JP2015031118A - 引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー、並びに、テンドングリップ - Google Patents
引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー、並びに、テンドングリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015031118A JP2015031118A JP2013163300A JP2013163300A JP2015031118A JP 2015031118 A JP2015031118 A JP 2015031118A JP 2013163300 A JP2013163300 A JP 2013163300A JP 2013163300 A JP2013163300 A JP 2013163300A JP 2015031118 A JP2015031118 A JP 2015031118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tensile force
- force transmission
- tensile
- transmission member
- tendon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 210000002435 tendon Anatomy 0.000 title claims abstract description 119
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 40
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 103
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 103
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 78
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 58
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 83
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000004848 polyfunctional curative Substances 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 31
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 20
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 19
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 14
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 14
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 12
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 9
- 239000011151 fibre-reinforced plastic Substances 0.000 description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 9
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 8
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 6
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 2
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 239000011440 grout Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000008267 milk Substances 0.000 description 2
- 210000004080 milk Anatomy 0.000 description 2
- 235000013336 milk Nutrition 0.000 description 2
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920005830 Polyurethane Foam Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011496 polyurethane foam Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000002463 transducing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
【解決手段】テンドングリップ2と樹脂繊維ワイヤー3の定着構造であって、テンドングリップ2は、内外に連通した内部空間8を有し、樹脂繊維ワイヤー3は、外力によって引張力が発生するものであり、樹脂繊維ワイヤー3の一部は、内部空間8内に配された状態で膨張硬化材が内部空間8に充填されて、テンドングリップ2と一体的に接合されるものであり、伝熱性を有した伝熱部材5を有し、テンドングリップ2と樹脂繊維ワイヤー3とを一体的に接合する際に、伝熱部材5の一部を内部空間8に配するとともに、残部を内部空間8から露出させた状態で、樹脂繊維ワイヤー3とともにテンドングリップ2に接合する構造とする。
【選択図】図3
Description
一般的に、このシールド工法は、まず、開切工法によって、縦穴たる立坑(発進立坑)を形成し、この発進立坑から地下にシールド掘削機を運び込み、そのシールド掘削機で発進立坑の掘削側面を掘削して、横方向に発進し、目的地点たる終点までトンネルを掘削する工法である。
なお、通常、このようなシールド工法においては、トンネルの目的地点たる終点に、前記した発進立坑と同様の縦穴(到達立坑)が形成され、その到達立坑にシールド掘削機を到達させる。
このような事情により、工事現場においては、作業時の安全性への不安や、工期の長期化、並びに、施工費の増大等を招いていた。
このアンカー補強策は、テンドングリップと樹脂繊維ワイヤーを備えたグラウンドアンカーを用いて、切削可能領域を補強する策である。
すなわち、グラウンドアンカーの大部分を切削可能領域と土留め壁の周囲を覆う地盤とに跨るように配し、その状態で、立坑の内側から受圧板等の緊張補助手段を用いて、その樹脂繊維ワイヤー等に引張力を発生させ、テンドングリップ及び受圧板を介して前記引張力の反力で切削可能領域を補強する方策である。この方策によれば、SEW工法の施工容易性を確保することができる。
この不具合について詳説すると、従来、コスト面及び強度面を充足する観点から、樹脂繊維ワイヤーは、膨張モルタルによってテンドングリップに取り付けられている。この膨張モルタルは、所定の温度(噴出温度)に達すると、膨張モルタルの反応により生じる水蒸気によって、膨張モルタルが噴出してしまう現象(以下、噴出現象ともいう)が生じる。
従来のように鋼製のテンドングリップを使用した場合には、テンドングリップ自身が熱伝導性を有するため、テンドングリップ自身によって膨張モルタルの養生時の反応熱を外部に逃がすことができ、膨張モルタルは、噴出温度に達することはない。
そのため、鋼製のテンドングリップと同様の構成・養生条件では、膨張モルタルの反応熱によって上記した噴出温度に達し、テンドングリップに樹脂繊維ワイヤーを定着できないという問題が発生した。
このように、本発明の構成によれば、たとえ樹脂製の引張部材を用いたとしても、膨張硬化材の噴出現象が起こりにくく、容易に引張部材と引張力伝達部材を定着した構造となる。
また、本発明の構成によれば、繊維の延伸方向は、引張力伝達部材の引張力の方向と同一方向を向いているため、引張部材は、引張力伝達部材の引張力に対して十分な引張強度を維持できる。
膨張硬化材の温度が摂氏10度未満の場合、膨張硬化材の主成分たる膨張モルタルの反応が十分進まない。膨張硬化材の温度が摂氏60度より高い場合、膨張硬化材内の膨張モルタルが反応しすぎて、膨張モルタルの反応により生じる水蒸気によって、膨張硬化材が噴出してしまうおそれがある。
伝熱部材の平均厚みが0.5mm未満の場合、薄すぎて、膨張圧に耐えきれず座屈してしまうおそれがあり、伝熱部材の平均厚みが1.5mmより厚い場合、厚すぎて、例えば、SEW工法に用いた場合にシールド掘削機による掘削の妨げになるおそれがある。
そこで、発明者らは、樹脂製のテンドングリップにおいても、従来の鋼製のテンドングリップのピッチ(2mm〜3mm程度)と同程度のピッチでねじ切りしたテンドングリップを試作した。
しかしながら、樹脂製のテンドングリップと樹脂製のテンドンナットを係合し、固定すると、引張力伝達部材から受ける引張力によって、テンドングリップとテンドンナットのねじ切りされた部位に集中的に力が加わり、これらのねじ切りされた部位の一方又は両方が破断される場合があった。また、テンドングリップとテンドンナットは、ともに樹脂製であるため、ねじ切りされた部位が一度破断すると、当該破断部位を起点として、破断部位が拡大するという結果となった。
そこで、発明者は鋭意研究を重ねた結果、テンドングリップのねじ切りのピッチが所定の値以上になると、テンドンナットと係合し、引張力伝達部材に引張力を発生させた場合であっても当該引張力に耐えうる強度を持つことを発見した。
ピッチが4mm未満であれば、テンドンナットから受ける力に耐えきれず、ネジ切り部から破断するおそれがある。
ねじ切り部のピッチは、5mm以上10mm以下であることが好ましい。この範囲であれば、より強度を維持できるとともに、テンドンナットを回しやすい。
本発明のグラウンドアンカーによれば、樹脂製のテンドングリップであっても、使用できるので、養生台を用いずに切削予定領域を備えた立坑の側壁たる土留め壁を補強することができる。
本発明の第1実施形態のグラウンドアンカー1は、シールドトンネルを掘削するにあたって形成される立坑30の土留め壁31(構造体)を、補強して安定化すると共に、掘削時においては、シールド掘削機Sによって土留め壁31と共に容易に切削できる機能を備えたものである。
本実施形態のグラウンドアンカー1は、のり面補強にも使われるアンカーであり、図1に示すように、仮壁切削工法たるSEW工法(Shield Earth Retaining Wall System)に用いられる土留め壁31の切削部分(以下において切削可能領域41ともいう)の補強に適したものである。
また、テンドングリップ2は、図4のように内側に樹脂繊維ワイヤー3及び伝熱部材5の一部を挿入可能な内部空間8を有している。この内部空間8はテンドングリップ2の内外に連通した空間である。
本体部22及び接続部23は、図3,図4から読み取れるように、ともに円筒状をしており、本体部22の内周面と接続部23の内周面は面一となっている。
本体部22及び接続部23のそれぞれの内周面に囲まれた空間は、連通して内部空間8を形成している。すなわち、テンドングリップ2は、テンドングリップ2を軸方向lに貫通した貫通孔を有している。
本体部22の外径は、図4のように接続部23よりも大きくなっており、本体部22の外周面と接続部23の外周面は段状に連続している。
この締結状態において、テンドンナット7を周方向に回転させることによって、テンドンナット7を軸方向にスライド可能となっている。
図4に示されるねじ切り部24のピッチL1は、4mm以上10mm以下となっており、強度の観点から5mm以上10mm以下であることが好ましい。
ねじ切り部24の高さH1は、2.5mm以上6.5mm以下となっており、3.0mm以上6.5mm以下であることが好ましい。
これらの範囲であれば、テンドンナット7から受ける力に耐えることができる。
接続部23の外周面は、一方の端部に自由長シース15の内周面と係合可能となっている。
テンドングリップ2は、繊維の配向がほぼ軸方向及び周方向に揃うように設計されている。すなわち、テンドングリップ2は、グラウンドアンカー1の長手方向と交差する方向に作用する力の曲げモーメントに対する剛性が高い部材である。一方で、テンドングリップ2は、強化繊維ガラス製であるため、シールド掘削機Sの切削による破壊が容易であり、切削容易性を備えた部材でもある。すなわち、テンドングリップ2は、力の曲げモーメントに対する剛性が高く、切削容易性を備えた部材である。
樹脂繊維ワイヤー3の材質としては、繊維補強された樹脂であれば特に限定されないが、本実施形態では、極めて引っ張り強度が高く軽量である観点から、炭素繊維で補強された熱硬化性樹脂を採用している。なお、各樹脂繊維ワイヤー3を構成する芯線としては、ガラス繊維を有するものであっても構わない。
また、本実施形態の樹脂繊維ワイヤー3は、繊維の方向がほぼ軸方向(グラウンドアンカー1の長手方向)に揃うように設計されている。すなわち、樹脂繊維ワイヤー3は、グラウンドアンカー1の長手方向に作用する引張力に対する強度が高い部材である。一方で、樹脂繊維ワイヤー3は、強化繊維がカーボン製であるため、シールド掘削機Sの切削による破壊が容易であり、切削容易性を備えた部材でもある。
自由長部11は、土留め壁31を補強した際に、テンドングリップ2に作用する引張力を定着長部12に伝達する部位である。
定着長部12は、図9(c)のように土留め壁31を補強した際に、外側用定着材20を介して地盤又は地盤と一体となす部位である。すなわち、定着長部12は、土留め壁31を補強した際に、外側用定着材20によって移動が規制されている部位である。
また、伝熱部材5は、図3,図5から読み取れるように長尺状であって薄肉の筒状体であり、図10(a),図10(b)から読み取れるように樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11が収納された自由長シース15内に内側用定着材19を導入する導入経路としても機能する部材である。
伝熱部材5の平均厚みが0.5mm未満の場合、薄すぎて、膨張圧に耐えきれず座屈してしまうおそれがあり、伝熱部材5の平均厚みが1.5mmより厚い場合、厚すぎて、シールド掘削機による掘削の妨げになるおそれがある。
伝熱部材5の外径は、10mm以上20mm以下であることが好ましく、14mm以上18mm以下であることがより好ましい。
伝熱部材5は、上記したように自由長シース15内への内側用定着材19の導入経路としても機能するため、伝熱部材5の外径が10mm未満になると、外径が小さすぎて、内側用定着材19を注入する経路が十分に確保できないおそれがある。また伝熱部材5の外径が20mmより大きくなると、外径が大きすぎて、テンドングリップ2内へ樹脂繊維ワイヤー3を設置しにくくなるおそれがある。
具体的には、伝熱部材5は、金属製であり、本実施形態では、上記した伝熱部材5の平均厚みであっても、十分な強度を有し、比較的コストが安価である観点から鋼製となっている。
膨張硬化材9は、化学反応を利用した接着材であり、樹脂繊維ワイヤー3及び伝熱部材5のそれぞれの一部をテンドングリップ2に接合可能となっている。
膨張硬化材9は、硬化時(養生時)に膨張して硬化する流動体であり、本実施形態では、膨張モルタルを主成分とする硬化材を採用している。
図6(a)に示されるように、テンドングリップ2の内部空間8に1又は複数本(本実施形態では6本)の樹脂繊維ワイヤー3の一部と、伝熱部材5の一部を挿入する。
このとき、樹脂繊維ワイヤー3の一部及び伝熱部材5の一部は、テンドングリップ2の内部空間8内に位置し、樹脂繊維ワイヤー3の残りの部分(残部)及び伝熱部材5の残りの部分は、テンドングリップ2の内部空間8の外部に位置している。
また、伝熱部材5は、図5から読み取れるように、テンドングリップ2の中心軸上に位置しており、その周りを囲むように樹脂繊維ワイヤー3が配されている。テンドングリップ2の中心軸nを中心として、各樹脂繊維ワイヤー3は、周方向に等間隔に並列している。すなわち、伝熱部材5と各樹脂繊維ワイヤー3の距離は、いずれもほぼ等しい。
このとき、図5のように、テンドングリップ2の内部空間8内に位置する伝熱部材5と各樹脂繊維ワイヤー3の隙間に膨張硬化材9が充填された状態で、硬化している。
また、このときの養生温度は、摂氏10度以上摂氏60度以下であることが好ましい。
膨張硬化材9の温度が摂氏10度未満の場合、膨張硬化材9の主成分たる膨張モルタルの反応が十分進まない。膨張硬化材9の温度が摂氏60度より高い場合、膨張硬化材9内の膨張モルタルが反応しすぎて、膨張モルタルの反応により生じる水蒸気によって、膨張硬化材9が噴出してしまうおそれがある。
さらにこのとき、上記した養生温度を制御するために、図7のように、伝熱部材5の内部に冷却水を導入しており、所定の間隔で、伝熱部材5の内部に冷却水を新たな冷却水を置換している。
すなわち、入水口70から冷却水を伝熱部材5の内部に導入し、吸水口71から伝熱部材5の内部を吸引する。
なお、入水口70と吸水口71をポンプ等の循環手段に接続し、伝熱部材5の内外で冷却水を循環させることによって、上記した養生温度を制御してもよい。
自由長シース15は、各樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11の外周を覆う部材であり、各樹脂繊維ワイヤー3を1つにまとめることが可能である。
つまり、自由長シース15は、長尺状の中空体であり、その内部に各樹脂繊維ワイヤー3を挿通可能となっている。具体的には、自由長シース15は、図2のように蛇腹状のホースであり、中心軸方向(グラウンドアンカー1の長手方向)の姿勢を基準として屈曲可能となっている。
自由長シース15の一方の端部は、図5のようにテンドングリップ2の接続部23と接続可能となっており、他方の端部は、各樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11の先端部位(定着長部12側の部位)と止水材16を介して接続可能となっている。
止水材16は、公知のそれと同様であり、発泡シリコン等によって成形されたものが採用されている。
定着材導入部材18は、長手方向において図示しない複数の開口が併設されており、それぞれの開口から外側用定着材20を導入することが可能となっている。
グラウンドアンカー1は、図5のように、各樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11を覆うように自由長シース15が囲んでいる。グラウンドアンカー1は、図5の拡大図に示されるように、自由長シース15の内側面と自由長部11の外側面の間に自由長空間21が形成されている。
自由長シース15の基端部は、図5のように、テンドングリップ2の接続部23と接続されており、自由長シース15の先端部は、樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11及び定着長部12の境界部位と止水材16によって接続されている。すなわち、自由長シース15の内側面と自由長部11の外側面の間の空間は、止水材16によって、縁切りされている。そのため、図9(a)及び図9(b)から読み取れるように、フリクションパッカー17内に外側用定着材20を導入した際に、自由長シース15の内側面と自由長部11の外側面の間の自由長空間21(図5参照)に外側用定着材20が進入することを防止できる。
フリクションパッカー17は、図5のように内外方向r(径方向)において、自由長シース15の側面及び定着材導入部材18の外側から覆っている。また、フリクションパッカー17は、軸方向l(長手方向)において、樹脂繊維ワイヤー3の先端から自由長シース15の大部分を覆っている。
本実施形態のグラウンドアンカー1は、前記したように、SEW工法に用いられる土留め壁31の切削可能領域41を補強する部材である。特に、本実施形態のグラウンドアンカー1は、設置環境(例えば大深度領域に配する等)や設計条件(例えば大断面に設計する等)等に起因した切削可能領域41の撓み量を抑制するべく、図8のようにグラウンドアンカー1が設置された切削可能領域41(以下、単にアンカー補強領域51ともいう)の切削を行う場合に好適に使用できるものである。
なお、以下の説明においては、アンカー補強領域51を備えない土留め壁あるいはアンカー補強壁50の施工途中の土留め壁を、単に土留め壁31という。
まず、公知のソイルセメント工法を用いて、平面視形状が四角形を呈する立坑30の側壁たる土留め壁31を施工する。このとき、シールド掘削機Sの発進方向にあたる土留め壁31b(図1参照)には、シールド掘削機Sにより直接切削可能な切削可能領域41が形成される。すなわち、土留め壁31bの施工においては、図8に示すように、切削可能領域41が位置する部分に複数の長尺樹脂体43を配し、それ以外の部分(非切削領域)に金属部材45を配する。
なお、立坑30には、土留め壁31に掛かる土圧や水圧(以下、単に土圧等という)に対抗させるべく、一定深さごとに公知の切梁(図示しない)が設けられる。
このとき、外側用定着材20としては、公知のグラウト材が採用できる。本実施形態の外側用定着材20は、セメントミルクを採用している。
またこのとき、図9(a)及び図9(b)の拡大図のように、フリクションパッカー17は、外側用定着材20の充填量に伴って膨張し、その膨張圧によりアンカー固定穴37の内側面を圧迫する。そしてその状態を維持して外側用定着材20が硬化する。そのため、地盤に対してグラウンドアンカー1が一体となり、グラウンドアンカー1が抜け落ちることはない。
そしてこのとき、フリクションパッカー17内の樹脂繊維ワイヤー3の定着長部12は、外側用定着材20に晒されているため、フリクションパッカー17に定着されており、樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11は、止水材16によって自由長シース15内への外側用定着材20の進入が防止されているため、自由長シース15内で膨張・伸縮が可能となっている。
なお、受圧板26は、GFFUによって成形された部材である。
このとき、テンドングリップ2に追随して、樹脂繊維ワイヤー3が緊張状態に保持される。
このとき、内側用定着材19としては、公知のグラウト材が採用できる。本実施形態の内側用定着材19は、セメントミルクを採用している。
またこのとき、樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11と自由長シース15の間の自由長空間21に内側用定着材19が硬化しており、樹脂繊維ワイヤー3の自由長部11に緊張状態を持たせた状態を維持している。
こうして、切削可能領域41の施工が完了すれば、シールド掘削機Sを用いて、直接的に切削することが可能となる。なお、切削可能領域41の切削は、自由長シース15内に充填された内側用定着材19が完全に硬化した後に実施することが好ましい。
また、本実施形態の施工方法によれば、受圧板26と支圧板27、テンドンナット7、並びに、テンドングリップ2のいずれもが、樹脂製であるため、掘削作業と同時にシールド掘削機Sの切羽Kによって除去することができる。
例えば、他の仮壁切削工法としては、公知のSZパイル工法やNOMST(登録商標)工法等がある。
なお、SZパイル工法は、切削部分として、図11に示すH型鋼と同一構造に成形した樹脂成形体57を用いる工法であり、NOMST(登録商標)工法は、切削部分として、図12に示す繊維樹脂等で補強した新素材コンクリート58を用いる工法である。
テンドングリップ2に対応するFRP製の管体(外径100mm、肉厚25mm、長さ200mm)内に樹脂繊維ワイヤー3(直径12.5mm)を6本、伝熱部材5に対応する鋼管(外径16mm、肉厚1mm)を1本挿入し、図13に示されるように、水槽中で所定の養生温度に制御して膨張硬化材9に対応する膨張モルタルを注入して養生した。
この養生時の養生温度(水槽内の温度)を摂氏25度とし、膨張モルタルの膨張圧及びテンドングリップ2の内部の温度を測定した。
これを実施例1とした。
実施例1の条件において、養生温度を摂氏3度から摂氏5度の範囲とし、膨張モルタルの膨張圧及びテンドングリップ2の内部の温度を測定した。
これを比較例2とした。
一方、実施例1のように養生温度が摂氏25度の養生であれば、膨張モルタルの温度が図14のように噴出現象の閾値である噴出温度(本実施形態では摂氏60度に設定)に到達せず、図15のように2日半〜3日程で定着基準となる40MPaを超えて、50MPa程度の膨張圧に達した。すなわち、表1のように、実施例1の試験体では、噴出現象が起こらず、十分に定着できた。
試験体の構造を図16に示す。試験体は、樹脂繊維ワイヤー3に対応する6本の樹脂繊維ワイヤー3(直径12.5mm、長さ2700mm)のそれぞれの片方の端部に、FRP製のテンドングリップ2(外径110mm、肉厚29mm、長さ400mm、ピッチ5mm)を定着させ、6本の樹脂繊維ワイヤー3のそれぞれの他方の端部に鋼製テンドングリップを取り付けたものを使用した。なお、各樹脂繊維ワイヤー3は自由長シース15で覆っている。
そして、図16(a)のように反力フレームに試験体を設置し、FRP製のテンドングリップ2にFRP製のテンドンナット7(外径170mm、肉厚30mm、長さ100mm)を取り付け、鋼製テンドングリップに鋼製のナットを取り付けて反力フレームに固定した。これを実施例2とした。
まず、鋼製テンドングリップをジャッキで引張り、試験体を一時荷重として720kN(許容引張力たる600kNの1.2倍)まで緊張して破壊されないことを確認し、常時荷重として600kNに戻して、鋼製のナットを締め込んだ。その状態で1ヶ月間荷重の測定を行い、その後、破断するまで載荷した。
2 テンドングリップ(引張部材)
3 樹脂繊維ワイヤー(引張力伝達部材)
5 伝熱部材
8 内部空間(空間)
9 膨張硬化材
30 立坑
31 土留め壁(構造体)
51 アンカー補強領域(切削予定領域)
S シールド掘削機
Claims (7)
- 構造体を地盤に対して安定化させるグラウンドアンカーの一部を形成する引張部材と引張力伝達部材の定着構造であって、
引張部材は、内外に連通した空間を有し、
引張力伝達部材は、外力によって引張力が発生するものであり、
引張力伝達部材の一部は、前記空間内に配された状態で膨張硬化材が当該空間に充填されて、引張部材と一体的に接合されるものであり、
伝熱性を有した伝熱部材を有し、
引張力伝達部材と引張部材とを一体的に接合する際に、前記伝熱部材の一部を前記空間に配するとともに、残部を前記空間から露出させた状態で、引張力伝達部材とともに引張部材に接合したことを特徴とする引張部材と引張力伝達部材の定着構造。 - 前記引張部材は、繊維によって補強された樹脂製であり、
当該繊維の延伸方向は、前記引張力伝達部材の引張力の方向と同一方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載の引張部材と引張力伝達部材の定着構造。 - 前記膨張硬化材は、膨張モルタルを主成分とするものであり、
引張力伝達部材と引張部材とを一体的に接合する間の膨張硬化材の温度は、摂氏10度以上摂氏60度以下に維持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の引張部材と引張力伝達部材の定着構造。 - 前記伝熱部材は、筒状体又は板状体であって、かつ、平均厚みが0.5mm以上1.5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の引張部材と引張力伝達部材の定着構造。
- 前記引張部材は、樹脂製であって、本体部を有し、
当該本体部は、円筒状であって、その外周面にねじ切り加工されたねじ切り部を有し、
当該ねじ切り部のピッチは、4mm以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の引張部材と引張力伝達部材の定着構造。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の引張部材と引張力伝達部材の定着構造を備えたグラウンドアンカーであって、
シールド掘削機によって切削可能な切削予定領域を備えた立坑の側壁たる土留め壁を補強することを特徴とするグラウンドアンカー。 - 構造体を地盤に対して安定化させるグラウンドアンカーの一部を形成し、外力によって引張力が発生する引張力伝達部材と定着されるテンドングリップにおいて、
内外に連通した空間を有し、
引張力伝達部材の一部を前記空間内に配した状態で膨張硬化材が当該空間に充填されて、一体的に接合されるものであり、
樹脂によって形成されていることを特徴とするテンドングリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013163300A JP6163380B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | 引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013163300A JP6163380B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | 引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015031118A true JP2015031118A (ja) | 2015-02-16 |
JP6163380B2 JP6163380B2 (ja) | 2017-07-12 |
Family
ID=52516675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013163300A Active JP6163380B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | 引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6163380B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019027011A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | 積水化学工業株式会社 | 補強アンカー |
CN111648794A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-09-11 | 山东高速科技发展集团有限公司 | 用于寒区隧道洞口段的支护架构及安装方法 |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220747A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-24 | Kajima Corp | 繊維強化緊張材の定着方法 |
JPH0363314A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Iwata Kensetsu Kk | 鋼材に固着したイオウモルタルを溶融させるための方法 |
JPH0762651A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-07 | Taisei Corp | 凍結アンカ−工法 |
JPH07113232A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-02 | Sumitomo Constr Co Ltd | アラミドfrpを用いたグラウンドアンカー |
JPH08333746A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Katsumura Kensetsu Kk | グラウンドアンカー頭部の定着方法及び定着装置 |
JPH09310346A (ja) * | 1996-05-23 | 1997-12-02 | Zenitaka Corp | アンカー工法およびそれに使用するグラウンドアンカー |
JP2001172963A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Onoda Co | 現場打ちコンクリート杭の杭頭処理方法 |
JP2001193064A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Sumitomo Constr Co Ltd | グランドアンカーの定着方法 |
US20020108329A1 (en) * | 2001-01-29 | 2002-08-15 | Vsl International Ag | Device for anchoring one end of a stay to a base |
JP2006029006A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Jfc Welded Pipe Manufacturing Co Ltd | 場所打ち鉄筋コンクリート杭 |
JP2006328682A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 仮設アンカー |
WO2011135597A1 (en) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | L.T.M. S.R.L. Lavorazione Tubi E Manicotti | Reinforcing element for consolidating an excavation wall |
JP2013015006A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 立坑の壁構造およびその施工方法 |
-
2013
- 2013-08-06 JP JP2013163300A patent/JP6163380B2/ja active Active
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220747A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-24 | Kajima Corp | 繊維強化緊張材の定着方法 |
JPH0363314A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Iwata Kensetsu Kk | 鋼材に固着したイオウモルタルを溶融させるための方法 |
JPH0762651A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-07 | Taisei Corp | 凍結アンカ−工法 |
JPH07113232A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-02 | Sumitomo Constr Co Ltd | アラミドfrpを用いたグラウンドアンカー |
JPH08333746A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Katsumura Kensetsu Kk | グラウンドアンカー頭部の定着方法及び定着装置 |
JPH09310346A (ja) * | 1996-05-23 | 1997-12-02 | Zenitaka Corp | アンカー工法およびそれに使用するグラウンドアンカー |
JP2001172963A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Onoda Co | 現場打ちコンクリート杭の杭頭処理方法 |
JP2001193064A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Sumitomo Constr Co Ltd | グランドアンカーの定着方法 |
US20020108329A1 (en) * | 2001-01-29 | 2002-08-15 | Vsl International Ag | Device for anchoring one end of a stay to a base |
JP2006029006A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Jfc Welded Pipe Manufacturing Co Ltd | 場所打ち鉄筋コンクリート杭 |
JP2006328682A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 仮設アンカー |
WO2011135597A1 (en) * | 2010-04-28 | 2011-11-03 | L.T.M. S.R.L. Lavorazione Tubi E Manicotti | Reinforcing element for consolidating an excavation wall |
JP2013015006A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 立坑の壁構造およびその施工方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019027011A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | 積水化学工業株式会社 | 補強アンカー |
CN111648794A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-09-11 | 山东高速科技发展集团有限公司 | 用于寒区隧道洞口段的支护架构及安装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6163380B2 (ja) | 2017-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101696916B1 (ko) | Phc 파일과 강관 파일을 혼용한 흙막이 겸 영구벽체의 시공 방법 | |
JP2015187373A (ja) | 場所打ちコンクリート杭の施工における孔壁の補強方法 | |
JP6163380B2 (ja) | 引張部材と引張力伝達部材の定着構造、グラウンドアンカー | |
TW201910593A (zh) | 離岸結構 | |
KR100970440B1 (ko) | 선단부 타설후 보강재 관입식 현장타설말뚝공법 | |
KR101141526B1 (ko) | 압력 그라우팅공법 | |
JP2011106229A (ja) | 仮設杭の施工方法 | |
JP5926615B2 (ja) | 立坑の壁構造およびその施工方法 | |
JP2013164103A (ja) | 埋設管構造、及び埋設管構造構築方法 | |
JP6872231B2 (ja) | 長期耐久性を有する岩盤斜面の補強構造およびその施工方法 | |
KR101119829B1 (ko) | 유공 커플러와 전단보강재를 이용한 현장 타설 말뚝 시공 공법 | |
JP6933520B2 (ja) | 補強アンカー | |
JP2011032637A (ja) | 鋼管柱の継手構造および継手方法 | |
JP2015148099A (ja) | 山留め支保工およびそれに使用する端部金物 | |
JP6621243B2 (ja) | 山留架構およびその構築方法 | |
JP6006004B2 (ja) | 杭頭部空間形成補助具、それを備えた中空既製杭、該中空既製杭を用いた杭頭処理方法と杭頭部空間の形成方法 | |
KR20190123854A (ko) | 마이크로파일 | |
JP6220602B2 (ja) | グラウンドアンカー、並びに、グラウンドアンカー工法 | |
JP6542587B2 (ja) | マンホールの浮上防止工法 | |
JP6414871B2 (ja) | マンホールの浮上防止構造及び工法 | |
KR20180131042A (ko) | 말뚝 및 그 시공방법 | |
KR101375155B1 (ko) | 보강재 관입식 현장 타설 말뚝 시공 공법 | |
JP2010261253A (ja) | 基礎構造 | |
JP2007070895A (ja) | プレストレス導入用合成構造定着体及びそれを用いた構造物 | |
JP2007170115A (ja) | 抑止機能付集排水パイプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170619 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6163380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |