残存する。
く4〉遮水スリーブの装着(第5図) アンカー孔13内で露出する引張材3の自由端には、第
6図に示すような支圧板61付きで両端開放型のインナ
ースリーブと称される遣水スリーブ6を挿入する。
[遮水スリーブの構造1 遮水スリーブ6は、例えば鋼管の一端に支圧板61を固
着して形成する。
遮水スリーブ6の自由端側の内径は、定着用グラウト材
4から露出する引張材3の外径(定着シース31の外径
)より多少大きいか、またはほぼ等しい寸法に形成する
遮水スリーブ6の自由端の内周には、止水と締め付けを
兼ねた出水リング62とシール材63を設ける。
止水リング62とシール材63は、それぞれ引張材の外
周に密着させて、水密状態を形成することによって遮水
スリーブ6内への浸水を阻止する目的の止水材である。
[支圧板の構造] 支圧板61の側面には、外部から支圧板61の中心に開
設した開口内に連通させて注入路64を形成する。
上記構造の遮水スリーブ6を引張材3の露出端に装着し
ても、アンカー孔13内に溜まっている水5が遮水スリ
ーブ6の内部に進入することはなく、その結果遮水スリ
ーブ6の内側に位置する引張材3は、水5との接触から
完全に断たれたことになる。
なお、遮水スリーブ6の外側には依然湧水5が存在する
く5〉緊張 支圧板61の一面にアンカーヘッド7を当接してセット
する。
そして、水5と接触している状況のまま引張材3に所定
の緊張力を導入する。
アンカーヘッド7から突出する各PC鋼より線を楔片8
で把持して、引張材3を定着する。
引張材3の露出箇所は保護キャップ9で被覆して密封化
を図る。
さらに、引張材3に緊張力を導入した状態で、次の2つ
の工程でアンカー孔13内に存在する水5を完全に除去
する。
く6〉遮水スリーブ内へのグラウト 支圧板61の注入路64を経て遮水スリーブ6の内部に
モルタル、オイル等の防蝕を目的とした環内グラウト材
41を注入する。
環内グラウト材41は、シール材63および止水リング
62によって環外への漏出が抑えられている。
く7〉遮水スリーブ外へのグラウト(第1.7図) 次に下部連”通路15を経て水5の存在する孔内にモル
タル等の定着を目的とした環外グラウト材43を充填す
る。
環外グラウト材43の充填によって行き場を失った水5
は、もう一方の上部連通路14から孔外へ押し出される
すなわち、本発明はアンカー孔13内に残存する水5を
、環外グラウト材43に置換することにより排水する方
式を採用した。
また、止水リング62とシール材63によって遮水スリ
ーブ6内に環外グラウト材43が進入することが規制さ
れており、(わえて環内グラウト材41の充填作業を先
行させたことにより環外グラウト材43の遮水スリーブ
6内への進入がより確実に防止できる。
く作用〉 次に上記工程で構築したアンカーの作用について検討す
る。
アンカー構築時に、アンカー孔13内に存在する水5を
除去できることは上述した通りである。
従って、残存した水5によって引張材3の腐蝕を確実に
防止できる。
また、仮に環外グラウト材43にクラックが発生しても
止水リング62とシール材63が水密状態を維持するの
で、遮水スリーブ6内への浸水を確実に阻止できる。
また、孔外からの浸水の点でも、アウタースリーブ12
内がグラウトで充満されているから、外部からの浸水を
確実に防止できる。
く効果〉 本発明は以上説明したようになるから次のような効果を
期待することができる。
(イ)アンカー孔内の水をグラウト材と置換することに
より、アンカー孔内に残存する水を除去した状態でのグ
ラウト定着が可能となった。
従って、定着予定地盤が湧水池であったり、あるいは地
下水層をアンカー孔が横断するような場合でも、アンカ
ーの耐力に影響を与えることな(施工が可能である。
(ロ)アンカー孔内に残存した水を除去するには、遮水
スリーブを引張材の自由端に挿入した後、この遮水スリ
ーブの内外をそれぞれ分けてグラウト注入するだけの工
程で済み、手数がかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図一本発明に係るアンカーのアンカーヘッド付近の
断面説明図 第2〜6図:アンカーの構築方法の説明図第7図:第1
図の断面斜視図 第8図:従来技術の説明図 第3図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 地盤にアンカー孔を開設し、 このアンカー孔内に孔外で組み立てたアンボンドタイプ
    の引張材を挿入し、 次にアンカー孔内にグラウト注入して引張材をアンカー
    孔に固着した後、 引張材に緊張力を導入して定着するアンカーの定着方法
    において、 アンカー孔内にアンカーヘッドの首下部まで定着用グラ
    ウトを充填した後、 アンカーヘッドの首下部に露出する引張材の周囲に水密
    状態で遮水筒を位置せしめた状態で引張材に緊張力を導
    入した後、 遮水筒の内部に防蝕材を封入し、 次にアンカー孔内に存在する水をモルタル等のグラウト
    材に置換しながら空隙にグラウト充填を行って引張材を
    定着させることを特徴とする、アンカーの定着方法
JP25196385A 1985-11-12 1985-11-12 アンカ−の定着方法 Granted JPS62112814A (ja)

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JPH0330648B2 JPH0330648B2 (ja) 1991-05-01

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01127719A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Taisei Corp グランドアンカーの頭部の施工方法
JPH04189974A (ja) * 1990-11-22 1992-07-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 鋼pcケーブル定着部の防食方法
JP2021025202A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社Kmc プレストレスコンクリート構造物の定着部構造

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