JP2001193064A - グランドアンカーの定着方法 - Google Patents

グランドアンカーの定着方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊張側の定着部を構造物から突出させること
なく、経済的に施工することができるグランドアンカー
の定着方法を提供する。 【解決手段】 コンクリートの壁体1を貫通し地盤中に
削孔されたアンカー孔内に緊張材2を挿入し、パッカー
7を装着した位置より先端側にセメント系グラウト材4
を注入する。このグラウト材の硬化により緊張材が地盤
6と一体となるように定着されると、後方端からセンタ
ーホールジャッキ17で緊張力を導入し、仮定着ブロッ
ク18を介して仮定着する。そして、パッカーより緊張
端側すなわちコンクリートの壁体の貫通孔1a内にモル
タルグラウト9を充填し、その硬化によって緊張材をコ
ンクリートの壁体に固着する。その後、緊張材の壁体外
面より突出している部分を切断して除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、地盤中に緊張材
を埋設・固着し、この緊張材によって地表面付近に設け
られたコンクリート構造物、壁体又はコンクリートブロ
ック等を地盤に固着するグランドアンカーの定着方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】グランドアンカーは、図4(a)に示す
ように、擁壁や山留め壁の転倒又は滑動に対する安定性
を維持するために、又は図4(b)に示すように、斜面
の安定を維持するため等、様々な態様で用いられてい
る。このようなグランドアンカーは、一般に図5に示す
ように定着される。
【0003】地盤中に穿設されたアンカー孔内に緊張材
21を挿入し、グラウト材22を注入することにより、
グラウト材が固化して埋設する側の先端部が地盤23に
定着される。そして、後方端からジャッキによって緊張
力を導入し、構造物又はコンクリートブロック24等に
定着することによって構造物等を地盤に押し付け、固定
する。緊張材21の構造物等への定着は、鋼プレート2
5等を介してナット26、又はくさび等によって行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われているグランドアンカーの定着方法では、次の
ような問題点がある。緊張側で定着するためのアンカー
プレート、ナット又はくさび等、精密な加工を施した部
材が数多く必要となる。そして、グランドアンカーを永
久構造として用いる場合には、緊張側定着部及び緊張材
の防蝕を施す必要があり、アンカーキャップ27、キャ
ップを固定するためのキャップナット、キャップ内に充
填する充填材等が必要となる。このため、工事費用が高
くなるという問題がある。
【0005】また、上記緊張側の定着部が壁体等の構造
物又はコンクリートブロックから突出し、構造物付近の
空間の利用に支障を生じることがある。例えば、地盤掘
削の際の山留め壁の安定を図るためにグランドアンカー
を用いた場合では、掘削した孔内にアンカーの緊張側定
着部が突出しており、孔内が狭い場合には、邪魔になる
ことがある。さらに工事用機械の動作によって緊張側定
着部が損傷することもある。一方、斜面の安定のために
グランドアンカーを用いた場合にも、落石等によって緊
張側定着部が損傷することもある。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は緊張側定着部を構造物等か
ら突出させることなく、経済的に施工することができる
グランドアンカーの定着方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、 先端部に地盤と一体に
させるアンカー定着長部と、その後方にシースが被せら
れ、地盤と付着させない自由長部とが形成された緊張材
を、地盤中に削孔されたアンカー孔内に挿入する工程
と、 前記アンカー孔内にグラウト材を注入し、硬化さ
せて前記アンカー定着長部を地盤と一体化する工程と、
地表面部に設けられ、前記アンカー孔と対応する位置
に貫通孔を備えたコンクリート構造体に反力を負荷して
前記緊張材を緊張し、該コンクリート構造体の貫通孔よ
り外側で仮定着する工程と、 前記コンクリート構造体
の貫通孔内にグラウト材を充填し、硬化させて前記緊張
材を該コンクリート構造体と一体となるように付着させ
る工程と、 前記緊張材の前記コンクリート構造体より
外側に突き出している部分を切断除去する工程とを含む
グランドアンカーの定着方法を提供する。
【0008】なお、上記構成において、コンクリート構
造体は、擁壁、山留め壁、フーチング、トンネル覆工
体、カルバート、埋設函体、斜面安定のために斜面に沿
って設けられるコンクリートブロック等を含むものであ
り、これ以外にも地盤に固定する必要がある様々な構造
物を含むものである。
【0009】上記のようなグランドアンカーの定着方法
では、緊張材は、緊張側端部でグラウト材の付着力によ
ってコンクリート構造体に定着され、このコンクリート
構造体を地盤に押し付けるように緊張力が作用する。し
たがって緊張側定着部にナットやくさび等の定着具が不
要となり、経済的に定着することができる。また、定着
具がないので、これらの防蝕が不要であり、維持管理が
容易になるとともに耐久性も向上する。
【0010】また、緊張材がコンクリート構造物の貫通
孔内で定着されるため、コンクリート構造物より外側に
突き出した緊張材は不要となり、これを切断除去するこ
とによってコンクリート構造物の外側表面に定着部が突
出しないことになる。したがって、定着部が邪魔になっ
たり、定着部が損傷するおそれもなくなる。なお、上記
構成中の緊張した緊張材を仮定着する工程は、ナット又
はくさび等を用い、従来から知られている方法で定着す
ることができる。そして、この仮定着はコンクリート構
造体より突き出している緊張材の切断により解放され、
定着具は他のアンカーに転用することができる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
グランドアンカーの定着方法において、 前記緊張材
は、非金属繊維の束を結着樹脂でロッド状に成形し、周
面に螺旋状又は多数の節状の凸部を設けたものを用いる
ものとする。
【0012】上記非金属繊維は、高張力に耐え得るもの
であれば使用することができ、例えばアラミド繊維、ガ
ラス繊維、炭素繊維等を用いることができる。
【0013】このようなグランドアンカーの定着方法で
は、緊張材の防蝕が不要となり、地盤と付着させない自
由長部やコンクリート構造物の外側表面に沿って切断し
た端面について防蝕を施す必要がない。したがって、経
済的にグランドアンカーを施工することが可能となると
ともに、耐久性に優れたものとなる。また、緊張材が周
面に螺旋状又は多数の節状の凸部を有することにより、
硬化したグラウト材との付着力が大きくなり、特に緊張
側の端部で、短い寸法でコンクリート構造体に強固に一
体化し、定着することができる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
グランドアンカーの定着方法において、 前記緊張材を
アンカー孔内に挿入した後、該緊張材の自由長部の外側
に、グラウト材を前記アンカー孔内に密封するパッカー
を装着し、 前記緊張材のアンカー定着長部を地盤と一
体化する前記グラウト材の注入は、該パッカーより緊張
材の先端側に行ない、 前記緊張材をコンクリート構造
体と一体化する前記グラウト材の充填は、前記コンクリ
ート構造体の貫通孔を含む、前記パッカーより地表面側
に行なうものとする。
【0015】上記パッカーは、緊張材とアンカー孔の内
面との間を密閉して未硬化のグラウト材の流出又は流入
を防止することができるものであれば、様々の形態のも
のを用いることができ、例えば水等の流体が注入される
弾性袋状部材を採用することができる。
【0016】このようなグランドアンカーの定着方法で
は、緊張材に緊張力を導入する前にグラウト材を注入す
る範囲と、緊張力を導入した後に注入する範囲とを明確
に区分することができ、グラウト材の注入状態を確実に
管理することが可能となる。
【0017】また、緊張材の先端部を地盤に固着するた
めのグラウト材は圧力を付与して地盤中に浸透させるの
が望ましいが、上記パッカーで密封されることによって
先端部にグラウトを加圧注入することが可能となる。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
グランドアンカーの定着方法において、 前記緊張材を
緊張した後の仮定着は、前記コンクリート構造体に設け
られた貫通孔の外側孔口部を開放する仮定着ブロックを
介挿し、該仮定着ブロックの緊張端側で行なうものとす
る。
【0019】このようなグランドアンカーの定着方法で
は、コンクリート構造物の貫通孔の外側孔口部から容易
にグラウト材を充填して緊張力が導入された状態で仮定
着された緊張材をコンクリート構造体に固着することが
できる。そして、グラウト材が硬化した後には、そのま
ま緊張材を切断して仮定着を解放し、定着端を仕上げる
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、本願発明の定着方
法が適用されたグランドアンカーを示す概略断面図であ
る。このグランドアンカーはコンクリートの壁体1を支
持するものであり、先端定着体3を有する緊張材2がア
ンカー孔内に挿入され、先端から所定のアンカー定着長
部11がグラウト材4によって地盤6に固定されてい
る。アンカー定着長部11の後方は自由長部12となっ
ており、緊張材2にシース5が被せられ、地盤6に対し
て自由に伸長できるようになっている。緊張材2の後方
側端部(緊張側端部)は、コンクリートの壁体1に設け
られた貫通孔1aに挿通され、緊張力が導入された状態
で、モルタルグラウトの充填によりコンクリートの壁体
1に定着されている。
【0021】上記緊張材2は、アラミド繊維を束ね、樹
脂でロッド状に成形したものが使用されており、このロ
ッド状の部材を複数本束ねて緊張材としている。各ロッ
ド状部材は、周面に螺旋状又は多数の節状の凸部が形成
されたものである。先端に固着された先端定着体3は鋼
管からなるもので、上記緊張材2を所定長さに切断した
鋼管内に挿入し、モルタルを充填・硬化させて固着した
ものである。上記モルタルは、上記ロッド状部材の周面
及び鋼管の内面と密着して硬化し、ロッド状部材の凸部
と噛み合って強固に固着される。
【0022】上記緊張材2のアンカー定着長部11は、
アンカー孔内に注入されたセメント系グラウト材4の硬
化によって地盤と一体に定着されている。一方、上記自
由長部12は、緊張材2にシース5が被せられ、このシ
ース5の端部はシース内に未硬化のグラウト材が進入し
ないように密閉されている。したがってアンカー孔内に
グラウト材が注入されても、この自由長部12では緊張
材2が地盤6と付着しないようになっている。なお、こ
の自由長部12の地表面側には、パッカー7が装着され
ており、アンカー孔内に注入されたグラウト材4は、こ
のパッカーより先端側に充填される。
【0023】上記コンクリートの壁体1に設けられた貫
通孔1a内には、緊張材2が挿通されるとともに、この
緊張材2の周りに螺旋状の補強筋8が配置され、この貫
通孔1a内にモルタルグラウト9が充填されている。こ
のモルタルグラウトの硬化によって緊張材2とコンクリ
ートの壁体1とが固着される。上記緊張材2は周面に凸
部を有しており、硬化したグラウト材4又はモルタルグ
ラウト9と強固に一体化されるので、短い範囲であって
も緊張材が充分強固に定着されている。
【0024】次に、上記グランドアンカーの施工方法に
ついて説明する。なお、この方法は本願に係る発明の一
実施形態を含むものである。まず、図2(a)に示すよ
うにアンカーを設ける位置に削孔を行う。削孔はドリル
15によって地盤6中の所定の深さまで行うものとし、
削孔の進行とともにケーシング16を挿入してゆく。こ
のケーシング16は孔内の崩壊を防止するものである。
なお、削孔はコンクリートの壁体1から地盤6中に連続
して行ってもよいし、コンクリートの壁体にはあらかじ
め貫通孔を設けておいてもよい。
【0025】所定の深さまでの削孔が終了するとドリル
15を引き抜き、孔内を清掃して切削片等を除去する
[図2(b)]。そして、図2(c)に示すように緊張
材2を孔内に挿入する。緊張材2の先端部にはあらかじ
め先端定着体3が、後方端には緊張及び仮定着用の定着
体10を固着しておく。また、先端から所定の定着長
(アンカー定着長部)の後方にはシース5を被せ、自由
長部が形成されるようにしておく。この緊張材2は孔内
でほぼ軸心に位置するように適宜スペーサー等(図示し
ない)を用いる。
【0026】緊張材2の配置が終了すると、孔口から注
入パイプ(図示しない)を用いて孔内にグラウト材4の
一次注入を行う[図2(d)]。このグラウト材4の注
入とともにケーシング16は引く抜く[図2(e)]
【0027】一次注入によって孔内にほぼグラウト材4
が注入されると、コンクリートの壁体1の背面よりやや
奥側にパッカー7を挿着する。このパッカー7はゴム等
の弾性材料からなる袋状部材であり、水等の流体を注入
することにより、緊張材2の周りでアンカー孔を密閉す
る[図3(a)]。
【0028】そして、孔内にグラウト材を再び注入(二
次注入)する[図3(b)]。このとき、アンカー孔は
パッカー7で密閉されているので、孔内に加圧してグラ
ウト材を注入することができ、この圧力でグラウト材4
が地盤6内に浸透する。このようにグラウト材4が地盤
内に浸透した状態で硬化することにより、硬化したグラ
ウト材及びこのグラウト材4に埋め込まれた緊張材2は
地盤6に強固に固着される。
【0029】グラウト材4が硬化した後、緊張材2の後
方端に設けられた定着体10にセンターホールジャッキ
17を係止し、コンクリートの壁体1に反力を負担させ
て、緊張材2に緊張力を導入する[図3(c)]。
【0030】そして、図3(d)に示すように仮定着ブ
ロック18を介挿し、緊張力が導入された状態で、緊張
材2を仮定着する。仮定着は、定着体10の外周面にね
じ山を設けておき、これに螺号されたナット19によっ
て行う。
【0031】仮定着ブロック18は、コンクリートの壁
体1の孔口部分を開放するもので、孔口が露出してお
り、ここから孔内に定着部のモルタルグラウトを充填す
る。この定着部のモルタルグラウト9は、孔内のパッカ
ー7が設けられた位置より緊張端側に充填するものであ
り、コンクリートの壁体1の貫通孔1a内で緊張材2と
コンクリートの壁体1とを一体とするように充填する。
【0032】モルタルグラウト9が硬化するとコンクリ
ートの壁体1の外側表面に合わせて緊張材2を切断し、
グランドアンカーの施工を完了する[図3(e)]。
【0033】上記のようにグランドアンカーを施工する
と、コンクリートの壁体1の表面に緊張材2の切断面が
露出しているが、緊張材2として、アラミド繊維を束ね
樹脂で固めてロッド状とした部材を用いているので、こ
の切断面から腐食が進行することはない。また、緊張材
2をコンクリートの壁体1の表面に合わせて切断するの
で定着具が壁体より突出することもない。
【0034】なお、上記方法では、アンカー孔内にグラ
ウト材を加圧注入するためにパッカー7を用いている
が、ケーシング16の後方を密閉しておき、このケーシ
ング内を加圧してグラウト材を地盤中に浸透させること
もできる。この方法では、グラウト材の注入とともにケ
ーシングを後退させて所定の範囲にグラウトを施し、図
3(b)に示すような二次注入を省略することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係るグ
ランドアンカーの定着方法では、グランドアンカーの緊
張側定着部に、ナットやくさび等の定着具が不要とな
り、経済的な定着が可能となる。また、定着具がないの
で、これらの防蝕が不要であり、維持管理が容易となる
とともに耐久性が向上する。また、緊張側定着部で定着
具が突出することがないので、定着具が邪魔になるよう
なこともなく、定着部が損傷することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るグランドアンカーの定着方法に
よって施工されたグランドアンカーの概略断面図であ
る。
【図2】本願発明に係るグランドアンカーの定着方法を
示す工程図である。
【図3】本願発明に係るグランドアンカーの定着方法を
示す工程図である。
【図4】グランドアンカーが用いられる構造物の例を示
す概略断面図である。
【図5】従来から知られている方法で定着されたグラン
ドアンカーの例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートの壁体 2 緊張材 3 先端定着体 4 グラウト材 5 シース 6 地盤 7 パッカー 8 補強筋 9 モルタルグラウト 10 定着体 11 アンカー定着長部 12 自由長部 15 ドリル 16 ケーシング 17 センターホールジャッキ 18 仮定着ブロック 19 ナット
フロントページの続き (72)発明者 熊谷 紳一郎 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 迎 邦博 栃木県河内郡南河内町仁良川1726 住友建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D041 GA01 GC01 GC06 GC12 GC13 GC14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に地盤と一体にさせるアンカー
    定着長部と、その後方にシースが被せられ、地盤と付着
    させない自由長部とが形成された緊張材を、地盤中に削
    孔されたアンカー孔内に挿入する工程と、 前記アンカー孔内にグラウト材を注入し、硬化させて前
    記アンカー定着長部を地盤と一体化する工程と、 地表面部に設けられ、前記アンカー孔と対応する位置に
    貫通孔を備えたコンクリート構造体に反力を負荷して前
    記緊張材を緊張し、該コンクリート構造体の貫通孔より
    外側で仮定着する工程と、 前記コンクリート構造体の貫通孔内にグラウト材を充填
    し、硬化させて前記緊張材を該コンクリート構造体と一
    体となるように付着させる工程と、 前記緊張材の前記コンクリート構造体より外側に突き出
    している部分を切断除去する工程とを含むことを特徴と
    するグランドアンカーの定着方法。
  2. 【請求項2】 前記緊張材は、非金属繊維の束を結着
    樹脂でロッド状に成形し、周面に螺旋状又は多数の節状
    の凸部を設けたものを用いることを特徴とする請求項1
    に記載のグランドアンカーの定着方法。
  3. 【請求項3】 前記緊張材をアンカー孔内に挿入した
    後、該緊張材の自由長部の外側に、グラウト材を前記ア
    ンカー孔内に密封するパッカーを装着し、 前記緊張材のアンカー定着長部を地盤と一体化する前記
    グラウト材の注入は、該パッカーより緊張材の先端側に
    行ない、 前記緊張材をコンクリート構造体と一体化する前記グラ
    ウト材の充填は、前記コンクリート構造体の貫通孔を含
    む、前記パッカーより地表面側に行なうことを特徴とす
    る請求項1に記載のグランドアンカーの定着方法。
  4. 【請求項4】 前記緊張材を緊張した後の仮定着は、
    前記コンクリート構造体に設けられた貫通孔の外側孔口
    部を開放する仮定着ブロックを介挿し、該仮定着ブロッ
    クの緊張端側で行なうことを特徴とする請求項1に記載
    のグランドアンカーの定着方法。
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