JPH0647967Y2 - 止水シース付き支圧板 - Google Patents
止水シース付き支圧板Info
- Publication number
- JPH0647967Y2 JPH0647967Y2 JP1990030026U JP3002690U JPH0647967Y2 JP H0647967 Y2 JPH0647967 Y2 JP H0647967Y2 JP 1990030026 U JP1990030026 U JP 1990030026U JP 3002690 U JP3002690 U JP 3002690U JP H0647967 Y2 JPH0647967 Y2 JP H0647967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheath
- bearing plate
- opening
- water blocking
- guide sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は止水シース付きの支圧板に係り、とくに構造物
の掘削用開口部の開口幅がその内部に挿入される止水シ
ースの外径よりも大きい場合に採用する止水シース付き
支圧板に関する。
の掘削用開口部の開口幅がその内部に挿入される止水シ
ースの外径よりも大きい場合に採用する止水シース付き
支圧板に関する。
一般に、建築工事などの山留め、地すべり抑止、斜面安
定及び各種構造物の補強などの種々の目的で永久及び仮
設の構造物固定装置が用いられていることは、周知であ
る。
定及び各種構造物の補強などの種々の目的で永久及び仮
設の構造物固定装置が用いられていることは、周知であ
る。
即ち、この種の構造物固定装置1は、第6図に示されて
いるように、先ず、地山2にこれを掘削するための掘削
パイプ(図示せず)を挿通させるに充分な開口部3を残
して構造物4を構築する。
いるように、先ず、地山2にこれを掘削するための掘削
パイプ(図示せず)を挿通させるに充分な開口部3を残
して構造物4を構築する。
そして、この構造物4の開口部3内に掘削パイプを挿通
させて上記地山2に削孔5を形成し、この削孔5内にPC
鋼より線等からなる引張材6を挿入する、この引張材6
の定着部Aとなる先端側は異形シース等のボンドシース
(図示せず)で覆われると共に、自由長部Bとなる地表
側はアンボンドシース7で覆われている。
させて上記地山2に削孔5を形成し、この削孔5内にPC
鋼より線等からなる引張材6を挿入する、この引張材6
の定着部Aとなる先端側は異形シース等のボンドシース
(図示せず)で覆われると共に、自由長部Bとなる地表
側はアンボンドシース7で覆われている。
次に、削孔5内の空間にグラウト等の硬化材を注入して
硬化させると共に、上記引張材先端部のボンドシース内
にセメントペースト或いはグラウト硬化材を注入し硬化
させて、引張材先端部を定着固定して定着部Aを形成
し、その後、上記引張材6の延出側をジャッキ等で緊張
してプレストレスを与えている。
硬化させると共に、上記引張材先端部のボンドシース内
にセメントペースト或いはグラウト硬化材を注入し硬化
させて、引張材先端部を定着固定して定着部Aを形成
し、その後、上記引張材6の延出側をジャッキ等で緊張
してプレストレスを与えている。
このように構成された構造物固定装置1の緊張力は、上
記地山2内に形成された定着部Aと上記構造物側の固定
装置頭部8とに負荷される。
記地山2内に形成された定着部Aと上記構造物側の固定
装置頭部8とに負荷される。
この固定装置頭部8は、引張材6にクサビ9によって取
り付けられ引張材頭部10と、上記構造物4に接触して設
けられた支圧板11とによって構成されている。
り付けられ引張材頭部10と、上記構造物4に接触して設
けられた支圧板11とによって構成されている。
そして、引張材6に緊張力が負荷されると、引張材頭部
10が地山2側に引っ張られようとするが、上記構造物4
に設けられた支圧板11がこれを支持して緊張力を受ける
ようになっている。
10が地山2側に引っ張られようとするが、上記構造物4
に設けられた支圧板11がこれを支持して緊張力を受ける
ようになっている。
ところで、上述のような支圧板11について本出願人は、
意匠登録第738270号において、止水シース12を一体的に
取り付けた支圧板を開示している。
意匠登録第738270号において、止水シース12を一体的に
取り付けた支圧板を開示している。
この止水シース付き支圧板13は、上記アンボンドシース
7を該支圧板11に水密性を持たせて接続できるようにし
たものである。
7を該支圧板11に水密性を持たせて接続できるようにし
たものである。
即ち、この止水シース付き支圧板13は、支圧板11に上記
引張材6を挿通させるための挿通孔14を開口し、該挿通
孔14の周囲にこれと同芯に円筒体(止水シース12)の一
端部を一体的に取り付け、他端部内にこれにアンボンド
シース7を挿入したときに形成される間隙を密閉するた
めのシール材15を取り付けたものである。
引張材6を挿通させるための挿通孔14を開口し、該挿通
孔14の周囲にこれと同芯に円筒体(止水シース12)の一
端部を一体的に取り付け、他端部内にこれにアンボンド
シース7を挿入したときに形成される間隙を密閉するた
めのシール材15を取り付けたものである。
このような止水シース付き支圧板13において、止水シー
ス12の径は引張材6の径及び本数により決定される。
ス12の径は引張材6の径及び本数により決定される。
また、上記構造物4に形成しておく掘削用開口部3の幅
は、これに挿通させる掘削パイプの外径に制約され、こ
れを挿通させるに充分な幅に形成しておく必要がある。
は、これに挿通させる掘削パイプの外径に制約され、こ
れを挿通させるに充分な幅に形成しておく必要がある。
そのため、止水シース12の外径が小さい場合、上記開口
部3の幅との間に大きな間隔が形成され、該開口部3内
で止水シース12が位置ずれし易く、止水シース12の芯出
し及び仮固定が困難であるという問題があった。
部3の幅との間に大きな間隔が形成され、該開口部3内
で止水シース12が位置ずれし易く、止水シース12の芯出
し及び仮固定が困難であるという問題があった。
この考案は、構造物の掘削用開口部内で止水シースの芯
出し及び仮固定を容易に行うことができる止水シース付
き支圧板を提供することを目的としている。
出し及び仮固定を容易に行うことができる止水シース付
き支圧板を提供することを目的としている。
上記目的は、本考案の止水シース付き支圧板によれば、
地山と構造物とに両端部がそれぞれ定着された引張材の
緊張力を、引張材頭部と構造物との間に位置して受ける
支圧板において、上記支圧板の構造物側の面に、円筒体
の止水シースの一端部を一体的に取り付けると共に、こ
の止水シースの他端部内にリング状のシール部材を設
け、且つこの止水シースの周囲に上記構造物の掘削用開
口部に挿入される該開口部幅と略同等の外径を有するガ
イドスリーブを取り付けることにより、その掘削用開口
部の内壁にガイドスリーブの外周壁が内接して、支圧板
の位置が決められて仮固定されると共に、支圧板に対す
るアンボンドシースの芯出しが行えるようにしたことに
より、達成される。
地山と構造物とに両端部がそれぞれ定着された引張材の
緊張力を、引張材頭部と構造物との間に位置して受ける
支圧板において、上記支圧板の構造物側の面に、円筒体
の止水シースの一端部を一体的に取り付けると共に、こ
の止水シースの他端部内にリング状のシール部材を設
け、且つこの止水シースの周囲に上記構造物の掘削用開
口部に挿入される該開口部幅と略同等の外径を有するガ
イドスリーブを取り付けることにより、その掘削用開口
部の内壁にガイドスリーブの外周壁が内接して、支圧板
の位置が決められて仮固定されると共に、支圧板に対す
るアンボンドシースの芯出しが行えるようにしたことに
より、達成される。
上記構成において、好ましくは、上記ガイドスリーブは
支圧板に固設されている。
支圧板に固設されている。
この考案によれば、支圧板に一体的に取り付けられた止
水シースに、引張材の自由長部を覆うアンボンドシース
が挿入されるので、支圧板に対するアンボンドシースの
芯出しが容易である。
水シースに、引張材の自由長部を覆うアンボンドシース
が挿入されるので、支圧板に対するアンボンドシースの
芯出しが容易である。
また、アンボンドシースが挿入される止水シースの他端
部内にはリング状のシール部材が設けられているので、
上記支圧板にアンボンドシースを該止水シースを介して
水密的かつ容易に接続することができる。
部内にはリング状のシール部材が設けられているので、
上記支圧板にアンボンドシースを該止水シースを介して
水密的かつ容易に接続することができる。
さらに、止水シースの周囲に構造物の掘削用開口部に挿
入される該開口部幅と略同等の外径を有するガイドスリ
ーブを取り付けたので、該開口部の内壁にガイドスリー
ブの外側壁が内接して、構造物の掘削用開口部内で止水
シースの芯出し及び仮固定を容易に行うことができる。
入される該開口部幅と略同等の外径を有するガイドスリ
ーブを取り付けたので、該開口部の内壁にガイドスリー
ブの外側壁が内接して、構造物の掘削用開口部内で止水
シースの芯出し及び仮固定を容易に行うことができる。
そして、ガイドスリーブを支圧板に固設した場合には、
この支圧板が当該ガイドスリーブによって補強されるの
で、支圧板の板厚を薄肉に形成することができる。
この支圧板が当該ガイドスリーブによって補強されるの
で、支圧板の板厚を薄肉に形成することができる。
以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳述
する。
する。
尚、便宜上、従来図で示した符号を使用する。
第1図乃至第4図に示されているように、この考案の止
水シース付き支圧板20は、主に支圧板21、止水シース22
及びガイドスリーブ23とからなっており、これらは一体
的に形成されている。
水シース付き支圧板20は、主に支圧板21、止水シース22
及びガイドスリーブ23とからなっており、これらは一体
的に形成されている。
まず、支圧板21は、矩形の鋼製平板からなっており、構
造物固定装置1の引張材6の緊張力を引張材頭部10から
受けるものである。
造物固定装置1の引張材6の緊張力を引張材頭部10から
受けるものである。
この支圧板21の中心部には、上記引張材6の自由長部B
で覆うアンボンドシース7の外径と略同等の内径を有す
る円形の挿通孔24が開口されている。
で覆うアンボンドシース7の外径と略同等の内径を有す
る円形の挿通孔24が開口されている。
また、この支圧板21の構造物4側の面には、鋼製パイプ
にて形成された止水シース22の一端部が一体的に取り付
けられている。
にて形成された止水シース22の一端部が一体的に取り付
けられている。
具体的には、止水シース22の内径は上記支圧板21の挿通
孔24より大きく設定され、且つ、該止水シース22は挿通
孔24と同芯に設けられている。すなわち、止水シース22
は挿通孔24の周囲に位置し、上記支圧板21に隅肉全周溶
接で、従って水密的に取り付けられている。
孔24より大きく設定され、且つ、該止水シース22は挿通
孔24と同芯に設けられている。すなわち、止水シース22
は挿通孔24の周囲に位置し、上記支圧板21に隅肉全周溶
接で、従って水密的に取り付けられている。
さらに、この止水シース22の長さは上記支圧板21の幅狭
部よりもやや長く設定されており、この支圧板21とは反
対に位置する他端部内にはリング状のシール部材25が設
けられている。
部よりもやや長く設定されており、この支圧板21とは反
対に位置する他端部内にはリング状のシール部材25が設
けられている。
このシール部材25の内壁には、アンボンドシース7の挿
入を容易にするため、止水シース22の先端部側に向けて
順次拡径してテーパが形成されている。そして、このシ
ール部材25は、例えばゴム等の水密性を有し、且つ柔軟
性を有する材質にて形成されている。
入を容易にするため、止水シース22の先端部側に向けて
順次拡径してテーパが形成されている。そして、このシ
ール部材25は、例えばゴム等の水密性を有し、且つ柔軟
性を有する材質にて形成されている。
また、止水シース22の周囲には、構造物4の掘削用開口
部3に挿入されるガイドスリーブ23が取り付けられてい
る。このガイドスリーブ23は、例えば上記止水シース22
より大きい径の鋼製パイプにて形成され、該止水シース
22より短い長さに形成されている。具体的には、ガイド
スリーブ23の外径は上記構造物4の開口部幅Dと略同等
に設定されている。
部3に挿入されるガイドスリーブ23が取り付けられてい
る。このガイドスリーブ23は、例えば上記止水シース22
より大きい径の鋼製パイプにて形成され、該止水シース
22より短い長さに形成されている。具体的には、ガイド
スリーブ23の外径は上記構造物4の開口部幅Dと略同等
に設定されている。
ここで、上記構造物4の掘削用開口部3とは、地山に定
着体を埋設する削孔5を形成する前に、上記地山表面に
構造物4を構築するので、掘削パイプを挿通させるため
に上記構造物4に残しておく空間部である。
着体を埋設する削孔5を形成する前に、上記地山表面に
構造物4を構築するので、掘削パイプを挿通させるため
に上記構造物4に残しておく空間部である。
そして、掘削パイプの最大外径によって上記掘削用開口
部3の開口部幅は決定され、構造物固定装置の設計段階
で該開口部幅Dは分かっている。
部3の開口部幅は決定され、構造物固定装置の設計段階
で該開口部幅Dは分かっている。
従って、上記ガイドスリーブ23の外径は、上記構造物4
の掘削用開口部3に挿入でき、且つ開口部幅Dと略同等
に設定するものである。
の掘削用開口部3に挿入でき、且つ開口部幅Dと略同等
に設定するものである。
このガイドスリーブ23は、上記支圧板21の構造物4側の
面に、上記止水シース22を囲繞するようにその一端部が
隅肉全周溶接されている。
面に、上記止水シース22を囲繞するようにその一端部が
隅肉全周溶接されている。
また、上記支圧板21のガイドスリーブ23より内側には、
セメントペースト等の硬化材26を注入するための充填孔
27と空気抜き孔28とが開口されている。この充填孔27
は、本考案の止水シース付き支圧板20を構造物4に取り
付けたときに、上記ガイドスイーブ23より内側の最下部
となる部分に開口されており、また空気抜き孔28は最上
部となる部分に開口されている。
セメントペースト等の硬化材26を注入するための充填孔
27と空気抜き孔28とが開口されている。この充填孔27
は、本考案の止水シース付き支圧板20を構造物4に取り
付けたときに、上記ガイドスイーブ23より内側の最下部
となる部分に開口されており、また空気抜き孔28は最上
部となる部分に開口されている。
次に、上記実施例における作用を述べる。
構造物固定装置1は、第5図に示されているように、ま
ず、地山表面に構造物4を構築するが、この構造物4に
地山2を掘削するための掘削パイプを挿通させるに充分
な掘削用開口部3を残して形成する。すなわち、上記構
造物4は該掘削用開口部3によって離間して形成されて
いる。
ず、地山表面に構造物4を構築するが、この構造物4に
地山2を掘削するための掘削パイプを挿通させるに充分
な掘削用開口部3を残して形成する。すなわち、上記構
造物4は該掘削用開口部3によって離間して形成されて
いる。
そして、上記構造物4の開口部3内に掘削パイプを挿通
させて上記地山2に削孔5を形成し、この削孔5内にPC
鋼より線等からなる引張材6を挿入して定着部Aを形成
する。
させて上記地山2に削孔5を形成し、この削孔5内にPC
鋼より線等からなる引張材6を挿入して定着部Aを形成
する。
次に、本考案の止水シース付き支圧板20の止水シース22
の先端部内に、上記定着部Aより地表側の引張材の自由
長部Bを覆うアンボンドシース7の端部を挿入する。
の先端部内に、上記定着部Aより地表側の引張材の自由
長部Bを覆うアンボンドシース7の端部を挿入する。
その後、本考案の止水シース付き支圧板のガイドスリー
ブ23を上記構造物4の開口部3内に挿入する。
ブ23を上記構造物4の開口部3内に挿入する。
このように、上記支圧板21に一体的に取り付けられた止
水シース22に、上記引張材6の自由長部Bを覆うアンボ
ンドシース7が挿入されるので、上記支圧板21に対する
アンボンドシース7の芯出しが容易である。
水シース22に、上記引張材6の自由長部Bを覆うアンボ
ンドシース7が挿入されるので、上記支圧板21に対する
アンボンドシース7の芯出しが容易である。
また、上記アンボンドシース7が挿入される止水シース
22の先端部内にはリング状のシール部材25が設けられて
いるので、アンボンドシース7が支圧板21に該止水シー
ス22を介して水密的かつ容易に接続される。
22の先端部内にはリング状のシール部材25が設けられて
いるので、アンボンドシース7が支圧板21に該止水シー
ス22を介して水密的かつ容易に接続される。
さらに、上記止水シース22の周囲に構造物4の掘削用開
口部3に挿入される該開口部幅Dと略同等の外径を有す
るガイドスリーブ23を取り付けたので、このガイドスリ
ーブ23を上記開口部に挿入するだけで、構造物4の開口
部3の内壁にガイドスリーブ23の外側壁が内接して支圧
板20の位置が決められ仮固定されるとともに、支圧板20
に溶接などにより取り付けられた止水シース22に、上記
引張材6の自由長部Bを覆うアンボンドシース7の先端
部を容易に挿入することができて、支圧板20に対するア
ンボンドシース7の芯出しを容易に行うことができる。
口部3に挿入される該開口部幅Dと略同等の外径を有す
るガイドスリーブ23を取り付けたので、このガイドスリ
ーブ23を上記開口部に挿入するだけで、構造物4の開口
部3の内壁にガイドスリーブ23の外側壁が内接して支圧
板20の位置が決められ仮固定されるとともに、支圧板20
に溶接などにより取り付けられた止水シース22に、上記
引張材6の自由長部Bを覆うアンボンドシース7の先端
部を容易に挿入することができて、支圧板20に対するア
ンボンドシース7の芯出しを容易に行うことができる。
これは、上記構造物4の開口部3の内壁にガイドスリー
ブ23の外側壁が内接して仮固定さて、該開口部3内で本
考案の止水シース付き支圧板20が位置移動することがな
いからである。
ブ23の外側壁が内接して仮固定さて、該開口部3内で本
考案の止水シース付き支圧板20が位置移動することがな
いからである。
そして、上記ガイドスリーブ23を支圧板21に固設した場
合には、この支圧板21が当該ガイドスリーブ23によって
補強されるので、支圧板21の板厚を薄肉に形成すること
ができる。
合には、この支圧板21が当該ガイドスリーブ23によって
補強されるので、支圧板21の板厚を薄肉に形成すること
ができる。
次に、本考案の止水シース付き支圧板20に開口した充填
孔27から削孔5内の空間にセメントペースト等の硬化材
26を充填する。この硬化材26の充填につれて、空気抜き
孔28から削孔5内の空気が抜けていき、これにより固化
した硬化材26内に巣が生じることはない。
孔27から削孔5内の空間にセメントペースト等の硬化材
26を充填する。この硬化材26の充填につれて、空気抜き
孔28から削孔5内の空気が抜けていき、これにより固化
した硬化材26内に巣が生じることはない。
以上のように、構造物固定装置1が形成されると、例え
ば引張材6の延出側を再緊張できる長さに切断し、潤滑
油等を封入したカバー29を取り付けるものである。
ば引張材6の延出側を再緊張できる長さに切断し、潤滑
油等を封入したカバー29を取り付けるものである。
尚、本実施例にあっては、上記ガイドスリーブ23を鋼製
パイプにて形成したが、必ずしも円筒体である必要はな
く、分割したパイプを上記支圧板21に円筒状に取り付け
たり、矩形筒体を取り付けるようにしても良い。但し、
その取り付け幅は、そのガイドスリーブ23を上記掘削用
開口部3内に挿入でき、且つその開口幅Dと略等しい外
幅を要する。
パイプにて形成したが、必ずしも円筒体である必要はな
く、分割したパイプを上記支圧板21に円筒状に取り付け
たり、矩形筒体を取り付けるようにしても良い。但し、
その取り付け幅は、そのガイドスリーブ23を上記掘削用
開口部3内に挿入でき、且つその開口幅Dと略等しい外
幅を要する。
以上延べたように、本考案の止水シース付き支圧板によ
れば、構造物の掘削用開口部内で止水シースの芯出し及
び仮固定を容易に行うことができるという、極めて優れ
た効果を発揮する。
れば、構造物の掘削用開口部内で止水シースの芯出し及
び仮固定を容易に行うことができるという、極めて優れ
た効果を発揮する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は止水シース付き支圧板の正面図、第2図は第3図
のA−A断面図、第3図は第1図の左側面図、第4図は
第1図の右側面図、 第5図は本考案の止水シース付き支圧板の使用状態を示
す図である。 第6図は、従来の構造物固定装置を示す概略図である。 2…地山;3…掘削用開口部;4…構造物;6…引張材;10…
引張材頭部;20…止水シース付き支圧板;21…支圧板;22
…止水シース;23…ガイドスリーブ;25…シール部材;D…
開口部幅。
1図は止水シース付き支圧板の正面図、第2図は第3図
のA−A断面図、第3図は第1図の左側面図、第4図は
第1図の右側面図、 第5図は本考案の止水シース付き支圧板の使用状態を示
す図である。 第6図は、従来の構造物固定装置を示す概略図である。 2…地山;3…掘削用開口部;4…構造物;6…引張材;10…
引張材頭部;20…止水シース付き支圧板;21…支圧板;22
…止水シース;23…ガイドスリーブ;25…シール部材;D…
開口部幅。
Claims (1)
- 【請求項1】地山と構造物とに両端部がそれぞれ定着さ
れた引張材を挿通させる挿通孔を有し、該引張材の頭部
と上記構造物との間に配置された支圧板であって、 上記挿通孔と同芯となるように一端部が上記支圧板の構
造物側の面にて一体的且つ水密的に取り付けられた止水
シースと、 上記止水シースの他端部内側に装着されたリング状のシ
ール部材と、 上記構造物の掘削用開口部の幅と略同等の外径と上記止
水シースよりも短い長さとを有し、上記止水シースの外
側周囲にて上記挿通孔と同芯となるように上記止水シー
スとは別個に上記支圧板に取り付けられたガイドスリー
ブと、 上記ガイドスリーブより内側で、上記支圧板の上部位置
に穿設した空気抜き孔及び下部位置に穿設した硬化材注
入用充填孔と、を備え、 上記ガイドスリーブの外周壁が上記掘削用開口部の内壁
に内接するようにしたことを特徴とする止水シース付き
支圧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030026U JPH0647967Y2 (ja) | 1990-03-24 | 1990-03-24 | 止水シース付き支圧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030026U JPH0647967Y2 (ja) | 1990-03-24 | 1990-03-24 | 止水シース付き支圧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122128U JPH03122128U (ja) | 1991-12-13 |
JPH0647967Y2 true JPH0647967Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31532768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990030026U Expired - Lifetime JPH0647967Y2 (ja) | 1990-03-24 | 1990-03-24 | 止水シース付き支圧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647967Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6962715B2 (ja) * | 2017-06-08 | 2021-11-05 | 大成建設株式会社 | 跨座式モノレール桁 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61142223A (ja) * | 1984-12-13 | 1986-06-30 | Taisei Corp | 永久アンカ−の頭部の防蝕方法 |
JPS62117940A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-29 | 大成建設株式会社 | Pcケ−ブルの定着装置 |
-
1990
- 1990-03-24 JP JP1990030026U patent/JPH0647967Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61142223A (ja) * | 1984-12-13 | 1986-06-30 | Taisei Corp | 永久アンカ−の頭部の防蝕方法 |
JPS62117940A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-29 | 大成建設株式会社 | Pcケ−ブルの定着装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122128U (ja) | 1991-12-13 |
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